多分下書きもしてなければアップもしていないはずの話。
『大人の夜の遊び』というタイトルを、とあるテーマに沿って書こうとした時に思いついて、自分じゃ「そのタイトル、超イケてる!!!」と思った。
私は自分が書こうとしたテーマを知っているから今でもタイトルそのものはいいなぁと思っているけれど、ふと冷静になってタイトルがなんだかいやらしいというかアダルティな感じのニュアンスに聞こえると気付いて、このままの言葉を使うと危険だなと思った( ̄∀ ̄;)。
下ネタ的な話ではなく、本当にある夜の晩に1人で部屋の中でちまちまとやって楽しかった話をしたかっただけなのに。
「大人の遊び」も「大人の夜の遊び」もどちらもなぜかアダルト的な空気が漂うのは、世間の常識だからなのか私の感覚がズレてるのかわからないけれど、とにかくそういう要素は微塵もない私なりの大人の夜の遊び。
ちなみに最近は夜はダメでも朝、「大人の朝の遊び」に励んでいる。
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最近のもっぱらのハマりものは刺繍。
その中でもクロスステッチと呼ばれるマス目に「×」印に刺繍糸を刺してそれで絵や模様を描くタイプの刺繍にハマっている。
で、ど素人且つ初心者の私は、ネットで見つけたクロスステッチの完成図を職場のコピー機でカラーコピーさせてもらって(もちろんひっそりと)、それをクロスステッチで刺すためにまずは方眼模様のノートに図案を写す作業をした。
それを夜な夜なやってとても楽しくて、それで「大人の夜の遊びだな、これ!」と思って、そのことをブログに書こうと思った。
それが私が実際に体験した大人の夜の遊び。
趣味部屋おじさんとか趣味部屋おばさんなどというスラング的な言葉がネットニュースなんかで出ていたけれど、マス目数えたり塗り絵したりして精神が健やかに保たれるのなら、誰が何と言おうと最高且つ至福の時間の使い方&部屋の使い方&お金の使い方だなと思う。
だってこれって、「時間・空間・お金」の三拍子が揃わないと実現しないもの。
それも単なる時間や空間、お金じゃなくて、誰からも邪魔されない自分だけの時間と空間とお金が必要になる。
これが子育て中の身なら時間も空間もお金もそんなに自由自在とはいかないし、ニートになるとお金が欠けてしまうし、反対に忙しいと時間を作るのが至難の業になるし。
だから、たとえそれが30分くらいでも、1000円くらいの準備費用でも、そしてプラスして冷暖房付き+その他の必要な物品付きの自分だけの小さな空間があるというだけで、とにかく素晴らしく自分を満たしてくれるものを持てるからとっても幸せなことだと感じている。
いつだったかとある稼いでいる芸人の独身中年男性の家の中が紹介されて、趣味のものが戦闘モノのグッズで「怖い」と思う感じの引き方を私はしてしまったけれども、それでもそれらを集めて飾って満足しているその気持ちにはいたく共感した。
好きなものに囲まれることの嬉しさは、その状態にならない限り絶対に知り得ない境地だなと思う。
とまぁそんなこんなで私もエンジョイ趣味部屋おばさんとなっている。
「朝の大人の遊び」は、なんと今度は朝起きてから刺繍をするというルーティンを始めた。
これは発想の転換で、刺繍側がメインじゃない。
私の年々ある種悪化している睡眠習慣の悪い面を救出するためのアイデアとして、実際にやってみたらすごく良くてそれで取り入れることになった。
2月に入るあたりから、とにかく仕事の締切と実際にやってくる新たな仕事たちとで本当に気が狂いそうなくらいの圧迫感で、そうなると見事にまた睡眠が悪い方にパターン化して、最初に2〜3時間程度の深めの睡眠の後は1時間おきに起きるみたいなことを数回繰り返して朝を迎える。
更年期で睡眠の質が悪くなるというのもネットなんかで読んだことがあるけれど、私の場合は若かりし頃よりストレスや精神状態の不安定さがもろに睡眠に出るタイプだったから、それがさらに一層今は強く出ていると思って見ている。
で、そんなこんなのパターンで朝の4時半前後に目覚めた時がいつも微妙なラインで、その時にまたすぐ寝落ちしてくれるとそのまま朝の6時過ぎまで寝るけれど、妙に「これ眠くないかも」の時は寝る努力に反して眠れずにさらに「このままだと変な時間に一番眠くなる」の強迫観念めいた思考がむくむくと出てきて、さらに負のループに陥る。
それを解決するのに役立ったのが刺繍で、ある時「そうだ、起きて刺繍をしよう!」と思い立った。
体を起こす気力が無ければダラダラしていたらいいし、起きれるのなら起きて刺繍をする。
刺繍はその時完成させる必要は全くないし、キリのいいところで止められるし、しかも頭を使わなくて済む。
こんな素晴らしい救済措置がこの後の人生の中でもずっとあるのなら、朝方寝付けなかったら刺繍をして楽しく過ごしたらいいんだなという風に切り替わってとても気持ちが楽になれただけじゃなく、本当に楽しいから朝から気分まで良くなる、たとえそれが平日の仕事に行く前から残業確定の日でもそうだからとても良い過ごし方だと感じている。
20代の頃、うつと診断されて眠りが乱れに乱れて眠れなくてそれがまた怖くて仕方なかったあの頃、「寝なきゃいけない」とか「寝ておかないと仕事中差し障る」とか怖いことをたくさん想像して自分で自分の首を絞めまくっていた。
ある時に「眠れなきゃ寝なきゃいいんだ、それで死なないから」と憑き物が取れたようにストンと自分の中で楽になれた時があって、それ以降からはだいぶ柔軟に対応できるようになった。
イケメン上司が転勤していなくなった2017年の秋以降もすごい眠れなくなって、その時は霊性の開花じゃないけれどそちら側の要素が強かったのもあるんだろうなぁと思っていて、そして今の仕事を始めた2019年の12月からは仕事のプレッシャーが自分が感じている以上に半端ないんだろうけれどそれが見事に睡眠に出てしまって、年を追う毎にさらに悪い方というか決して良い感じと自分が思うところとは真逆の感じになって。
でもどうしても寝ないとダメではなくて、それよりもこのおかしな睡眠パターンと上手く付き合う方が私の場合は対処しやすいというか、もうかれこれ15年以上睡眠について色々体験してきたから、悪く捉えるよりも有効活用する方が良いと今回の刺繍導入にあたって感じられるようになって、それで朝活的な朝の刺繍が始まった。
朝の刺繍は今のところ、過去最高に良い睡眠に関する不安や心配を和らげるアイテムで、これがいよいよ日中も眠くてダメだと言うなら真面目に医者に診てもらわないといけないと思うけれど、そうではない限り自分にとってとても良い救済措置を見つけられたなと思っている。
この間私よりは10歳近く若いだろう女性の有名人の方が睡眠障害だと告白していたことがネット記事に上がっていたけれど、内実は知らないけれど、私は早い時期から自分の睡眠について悩んだり色々試したりしてきて良かったなと思った。
45歳くらいの今から新しくこの睡眠に関する悩みを持ったら相当きつかったと思うけれど、長いことたくさん悩んで不安になって色んな情報に踊らされたり翻弄されたりしながらも「自分のことは自分にしかわからない」と開き直って、自分にできること、自分に合っていることを少しずつ選び続けての今だから、今はとても楽になれている。
刺繍がまさかの救世主になってくれるとは思いもよらなかったけれど、実際にそうなってくれてとても助かっている。
*
刺繍やら手芸やらでやりたいことは次から次へと出てくる。
ちょっと自分のために備忘録など。
《現在進行中のもの》
☆ミシン&糸模様のクロスステッチ
↓
進化系
☆☆ミシン&糸模様の持ち歩き用針ケース
☆刺繍している女の子のクロスステッチ
↓
進化系
☆☆刺繍女子の針ケース
2つのクロスステッチは、針ケースに仕立てる予定。
1月に新幹線で東京に行った時、行きは車内で刺繍に励んでいた。
その時に「針と糸とを持ち歩く小さな裁縫ケースが欲しい」としみじみと思い、それらを構成するデザインを本やネットでたくさん見つけて今チクチクと刺している。
☆ギンガムチェック刺繍
刺繍の連続模様
こちらはギンガムチェックの生地に刺繍を幾何学模様のように刺してそれで模様を付けていくもの。
頭の中では、仕事の机の引き出しの隠し布として使いたいと思っているけれど、遅々として針が進まず現在ストップしている…。
《新しくやってみたいもの》
☆刺繍糸の見本帳
☆刺繍サンプラー
☆ビスコーニュ
☆ハンドタオルのアレンジ
☆Fのイニシャル刺繍
上から順に説明すると、刺繍糸の見本帳はたくさんの種類の色の刺繍糸たちをパッと見て何番のものかわかるようにするためのもの。
単純に色鉛筆とか絵の具の色見本帳を想像すると近しいかなと思う。
刺繍サンプラーは色んなステッチのやり方や模様をサンプルとして刺して、出来上がると1枚の布に色んな模様があらわれる。
ビスコーニュというのは、フランス語で「いびつな」という意味で、クロスステッチした布を縫い合わせてそれをピンクッション(針山)に仕立てたもの。
ハンドタオルのアレンジは、無地のタオルに刺繍やら布やらを足してオリジナルな自分だけのタオルを作りたい。
Fのイニシャル刺繍は、ネットでイニシャルの1文字をあしらった刺繍の完成品を見て一目惚れして自分もいつか作りたいと。
とかいうことだけはあれこれ夢や希望が盛りだくさんにある。