毎日事件簿続行中\( ̄д ̄;)/
最近の相手は、名付けてゴマすり部長。
本気でなぜに何ゆえに役職付きの、それも単なる部長ではなく部長の中の部長みたいな役職なのかがわからない。
久しぶりどころか、人生初な気がする、能力が全くないのになぜかトップの座についてる人。
それがまだ人間性が素晴らしいとか、リーダーシップ力があるとかならわかる。
それらは最悪な上、とにかくみんな面倒なことは部下たちに全部押し付けて、自分はひたすら権力だけで相手に無理強いをさせ、そして上から見ると(←これは今日初めて知った)、何でも引き受ける、完全なYESマンな人。
事の発端は、そうでなくても締切ギリギリの案件を抱えていて、それは確実に機械が出荷されるから何が何でも間に合わせないといけないもので、それを抱えてる渦中で小さな英訳が2つ入った。
1つは2年目くらいの新人くんとは思えない、超きっちり仕事をする人で、予め英訳したから見てくださいの依頼だった。
ゴマすり部長の部下とは到底思えないスーパーできる君で、真面目にゴマすり部長の机に爪の垢でも煎じて置いてくれないかと思った。
もう1つは短い単語が4つで、そのそれが見た瞬間「ヤバイ」とわかるものだった。
それらの単語が客先に渡る書類に記載されるものだというのはわかった。
で、その短い単語が、見ただけで、もし誤訳したりおかしな訳を付けたら、それだけで一発クレームになったり責任問題の話に発展するものだとわかった。
契約や営業、認可なんかが絡む単語は、基本要注意だし、私は本来そういう言葉を普段英訳することもなければ、それらの書類を見ることもないから、そもそもの言葉がわからない。
それゆえに、それは確認しなきゃまずは英訳できないこと1000%確定だった。
頼んできた担当者に言葉を確認したものの、それでもじゃあそれを使って何と英訳するのかさっぱりだった。
そして、この会社のことだから、今作った英語はこの先よほどの改正や見直しがない限り半永久的に使われるものだというのは明らかだった。
余計と重すぎて、私は訳すだけ訳したら海外部門トップのMr.ダンディに内線電話をかけて、今から質問に行っていいかを聞いた。
二つ返事をもらっていそいそとMr.ダンディのいる部屋に向かった。
Mr.ダンディは私の持って行った英訳を見た瞬間、「武士俣さん、これはどういうこと?」と聞いてきた。
早くも雲行きがかなり怪しい感じだった。
私は聞いてきた単語と日本語の説明とをそのまま伝えたら、Mr.ダンディはますます「?」となっていた。
速攻で担当者に電話をかけて、内容を確認した。
そうしたら担当者も答えられない内容で、Mr.ダンディは担当者にまずは各部門の熟知してる者に確認して中身がわかったら折り返しをするよう指示していた。
私にはそれがわかったらすぐに返事すると言われた。
よろしくお願いしますと言った後、もう1つ相談があると言って、それは英訳じゃなくてゴマすり部長の対応についてだった。
大至急の英訳がいつもゴマすり部長経由のその下の人たちから来ていて、要はゴマすり部長が超ギリギリの締切を言い渡す形で、私のところはもうどうにもならない状態でやるしかないようになっていることをまずは説明した。
自分のところの部長も色々間に入って調整もしてくれてるけれども、基本は調整不可の状態でくるから、もうどうにもならないのが常態化している。
部長からゴマすり(ここからは面倒だから「ゴマすり」と呼ぶ)に何回か言ってもらってもそれもさっぱりで、ゴマすりは常に屁のかっぱ状態で全く反省の色も見せない。
この間なんかは、自分から依頼したくせして、私が懇切丁寧に英訳が終わった後の連絡をメールでも手書きメモでも作って渡したのに、無視。
本気で無視。
翌日女上司から連絡してもらって、そこで女上司から「武士俣さんの昨日のメール連絡ですが…」と切り出されてるのに、それに対して私には一言もお礼も返事もなく、女上司にだけ言葉を返すという、人として真面目におかしな対応をゴマすりはしていた。
で、Mr.ダンディにこのゴマすりの暴走を止めるために何か注意してくれる人や軌道修正を図るために私は何ができるのかを聞いた。
Mr.ダンディはあくまでも、私は部長経由でMこれからも色々調整してもらうこと、そして本当に無理な時は無理だと早々と申し出て、あとは上から調整をしてもらう他ないと言われた。
ごもっともゆえ、私はこのまま都度都度部長に掛け合うしかないなとわかった。
Mr.ダンディにお礼を言って、後にした。
ちなみにこの時にMr.ダンディがゴマすりは何でも引き受ける人で断らない人だと言っていて、それで上の評価を知った。
ゴマすりの栄光のためにどれだけの人が犠牲となっているのか計り知れない。
Mr.ダンディもその在り方は本来のやり方とは違うし、新潟に来て3ヶ月、全体がどんな風に仕事をしているかがよくわかって、そんなんでは今の私の状況、要は先々の人たちが先延ばしをして最後私の英訳のところにすべてのしわ寄せが来るのは明らかで、それは会社として大問題だというのは言葉にしながら理解してもらえた。
午後になってからMr.ダンディが私が頼んでいた英訳を持って私のところにきた。
メールも書いてくれていて、そこに詳しいことはあると説明してくれながら、私が想像した以上に超ヤバイ英訳だったことが判明した。
事の顛末が発覚して、私の英訳については「英語」としての添削をしてくれたけれども、それとは別に現場レベルで徹底してやらないと非常にまずい、それも会社として非常にまずいものだったことが判明して、それについては担当者の若社員に言わせるのも大変だから、Mr.ダンディから現場の上の者たちに連絡・通達をするとメールにはあった。
口頭でも言われたもののちんぷんかんぷんで、後からメールを読んでやっとわかった。
っていうか、そんなヤバイ単語の英訳だったわけ!?、ガビチョン( ̄ཀ ̄;;)って感じだった。
で、その少し前に、部長→女上司経由で、私の直近の英訳依頼の一覧が必要だと言われた。
なんとMr.ダンディから、部長とゴマすりにそれぞれ電話連絡がいって、私のところにくる英訳があまりにもギリギリの依頼ばかりで、それについてもう少し配慮できないのかというものが行ったようだった。
部長はさておき、ゴマすりはなんと「自分はそんなに頼んでない」とほざいたらしい。
ゴマすりよ、あんたが頼まなきゃ誰が頼むのか!?と聞いてやりたいぐらいだった。
手書きメモでもいいと言われたけれど、手書きの方が大変で(そもそも手書きで各資料の題名だけ書いたところでゴマすりは理解できないに100点)、さっとExcelで表を作った。
女上司からは、本気でゴマすりはそれでもわからないだろうから、各資料の最初のページだけ付けて一緒に渡す作戦にしようと提案されてそうした。
それを部長に渡して、後のことはお願いした。
部長は早速ゴマすりのところへ資料ごと持って説明しに行った。
内部告発みたいで(みたいも何も本当にそう)胸がドキドキしたけれど(もちろん恋のドキドキじゃなくて寿命が縮まる方のドキドキ)、冷静に振り返って、このままのやり方でいいのとは絶対に違ったし、もし私が声を出さなければ私は困ってないということに周りからは見えてしまうから、やっぱり言うしかなかったなと思う。
ゴマすりは案の定意味不明な反応で全く反省の色もなかった風だけれど、少なくともMr.ダンディがわかってくれたのは本当に嬉しかったし、それが私の誇張でも何でもなく、現実がそうだというのはMr.ダンディも私の持ち込む英訳を見て否が応でも知ったという感じになっている。
私の持ち込む英訳の2回に1回以上は毎回会社の何かを揺るがすほどの問題が絡まっていて、Mr.ダンディもそれが発覚する度に方々に連絡を入れてるようだった。
子会社による技術盗用とかΣ(꒪◊꒪; )))) 、社内の顧客には出せない情報の流出とかΣ(꒪◊꒪; )))) 、協議中の内容が決定事項のように出るとかΣ(꒪◊꒪; )))) 、誤解を招く営業文句とかΣ(꒪◊꒪; )))) 。
私が本来関与する内容ではないものたちが英訳依頼で来て、それで不明点を確認するとそういうことが発覚しているわけで、Mr.ダンディもさすがに私がどうこうではなく社内の仕事の在り方が完全に狂ってるのはわかっていて、そこにも鋭くメスを入れている。
私は切られても敵をたくさん作ることになってもいいから、やるしかないんだと思う。
何百人とかいる組織の中で、「英訳」という仕事のおかげで海外部門のトップともパイプができて、そしてとにかく通い詰めたことが奏を功して今に至っている。
Mr.ダンディは絶対に手抜きもしなければ、顧客対応第一でやっているから、そしてそれがコケたら会社がコケるのも知っていての最善をいつも尽くしている。
ちなみにMr.ダンディは書類上は海外部門のトップからはもう一線を退いている。
けれども、内情はMr.ダンディが今も一番上で采配を振ってるのは間違いなくて、技術・顧客対応・英語と三拍子揃って熟知してるから、そしてその上で発言をしているから誰も文句を言えない。
英訳は毎回カオスだけれど、Mr.ダンディみたいな人がいるから、最後の防波堤となって守ってもらえてる。
冗談抜きで、私の英訳ならそれで余計なクレームになったり問題を新たに生み出すことは簡単に想像できる。
それはやっぱり顧客対応をずっとしてきてるMr.ダンディみたいな人でなければやりくりできない域のもので、私には到底編み出せない言葉をMr.ダンディは編み出している。
今回のガビチョン英訳も、Mr.ダンディは最後とても綺麗に整えてくれて、これなら顧客に良い印象を残したり、又は変な誤解を生み出さずに済むのはわかった。
というか、Mr.ダンディに言われて、今回の英訳依頼のものは顧客に絶対に出してはいけない言葉だったことが判明した。
だからMr.ダンディも情報収集を徹底して、その後上の者たちに説明すると言っていたのは、そういう理由だったことがわかった。
ゴマすりはそれもせずに全て部下に丸投げ、そして内容理解もできなければ発言権もない部下が私のところの部署に英訳依頼をして、そしてさらに何も知らない私が英訳をするわけだから、どこまでも悪循環でしかない。
さらには、Mr.ダンディに言われた後なのは明白だったけれど、その後ゴマすりは英訳依頼と同じメールに返信してきて、若い部下にその言葉はその資料に相応しくないからもっときちんと調べて適切な表現に変更しろとのたまわっていた。
それはあなたが本来考えなきゃいけないことではないんですか?と思った。
指示は少なくともあなたの部下じゃなくあなたに行ってるんですよ、違いますか!?と言いたくなるぐらいに酷い文面だった。
私も私で意地悪をして、最終的に英訳はこうしてMr.ダンディの伝言通りこんな風に関係者に発信したと、そのゴマすりのありえない発言もくっつけた上で転送したv(ΦдΦ)v。
Mr.ダンディからは、若い社員の子にはMr.ダンディ直々に説明して、彼は賢い子だからわかったと思うと返信にあった。
そして、そこにはまた困ったことがあったらいつでも声をかけてくださいと私に向けて書かれてもあった。
本当にいつもいつも快く助けてもらっていて、そしてそんな風に言ってもらえてありがたいばかりだった。
自分で言うのもなんだけど、もし私がストップをかけなければ、本当にものすごく危ない未来になったものはこれまでも数限りなくある。
英訳はいつの時も最後の砦で、それの出来が上出来でなくてもせめて可も不可もないところまでに仕上げないと、その後は色々悲惨になる。
そのすごい強烈な立場をMr.ダンディから何回も救ってもらっている。
書いた日から何日か経過した。
相変わらずの激務で、日々綱渡りみたいな仕事をしている。
今日もこれから明日出荷の機械なのに、取説が準備されてないことの最終調整をしないといけない\\٩(๑`^´๑)۶///←怒りと呆れのボルテージ上昇中。
きちんと間に合わせても、内部のゴタゴタ軍団に毎回足を引っ張られている(T_T)
一事が万事そんな風ではあるけれど、いや、そんな風だからこそ、Mr.ダンディのように仕事に対して本当に誇りを持って誠実に向き合う超できる人と知り合えて、さらには色々と助けてもらえてることは、あの会社の中でもスーパーミラクルなことだと日々痛感している。
Mr.ダンディは、人にも厳しいかもしれないけれど、それは少し違っていて、きちんとしていることに対してはどこまでも助けてくれるし、そういうことに対しては絶大なフォローを誰に対しても分け隔てなくしている。
反対にきちんとやってないことには、ガツンと言うし、どうしてきちんとやらなければいけないのかも、保身のためとかではなく、対お客さんとか、組織としてより適切な在り方とか、理由もはっきりとしていてわかりやすい。
ゴマすりみたいなその場しのぎなことは絶対にしないから、私も安心して相談に行ったり協力をお願いできる。
書いててわかった。
いつも同じ対応でいてくれることが私にとってすごい安心感なんだとわかる。
きちんと筋が通っていて、裏表がない、その状態にいつも救われている。
そしてMr.ダンディはいつの時も温かく迎えてくれる。
自分の歩く道をこういう時に「大丈夫」と信じられる。
ゴマすりみたいな人もたしかにいるけれども、本当に自分がきちんとしようと思えば、それを助けてくれる人が必ず現れる。
窮地なのに助けてもらえない時は、それはもうやり方が違いますよということなんだと思う。
私が信じる方法で進むのなら、そしてその中で困ったことがあって私ではどうにもできないことなら、きちんと助けてくれる人がいる。
いつの時も手探り状態だけど、試行錯誤の中でもとにかくベストを尽くすことをしていたら何だかんだと救世主たちが現れることはわかってきた。
人生のお勉強みたいだなと思う。
どこに向かっているのかさっぱりわからないけれど、とにかく今あることをやりなさいということだと思って今日も今日でがんばろって思う。
私の原動力って何だろ?って今考えた。
パッと思いついたのは、1人の人だった。
その人のためにがんばるのとは違うけれど、もしやることをやった先には自分が本気で望むことが叶うとするなら……。
それを信じて私は動いている気がする。
本当にもう一度引き合わせてもらえるのなら、私は自分のできることは何でもやります!という心持ちでいる。