これから数日、毎日振り返って見つけた記録や記憶を綴っていく。
すでに今日の分の振り返りは書いた。
タイムトリップして、当時を振り返りながら、そして今現在の着地点を見据えながら、出てきたものを真っ直ぐに綴る。
今日コンビニの駐車場にいた時、ふと横を見れば小学校1年生ぐらいの女の子とベビーカーを押したお母さんとがいた。
女の子はオロナミンCを持っていて、それをその場で開けたらしい。
お母さんに何で今開けちゃうの?と怒られていた。
想像するに、家で開けようとか言われてたんだと思う。
お母さんに自分で持って行きなさいと言われているようだった。
女の子はとりあえずオロナミンCに無理やり蓋をして、それを自転車のかごの中に入れたけれど、不安定でオロナミンCが横に倒れて中身がチョロチョロと出てきた。
女の子は「ママ、待ってぇー!、ママァ、ママァー!」と半泣きになりながら叫んでた。
お母さんは女の子に自業自得でしょと言わんばかりに待たずに先に行って、女の子の場所からはお母さんは見えなくなっていた。
女の子は自転車が倒れたのも気に留めず、無我夢中でオロナミンCを手にしてそしてお母さんの元へ走って行った。
しばらくして、女の子は手ぶらで駆け足で戻ってきて、急いで自転車にまたいでお母さんの方へ行った。
どうやらオロナミンCは持ってもらえたみたいだった。
この1分ぐらいでしかない寸劇のようなシーンを見て、私は胸がぎゅっとなった。
置いて行かれることの不安、お母さんが見えなくなる・手が届かない場所に行ってしまう不安、そんな不安がものすごく伝わってきたし、女の子のママコールは胸が張り裂けんばかりの叫び声だった。
この女の子が最初にオロナミンCを開けたのが多分お母さんの怒りを誘発したとは思うけれど、お母さん待ってあげてよ、と思った。
あれは不安だよ、と私は女の子の一挙手一投足見てたからわかる。
オロナミンCは思うように置けないし、自分で持っていけと言われたし、だけど上手くいかないうちにママは行ってしまうし、ママ!と呼んでも待ってもらえないどころかどんどん進んでしまうし…。
子どもが本気でパニクっていたから、見ていていたたまれなかった。
ちなみに今日一番心打たれた風景は、お墓に供えられたコスモスや庭に生えてただろう花を無造作にまとめた花束だった。
秋分の日にも世間の律儀な人たちは墓参りに行くようで、今日墓参りに行ったら何箇所かの墓には花が手向けてあった。
私の墓参りはそんな律儀な理由ではなく、単に「今日行こう!」と気が向いたから行ったに過ぎなかった。
去年も行ったと思うけれど、何も記憶がない。
多分そんなところに目を向ける余裕がなかったから気付かなかったんだと思う。
で、その今日の墓参りの時に、買った花ではなく、庭先にあっただろう季節の花を集めた花束が一番目を引いた。
お盆の時と違って、そういう庭先の花を供えるお家も何軒かあって、その方が本当の心からのお墓参りみたいに感じた。
ちなみに思いつきで行く私は毎回手ぶらで行く。
私のズボラな墓参りスタイルはいいとして、1年前には見えていなかった風景を見ることができるようになったことに気付いた。
今日から始めた振り返りの中で、去年は見えなかったけれども今は見えるよ、というものが1つでも2つでもあったら嬉しい。
私がこれから数日かけてする振り返りの中に不安は今のところない。
1年前は今日の女の子みたいに、先が見えないことに発狂しそうだったけれど、今はその発狂しそうなプロセスはとりあえず通り過ぎたから落ち着いている。
不安…、不安と言うよりも、天と地がひっくり返って世界が変わってしまう、知らない世界に行く怖さみたいなものだった。
それを1年ほど毎日コツコツと過ごすと、とりあえず「いない世界」の体験が積み重なって、自分なりの大丈夫を見つけた。
今は振り返っても、とりあえず大丈夫なところに我が身はあるから、自分のペースで振り返られる。
今日用事を足して足して…の中で見つけたメッセージ。
結局なかった探し物のホームセンターの駐車場で、振り返りのキーワード的な県外ナンバーに出くわした。
探し物はないのにペンジュラムはそこ行くよと言っていた。
なかったじゃん!と思いながら店を出てすぐにその県外ナンバーだった。
多分用事の方じゃなくて、その県外ナンバーを見ることが用事だったんだと思う…。
コンビニで用事を足した後、入口近くに止まっていた車の中には、金色の袋で「大福」の文字が見えた。
大きい福が来るみたいでめでたいなと得した気分だった。
そしてさっきラインを見た時に入っていたスタンプ。
プロレスラーの人が「愛してまーす!」とガッツポーズで言ってるスタンプだった(音声つき←多分プロレスラー本人の声)。
内容と「愛してまーす!」は無関係だけれど、どういうわけか相手の人は「愛してまーす!」のスタンプを返してきた。
・特定の県外ナンバー
・大きな福
・愛してまーす!
振り返り初日に相応しいキーワードたちだった。
題名、色々迷ったけれど、タイトル通りになった。
「Shall we 〜?」だから、誘ってる。
一緒に振り返ろうよ!と誘ってる。
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