久しぶりに楽しいプレゼント選びをした。
逆算したら今週末しか今の仕事でお世話になった人たちにプレゼントを買いに行けないと気付いて、それで今日行ってきた。
当初頭にあったプレゼントの計画をいきなり変更した。
変に残るものは嫌だから、残らないもの、それが食べ物とか顔のパック(←プレゼントにぴったりの超絶良いパックを1つ知ってる)とかがいいなと思って買いに行った。
とりあえず3人の女性用にパックを買った。
一箱買えば3枚入っているから、それを3人にそれぞれ分けたらいいと思った。
当初、2人の女性にはそのパックにプラスして「ありがとう」とパッケージに印刷されたお菓子をあげようと思ってた。
その理由は「無難」だから。
消えて無くなるし、後を残さないからいいなと。
ところが顔のパックを買った店の向かい側で「ハンカチフェア」なる小さなショップが期間限定で出ていた。
気になって見に行ったら、1枚のタオルハンカチのデザインを見て「Yさんにピッタリだな」と思った。
本人が好きかはわからないけど、似合ってる。
ちょっと他のところも回ってから決めようと他の店もフラフラした。
フラフラしながら、仮にそのタオルを買うならNさんの分はどうするかなぁ…と思った。
Sさんの分は決まってる。
プロレス大好きなSさんにはすでに1つプロレスのフィギュアのガチャをして用意している。
それが本人もすでに持ってるフィギュアと一緒だと昨日判明して、今日また後からリベンジしようと目論んだ。
歩きながらふとNさんには本人が毎回好きだ好きだと言ってるキャラクターの文房具をあげようと思った。
それなら使えるし邪魔にならない。
しかも見てて癒されるとよく言ってるから、持ってこいのものだと思った。
タオルハンカチを買った後、移動してNさんのプレゼント探しを始めた。
4軒回ってわかったことは、ぬいぐるみとかはあっても文房具がほとんどない。
あってもやたらと高額すぎてちょっとしたプレゼントにしては高すぎる。
まさかボールペン1本が800円もするだなんて、いくら何でもやりすぎ感がある。
プロレス好きな人に合わせると、一人当たり予算は600円。
そこに収まってもらわないと私としても予算的に辛い。
そして4軒目の店の建物で2回目のプロレスフィギュアのガチャの予定がなんとガチャがない。
まさかのフィギュアガチャなしという事態にうろたえた。
なんなら私はガチャの周りを3周した。
何度目を凝らしてもなかった。
とりあえずその店はあきらめた。
そして今書いてる最中に突然ひらめいて、あれこれネットで調べたら、お手頃価格+普段使い(?)できるプロレスグッズを販売してる個人の人を発見!
まずはSさんにどの選手が好きでしたっけ?などと休みの日に突然おかしなラインを夜の9時半過ぎに入れて、ビックリするぐらい速攻で返ってきて、当たり前だけどどうしましたか?と聞かれて、「どこかで見た名前だなというのがあって、でも違ってました」とおかしな返信をした。
そしたら見つけたグッズに好きな選手が3人も入っていたから、すぐにサイトの登録をして購入手続きに進んだ。
多分生涯を通じて、お世話になった方にプロレスグッズを贈るのなんて最初で最後だと思う。
話は戻って今日の買物の続き。
色々迷ったけれど、やっぱり買おうと決めて、今日は最後に大型書店に寄った。
魚座の本がある。
これこそ確実に予算オーバーだけど、今の長に渡したい。
本人は本を読まないと言ってた。
無駄になるかなとも思うけど、私はこの人こそ典型的な魚座だから絶対に読んだら面白いと思ってる。
そもそもその魚座の本は魚座の男友達が私に最初紹介してきて、その後私もそれが面白くて、次は私が共通の別の男友達にもプレゼントした。
すでに40代に突入してた友達も面白いと賞賛してた。
著者が男の人だから、男の人たちに響くようになってるのかもしれない。
短い本だし、読みやすい。
渡された後どうするかは本人が決めればいいから、私はとりあえず渡すまでの種植えだけしたらいいと思ってる。
話の順番があべこべだけど、ここ1ヶ月ほどは特に「思いついたことをとりあえず思いついたままに動いてみる」という実験をしている。
社会的な考え方や世間一般論に合わせるんじゃなくて、自分がどう思ったのか、そこに注目してる。
そして思った通り動いて結果はどうなったのかを必ず振り返る。
今回長に本を渡すのは普通に考えて変だと思う。
たかが数ヶ月の関わりの人に、しかも漫画以外読まない人に本を渡すなんてありえない。
でも押し付けでもいいから渡したい私側の意思があるから、それを通す。
しかも渡した後はもうばったり会う以外会うことがないだろうから、気まずくもならない。
そんなあれやこれやを考えて、今回本を買うことに決めた。
で、Nさんのグッズ探しも本屋で平行でしたらなんと出てきた、ピッタリのものが!
そのキャラクターのクリアファイルがあった。
Nさんは仕事の管理上、ものすごくたくさんの書類を管理する。
それに伴いファイルも多い。
クリアファイルはNさんのにピッタリまった。
2つ違うデザインのものがあったから2つとも買った。
そうして後は全体に渡すお菓子を前日に用意して、あとはちょっとしたお礼のカードか手紙を書いて完了する。
今回、私は「無難」なお礼の贈り物をやめることにした。
今日Yさんに渡す予定のタオルハンカチを見つけた時、こういうことをYさんに対してできるのはこれが人生で最初で最後だと思った。
今回の職場はある意味ものすごく異色だった、私の人生の中で。
つい今朝まではものすごくお世話になったSさんには何か個人色を出したものをプレゼントして、YさんとNさんには当たり障りのないプレゼントを渡そうと思ってた。
お世話になったのは同じだから、何かしらちょっとプラスアルファはしようと思ってはいた。
けれどそれはある種形式ばった感じで、どこかしっくりと私の中でこなかった。
それは渡す行為の方じゃなくて、私自身の考え方に違和感を覚えた。
なんで無難にこだわるんだろう…って思った。
それは確かに自分も傷つかないし、相手にも負担にならない。
大人として最良な選択だと思う。
でもそうじゃないよね、そんな風に本当に心の底から納得してるかと聞かれたらそうじゃないよね、ってそう思う自分が確かにいる。
今10ヶ月の勤務を終える頃になって、私はようやく色んなことを冷静に見る余裕が出てきた。
当たり前だと思ってたことは何1つ当たり前ではなかったし、そして4人それぞれから色んな形で助けてもらってフォローをしてもらってる。
それって当たり前じゃない。
たとえ私の担当する仕事の重要度合いがかなり低くても、そういうことじゃない。
内容云々じゃなくて、日々私が普通に仕事に行ける、何のわだかまりも抱かず行けるって、本当にすごいこと。
社会的にドロップアウトをしたから、そして働く意思が全くなく何で働くかもわからなかった時期があって本当に動けなくなってたから、だからこそ今してもらってることが普通に見えて実は普通じゃないことに気づかされる。
そう思った時、無難にこだわる自分がちょっとずれてると思った。
そんな職場の人に向けて個人色を出すプレゼントの方がずれてるのはわかる。
だけど私は、職場の人だからあげようとしてるんじゃないことに気付いた。
あくまでも私は対人間同士の関わり合いで助けてもらったと感じることが四人四様にあったから、それに対して本当はお礼の気持ちを伝えたい。
そうであれば「無難」な選択ではないはず。
個人の好みに合わせて(本は違うけど)選んでいいんだと自分に許可をおろすことができた。
だから私は買ってる間も選んでる間も楽しかったし、なければないで心底ガッカリしてた。
そこがはっきりしたから自分の中でもスッキリした。
そしてそれでいいんだと今ようやく書きながら思うことができた。
0 件のコメント:
コメントを投稿