小さな実験パートⅡは、予告した通りに準備を始めた。
ただ、1つ予定が狂った。
自分が過去にアップした記事を読んだ。
タイトル見ただけでは何を書いたものかわからなかったから、何を書いたのか気になって読んだ。
冥王星の影響とその実際を延々と分析している内容で、途中からは違う内容に変わっていた。
それは色々なことを思い出すにはものすごく役立った内容ではあったけれど、最初から読んだら20分くらいかかってしまった。
内容は今回の実験にものすごくピッタリだったから良かったけれど、それで当初予定していたことをするには時間が押し気味だった。
その後部屋をささっと片付けて、布団敷いて除夜灯に電気を切り替える頃には21:47になっていた。
そこから色んなことを思い出すのを始めたら、もうそれが思いの外楽しくてかなり熱中した。
思い出しながら気付いた。
当時の私には、無いものを数え上げたらきりがない位に色々なかった。
プライベートなスペースさえも確保できない日々で、日々色々なところを巡っては1人時間の確保に努めるような時期だった。
興味のない仕事に、先行きの不安定さに、色々と不安要素満載だった。
だけど当時は、朝を迎えること、その日元気であること、その人も元気なこと、元気で会えること、会えて満たされてその日を締めくくること、会えない日は次の会える日を心待ちにしながら1日を終えること、そんなことたちで私は徹底的に満たされていた。
こんなにしあわせでいいんだろうか?と思ったぐらいにしあわせいっぱいで、無いものたちや上手くいってないことたちは全くと言っていいほど気にならなかった。
私は普段「喜び」なんて言葉は使わないし、さらに言葉を足して「生きる喜び」なんてまず言わない。
言わないというよりか、そんな大げさな言葉を使うことも感じることもないから。
だから、そんな言葉を使おうという発想すら湧かない。
だけど、当時は言葉で表すなら「生きる喜び」が毎日あって、実際は生きる喜び以上のものを手にしていた。
その中で見たその人の姿やシーンをあれこれ思い起こしてた。
本当に楽しくて止まらなかった。
もはや予定していた手順は時間が足りなくて、当初計画していたことの3分の1もできなかった。
21:59の表示を見た後もその余韻に浸りまくった。
本当はその人の良いところも私側が痛みを覚えたその人の行動も色々思い浮かべる予定でいたけれど、その時間がなかった。
ちょびっとだけ出した。
本当に片手で数えるぐらい。
出そうと思えばもっともっと出せたけれど、そして当初は出す予定でいたけれど、思い返しがあまりにも楽しすぎてやめられなかった。
用意が足りないな…と感じたけれども、時間は時間だから始めた。
用意は足りなかったかもしれないけれど、その楽しい状態はずっと続いて心の中は愉快だった。
用意が足りないこともそんなには気にならなかった。
暑くてクーラーをその前から入れていたせいで体は冷え切っていた。
胸を手で温める前に体が冷たすぎて、熱を感じるまでもすごく時間がかかった。
というか、全然温まらなくて、もうそこは得意の想像力を駆使して温めてるつもりになった。
想像していた手順とずい分違ったけれど、私はその振り返りがあまりにも楽しかったから、それでいっか!と開き直ってた。
もうどれが良くてどれが悲しくて痛ましかったというのは、差がなくなっていた。
良いものは良い。
それは今も変わらない。
そうじゃなくて、悲しかったりしたことも、その良いものたちと同じくらい大事なものだと本当に感じられるようになっていた。
無理やりそう思うのでも感じるのでもなく、本気でそんな風に私は感じていた。
想いが昇華したのかな…と思う。
不器用すぎる姿とかも出てきた。
その人の人生の中でそんな部分をあからさまに外に出したのは、何回ぐらいあったのかは知らない。
モテ男そうなその人はもしかしたらものすごくたくさんの回数そうしたのかもわからない。
回数はどうでもいいけれど、その1回は私が目撃者だったことは間違いない。
改めてその貴重具合を感じていた。
そしてその不器用すぎるところも全部全部含めてその人だから、私はそれを悲しむよりも慈しむ・愛しむようになっていた。
「いつくしむ」を変換すると、慈しむと愛しむが出てくる。
両方相応しい変換だから、あえて2つ書き並べた。
正解のやり方なんてないけれど、これ何かを送ってるんだろうか?と考えると違う気もした。
だけど、思い出すことを楽しんで堪能している自分を見て、これはこれでいいなぁと思った。
こんなんでその人にも何かが伝わったら逆に凄すぎる!!!と感じながら、冷たい地肌に直接両手を置いたまま、時間を過ごした。
最終的に22:17になった時、集中力が切れてやめた。
30分近く振り返って手を置いてみて、とにかく楽しかった。
別に何かなんて必要ないのかもしれないな…と思った。
私が1人で盛り上がっていた時に、見える部分のものは何もなかったと言ってもいい。
私が強く望んだその人との時間も個人的に仲良くなることも何もなかった。
何にもなくてもそれでも私は究極に満たされまくってた。
生きてるだけで丸儲けとはよく言ったもので、本当にその状態になっていた。
体は冷たいまま時間が過ぎたけれど、内側は色んなことを思い出せば出すほどどんどん温かくなっていった。
温かくなって当たり前!、って言い切れる。
なぜなら、その時間もその人も大切なんだから、大切なものに触れたら心は温まる。
考えただけで苦しくなったり辛くなったりするものでは、心を温められない。
色々涙も流れたし、鉛のような重たい時間もあったし、嫌でも迎えた最後の瞬間もあった。
それらも本当だった。
だけれど、それさえも全部全部含めて大切で、だから色々思い出していると心は勝手にぽかぽかとしてくる。
手順通りとはいかなかったけれど、私は昨日やってみてかなり良かったから、しばらく毎日継続してみようと考えている。
温かい穏やかな気持ちにさせてもらえるから。
もはや相手のためじゃなく自分のためにする(笑)。
話があちこちに飛んでしまうけれど、この24時間の中で色んな場面を経て、私は1つ自分の中の決定事項を変更することに決めた。
8月の終わりにヒーラーのOさんから、相手のことを思ったり言葉に出したりするとどうしてもそこに質量を帯びると教えてもらって、それが良い悪いではないと説明してもらったけれど、私は相手に迷惑や負担を変に送るのは嫌だから、そうしたことを止めようと考えた。
その後、やっぱり何も表現せずにいるのは無理だから、迷惑にならない程度に言うのはいいかな…とちょっとだけOKにした。
だからかなり遠慮がちにその人にまつわることを時々書いた。
だけれど、そういうことの前に、この昨日の小さな実験パートⅡから今日に至るまでの間に、私は自分の中の絶対に大切にしたいところを改めて思い出した。
命に限りがあるように、自分が発する言葉にも限りはある。
全部を表現することはできない。
表現できる言葉も数もどうしても限られる。
それはごはんを24時間食べ続けられない、食べるものも限られてるのと一緒で、残りの人生で何を食べるかって何でも食べれそうで、実際はそうじゃない。
言葉もそう。
何でも表現できるわけじゃない。
寝る時間や食べる時間、社会の中で動く時間、色々とある。
その中で表現できる時間は無限大にあるわけじゃない。
そしてその時間の中で表現できることも無限大に全部表現できるわけじゃない。
言葉とも一期一会なんだと本当に肚(はら)に落ちた。
伝えられる言葉とそれを表現できる時間に限りがあるとわかって、私はそれをいつの時も「伝える」ことを第一にしようと決めた。
相手の迷惑や負担を考える前に、私はどうしたいのかを考えることにした。
私は伝えたい。
限られた時間・限られた言葉の中で、私は黙り続けるよりも伝え続けたい。
それが私の本音だった。
だから、こんな実験の舞台裏なんて書いたところで本当に何の生産性もないけれども、私は私の伝えたい言葉がある限りそれは伝え続けよう、と決めた。
反応があれば尚のこといいけれど、反応欲しさに書いてるのとは違う。
せめて知っていて欲しい。
世界の裏側ではこんなことが起こっているよ、ということを知っていて欲しい。
そしてもっともっと欲を言うと、その人の存在そのものが唯一無二のかけがえのない命だと私は思っていることを知ってて欲しい。
そういうことを素直にありがとうと受け止められる人ではないとなんとなく思っている。
それはそうであってもそうでなくても
どちらでも良いけれど、せめて私が見ているその人の姿は伝え続けたい。
それが私が心から望んでやりたいことだとわかったから。
伝えたい。
その人がその人であることが何よりも大切だから。
私はそのことを伝え続けたい。
最後、無理くりまとめると。
昨日の小さな実験パートⅡは、かなりな準備不足が生じたから、これからはしばらく毎日1つその人の何かを思い浮かべてそれを大切に包み込むみたいなことをしようと思っている。
思い出してその後は胸に手を当てて温める。
そのために自分の心の中を整えたり、思い出して温かい気持ちにさせてもらえたり、それすごくいいなぁと思っている。
今だって書きながら穏やかな気持ちの部分が増えている。
そのもらったものをそっくりそのまま返すつもりで温めていく。
だから今夜以降も小さな実験パートⅡは続く。
時間はまちまちになるけれど、もし本当の本当に届いてるとするなら、それは本人はわかるような気がしている。
どんな風にしてわかるのかはわからないけれど、自分の経験上、わかることはわかる。
理論理屈抜きで、そういうことが現実に起こる。
私は自分が体験しているから、そういうことが伝わることも十分あると思っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿