2018年10月21日日曜日

振り返りノート☆祝福

これはずっと書きたいと思っていたこと。

その人と出逢ってから、その人も私もお互い元気で毎日会えるだけで「生きる喜び」を感じていた、そのことはこのブログでも何回か書いた。

それとは別にすごく貴重な喜びの体験をしたから、今日はそれについて書きたい。



去年の夏は結婚式があったおかげで、何人もの友達と再会することができた。

それとは別に、結婚式以外で会った友達、お盆の時に会ったお世話になっている年上の友達、20年来の心友、そして数ヶ月前にあった大阪地震で連絡がついた友達、その人たち全員からもらったものがある。

どの人も全員、私のこのよくわからない片想いのような状況を心底喜んでくれた。

御年38歳、今年に至っては39歳の時に、なんと「いい人に出逢えた!」と言うだけで、私はどれだけの祝福を受けたことだろう。

今指折り数えたら9人!

いい年した独身女が、「彼氏ができた!」とか「結婚を前提として付き合ってる人がいる!」ではなく、なんなら「好きな人がいる」でもなく(←こういう言葉のニュアンス的なところは頑固だから、絶対にその言葉を使わない)、「いいなと思う人がいる」と報告するだけで、本気の祝福を受ける、というすごいおめでたい事態に見舞われた。

それを言うだけで、あんなにも周りの人たちがニコニコしてくれるなんて前代未聞の体験だった。

しかも、20年来の心友と大阪の友達に報告した時は、すでに何もかもが上手くいかなかった時で、全く明るい話ではなかった。

なのにものすごく喜んでくれた。

これまでに体験したことのないもので、私は本筋は全く望まぬ結果でも、それ以外の部分ではものすごく祝福を受けた。

しかもそのうちの4人は男性だけど、男友達の方が私の計画に対してとても優しかった。

私を常にからかってばかりいる人たちが、その時だけは真面目に話を聞いてくれて一緒に考えてもくれた。

小さなメモを使って誘い出そうかと考えてると言った時、女友達2人から「それ重たい」とか「今どきじゃない」とかまぁかなりボロクソに言われた。

反対に、男友達は1人もそんな風に言わなかった。

状況が状況だったから仕方ないとも言わず、それいいかもじゃないけれど、そっと背中を後押ししてくれるような言い方をしてくれた。

普段とは打って変わって、みんな本当に優しくて感動した。
(普段は優しさより私をからかうことに力を入れていて、そういう優しさに触れる場面がこれまでなかったから知らなかった。でも基本的にみんな心根の優しい人たちばかりだと感じている)

なんなら友達の1人は、旦那さんにまで聞いてくれて、男の人の意見はこうだったよー!とまで教えてくれた。

私の人柄が良いからとかではなく、本当に周りの人たちに恵まれていたということをものすごく感じた。

しかも、結婚とかじゃない。

まだどうなるかもわからないそんな時に、周りの人たちは祝福してくれた。

私はまさか38歳でそんな体験ができるとも知らず、本当に感動しまくりだった。

しかもそのうちの2人はその後どうなった?と私に聞いてきた。

聞いてきた1人は男友達だったけれど、本当にそれを聞くためだけに連絡をくれた気がする。



結婚式の翌日、男友達2人と私とで散策をした。

そう言うととても華やかな感じかもしれないけれど、実際は全く違っていて、朝の移動中の電車の中で2人はいつかの札幌のすすきの旅行について語り出し、お酒も何も入ってないシラフな状態で下ネタ全開の話を始めた(田舎にあるタイプの向かい合う座席だった)。

移動の車中はずっとすすきの話だった。

門司港に行くためにフェリーに乗った時、私は日傘を差して着席した。

それだけでセレブッシーなどと呼ばれ、写真も撮られ、どれだけその人たちの中の私は女子力低いことになっているんだろう…と思いつつ、旅は続いた。

途中で1人は先に帰り、もう1人と私はまたもやぷらぷら散歩した。

途中、多分地元では有名な神社に行って、私はそこで人生で初めて「恋みくじ」なるものを引いた。

何種類かおみくじがあって、私は普段ならレギュラーなありきたりのものしか引かない。

だけど、その時はその恋みくじの紙人形みたいなのとカチッと目が合って、それに引き寄せられるように引いた。

大吉が出ておめでたいくじだけではなく、内容が良かった。

「神に感謝したくなる」ような出逢いだと出ていた。

うん、うん、そうそう!まさにそういう出逢い!と思いながら、読んだ後はそっとカバンにしまった。

友達は気付いていたと思うけれど、黙っていてくれた。

その友達にはその2週間か3週間後、私が手紙が長くなってどうしよう…とラインした時に、私の書きたいように書けばいい、と後押ししてくれた友達だった。



九州から東京に戻った後、そこでも友達の家に泊まらせてもらった。

着いた日は神楽坂のオシャレ割烹みたいなお店で女子会を開催してくれ、翌日はわざわざ休みを取ってくれて友達と2人で面白いことをした。

女子会の時、うちらの隣りの席の3人組が実は独身の年頃息子と両親という組み合わせで、母親はいつなら見合い話を持ってきていいの?みたいな緊迫した会話だったらしい。

私は後から着いたから全く知らなくて、その後うちら4人はそんなシリアストークな親子の隣りで、婚活とかの爆裂トークをしていた。

私以外の3人は可愛いか綺麗のどちらかでモテ子たち、尚且つ超仕事ができるキャリアウーマンたちで、そんな人たちが繰り広げるぶっちゃけトークの隣りでそんなシリアスな話をしていたとは。

その事情を最初から見て知っていた子は「でも、あの男の人からしたら良かったと思うよ〜!だってご両親は頭の固い古い考え方で、でも息子はそうじゃないから、息子の話だけでは全然説得力なくても、すぐ隣りの同じぐらいの年の女の人たちがあれだけぶっちゃけた話をしてたら、両親はドン引きでもあの人は良かったんじゃない?」などと言っていた。

まだ結婚相手すらいない時から、式に誰を呼ぶだのという話にまでなっていたらしい!

ちなみにその時私は、新潟で行った婚活イベントの話をした、あまりにおかしかった婚活パーティーの例として。

その時は全く気付いていなかったけれど、その2〜3ヶ月後にその時のことを思い出して「楽しかったなぁ♪」なんて回想していた時に、一気に色んなことが繋がった。

その婚活イベントの日に、迷子になってその未来の職場に行き着いたこととか。

まさかその人に出逢う前にその出逢いの場に自ら赴いていたなんて、その神楽坂女子会がなければ気付けなかったかもしれない。

記憶がかなり怪しくなってきたけれど、その神楽坂女子会は後に色んなことが繋がるためのスイッチみたいな役割を果たしてくれたものだったことは間違いない。

その翌日は、友達がせっかくだから東京大神宮に行こう!と言った。

そこは恋愛成就の神様として知られてるから、うちらも祈願しに行こう!って。

行ってみて驚いた。

友達がすごい人気のスポットだから!と言っていたけれど、想像以上に凄かった。

平日なのに、年頃の女性がこれでもかと言わんばかりに後を絶たずお参りに来てて、友達なんかは「ここで婚活イベントすれば絶対に人集まるのにね!」とか茶目っ気たっぷりに言った。

中には男性もいて、男性も神頼みしてるのかなとか言いながらしばらく人間観察に励んでた。

ちなみに一緒に行った友達は、今年の夏に連絡をくれて、その時にはいなかった彼氏とその後出逢って、その人と結婚したと教えてくれた。

私の方はおめでたいことにはならなかったけれど、一緒に行った友達はおめでたいことになって、それはそれでとても嬉しかった。



20年来の心友からは手紙をもらった。

その前に私が彼女にオルゴナイトと手紙を出して、その返事と誕生日プレゼントが今年の誕生日以降に届いた。

自分の書いた手紙は手元にないから最初に少しだけ言い訳すると、私は「恋」とは言わなかったと思う。

友達はこんな風に書いてくれた。

「史子の恋、〇〇さんとのこと、何度も読み返したんだけど、私はとてもうらやましく思った。
魂レベルの恋、なんて素敵なんだろうって。
うまくいく、いかないは別としても、そんな気持ちを抱くなんて、その気持ちに気づけるなんて、なんて素晴らしいことなんだろうって思った。
〇〇さんはとても幸せな人だなあ、と。他人にそこまで想われて、うらやましい位、幸せ者。
史子に対しても、純粋にうれしかった。またそんな気持ちになれた、〇〇さんという人からいろんなものを感じて、いろんな気持ちが生まれて、それこそ中学生のようなその気持ちが、私にはすごくうらやましかったんだ。

今の史子は、またさらにかわいくなっているのではないかと想像して、今回はお誕生日プレゼントに、シャネルのグロスを選びました。私も去年かな、友達にシャネルの化粧品をプレゼントでいただいて、私は人生初のシャネルで、なんかありきたりだけど、そして普段私はブランド物には全く興味もないんだけど、それだけはなぜか魔法がかかったみたいに女の子になった気がして、すごくすごく、うれしかったの。もし同じ気持ちになってもらえたら…と思って。」

中学生みたいだと手紙で言ったのは覚えてる。

相手のことを幸せ者だと言ってくれたのは、その友達だけだった。

私でさえそうは思えない、それは今でも思えない。

どこかでごめんなさい、と謝っている自分がいる。

迷惑やら負担やらを与えて申し訳ない気持ちや後ろめたさなんかは、この1年事あるごとに出まくりだったけれど、その人私に想われて幸せだなんて考えたこともなかった。

でも、その友達はその人のことをそんな風に誰かに想われて幸せ者だと言った。

すごい言葉のプレゼントだった。

私本人よりもめちゃくちゃ肯定してくれて、私はその手紙で泣いた。

今も読んでたら涙が出た。

そう言えば、一度だけ私はその人に直接「ごめんなさい」と言った。

本気の罪滅ぼし的な意味で言った。

とっさに出てきた言葉ではあったけれど、言っといて良かった。

今初めてその時のことを思い出したけれど、1回言うだけではとても足りないのは否めなかったけれど、それでも言えて良かった。

心友の幸せ者だという言葉は、そんな私の心の中も救ってくれた。

そして、おかげさまで、私も39歳でシャネルデビューをした!

私もブランド物には興味がないから、自分で買いに行くこともないし、何よりも私はあのデパートの化粧品売り場のにおいがダメで、近寄ることもしない。

だけど、その人の話をしたことで、シャネルのグロス(口紅みたいなの)をプレゼントしてもらえた!

それだけで女子力がめちゃくちゃ上がったような気持ちにさせてもらえた(笑)。



こんな風にして、その人と出逢ったことで私の周りにはハッピーが増えた。

周りの人たちが付き合ってもないのに祝福してくれたり、上手くいかなかったのに私に想われて相手のことを幸せ者だと言ってくれたり。

おめでたいと言えない状況でも私はこれだけたくさんの祝福を受けて、そして人からたくさんの優しさをもらった。

それはその人と出逢うことがなければ、手にすることのなかった贈り物だった。

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