2018年3月12日
39歳2日目の朝もそれはそれは気持ち良く迎えた。
今日これから始まる1日がどんな風だろうとそれを想像するだけで楽しかった。
仕事に行くふりして家を出た私は、まずもう一度今度はモーニングの時間帯に行ってみたいと思ったカフェに行った。
そこは誕生日デートの相手の友達のプレゼント・オルゴナイトを渡すにあたり、オルゴナイトの説明書を書いたカフェだった。
たった1杯の珈琲を提供するのに15分以上もかけて用意してくれる店だったから、それがいかに美味しくて丁寧な仕事をする店かはすぐにわかった。
しかもカウンター周りがオープンキッチン風になっていて、本当に丁寧な仕事をしているのは自分の席からでもよく見えた。
だからモーニングもさぞかし美味しいんだろうと想像して行った。
前回は大周りをしたから今回はなるべく余計な道を通らないようにして行こうと思った。
道が全く違うからそこはもうペンジュラム頼りで行くことにした。
ペンジュラムは相変わらず素晴らしく、標識を無視した案内だけどそれでもきちんと辿り着くルートを案内してくれた。
途中民家の中を案内されてまた元の国道に戻された時はどうしたかと思ったけれど、逆にその民家の中にはとてもおしゃれな作りの私好みな家が2軒あって、それを見せるためにそこを案内してくれたんだなと思った。
モーニングはとても美味しいモーニングをいただいた。
写真で見ると普通な感じがするけれど、これがすっごい美味しいサラダにハムにトーストにヨーグルトだった。
私はわざとモーニングプレートというものを+130円払ってオーダーしたけれど、130円じゃ安すぎると思うほどのクオリティだった。
ちなみに人生で食べた食べ物でベスト5には絶対に入るおいしさだった。
1時間半はいたと思うけれど、いつまでもそのお店にいるわけにもいかず、11時前に店を出た。
食べたばかりだしランチにはまだ早い。
iPhoneのマップを見て、何か適当な場所はないかなと探した。
そこに見知った名前の店を見つけた。
12月にホロスコープを読む講座に参加したいと思った時、その会場となったカフェだった。
講座は家の引っ越しで行けなかったけれど、名前を見てそのカフェだろうなぁと思った。
そこでまた適当に1時間ほど時間をつぶしたらいいかなと思った。
マップは見ても間違えるから、またペンジュラムに頼って進んだ。
ペンジュラムは一度も間違えることなくその店を案内した。
そして着いてわかったことは、なんと私がカフェだと思った店はかばん屋さんだった。
同じ名前の同じアルファベット表記で、それで私は勘違いをした。
間違えたことを知った私は、もうこのままランチの店へ行こうと決めた。
ちなみにランチの店の場所はうろ覚えだった。
そこは何回となく目の前を通っていて、いつも信号で止まる度に美味しそうだなと思って見ていた。
多分ここだろうなぁというところに目星をつけてそちらに進んだ。
ペンジュラムにも聞いた。
ペンジュラムもそうだよと教えてくれていた。
途中でずっと似た景色の交差点が続くところがある。
それについてペンジュラムにいくつ目の信号で左折するのかを聞いた。
4つ目だと教えてくれた。
4つ目で大当たりでそこで曲がった。
曲がってしばらくすると、そこは私のうろ覚えが間違えていたことを知った。
そしてペンジュラムが間違いを私に教えたことにも気付いた。
だからペンジュラムに「これ間違えてるよね?」と聞いたら、なんとペンジュラムは「間違えていない」と言ってきた。
えっ!?これ完全に店の位置を間違えているのに間違えていないってどういうこと!?と思った。
車をスーパーの駐車場に止めて、今度はiPhoneで確認しようと思った。
確認してわかったことは、モーニングの店とランチの店は1kmしか離れていないことだった。
だけどカフェと勘違いしたかばん屋に行ったことでランチの店の前は通らず、気付けないようになっていた。
その時にいた場所からランチの店は道もそう難しくないとわかったから、あとはペンジュラムがきちんと導いてくれるだろうと思って、また携帯はすぐに閉じた。
余計な回り道のおかげで時間は30分以上経過していたから、今きた道をまた戻るような方角に向かってランチの店に向かった。
途中で郵便局を見つけて、お金をおろすことを思い出した。
そうだった、そもそもお金がないことにはオルゴナイトの購入立て替えとかできないんだったと思い出し、途中で郵便局に立ち寄った。
スムーズではあったけれど、私の前に2人の利用客の方がいた。
車に戻ってまた走り出した。
途中ペンジュラムが曲がるよう指示を出したところが2か所あった。
1か所目については行ったら完全に行き止まりで、Uターンして戻らないといけなかった。
何でこんな変な間違いをペンジュラムはするんだろうと思った。
そして次にもまたまっすぐに行くように言った道があった。
だけど今度は私の方で「これは間違えると途中で中央分離帯とかあってUターンも曲がることもできない可能性大だから、きちんとiPhoneで調べよう!」と思って実際に車を止めて調べた。
本当にペンジュラムは誤案内をしていて、なのにそれでもペンジュラムは強気で「間違えていない」と言っていた。
道が違っているのに間違えていないって何だろう?と思ったけれど、もうこれ以上ごちゃごちゃ間違えるのが嫌で、私はiPhoneで地図見ながら進んだ。
店に到着するとモーニングの店にとても近いと改めて知り、何をこんな大周りをしたんだろうと思った。
ランチもモーニングに負けず劣らず美味しい店だった。
しかも私は最後の1席にギリギリセーフですぐに案内してもらえた。
車の中に戻った私は、「そうだそうだ、あのお店に連絡しよう」と思い出した用事があって、その用事をメールに打ち込んだ。
それは感想を書いて送って1000円分のポイントをゲットするのが目的だった。
自分の誕生日プレゼントを買うのに1000円も割引きしてもらえるなら嬉しい♪と思って、それで朝起きてすぐに感想を書いた。
朝、感想を書いて送ったまでは良かった。
だけどiPhoneの誤作動なのか一部文字化けしていることが判明して、それをお店の方に訂正依頼をした(証拠としてあるけれど、私には実際に文字化けした感想が自動返信で来ていて、一方でお店の方にはその文字化けがきれいに消えていて何の問題もありませんでしたと後に連絡をもらうことになった)。
その連絡をメールで打つこと数分。
今度こそオルゴナイトを買いに出発しようと思った。
ふと、途中で無印のレターセットを買おうと思った。
オルゴナイトを購入したら、各自のパワーストーンの効能について手書きで書こうと予定していた。
で、朝準備する時までは便箋を持参することを覚えていたけれど、支度の途中で忘れて持ってこなかった。
それに気付いて途中のコンビニで買うことを決めた。
ただローソンだったのかファミリーマートだったのか、どちらで売ってるのかを忘れた。
どちらも国道沿いに1店舗ずつあるから確実にその前を通る。
最初にファミマを通過したけれど、ペンジュラムはファミマにはないと言った。
そうかそうかローソンだったかと思って私は目の前を通過し、そこから2kmほどしか離れてないローソンに車を入れた。
ローソンの店内に入ってわかった。
やっぱりファミマでしか無印のレターセットは売っていない。
何でファミマにないってペンジュラムは言ったんだろうと思った。
何だかよくわからないけれど、今日はペンジュラムの誤案内がいくつも続いていて、それでいて「間違っていない」と強気な返事しかなく、何だこれ?と思った。
レターセットがないのはいいけれど、私以外に客のいなかった昼間のコンビニを何も買わずに出るなんていう勇気は私にはなく、何か買うもの…と思ってちょうど欲しかった黄色の蛍光ペンだけを買って店を出た。
色々と釈然としない気持ちだったけれど、まぁいいかと開き直って行った。
むしろこれからその誤案内だらけのペンジュラムを使って9人分のオルゴナイトを買わないとなのに、本当に大丈夫だろうかとそちらの方が心配になってきた。
出発しようと思ったけれど、そうだ、これからまた30kmほどの運転になるからトイレに寄ろうと思った。
すぐ近くにトイレのきれいな道の駅(職場の近くでもある)があるから、そこに立ち寄ってから行こうと思った。
トイレに行って車の中に戻って着席してすぐのこと。
妹から電話がかかってきた。
その日の夜からお姑さんが来るからその愚痴でも言いたいのかと思って電話に出た。
急ぎではないけれど、少しの時間なら電話に付き合える。
そして妹は私がその日1日有休を取っていて休みなことは午前中にラインをやり取りしてたから知ってる。
電話に出て「お義母さんのこと?」と聞いたら「違う違う!もうあまりに嬉しくて誰かに言いたくて、でも今の時間確実につかまるの史子しかいなかったから史子に電話した!」という出だしに始まり内容はこうだった。
「あのさ、2週間以上前に受けた珈琲ショップ覚えてる?もう連絡こないから絶対にダメだと思ってそしてこの間史子に相談したように次のところを受ける準備までしてあさって面接を入れたのに、なんとそこが受かったんだよ!今日今さっき連絡がきた!
絶対にダメだと思っていた第一希望の店だったからすっごく嬉しい!」
というものだった。
2月の終わりに妹と姪っ子が実家に帰ってきた時もその話をしていて、だから2週間以上も経ってからの連絡で妹も私も驚いた。
妹は正社員じゃなく完全にパートで、しかも姪っ子が保育園休みの日曜日は100%出勤できないという条件下での就労希望だったのに、なぜか通った。
その後も妹はあれやこれやと話しだして私はそろそろ電話を切って行きたいなぁと思い始めていたけれど、そのタイミングがつかめなかった。
そんな時に天の声が届いた。
妹が電話してる横でずっとメイが何かをしゃべっているのは電話越しに聞こえていた。
何を言ってるのかまではわからず、妹は時々「納豆あるよ」とか「メイ、座ってね」とか言っているからこれからお昼を食べるんだろうなと思っていた。
そうしたらはっきりと「ウンチ」と聞こえた。
「えっ!?メイがウンチとか言ってるけど大丈夫?」と聞くと、妹は「だからか~。さっきから座ってと言ってるのに座らないからどうしてだろうと思って…」答えた。
私はここぞとばかりに「早く替えてあげて!」と言ってそのメイの一声で電話を切ることができた。
ちなみにメイはウンチが出ていても「ない!見ない!」と言い張るし、それは相変わらずらしい。
なのにあの時だけはウンチを自ら訴えてくれたおかげで、妹の電話を切ることができた。
ようやく整って今度こそオルゴナイトを買おう!ということで出発した。
店内に着くと、6回目の今回にして初めてマッサージ師のミキさんが店に立っていた。
そして奥の方では逆に普段店に立っている息子さんが施術をしているようだった。
たまたま客足が引いていて、ミキさんとたっぷり話をすることができた。
オルゴナイトの話から先日の私の施術の時まで、本当に色んなことを話した。
時間にしてどれくらいだったのかはわからないけれど、少なくとも15分ほどは話していたと思う。
それで次のお客さんが来たタイミングでミキさんにはお礼を言って、そしてすぐ近くのオルゴナイトを見始めた。
色々心配したけれど、ペンジュラムはすこぶる調子が良かった。
どこの誰かも知らない人たちのオルゴナイトを名前(と年齢)だけを頼りに選んだ。
個々の人生背景なんて3人を除いては知らないし、その3人だってごく一部しか知らない。
とりあえず順に選んで。5個目か6個目を選んでいる時に、「ぶっしー!」と大きな声で呼ばれて振り向くとそこには高校からの友達で先日オルゴナイトをプレゼントした友達の姿があった。
ごちゃごちゃと書いたけれど、これら全てのことはその時その時はさして重要ではなく、日常と非日常の掛け合わせ程度のことだと思って見過ごしていた。
ペンジュラムがやたらと誤案内することには正直引っ掛かりはしたけれど、それだって私にはどうすることもできないからまぁ仕方ないで片付けていた。
だけど、あのペンジュラムの誤案内はものすごく重要だった。
誤案内されたことで私はそこで時間を数分ずつ稼ぐことになった。
他にも郵便局に寄ったり、他のカフェに立ち寄るつもりで行ったらかばん屋だったり、コンビニ寄ったり、道の駅寄ったり、妹がタイミング良く電話かけてくれたり、姪っ子がウンチをお知らせしてくれて電話が終了したり。
他にも文字化けしたレビューのおかげでお店にメール連絡する用事も生まれた。
そして9人分頼まれることも重要だった。
なぜなら例えばそれが4人分とかであれば(当初4人分だった)、私はとっくに買い終えて店を出ていたから。
ミキさんが店番されてたのも大切だった。
ミキさんでなければ私は話すこともないから、そこでまた時間を使うこともなかった。
本当に1つとしてずれてはいけないことたちがきれいに詰め込まれていて、それで友達とばったり会うシーンにまで連れて行ってくれた。
そしてそうなった時に、初めてペンジュラムが誤案内しているにも関わらず「間違えていない」と言い張ったその意味がわかった。
そう、ペンジュラムは、たしかに私から見たら道を間違えたように見えるけれど、実際はわざと間違えさせることで時間を稼がせて、友達に出くわせるように微調整をしてくれていた。
だから間違えていないと言うのは、本当の意味で大当たりだった。
しかもペンジュラムはその2日前にも知らない初めて訪れた町で大きな誤案内をしている。
その時もどうしたんだろうと思った。
それこそ東京にいて、本来千葉に行こうとしているのに神奈川方面を案内されたぐらいの誤案内だった。
そこまで規模は大きくないにしても、そういう明らかにおかしい案内で、道に迷ったら百発百中当たらせるペンジュラムがどうしたんだろうと思った。
でもその時もペンジュラムはそれでいいと言った。
何がそれでいいんだろう?と思った。
これは後からペンジュラムに直接聞いてわかったこと。
その2日前の誤案内も12日に繋ぐ伏線だったということ。
要は誤案内をすることで私がペンジュラムに疑いを持ち
↓
それで私がすることと言えば「もうこれ以上間違うと確実に危ない」となって
↓
車を止めて
↓
iPhoneで道を確認する
この一連の動作をする私を想定した上で、それを12日もまんまとするわけで、普段ならペンジュラムにお任せだからそんなことしないけれど、あまりにすごい誤案内だから、私がそれに騙されてそう動くこともお見通しでわざと間違えている。
地図で確認することを普段しない私は絶対に車を止めないし、ましてや地図さえ見ない。
地図見たってどうせ間違えると思うから余計と見ない。
そんな私の思考パターンや行動パターンも知っていて、それであの12日の案内に繋がる。
おそるべしペンジュラム!
しかもコンビニの誤案内も当たりだった。
なぜなら私は本当に蛍光ペンは必要だったけれど、無印のレターセットは必要じゃなかったから。
結局友達とその後夜7時過ぎまでお茶をすることになって、だからオルゴナイトの効能を書いてる時間はなかった。
そして私は単に家から持ってくるのを忘れただけだから、普通に家に帰ればレターセットはある。
だから不必要な買物をせずに済んだ。
すべてはあまりにもよく出来ていた。
なんなら私のこの普段はペンジュラムに超頼るくせして、誤案内が続くととうとうiPhoneに助けを求めるという自分本位な性格までもが災い転じて…的な感じになっている。
ちなみにペンジュラムが持ち主の性格を読み取ってその持ち主に合わせた答えを伝えてくれるというのは、今のところ自分のものを含めて3人分経過観察している最中で、多分それは私の読みが合っている。
それについても今度この中で触れたいと思っている。
そんなこんなでオルゴナイト+ペンジュラムという最強メンバーによる宴を体験した3月12日、39歳2日目だった。
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