天気は悪かったけれど、紅葉は綺麗だった
50円で行けた日帰り温泉
帰る時の温泉の入口
今年初のイルミネーション
2023/11/19
じゃらん(旅行関係の予約サイト)から数日前に今月末まで使える千円分のポイントのお知らせがメールで来た。
過去にそれで実際にビジネスホテルに泊まって過ごした時もあったけれど、今回はたとえ近場でも泊まりに行くのは超絶面倒くさくて、しかもごはん代やら飲み代やらを考えたら確実に5000円超えの出費は免れないから、泊まりは即刻却下になった。(12月2日に手芸屋や雑貨屋を見るためだけに東京吉祥寺まで日帰りで行ってくるから、余計なお金は使いたくなかった。)
じゃらんのサイトを開いたら、どうやら日帰りの体験にも使えるとあって近場で調べたら温泉に行けるとわかった。
温泉もいくつかあったけれど、前もっての予約で当日キャンセルは効かないから、行く気が失せても行ける距離、要は運転や支度が面倒ではないところにしようと決めて、それで一番近かった弥彦山の近くの温泉にした。
行くまでどころか温泉に着いてからも記憶がなかなか戻らなかったけれども、多分同じ温泉に2017年の年末に行ったはず。
その時のことも織り交ぜて今回の日帰り旅の話など。
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私の近場設定は大当たりで、12月の2週目頃に両親が金沢から戻って新潟での暮らしになるから、今後は極力週末は家でゆっくりしたいと思うようになった。
両親との生活も慣れはしたけれど、基本的にその時その時の気分で動きたい私にとって、昼ごはんや夜ごはんの時間的拘束が両親と一緒だとどうしても避けられないから、規則正しい生活は遅れても自由度は下がる。
だから家で自分の好きにできるのはあと数えるくらいしかないから、とにかく家にいられる時は極力家にいたいと思うようになった。
当日は、オイルとタイヤ交換のために車検工場に行って、ガソリンスタンドでガソリン入れて、近所のスーパーでヤマザキの懸賞のハガキもらって、家に帰ってきて懸賞のハガキを書いたりポイントを裏面に貼り付けたり、温泉の準備をして(当日慌ててやっただけあってコンタクトレンズを付けるのを忘れた。メガネだと温泉の中で外すから色々見えにくくて不便)。
出たら出たで近くのコンビニ寄って切手買ってハガキを出して、ユニクロで今週のセール品のヒートテックやら他の日用使いのものを買って、それからiPhone見ながら行ったのに道に少し迷いながらようやく温泉に到着。
何とも慌ただしい感じで、真面目に近場の温泉にしといて良かったと思った。
関係ないけれど、土曜日のお昼前にユニクロに到着したけれど、驚くほど人がいなくて「このユニクロ、そのうち潰れるんじゃ!?」と思ったほどだった。
大袈裟でも何でもなく、店内にいるお客さんの組数を数えられそうなくらいにいなかった。
ユニクロもどんどん価格が高騰化しているから、庶民の味方的な値段ではなくなったのも大きいかも…とか考えたりもした。
とにもかくにもそんなこんなでようやく日帰り温泉に着いた。
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今回の温泉は色々ツッコミどころ満載だった。
お湯は超絶良くて、私なんかはすべすべになった自分のおでこを何度もさすってそのすべすべ感を堪能した!
ここのお湯、そんなにも自分に合っていたんだと初めて気付いた。
泉質は良かったけれど、見るお客さんの話がいちいち過激すぎて、私なんか耳ダンボで盗み聞きしていた(笑)。
例えば着いてすぐ。
ごはん処の昼のラストオーダー間近で、ごはんを先に食べることにした時のこと。
仕切りを挟んで隣りの私より少し上かと思う女性2人組の会話がすごかった。
お金関係で親子でもめてるという内容らしく絶縁するだとか、互いの知り合いの女性なのかが不倫か借金かが旦那にバレて家から出て行けと言われたとか。
温泉で癒されるどころかドロドロの話を延々としていた。
面白いから聞いていたけれど、ぱっと見普通な感じの人たちなのに色々あるんだなと変に感心していた。
お風呂に移ってお風呂の中でのこと。
メガネがなかったからよくは見えなかったけれど、多分年の頃30代かなという感じの2人組。
お互いに「これシコリかな?筋肉かな?」などと言いながらおっぱいを触り合っていて、お互いにおっぱいの触り合いをしながら乳がんチェックをする人たちを初めて見た。
話の感じで姉妹やいとこではなさそうで本当に友達という感じだったから、これこそ本物の裸の付き合いってやつだなと思いながらぼーっと強い風の中で露天風呂に浸かっていた。
屋根が付いてるところと付いてないところがあったけれど、こんなにも風がビュービューと吹く時に温泉に入るなんて今回が最初で最後かもと思ったら外の吹きさらしのところに妙に魅力を感じて、私はほとんどの時間をいくつかある露天風呂のところで過ごした。
仮眠室的な休憩処もあると知って、温泉に入った後、最初は男女兼用のリクライニングシートが並ぶところでまったりしていたけれど、途中からはゴロゴロできるところに移った。
リクライニングシートのところも良かったけれど、館内着が浴衣でやたらとはだけてうっかりお目汚し的な体が目に入っては公害みたいになりかねず、それで途中から女性専用のゴロゴロスペースに移動した。
そこは毛布も横になるためのマットも完備されてて最高だったにも関わらず、そのすぐ隣りが誰でも横になれますの畳の広場でちびっ子がドタバタと走り回って全然寝れず、そしていつまで経ってもちびっこたちがいなくなる気配もなくて、あきらめてもう一度風呂に行った。
今度はもう髪の毛や体を洗わなくていいからと思って、メガネをかけて中に入った。
山の紅葉や庭園風な庭も見たかったから、メガネをかけて正解などと思ったのも束の間だった。
半分体を横に倒せるみたいな造りの露天風呂のところに行った時のこと。
そこは4人が個別に使えるようになっていて、1メートルくらいの温泉の中の通路を挟んで左右に2つずつあるみたいなところだった。
私は一番右のところを使って、反対の左側のところに若そうな2人組がいた。
最初は気持ち良いと思って純粋に温泉に浸かっていたけれど、途中からその2人組の話があまりにも面白すぎて温泉どころではなくなったくらいに超耳をダンボにして聞いていた。
最初は何の話をしていたのかわからないけれど、とりあえず私が聞くきっかけになったところの始まりは、おしりの毛だった。
彼氏なのかなと思って聞いていたら後から旦那だとわかったけれど、とにかくおしりにわさっと毛が生えていて、こういう公共のお風呂的なところは本人は気にしてほとんど行かないし、家庭用の脱毛器まで最近購入して今試しているところとかいう話が最初だった。
そのうちにもっと話はすごいものに変わっていって、気付けば性生活について赤裸々に告白し始めた。
子どもは欲しいけれども、ほとんどやってないというセックスレスみたいな話で、聞いていると元々行為そのものが好きじゃないのかもしくは旦那との行為が苦痛かはたまた旦那のことが好きじゃないかのどれかだと思う。
月1でするかしないからしく、聞いてて「そのタイミングで妊娠は無理じゃない?」などと彼女の生理の周期なんかもうっかり聞こえてきたからそんなことまで私は想像できちゃうくらいの赤裸々な話だったけれど(要は一番妊娠しやすいタイミングでやってないどころか絶対に妊娠しない時に月1ペースでしている)もう1人「私は毎日でもやりたい」と言った彼女の合いの手が超絶可笑しすぎて、温泉に入ってることすら忘れそうなくらいそちらの2人組の話に持って行かれた。
ペースがわかったのもこんな話からだった。
合いの手側の彼女が「やればやるほど形がなじんでこない?」という問いかけに対して、もう1人の子が「なじむほどやってない」と言って、それで頻度の話になっていった。
これまた想像だけど、やってない方の彼女は多分月1もやってないと思う。
それさえもやってないと言うのがはばかられたんじゃないかというものを私は勝手に感じていた。
とまぁこんな風な日帰り温泉で、裸になるから解放的になるのか、今回はやたらと超個人的な話ばかりを耳にする謎の温泉旅の回だった。
*
こんなに詳しく書いたのには理由がある。
実はまだ全然その時の記憶が戻ってこないし多分今後も戻らないと思うけれど、前回多分行っただろう2017年の年末の時の温泉の記憶がまるっとない。
部分的にはある。
当時も行く道中iPhone見ながら迷子になって(ちなみに道がごちゃごちゃしてるからじゃなくて、反対に田んぼしかないような道をひた走り、さらには途中何回か何の目印もない田んぼのどこかで曲がったりしないとだから、それで迷ってしまう)、その時に行った理由は1年の垢落としをすると良いと聞いたのと、その垢落としは体と言うよりも心側の方だったこと、そして帰りはペンジュラムが道案内をしてくれてカーナビデビューしてくれたこと、その時にたどり着いたコンビニの肉まんが過去一美味しかったこと、そういうことは覚えている。
けれども、その時に行ったのがその温泉だったということがまるっと思い出せなかったのと、温泉の館内にいても本当に「ここに来たんだっけ?」と何を見ても全然記憶がかすらなくて、とにかく丸ごと記憶喪失みたいになっている。(単純に、その方向で日帰りで行くとなるとその温泉一択しかない。)
ちなみに心の方は何が起こったのかとてもよく覚えている。
その前の日は仕事納めの日だった。
唯一仲良くしていたSさんと、Sさんの並びの席に行っておしゃべりしながらファイルの整理をした時のことだった。
Sさんの口からまさかのイケメン上司の年末年始の過ごし方を聞くことになった。
当時はイケメン上司は転勤でいなくなって3ヶ月は経ったし、Sさんから見たら私とイケメン上司の接点はゼロだったから別にイケメン上司の話などする必要なんか全くなかったけれども、逆にそのない感じによって世間話をするようにさらりとSさんがイケメン上司の年末年始の過ごし方を口にした。
私は聞き出してもないし、その話を引き出すような前座もなく、本当に突如やってきた特大爆弾だった。
年末年始というのは、イケメン上司は音楽フェスなのかカウントダウン的な音楽イベントなのかに特定の女の子と行くと教えられた。
あまりにも突然すぎるその話題に私はもう棒で頭を殴られたかのような感じで呆然として、普通に会話するように振る舞ってはいたけれども、もはや思考は停止、何にも考えられない、何にも感じたくない、そんな風だった。
何歳か年下で共通の趣味を持っていて、付き合っているのかどうかはわからなかったけれども、年末年始に2人きりで会う関係なんだから少なくともそういう親しい関係は最低限あってもしかしたら彼女とか好きな人なのかもしれないなと思った。
いつだったか後輩くんが事務さんたちに「◯◯(=イケメン上司)ってどうして結婚しないんだろうね?誰かいい人いないのかね?」みたいなことを世間話のようにされていて、その時に後輩くんが「僕、◯◯さんとイベントで会ったことがあって、その時に女の人連れてましたよ」と答えた場面があった。
その話とSさんの話のどちらを先に聞いたかは忘れたけれども、後から聞いた方の時に合点がいった。
多分同じ女の子のこと言ってるんだろうなと思った。
そしてそれを知ったのがそうした後のタイミングで良かったというのも、心が落ち着いてから思った。
もしこの話を私はイケメン上司がいた頃に聞いたとするなら、ごはんなんか絶対に誘わなかったし、手紙も当然書かなかった。
どちらもそんなこと知ってたのなら最初から行動することは避けるも何もする気すらなかったし、年齢も趣味も感性も何なら想いを寄せてもらえるかどうかも全部が全部土俵にすら上がれない自分を知っていたのなら何でそんな面倒をしてまでイケメン上司に近付くのか意味がわからないし、そういうことには手を出す思考回路が元々ないから最初から何もしなかったと断言できる。
私にとってはすごい濃密な3ヶ月くらいのひと夏の人生最大の出来事でも、イケメン上司からしたら訳の分からない得体の知れない変な異性が近寄ろうとして恐怖の他の何ものでもなかっただろうし、不快や迷惑だっただろうことは私がたとえやたらと気付く体質でなくてもあんなの誰が見たって「嫌がられている」ってわかるレベルだったし、知らぬが仏とはよく言ったもので、本当に知らずにいたから動けただけでイケメン上司からしたら迷惑行為でしかなかったんだろうなと、本当にまさかのお気に入り的な女の子の存在を知って私の心はもう再起不能級に落ちに落ちた。
そんなことが仕事納めの日にあって、そして年末年始をこれから迎えようというタイミングでもあったわけで、今年もイケメン上司はそういう年末なんだろうかと想像しただけでさらに心の具合が悪くなり、もはや体の垢落としとか1年の垢落としとかいうレベルじゃなくて、今目の前の自分がどうにもできないくらいの心のダメージに対して何かしらしないといけなくて、それで元々予定していた日帰り温泉が翌日あって、それで意識が相当に違うところに飛んだまま私はその時温泉に行った。
今書いていてもざわざわするわけで、当時なんかもっともっとざわざわしていたから記憶が抜け落ちてても不思議じゃない。
温泉の後に、ペンジュラムに案内されるまま知らない民家の道をいくつも通り抜けて知っている国道に出れたこと、そしてその出た交差点の角に私が過去に立ち寄ったことがあるコンビニがあってそこに案内されてひっくり返りそうなほどビックリしたこと、そしてそのコンビニに寄って買って食べた肉まんが本当の本当においしかったこと、そんなことを思い出した。
少し話が飛ぶけれど、ペンジュラムのカーナビデビューとかは覚えていたけれど、そもそもその時に何でそんなことが起こったのかの記憶はなくて、別に気にもならなかったからそのままにしていたけれど、この週末に読まれた記事の中に当時のことがある程度詳細に綴られていてそれを読んで私も思い出した。
『ペンジュラムが何で魂的な繋がりがあると言い続けるのかも理解できなかったし、数多(あまた)のサインはあれは気のせいなんだろうと思ったし、全ては仮想現実じゃないけれど、私の過大妄想が見せてきたものだろうと思った。
だから何も信じられない、イケメン上司と私とが繋がることなんか一生ないし、全ては何かズレてるんだと思った。
当時仲良くしていた友達から、年の瀬に1年の垢落としを含めて天然温泉に浸かるといいと聞いて、その日は温泉に行った。
その悶々とした気持ちも多少でも軽くなることを祈願して温泉に入ったけれども、心は悶々としたままでこのまま自分は年末年始に入るんだと思ったらゾッとした。
行きはそれこそiPhoneのマップのカーナビで行って平気で道を間違えて、何回も地図を見て行きつ戻りつしながらようやく着いた。
そんな風で、帰りはまたさらに違う道のりになるのは最初からわかっていて、それでその心のモヤモヤが起爆剤となって、ペンジュラムに案内してもらおうと思った。
もし本当にイケメン上司と私とが繋がっていると言うのであれば、ペンジュラムは間違うことなく私を目的地に連れてってくれるだろう、と。
でもイケメン上司には違う人がきちんといるようだし、私など出る幕もないわけで、全ては私の気のせいなら、まぁ案内も間違うだろうし(←ペンジュラムに本当に失礼)、もうそれこそが答えだと思った。
だから何の期待もせずに私はペンジュラムに道案内をしてもらった。
ついでに肉まんが食べたくて、それならばあの国道沿いのコンビニに出れたらいいなくらいに思って、全くの見知らぬ道を走り始めた。
ペンジュラムは超民家しかないマニアックな道をいくつもいくつも案内した。
とてもじゃないけれども、コンビニどころかその国道さえも出れる気がしなかった。
そんなこんなで20分くらい走ったかなという頃、本当に驚いた。
国道に出る信号前に出て、そして信号の先にその目指したいコンビニがあった。
本当におかしな話だけれど、あの時の私は本当に腰を抜かすくらいにビックリした。
イケメン上司と私とが何なのかはわからないにしても、イケメン上司のプライベート的なことを知って、それで心がぐちゃっとなっていたところに、まさかのペンジュラムがカーナビデビューを果たすという、とんでもなくすごいことが目の前で起こった。
それ以来、ペンジュラムはずっとずっとどこに行く時もカーナビをしてくれる。』
2021.10.29のブログより
これを読んで私は当時の詳細のことを思い出せた。
あの時にペンジュラムがカーナビデビューを果たしたことはよく覚えているけれども、私がそもそも何をそこに重きを置いたのかはずっと忘れていた。
あの時、私は何もかも自分の身に起こったことが信じられなくて、イケメン上司との繋がりなんてあるわけないと大真面目に思ったし、当時はブログを読まれているかもというのは私独自の体感覚でキャッチしていたのとペンジュラムもそうだというのとでもしかして読んでもらえてるかもと思ってはいたけれど半信半疑どころか確証が持てずそんなわけないという気持ちも95%以上は常にあったし、イケメン上司が年末年始に一緒に過ごす女の子がいると聞いて「やっぱりね」という感じでその事自体には驚きはなかったし、そんな誰かいるのに私と繋がりがあるというのは有り得ないこと、それこそ私の願望でしかないと思った。
今だからこそわかるけれど、ペンジュラムは当時も唯一と言ってもいい、イケメン上司にまつわる何かを聞くと絶対に常に答えは一貫していて、その時その時で答えが変わることは一度もない。
私が最初にまだイケメン上司が新潟にいた頃、ふざけて「◯◯さんと私とはソウルメイトですか?」みたいな質問をした時からペンジュラムはただの一度もそのタイプの質問に対してNOを出さない。
超絶怪しいと疑いを強く持った私は、当時の職場の男性陣の色んな名前を挙げて聞き続けたけれど、イケメン上司だけが唯一YESの人で私は当時から「ペンジュラムが間違えているんじゃないか?」と毎度のごとく失礼極まりない疑念を抱いて、抱いているくせして質問だけは重ねまくるという本当に無礼なことをし続けているけれども、とにかくその答えだけはいつの時もずっと同じで6年経った今に至っている。
ペンジュラムはそうは言うけれども現実は繋がれていないどころか嫌がられているような感じで最期の時を迎えてそれっきりこれっきり連絡などで繋がれることもなく、挙げ句の果てに他の女の子の存在があると知らされて、これ繋がってるわけないよね?、色々おかしな偶然はありまくりではあったけれどそれも単なる偶然がたまたま重なっただけか私の意識が強すぎてたまたま偶然が重なっているように見えているだけかもとか、とにかく何にも信じられなかった。
だからペンジュラムにカーナビをお願いしたあの冬の年末年始の初日の休みの日も、ペンジュラムが間違えてもあとは最悪iPhoneの読めないマップを見て帰ればいいと思ったから、何の期待もしなかったどころか変な道を案内ばかりするペンジュラムを見て「本当に間違えてる気がしてならない(꒪ꇴ꒪〣)」と思いながら運転していたし、ましてやそこに「本当にイケメン上司と繋がっているのならそうだとわかるようにして欲しい」などという超わがままなオーダーまでしていたわけで(ということを今回これを書くまで忘れていたけれど)、もう全てがなるようにしかならないと降参気味な自分とひとりぼっちの時空間と行き場のない気持ちだけたんまりと抱えて、とにかく本当に苦しいばかりの時だった。
だからありえない道案内とそして私が頭に描いた国道沿いのコンビニが目の前にある交差点に連れて行ってもらった時は、本当に天地がひっくり返るくらいに驚いた。
現実はさておき、見えないところでは私の想像もできない形で繋がっているのかもしれない、というようなことを当時は多少なりとも思ったかもしれない。
記憶がないくらいに、それも温泉のところの記憶が全くないくらいに、心ここにあらずの状態だったけれど、そんな折に最後は見たこともない凄技を、ペンジュラムが持つ力を見せられて、なんだろう、心の中がギュッと硬く閉じたみたいなところに小さな針穴を開けて風が通るようになったみたいな感じがした。
ただ穴は小さいから思考が働きまくると速攻で穴から見える世界は見えなくなる風ではあったけれど、それでももう何も考えられないくらいに記憶が飛ぶくらいに色んなことを感じていた、色んなことというのは絶望が最も言葉として近いかもしれない、そういうものを感じていた私からしてまさかの展開だった。
今の自分が見ると、現実は色々とあっても、だから今だってイケメン上司の個人の連絡先なんか知らないし、その件の女の子にせよ他の誰かにせよイケメン上司の生きる世界にいても何ら不思議はないし、むしろ私がいられることの方が太陽が西から昇ります級におかしなことだと私は今も思っているし、それらはそれらとして常々自分の中にあるけれども、一方でペンジュラムが言い続けてくれた繋がり的なものは6年の時間の中で起こった数々の出来事のおかげで信じられるようになった。
お互いの魂がお互いを引き合わせてくれたんだと思う。
輪廻転生があるとするなら、生まれ変わって別々の人間として今世生まれて、そこでもう一度引き合わせてもらえた人なんだと思う。
ただそれは私が望むような形や関係ではなくて、私側はどうしてもオカルト的なものが付いているからそちらの能力向上のためにはイケメン上司の存在がどんな形でも必要だったからこのようになったんじゃないのかと思ったりもしている。
もしオカルト無しで私の今の人生があったとするなら、もしかして引き合わせてはもらえなかったかもしれないし、仮に現実にあったように少しの期間だけ互いの人生が重なり合ったとしても職場にいたイケメンと向こうからしたらたくさんいる仕事関係の人の1人、なんなら存在感薄すぎの派遣社員でしかなかったから即記憶から消えたとしてもおかしくない、それくらい軽薄な感じで終わったかもしれないなと思う。
もし早い段階で、それこそイケメン上司がイケメン行為をするよりも前にイケメン上司に誰か特別な人がいると知ったのなら、私はそれを当たり前のこととして受け止めたんじゃないかと思う。
イケメン上司はパッと見、奥さんや彼女がいそうな雰囲気の人だし、仮にいなくても今だけたまたまフリーなんだねという感じだし、そういう誰かがいても何ら不思議な気は一切しない。
私に届けられる情報の順番も寸分の狂いもなく最適解だったんだろうし(魂的に)、あれが本当に誰かしら特別な人がいると知るのが先だったのなら今頃別の人生だっただろうと思う。
少なくともイケメン上司に渡った手紙はこの世に誕生しなかっただろうし、私の手元にあるイケメン上司の名刺は仮に渡してもらえたとしてもこれを今みたいに御守りのように扱うことはしなかったと想像できる。
私は今でも普通に連絡を取ったりごはんや飲みに行けるような関係に憧れているけれども、それが叶わない人生だとしてももうそういうことではない別の意図が私の知らないところで人生にはあるのかもと思えるくらいのキャパというか回路というかは少しずつ育ったように思う。
うん、仕方ないよね、ってまだまだ割り切るには相当な時間やエネルギーが要るにしても、いつかはそのように思える自分になれるかもしれないとほんの少しは思える。
人間関係だけは私1人の努力や意志だけではどうにもならないから、イケメン上司が望まないものを無理に作り上げるような趣味はない。
望まれてもいないのに無理に関係を作りましょう、ってわけにはいかない。
もしイケメン上司と協力隊の中で出会えたとするなら、今頃お互いに友達でいられたかもしれないなと思う。
もしくはコーチングスクールとかで出会えたのなら一緒に切磋琢磨する仲間のようになれたかもしれない。
でも出会えたところは職場で、さらには向こうは一時期の転勤地でさらに私はたまたま短期間居合わせたイケメン上司の勤める企業の関連企業のところに派遣で行ったに過ぎず、なんだろう、状況的な設定がとても薄い、人間関係を作る土壌には全くなく、通常の人間関係ではない設定こそがデフォルトなのかもしれない。
これ書きながらちょうどいくつか読まれた?チェックされた?記事の中に、初めての占星術鑑定の鑑定士さんに、霊視するヒーラーさんに、そして山で行方不明になったおじいちゃんの霊魂がそれぞれのタイミングでイケメン上司のことを私に伝えてくるという、今読むと超ぶっ飛んでいたことがわかったけれど、そういうマニアック層からは何かしら情報が来ても肝心の本人からは何もこないという、もうこれは三次元の物質世界では限界なのかもしれないななどと思った。
ペンジュラムが伝えてくれたように、いかにも「魂絡みの関係ですよ」的な感じではあるけれど、私はLINEしたりごはんとか飲みとかそういう普通の人間関係が欲しかったわけで、こんなところにまでそんな魂の修行みたいなものは持ち込まれたくない。
私に与えられた特別感は、年末年始に一緒に過ごす優待権ではなく、超マニアックな霊的世界と通じている方々からイケメン上司の情報がもたらされる優待権の方で、無いよりもあった方がいいよねと思わなければそのありがたみもいまいちわからず、私は生きているうちにそのありがたみを感じられてそれに感謝できるようになるとは思えないほど、なんだか崇高すぎるわ( ̄∀ ̄;)と思っている。
日帰り温泉に行ったら当時の記憶がスポッと抜け落ちていて、今回はなんだか色々裸の付き合いという言葉が似合う話題満載だったよ、けど頭の中にあったのはここに色々書いたイケメン上司のことだったよ、といういつもながらの自由スタイルな仕上がり。
本当にプライベートなことをガンガンとしゃべって良かったのかわからないけれど、色々聞いてもないのに三次元側はそういう情報が当時は不定期にもたらされていたし、反対に霊界側はこれまたマニアックな情報がもたらされていて、どちらにしてもあまりまともじゃないなということだけはわかった( ̄∀ ̄;)。