2019年3月6日水曜日

奇跡の果実(19)傷を癒す






【はじめに】
最後に《3月全体のメッセージ》を付けてます。もし良かったら参考にして下さい。

私自身が引いた『3月のメッセージ』としてのカード(写真)・今の空の状態(天体配置)から読み解いたものを組み合わせて書いてます。
そこに加えて、数名の占星術家、カードリーディングの方たちの共通のメッセージも参考にしています。

そして、この後の本編の話が、何かしらのヒントになってくれてると思います。
3月のテーマにものすごくピッタリと合っています。これをそれぞれの方が自分のことと照らし合わせて活用してもらえたら、本望です(^-^)!

本編長いので、3月のメッセージが欲しい方はスクロールして下まで行って下さい!


[写真解説]
〜3月のメッセージに使ったものたち〜


*1枚目:使ったカードの紹介
(左)Daily Guidance オラクルカード
(右)Fairy Tale Lenormand


*2枚目:3月のメッセージカード
(左)「解き放ち、身を任せる」
(真ん中・右)「船」「クローバー」


*3枚目:3月のメッセージカード全体
=カードの束の一番下のカードを追加
(上段)「解き放ち、身を任せる」「喜び」
(下段)「船」「クローバー」「鍵」


*4枚目:天王星・蟹座・4ハウス

・2枚目〜4枚目の内容で3月のメッセージを引っ張ってきています。


ちなみに写真見て気付いたこと。

カードは2つともSさんからプレゼントしてもらったもの。

大きい方は7年ほど前に「私は使わないから良かったら使って!」と譲り受けたもの。

小さい方はつい最近、1ヶ月早い誕生日プレゼントとして贈ってくれたもの。

ホロスコープのサイコロは、ホロスコープの講座で仲良くなった方からプレゼントしてもらったもの。

サイコロの下の籐製のコースターは、男友達がフィリピンで当時仕事してて一時帰国した際、お土産として買ってきてくれたもの。

ぶっしーなら家に人を色々呼んでるから、それを思い出して、「これピッタリやん!」と思って買ったと言ってプレゼントしてくれた。

私、人からの貰い物ですべてこの大切なメッセージを下ろさせてもらったんだと気付いた(o´艸`)。



〜本編『傷を癒す』〜

[所用時間:約40分かかるので、時間ある時にお読み下さい。]


オンタイムな出来事を今日は綴る。

主に3人の女性が出てくる。

三者三様のストーリーが展開していて、わかりにくいだろうから、先に少しだけ登場人物を紹介。


・私
・Sさん…私が名古屋にいた頃からものすごくお世話になっている女性
・Mちゃん…2年半前に行った派遣の仕事の職場で知り合った女友達。スピリチュアルなことも好きだし、個人でヒーリングセッションもしている。
・Oさん…男性。霊視ができるヒーラーさん


これは3人がそれぞれお互いに力を貸し合って、それぞれの傷を癒した話になる。

今回、SさんとMちゃん2人から全面的な協力を仰いで、このブログを公開している。

それぞれ傷となったのは、Oさんの言葉だった。

だけど、私もだし他の2人もだけど、Oさんを恨んでいないし、むしろ各自がそれぞれOさんからしてもらったこともあるわけで、そこは感謝なり他の前向きな方法で受け止めている。

それぞれの傷を癒すプロセスが折り重なって1つの壮大なストーリーを繰り広げている。

この話の内容が1つでも誰かのヒントになったとするなら、本当に嬉しいです。



ーーーstory of 私ーーー

2月の私は、人間関係の在り方や距離感にマックス悩んだ。

元々、2月は人間関係の断捨離だの整理だのがテーマだというのはわかった。

それがいくつもメッセージで来るから、どうも避けては通れないのは何となくわかった。

しかも、黙ってフェイドアウトではなく、きちんと言うことは言ってから関係を断つなり離れるなりするみたいな感じで、あまり気持ちの良いことではないのもわかった。

1月の終わりあたりは「ふーん」程度の軽い解釈でしかなかったけれど、2月の日にちが進むに連れて、どんどんヒートアップした。

私がここまで悩んだのは、相手が相手だからだった。

ヒーラーのOさんとの関係にものすごく悩むことになった。

他の人なら確実にフェイドアウトした。

だけど、とてもお世話になりさんざん助けてもらい、本当に色々してもらったからこそ、色々強烈過ぎた。

Oさんに対して、最初に自覚できるぐらいの違和感があったのは、1月の中旬過ぎだった。

ちなみに違和感なんて通り越して、いきなり「数年ぶりの怒り大爆発」という形でやってきた。

Oさんの霊視によりキャッチできた、山で行方不明になったおじいちゃんの霊が出てきたのが1月7日。

その後、おじいちゃんとご家族を繋げるために、おじいちゃんとやり取りできる霊能者としてのOさんをまずはおじいちゃんの家族に紹介することになった。

それが1月の中旬で、その翌日にOさんから私の対応に関してかなり色々指摘を受けた。

その指摘で私はブチ切れた。

「どうしてこの大切なポイントがわからない?」という怒りで、そしてその大切なポイントは私にとって人と関わる時、特に仕事の時に大切にしていることだった。

ちなみに、おじいちゃんの家族にOさんを繋げるために、私はA4で13枚のパソコン資料+手書き4枚の資料+手書きで数枚の家族宛への手紙を用意していった。

特に資料は繊細な内容が満載すぎて、本当に神経を使って作っていた。

その時にOさんから「僕の方が武士俣さんより女性性が強いと感じるんですよね。武士俣さんの方が男性的というか。僕、武士俣さんと同じペースで動くと本当に精神的にも肉体的にも倒れちゃいます」と言われた。

Oさんの言うこともごもっともだったし、私の行動量が異常な量なのもわかる。

だけど、それしかもう私が考えられる方法がなかった。

ただでさえ私はペンジュラムを使っておじいちゃんを見つけられなかったわけで、今度はその私が新たな霊能者を「おじいちゃんの霊魂が出てきて、おじいちゃんが色々と家族向けに話をしてるので、それを聞いてもらう機会を作ってもらってもいいですか?」と紹介するという、超絶怪しい話をしないといけなかった。

失敗は絶対に許されなかったから、私は本気でできる限りのことは徹底的にやっていた。

本当に細かい確認が必要で、それで何回もOさんにLINEも電話もしまくっていた。

だけど、それが男性的だとか言われると、私は「ガーン(T_T)」という感じだったし、さらに私はすごい細やかに自分はやってるつもりなのに「僕の方が女性性が強い」とか言われてしまった。

私はあまりにショックで、何をどう捉えていいのかわからなかった。

しかも私は本当にそういう自分の完璧主義なところとか、仕事の失敗が許されないと思うと異常なほど準備や確認をしてしまうこととか、自分でも男の人たちよりもやるのは知ってる。

男の人たちがビビるのも知ってる。(←過去にもそれとなく他の男性たちから言われたことがある)

しかも、私の女性性が…とは言ってないけれども、私の脳内は「女性性が低いんだなぁ…私…」という誤った解釈も働き、もうドツボなんてもんじゃなかった。

(注釈:こういう誤った解釈が余計な感情を引き起こすから、心理学的に言うと、「相手の言葉」と「自分の感情」は分ける、別々にして解釈するといいです。)

この一連のことはその後話をして解決したけれども、その後にまた大きなことが2つやってきた。

1つは、この奇跡の果実シリーズの『⑧覚醒』をOさんにも渡して、その感想をもらった時だった。

感想は良かったけれども、その後Oさんが細かくあの文章を分析してくれて、その時のやりとりで私が超引っかかったことが出てきた。

最初は得意の「流す」「多分大丈夫」ということにしようと思っていたけれど、時間が経てば経つほど、モヤモヤして怒りも湧いてきた。

Oさんは一切悪気がないし、むしろ有用な情報をこれまた無料で色々ともらったわけで、余計とどうしたものかな…と思った。

情報は良いんだけれども、私の感情はズタズタになっていた。

で、これは言わないとわかってもらえないことに気付いて、私は正直にもらった情報はありがたかったものの、自分の気持ちとしては全く寄り添ってもらえなかった気がしてしんどかったことを書いた。

Oさんは慌てて謝罪も含めての丁寧な返信をくれた。

そこは解決した。

今度は(=2つ目)、Oさんの個人的な相談みたいな、相談とは違うけれども「武士俣さんはどう思いますか?」みたいなことが3回続いた。

超専門的な質問が続いて、最初こそやりとりしていたけれども、だんだんと内容がヘビーになってきて私はどんどん疲れてきた。

だけど、私は去年の夏から秋にかけて、Oさんから月に1回、3時間×合計5回、ヒーリングや霊的世界についての専門知識を色々学ばせてもらった。

しかも完全に無料で。

さらに私の質問に答えるために、資料も20枚近くなんだかんだと作ってもらった。

半端なく世話になったわけで、会っていた時も私が知ってる心理的なワークやそのやり方とかは色々教えられる範囲で伝えてはいたけれど、そうでなくてもOさんの負担は大きかった。

それもあったから、私は「自分もせめてできることはしよう!」という気持ちでいた。

ところが本格的に、自分の方が疲れてきて、下手すると半日ほどOさんから聞かれたことに対して答えを文章に起こすとかしていた。

答えはすぐにわかっても(←私の特性)、それを相手に伝わるように、そして相手が変なところで傷付かなくてもいいように、相当言葉は選ぶ。

しかもOさんの性格も知ってるから、余計と私は言葉選びには本当に慎重になっていた。

Oさんは言葉をよく見るから、そこに誤解が生じないように毎回相当気をつけた。

そして、最後3回目のお願いの時に、私の中でとうとう「無理!」となって、私はこのように返信した。

「正直にお話します。
今回の件、正直私としては引き受けたくありません。テーマが重すぎます。
私が対応するとするなら、まじめに個人ではなく専門的な知識を持つ立場として対応するレベルの話です。」

ただ、さんざん世話にはなったから、その後、私ができる目一杯の情報を盛り込んで、伝えられることは伝えた。←半日作業

Oさんからは、私の考え方に関しては了解を得られて、とりあえず終わった。

これが2月9日の話だった。



ーーーstory of Sさんーーー

10月に最後私とOさんが会った時に、私はOさんから私の魂から出てきているメッセージがあったら教えてくださいとお願いした。

私は口頭で教えてもらうで良かったけれども、Oさんはご丁寧に「武士俣さん、書いてもいいですか?自動書記の方が僕はやりやすいので」と言われ、なんと魂からのメッセージまで書いてもらった。

(注釈:自動書記とは、相手の人の魂や守護霊などにアクセスして、そこから下りてきたメッセージを書くこと)

これが本当に良くて、私はSさんにも写真を送って良かったことなんかを色々話してた。

Sさんが「私もそのサービス受けたい!」と言った。

その後も機会は特にきちんと設定されないまま来たけれども、おじいちゃんの家族との件が終わった後に、Sさんから正式にOさんのサービスに申し込みたいと話があった。

Oさんにも連絡をして、SさんとOさんを繋いだ。

2月の前半にSさんはOさんの魂からのメッセージを書いてもらうセッションを受けた。

セッションの後私に電話をくれて、Sさんは「ぶっしーちゃん、本当にOさんを紹介してくれてありがとう!」とものすごい感謝の言葉を色々伝えてくれた。

セッションの時の話も具体的に「こんな風に伝えてもらってね」とか、色々感想を言われていた。

聞いてて気になる箇所がいくつかあったけれども、Sさんもだからと言って私に意見を求めてるのとは違っていたし、求められた部分に関しても悪い印象はなかったから、まぁ可も不可もない感じだと思ってそのままにした。

翌日、もう一度別件でSさんと電話をした。

Sさんと私は互いの用事を済ませて、もう電話を終わりにするところにいた。

「じゃあまた今度」と言う直前ぐらいだった。

Sさんが言った。

「ねぇぶっしーちゃん、私前世療法やろうかと思うんだけど、どう思う?」

ものすごく言いにくそうに、そしてものすごく勇気を出して聞いてきたんだな、というのが電話越しにわかった。

(注釈:電話越しの相手の様子を推し測るのが私は得意)

「やったらいいじゃないですか!」と私はすぐに返した。

そこでようやくSさんが口を開いてくれた。

セッションの時に、OさんがSさんが前世療法をすることに対していまいちパッとした反応をせずに、むしろSさんが興味があると話した別の内容の方を勧められてしまって、自分でもどうしたらいいのか思い悩んでいることを話し始めた。

私はその時Sさんに言った。

私は視えないし、何か人の人生を左右するようなことを言うのは好きではないと前置きした上で、Sさんは何が何でもスピリチュアルなことに関わっていかなきゃいけない人、やりたいやりたくない関係なくやらなきゃいけない人だということ。

そしてその手法の1つが前世療法だとするなら、それはやった方がいい、むしろやるべきものだと思うと、かなりはっきりとした口調で私は背中を押した。

その日私はたまたま見たカードリーディングの動画の中に前世の話が出てきたばかりで、そのシンクロっぷりを熱弁してしまった。

Sさんの話をきちんと丁寧に聞かずにいたけれども、少なくともSさんはOさんがセッションの時に言った言葉のいくつかが引っかかっている、ということだけはわかった。

聞けば聞くほど、「酷い!」と怒りがメラメラと出てくる感じだった。



3日後ぐらいに、私はやっぱりOさんのセッションの時の対応はどこか間違えてると感じた。

これがSさんの小さな人生の悩みだったら私は多分そのままそっとして終わった。

だけど、前世療法は、Sさんの人生においてすごい大きなもので、避けては通れない道だというのだけは感覚的にわかってる。

しかも、Sさんはもうお孫さんもいて、年齢的にあと何十年も生きるということじゃない。

そもそも今回、SさんがOさんの自動書記を受けたかった理由は、単に興味があったからじゃない。

自分に残された人生の時間を思った時に、「このままの生き方でいいんだろうか」と疑問がずっと浮かんでいた。

そして、「自分の魂の願いを聞いて、その願いを残りの人生の中で叶えていきたい」、Sさんはそう考えた。

そんな時に私が私の魂からのメッセージを書いてもらった紙をSさんに見せたことで、Sさんは「これだ!」と思われた。

Sさんは10年近く前にも、そういう霊視(実際は「チャネリング」という手法)できる人から自分の人生の目的を聞いている。

それも知ってる上で、OさんにSさんの魂から来ているメッセージを書き下ろしてもらうことで今の自分の魂の願いを、魂が何と言っているのかを聞きたい、そういう想いの元で受けたOさんの個人セッションだった。

ところが、OさんはSさんのその願いの部分にきちんと耳を傾けなかったのか、全然勧める風ではなかったと言う。

他のことたちも合わせて、話がいくつかすれ違ったり、Sさんにしたら「言葉の凶器」だと感じたことが何箇所かあった。

私は、人生の一番大切な部分に対して理解していなかったことと言葉の凶器となるような部分とを、Oさんに直接伝えることにした。

元々Oさんに頼まれて断ったことは、まさにそうした内容だった。

自分の個人セッションの時のあり方について質問を受けた。

内容は割愛するけれど、とても専門的なものの上、伝えるにもものすごい配慮の要る話だったから、それで私は断った。

Oさんに伝えるにあたり、Sさんに再度私に前世療法の話を聞かせて欲しいとお願いして話を聞かせてもらった。

色々整理して話す内容も定まった。

実際に連絡を取ろうと思った日の朝、私はどハマりしているカードリーディングの動画をふと思い付いて見てみた。

見てわかってしまった。

私がSさんとOさんのやりとりがありえなかったと怒りまくったのは、何もその対応だけに怒っていたわけじゃなかったこと。

私が本当の本当に怒っていたのは、私自身に向けられた数々の言葉だったこと。

そして、私は怒っていたんじゃなくて、本当はとても傷付いたこと。

上には女性性の話だけ例にして書いたけれども、他にもいくつか私は言われて自分が受け入れられなかったものや傷付いたものがあった。

朝から1人で号泣して、そしてわかってしまった。

私はOさんの頼み事が嫌だとか面倒だということではなく、私自身が傷付きたくない、それだということ。

どういう方向から私が言われたくない言葉が来るのか予測不能なOさんとの会話では、もう私自身が限界なんだとわかった。

Sさんにまずは連絡を入れた。

Sさんの話を使わせてもらってOさんに話をしたいこと、でも本当はSさんではなく私自身がOさんの言葉に傷付いていたこと、だけど自分のことはとてもじゃないけれども平常心で話せないからSさんの話に自分の思いも乗せて話したいこと、その了解を得た。

Sさんは快くそれを承知してくれた。

女性性のところは、実は嗚咽もらして泣くどころではなく、涙もだけど体がブルブルと震えてしまうぐらいに私は心がグサッとやられてたレベルだった。

そこにようやく気付いた。

その日の夜、Oさんとの話は無事に終わった。

Oさんの良いところは、そういう自分にとって耳の痛い話でもきちんと話を聞くこと。

Oさんには電話越しに、これ以上こうした専門的なやりとりをするのは私はできない、たとえ小さな質問でも私の方にすると大きなことだからできないとはっきりと断った。

その電話の時に、この後出てくるMちゃんの話もOさんから最後の方に「報告ですが…」ということで出た。

武士俣さんからお願いされてた件に関しても話しました、多分泣かれていたのでだいぶショックを与えたかもしれませんが、伝えなければいけないことは伝えました、そんな風に話されていたと思う。

当時の話の様子や私の心情、どうそのことに向き合ったり行動したりしたかは、下の記事にあります。
いつもながらリンク飛ばないので、興味ある方はコピペして見に行って下さい。
『奇跡の果実▷ウラ話⑨自分のために勇気を出してみる』(2月16日アップ)
https://viva-vivir.blogspot.com/2019/02/blog-post_16.html?m=1



ーーーstory of Mちゃんーーー

>>>1月29日

MちゃんからLINEが来た。

2月の中旬にOさんのところに行く予定でいるけれど、前回利用した高速バスが満席で取れなかったと言う。

他の会社のバスを利用したことがあるかを聞かれて、私はないと答えた。

当時は何とも思っていなかったけれども、このMちゃんからの連絡により私はMちゃんがOさんに会うことを知った。



>>>2月2日

『奇跡の果実⑧覚醒』を書き上げた。

Mちゃんも含めて27人の人たちに個人的に連絡を取って、私はそのブログを紹介した。



>>>2月6日

ようやくMちゃんから『⑧覚醒』に関しての返信が来た。

私は返信を求めたわけではないし、何も反応がなくてもそれは最初からどの人に対しても想定した上で紹介していたから、返信がなかなか来なかったことや返信が来るまで数日空いたことについては何か言うつもりはない。

だけど、Mちゃんの返信とこの時間の空き方を見た時に、私は瞬時に「ヤバイ」とわかってしまった。

27人中20人以上の人たちがスピリチュアルなことは全く興味ない又は知らない人たちだった。

けれど、その人たちがすごくビックリするぐらいに自分の気持ちや想い・物語を色んな語り口で話した返信をくれた。

そうした返信を多くの人たちからもらっていたから、余計とMちゃんの返信に私は違和感を覚えた。

これが単に自分個人だけのことをする人ならそのままにした。

だけど、Mちゃんは今は副業的にヒーリング系の個人セッションを週末にしている。

いずれ、ヒーリング関係のお仕事を長くやっていきたい、そういう想いがあることもずっと知ってた。

実際に色々習いに行ったり学んだりしていることも知ってる。

だけど、その状態で、要は私が返信で見たMちゃんの状態でははっきり言って人の見えない部分に触ってはいけないレベルだった。

元々自分を内観する、自分の感情や思考を客観的に見ることが苦手なのは知ってたし、本人も苦手だと言ってた。

なんなら私がどうしてここまで自分を見まくるのか、そのことの意味も「何でそこまでするの?」と聞かれたこともある。

都度都度説明はしたけれども、今回同じものを色んな人たちに配って、そしてそれぞれの人たちからの返信を見たことで、Mちゃんが他と比べてもとにかく状態がよろしくないことがわかった。

スピリチュアルな業界で言われている三大御法度「自害(自殺)・他害(殺人)・他人の人生を振り回す」の中の3つ目、「他人の人生を振り回す」危険を感じるレベルだった。

人柄は本当に良い子だし他にもいいところはたくさんあるけれども、人の見えない部分を触るとなるとそれは話が別になる。

人柄だけではその仕事はできない。

専門知識や専門技術はもちろん、ものすごく細かな配慮も必要だし、そして色んなお客さんと関わるにあたって「内観」は100%必須になる。

自分のことを癒せなかったら人なんか癒せないし、自分の心の動きや感情を理解できなければ相手のものも当然想像することが難しい。

Mちゃんがなぜに内観ができないのかはわからない。

ただ、Oさんのところに行くと知っていたから、私はその日の夜Oさんと何かしらの用事でやりとりした時に、こんなことお願いする立場ではないんだけれども…と前置きした上でお願いをした。

Mちゃんが内観ができない理由はわからない、だけどOさんであれば霊視ができるから、チャクラの状態を見てもらってその上で内観できるように、その自分の内側に対して閉じているものを開く、そういう観点で見てもらえないかとお願いした。

理由もここに書いたような感じで説明した。

本人だけじゃなく、先々の人たちにも影響が及ぶ可能性があるからと伝えた。

私が言ったなどとは言わず、頭に入れといて下さいとお願いした。

私が直接言わないのは、言ったところで「友達」だということ、その友達という関係性ゆえMちゃんの中ではたとえ同じ話でもOさんという専門家が伝えるのと私という友達が伝えるのとでは違う、そして友達の話ではMちゃんには伝わらない、だからOさんに見て欲しいとお願いした。

Oさんはわかりました、自分としても話をしないといけないかなと感じることがあったとは言われていたから、大丈夫だなぁと思っていた。



>>>2月16日

上のSさんの話をやりとりした際に、Oさんから最後に報告を受けた。

武士俣さんからお願いされてた件に関しても話しました、Mさん泣かれていたのでだいぶショックを与えたかもしれませんが、伝えなければいけないことは伝えました、そんな風に話されていたと思う。

とりあえず、話は上手く運んだんだなと思って、そこについては知らないことになっているから、私の方ではそのままにしておくつもりだった。



>>>2月24日

YさんからLINEが来た。

Yさんは、Mちゃんと同じ職場で働いていた時に知り合った人で、臨時事業が終わってそれぞれ職場がバラバラになった後も時々何人かで集まる時に会っている。

Yさんにも『⑧覚醒』のブログを渡していた。

あれから3週間ほどして再度連絡が来た時には驚いた。

Yさんは「ブログ読んでるよ」と教えてくれた。

そして「今度Mちゃんと3人でモーニングかランチに行こう」と誘ってくれた。

大勢でワイワイするよりも、こじんまりとした人数で色々話ができたらいいねというのは11月か12月の辺りから言ってはいた。

それが今回突然このタイミングでYさんから提案されて、それでYさんがMちゃんにも私にも連絡を取ってくれて、それで3月2日に会うことになった。



>>>3月2日

YさんとMちゃんと私の3人でガストモーニングをすることになった。

Yさんは13時頃に「私帰るから、2人はゆっくりしといて!」と言って帰って行った。

Oさんのセッションの話は、私は自分から振るつもりが一切なかったから、Mちゃんが話さなければスルーの方向でいこうと思ってた。

Mちゃんは最初「ぶっしー、最近カードハマってるんだね!ブログで見たよ!」と話し始めた。

カードも楽しいからひとしきりその話をした。

その時に私は「Oさん」とは言わず、2月は人間関係を整理してかなり精神的にしんどかったことを話した。

Mちゃんはその後意を決したように、「ぶっしー、あのさぁ、Oさんなんだけどさ」とそこまで言ったら、目に涙いっぱい浮かべて、Mちゃんはその後言葉が続かなかった。

落ち着いてから色々話をしてくれた。

わりかし早い段階で、Mちゃんには私が人間関係を整理した相手はOさんだと伝えた。

私側の話も多少は盛り込んだ。

Mちゃんはこう言った。

「これまでの人生で、言葉で受けたことのない痛手を負った」と。

あまりにも落とされてばかりいて、何一つ言葉が耳に入ってこなくて、途中からは泣きたいわけでもないのにどんどん涙が出てきてどうしようかと思ったと。

1時間以上、言葉の凶器をひたすら向けられ、何にも頭に入らず、良いことも言われたかもしれないけれどもそれさえも見つめる余裕が全くなかった、そんな風に話していた。

とにかく傷付いてばかりで、言葉は宙を舞ってた風だった。

Mちゃんにも言ったけれども、私はデジャヴかと思った。

MちゃんとSさんは全く知り合いじゃない。

唯一の共通点は、Oさんから個人セッションをそれぞれ受けたことのみ。

私がMちゃんには名古屋でお世話になってた人ということでSさんの話をしたことは何回かあったし、Sさんには新潟に帰ってきてからスピリチュアルな話もできる友達ができたと言ってMちゃんの話は時々していた。

でもそれ以上どうだということはなかった。

だけど、SさんがOさんについて思ったこととMちゃんがOさんについて思ったことは全く一緒で、そして打ち合わせしたかのごとく全く同じ言葉で感想を言っていた。

それが何個かあって、私は別の意味で絶句だった。

何で別々のテーマでセッションを受けているのに、Oさんに関して同じ言葉での感想が出てくるのか、私には「えっ?うん?あれ?なにこれ?」という感じだった。

さらに話を聞くと、もっと絶句したことがあった。

Mちゃんが言う言葉に聞き覚えがあった。

「えっ?((((;゚Д゚)))))))」

Mちゃんは当日のセッションでいきなりど出発からOさんに「今のままだったらヒーリングをやめた方がいい」と言われ、その後も山ほどのダメ出しをくらって、ほとんど話が耳に入ってこなかったと言っていた。

その中で思い出したことを話してくれたその内容というか言葉というのが、私がOさんに伝えたことそのままだった。

Oさんがセッションの時に気をつけた方がいいことを私は文面で回答したことがあって、それも全部その言葉のまま言っていた。

私は絶句を通り越して、言葉さえ最初出てこなかった。

完全に私の伝えたことが、言葉だけ一人歩きしていて中身を何も伴わず、なんなら内容によってはMちゃんを傷付ける凶器やOさん自身の立場を守るための言い訳となっていた。

さすがにおかしいと思って、私は自分のOさんに向けて書いたものをMちゃんにいくつか見てもらった。

Mちゃんは「これこれ、全く一緒だよ!このぶっしーの言葉、そっくりそのまま言ってたよ」と言った。

そこで初めて私は、Oさんが「配慮しない・言葉を選ばない物言い」なのではなく、「配慮できない・言葉を選んで言うことができない」のだと知った。

そして言葉以外の部分から想像して、色んなことに配慮して何かを伝えることもできないから、真っ直ぐそのまま私が言ったことをMちゃんに伝えていたこともわかった。

Oさんの場合は、「しない」のではなく「できない」の方なんだとはっきりわかった。

かと言って、心の深いところをえぐる傷をMちゃんの中にそのまま残すわけにもいかないから、Mちゃんの話を聞いて、私が伝えられることは全部伝えた。

なんなら私がOさんにお願いした内観やチャクラの件も説明した。

これについても、どストレートに言っていて、オブラートに包んでないどころか説明が足らなさすぎて大変なことになっていた。

私がOさんにお願いした内容は、傷にさらに塩を塗り込むみたくなっていた。

本当の意図に関して、私の方で付け足して言った。

この部分が頭に入っている人だろうと思って私はOさんにお願いしていたけれども、言うなればOさんは物事の行間を想像してその部分の配慮というのが苦手を通り越してできないんだとわかった。

私がOさんにそれをお願いしたのは、要はMちゃんはヒーリング業界に今後携わるにしても、Mちゃんが今頭にあるだろう形ではないということ、そしてそれは別の形や分野でMちゃんの場合は強み・才能・資質があるということ、そしてMちゃんが今後力を入れるのはその本人の強みの方だということ。

Mちゃんにチャクラの調整だの内観だのを促すのは、Mちゃんにダメ出しをするためじゃなくて、Mちゃんを必要な方向に本人を導くための手段でしかなかったわけで、まさか良くするためのものが悪くするためのものに変わっているとは、私は言葉もなかった。

そこまでの見通しをOさんが持っているだろうと勝手に私は思っていたけれども、実際はそうではなかった。

だからその部分をMちゃんに説明した。

私はMちゃんと個人的に会うようになってからわりとすぐにMちゃんがヘビーな問題を抱えている人たちを相手にはできないことはわかっていた。

私は看板さえあげていない、なんならカウンセリングしますとかも言ってない時から、自殺未遂だの性的虐待だの億単位の負債抱えただの、そんなことを山ほど色んな場面で聞いていたから、どんなことに対してもそうしたことに驚かず変な色もつけずただ黙って話を聞くことには慣れている。

Mちゃんはその体験がないのと、プラス私みたいにとことん自分を内観しなければいけないほどの意味不明な強烈な出来事に見舞われてないというのも何となく感じていた。

だからそういうタイプの人は、何もヘビーな人たち相手にするヒーリングでもカウンセリングでもしなくていいし、はっきり言えば適性もない。

でもそれはヒーリングの適性がないのではなくて、その分野のヒーリングの適性がないだけ。

代わりにMちゃんなんかは、一緒にいると本当に楽しい人だし、一緒にいる人たちがその空気感に触れるだけで元気になったり明るい気持ちになれたりする、天性の朗らかさと明るさを持っている。

本当にまとってる空気感がきれいなのがよくわかる。

愛情たっぷりのおうちで育ったこともわかるし、旦那さんからもめちゃくちゃ愛されているのがわかる。

何もないとは言わないけれども、少なくともそうした家族関係で心底悩むとかいうことはない。

そして本人もヒーリングのガチの勉強は難しいと言うくらいで、でも他の分野にはものすごく興味がある。

適性がない=才能がない、じゃない。

【そこに適性がない=別のことに才能がある】ということ。

後日Sさんから言われたこともMちゃんに伝えてMちゃんはとても喜んでいた。

Mちゃんの家に初めておじゃました時のこと。

Mちゃんの家は、私が人生で遊びに行ったおうちの中で一番素敵な雰囲気のおうちになっている。

家は、当時大工だったMちゃんのお父さんと弟さんが建てて、内装はインテリア関係のお仕事に就いてる旦那さんが色々取り寄せて自分たち好みのスタイルにしている。

本当におしゃれなおうちで、そして家の至るところに小さな花やMちゃんが気に入った絵や写真なんかを飾っている。

何が驚いたって、何回かお茶やコーヒーを淹れ直してもらったけれども、その都度その都度カップや湯呑みが変わって、それがどれも本当に素敵だったこと。

Sさんにその話をしたら言った。

「それね、自然にできてることでしょう!そうやって自然にできてることが何よりもの強みだから、それを活かしたらいいんだよ!」

だから、そっくりそのままMちゃんにも伝えた。

そんな風に間接的にでも教えてもらった強みを本人に伝えることで、本人もそれを聞いて自分の強みを知ることになった。

Mちゃんは「泣きそー」と言ってたぐらいに喜んでいた。

すごい良い循環だと感じた。



Mちゃんは当初Oさんのことは私に気を遣って私には言わないつもりでいた。

そもそもの紹介者が私だったから。

大元を辿るとこうだった。

Mちゃんはある人からヒーリングの技術を何年か前から学んでいた。

私と出会った頃はすでにMちゃんは学びの途中にあった。

そのMちゃんの師匠にあたる人が私から見ると本当にありえない人だった。

力はあるのかもしれないけれど、その力を正しく使わずに他の人たちの人生を巻き添えにして人の人生を狂わすようなことをしていた。

私からしてありえなさすぎて、でもMちゃんは慕って習っているから、私は他人の人生だから人それぞれと思って黙っていた。

ところが春先のこと。

とうとう私はその師匠にも師匠の教えに疑いを持とうとしないMちゃんにもプッツンとなって、どっちが先か忘れたけれども、Mちゃんにそれを直接言った後か前に、私はなんと人生で初めての「呪い人形」的なサイキックアタックなるものを受けて、本気で1週間寝込んで、その後も1ヶ月近く体調不良を引き起こした。

師匠はMちゃんに付き合う人が変わったことと、その変わった相手が悪いから離れた方が良いと言ってきたらしい。

言うけれど、一度も私はその師匠とは面識がない。

なのにわかるって相当な透視力がある∑(゚Д゚;)

Mちゃんだって私のことを師匠に話したわけじゃない。

師匠の中では、「Mちゃんの付き合う人=武士俣史子=悪い邪悪な存在」となっていて、そしてその師匠のことをMちゃんにダメ出ししたら(ダメ出しというより間違っているから勇気を出して指摘した)、とうとう呪い人形のごとく見えないエネルギーが飛んできて具合が悪くなった。

映画やドラマの世界かと思っていたらそんなことが本当にあって、心底驚いた!(◎_◎;)!

ちなみに私は人生で一番具合が悪くなった。
((((;゚Д゚)))))))((((;゚Д゚)))))))((((;゚Д゚)))))))

で、それがきっかけで私は超色々調べまくって、信頼できるサイトがOさんのホームページで(除霊や洗脳とかそんなことが詳しく書かれていた)、当時は占星術の勉強で東京に行っていたから、そのついでにOさんの個人セッションも受けたのが最初だった。

Oさんは私を見ただけでその師匠からサイキックアタックを受けて体に出てしまったことをすぐに見抜いて、除霊やその他必要な体の調整は全部してくれた。

その流れで私の個人の勉強会も引き受けてくれた。

10月の終わりにOさんと最後に会った時、Oさんから「友達はどうなりました?」と聞かれた。

もし必要なら、除霊含めて対応するから僕のことを紹介してください、と言われた。

最初事情が事情だから無料で対応しますと言われたけれども、私がこれはきちんと技術を使ってしてもらうことだから個人セッションを紹介しますと言って、それでMちゃんにOさんを紹介した。

そうした事情も裏側にはあったから、そしてOさんもそれを知って初回はMちゃんに付いてしまった師匠のエネルギーの除去やそれが専門的に言うと何だったのかも丁寧に説明してくれて、それでMちゃんもMちゃんでOさんには並々ならぬ恩義を感じていた。

そうした諸々の経緯もあって、余計とMちゃんも私には本当に今回の言葉の凶器の件は言いにくいものがあった。

だけど、Mちゃんが話してくれたことで、私はSさんとOさんの件であったことの一部を伝えることができた。

Sさんの方もOさんのセッションを受けた後、Oさんから言われた言葉のいくつかがとても引っかかったことを説明した。

そしてMちゃんの感想とSさんの感想で全く同じ言葉が飛び出す度に「あ、それSさんも全く同じことを言ってたから」と付け足した。

要は真逆の対応がなされてしまっていた。

Sさんはこれまでの人生体験を基にして本当にガチで見えない世界のお役目をやっていかなきゃいけない人だけれど、Oさんはそれを積極的には勧めなかった。

Mちゃんは反対にMちゃんの強みを活かして、ハードでヘビーなヒーリングじゃなくて、「癒し」と言って柔らかい方のイメージのような方向でいく人だけれど、Mちゃんにはガチのヒーリングではダメだと言って終わってしまっていた。

それぞれが当然自分のことや自分の適性に悩まなきゃいけなくなるわけで、さらにはそもそもの言葉にもひどく傷付いていた。

だけど、私から双方の話を聞いて、初めて自分だけじゃなかったと知って、自分を責めなくて本当に済んだとMちゃんは言っていた。

そう、お互いの傷を知ることで、ずっと自分だけに向いていた傷が、自分の至らなさとかではなくて相手からの言葉に傷付いていたことに本当に気付けたと話していた。

MちゃんはOさんに会って以降、自分がOさんの言うことを上手く受け取れないことがダメなんだとずっと思っていて、ずっと自分だけを責めていた。

自分の受け取り方だと思っていたのと、傷が深すぎてそれをどうしていいかわからなくて、それを自分の中で消化するまでに半年はかかるかな…と思って、半年は私に会わないつもりでいたと話していた。

ところが、Yさんの声かけによって、半年以上先になるだろう予定のものが、急遽すごい早まって今回になった。

Oさんと会って2週間後ぐらいには私と会うことになって、その自分の中だけにあった傷を外に出してそれを共同作業で癒すことになった。

Mちゃんには言った。

たしかにOさんの言葉の使い方に関しては本当に酷いし、相手に伝えるならもっと伝え方がある。

だけど、今回何よりも大きかったことは、Oさんの言葉の凶器により、Mちゃんの中で人生で一番と言っていいような心に刺さった言葉の傷を受けたことで、Mちゃん自身の感性が開いたことだった。

それはMちゃんが本当の本当に自分の感覚と繋がるための、これ以上ないすごい大事な機会となった。

Mちゃんは、理由はよくわからないけれども、とにかく自分の内面や感情を見ることを避けようとしていて、それだけならまだしも、自分の感覚では自信がないからその自信のなさを他の人たちの感覚や考え、価値観で補おうとするところがあった。

私から見て本当にもったいなくて、あの家の状態を自然に保てるぐらいの能力がありながら、そうではない何かを自分に求めようとしていて、そして自分にない能力を持った人たちに師事したり教えてもらったりして、そちらの考え方や意見に何とか自分を合わせようとするところがあった。

だから本当の能力は違うところにあるのに、それに気付かない、というよりも多分気付いてても自分の私利私欲でMちゃんを囲う方が得だと考えた師匠が私は本気で許せなかった。

だけど、私がそんなこと言う立場にないし、言うのもおかしな話で、それでずっと黙り通した、あのサイキックアタックの時までは。

Mちゃんはその後師匠とはうまい具合に離れられたけれども、長年癖になっていた他人の感覚を優先してしまうところは、そうすぐには直らなかった。

Mちゃんは自分のできないところにだけ目を向けて、そのできない自分を埋めるために違う努力をしようとしてた。

自信がないところに師匠もやり方が偽物だったとわかり、さらに自分の感覚が信じられなくなっていたかと思う。

そんな時に、Oさんの強烈な言葉のパンチがバンバンと飛んできた。

再起不能と言わんばかりの言葉の凶器だったと思う。

だけど、そのおかげでMちゃんは自分のどこが痛むのか、自分でもどう受け止めていいのかわからないぐらいの感情や気持ち、痛みが出まくって、そしてその「痛みの感覚」によって「自分の感覚」をようやく手に入れた。

痛みの感覚だから、たしかに悪い感じでは残ってはしまうけれども、そうではなく、その自分の感覚そのものを本当に感覚的につかむことができた画期的な出来事となった。

痛みの感覚は人間は防衛反応があるから忘れられないシステムになっている。

だけど、その感覚のおかげで今度は痛みだけじゃなく、喜びも楽しみも快もその自分の感覚が全部教えてくれる。

他人や本、セミナーに頼らなくても、感覚そのものは自分の内側にあるもので、それこそがMちゃんが何よりも繋がらなければいけないものだった。

頭で理解できるものは外行けばいくらでも教えてくれるものがあるけれども、自分の感覚で理解するものは、誰しもが自分しか答えを持っていない。

その自分にしかない感覚をMちゃんは今回、言葉の凶器と引き換えに手に入れた。

やり方の良し悪しはさておいても、私はこれ以上ないギフトだと思った。

傷がもたらしてくれた、これ以上ない、生涯を通じて自分の味方となってくれるものを手にしている。

そういう意味で私は本当にすごい話だなと思った。

これは絶対にこれから先の時代に必要となるものだし、私の見立てだと、Mちゃんの魂レベルで必要な癒し且つ魂レベルで人生に必要なものだったから、半年待たずに今この機会が第三者によって設定されたんだろうなぁと思った。

「傷に最大のギフトが隠れている」

私はいつもそう思っている。

自分の傷に触るのも嫌だし、傷口を見るなんて悶絶しそうだけれど、でも傷は傷で終わりではなくその背後にはとんでもないギフトを持っている。

そしてそのギフトは、向き合った時にしかプレゼントされない。

Mちゃんが今回本当に向き合いまくった先に手にしたのが自分の感覚だった。

絶対に自分の中にしかない、自分の感覚こそが、これから先のMちゃんの人生を支えてくれる。

ヒントだって知恵だって色んなことを教えてくれる万能選手(=【自分自身と繋がること】)をMちゃんはようやく手にできたんだなと見ていて感じた。

現にMちゃんは会った日、メンタルズタボロなはずなのにすごいキレイだった。

元々すごくキレイな子だけど、何かこれまでにないものを持ってるなぁと思って見ていた。

Mちゃんにも同じ話をしたけれども、自分と繋がったから、それでエネルギーが自分の中で統合されて良い風になっているんだと思う。



もう1つ。

会った時に、私は自分の女性性に関してOさんに言われたことを例にしてMちゃんに話した。

Mちゃんはそれを聞いて即座に「それ、ぶっしー、絶対に違うよ!」と半分怒りながら言ってくれた。

私はそれが本当の本当に嬉しかった。

Mちゃんから見た私のことも教えてくれたし、私は私で良かったんだなと思った。

会って癒されたのはMちゃんだけじゃなかった。

私もMちゃんに会ったことで、自分の中にわだかまっていたものが癒された。



ーーーstory of Sさん *エピローグ*ーーー

今回の話をブログに書くにあたり、Sさんにも了解を得るために電話で話した。

その時に、すごい名言がSさんの口から飛び出したから、それを2つ紹介したい。

1つは、SさんがOさんに言われた言葉で、その解釈が変わったことを教えてくれた。

Oさんはセッションの時にSさんに「責任感の塊みたいな人」だと言った。

Sさんは当初それを良い風には受け取れなかったし、その言葉にものすごく反応された。

その言葉とずっと向き合い続けていた。

そして今回電話の際こんな風に教えてくれた。

「たしかに私は責任感が強い。その強さゆえ自分が苦しくなってしまうことももちろんある。
だけど、この間思ったの。
その責任感こそが私を生かしたんだって。
本当に目に見える持っている全てを失い…
家、車、人…
転がり堕ちるどん底の始まりだったあの時に、私を生かしたのはその責任感の強さだった。
働かなきゃいけない、家族を守らなきゃいけない、そう思って私は生きられたんだよね」

凄すぎる!と思った。

しかも「嫌な思いをしたのは、正に私が反応していただけよ(^ ^)これ、マジに」と、Oさんの発言についてはそう言っている。

どこまでもSさんは自分のこととして、起きた出来事も言われた言葉も受け止めている。

さらにもう1つSさんのすごいのはこうだった。

私はOさんに伝言を頼まれた。

Mちゃんとのことも含めて今回の一連のことを通じて、Sさんが提案してくれたことだった。

私の余計な言葉を省くために、Oさんに送ったままのものをここに掲載したい。

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【Sさんより伝えて下さいと言われたことです】

今月末愛知に行かれると思います。
その時に、もしSさんと話す時間があれば、Sさんから色々ヒントをもらってきて下さい。

Sさんは、「もし雑談できる時間があれば私に、色々たずねてみて下さい。私で役に立つところがあればドンドンお渡しします!」
と言われていたのでお伝えします。

Sさんは雑談のように話しながら、すごい深い内容のものを、Oさんに合わせて話をして下さると思います。
それはSさんが、これまでの人生で積み重ねてきた経験と努力とお金と時間と内観と各種講座で得たすべてのところから得ている知識からお話されます。普通には得られないものばかりです。
Sさんが、Oさんが放った言葉の凶器を前にしても、それでもOさんに対して何かできることがあれば…と言われる心は本当にすごいです。

なぜそこまでするのか、理由も聞きました。
「彼の能力を必要な人たちに提供して欲しいから。
そしてそれは相手が受け取れるようにして初めて伝わるものだから、そのために必要なヒントで私が伝えられることは伝えようと思うから」
そう話されてました。

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☆☆☆3月のメッセージ☆☆☆


【全体的なテーマ】
◎束縛・苦痛・何度も繰り返す自分が苦しくなるパターンなどからの解放
◎傷の癒し(魂レベルの傷)
◎自分の最もコアな部分(=コアな心の芯の部分)の癒しと再構築(又は再編成)
◎自分の基盤の整備・強化
↓↓↓
これらの作業やテーマを経て、ますます自分の感覚に基づいた自分だけの価値観や自分だけの感覚が育っていく。
その新しく育った感覚が、これからの7年間に大きく影響していく。


【具体的なヒント】
・この場合の傷は、今現在だけではなく、過去から繰り返し起きていることや自分の中で根深いものとなっている心の傷を特に指している。過去世からの傷も含まれる。

・固定観念や過去からずっと信じ込んでいるものが自分を動けなくさせている場合があるから、「他の方法や他の考え方はないかな?」と思ってみるところから始めると良い。

・癒しに関して、必要なヒントやアドバイスが、色んな形でもたらされる。

・自分にとって安全な場所や安息できる場所を見つける。それは物理的な場所だけじゃなくて、心にとっても安心安全でいられるポイントを探す。

・魂レベルでの痛みや傷を解放していく時期に入っている。
(強烈な出来事を伴う場合もあるけれども、どんな時も希望を持ち続けることが大事!)

・流れに身を任せる。無理矢理自分で道を拓くよりも、今目の前にやってきたチャンスややってきた出来事に身を置いてみる方が、よりスムーズに物事が運ぶ可能性が高い。

・人生において喜びを感じられない部分を癒す時。

・【楽しい、喜び、快、愛情を感じるもの】というようなことを基準にして選ぶ。
例えば、心の傷を癒すにしても、どうでも苦しくなる方法を取らなくても、気持ちを少しでも軽くしてくれるものとか、自分がそれに触れていると心安らぐとか、そういう方法を選んであげるといいかなと。

・「快か不快か」どちらかを選べという時は、「快」の方を選んでいく。
仕事の関係とか家庭環境なんかで選べない状況の時には、その状況に自分の身を置くことに対して「自分は何てダメなんだ」じゃなくて、「自分がんばってるね」と自分をねぎらう、自分にやさしくする!

特に普段から「自分は何やってんだ!」「自分って何でダメなんだろう」とかダメ出ししまくりな人、そういう自己否定の傾向が強い人ほど、【自分にやさしくする】ことを本気で自分のためにやってあげて下さい。自分しかそれはやってあげられません!

・長い目で見て、より自分にとって良いものを選んでいく

・1つのことにとらわれないあり方を選んでいくこと。絶対にこのやり方じゃなきゃダメ!なんていう風にすると、自分の首が絞まる。

・自分で自分のしあわせを創っていく。

・自分にとって好ましい方法で物事を進めていく。

・「好ましい方法」という中に「逃げる」が含まれる場合、ケースバイケースだけれども、「楽だから逃げる」はこの時期絶対にやめた方がいい。それすると、後からもっと問題が拡大して、もっと自分が痛手を負うことになったり、自分の首を自ら絞めることになるから勧めない。
少しでもいいから、目の前の問題や出来事に積極的に関わるという中で「好ましい方法」を選んでいく。

・3月6日に天王星が牡羊座から牡牛座に完全に移行することで、ますます五感の感覚が生きていく上でものすごく大事になっていく。損得勘定とかで判断せずに、「自分はどういう方法だと心地良いか?気持ち良く過ごせるか?少しでもリラックスして緊迫した状況に向かっていけるか?」というような視点で見ていく、選んでいく。

・大事なものを自分の手で守って育てていく。
この場合の「大事なもの」は【自分の基盤、自分の大切な人たち】。

・自分の本音や気持ちを信頼できる他者と共有する。
「信頼できる他者」の「信頼」の部分が、これまでの人間関係においての価値観とは違う価値観になる場合もある。
(下の【備考】の話を参考にして下さい)

・キーワードの中に「セレンディピティ」と出たので、ウィキペディアからそのまま引用。

《素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。》

(以下3点は『Daily Guidance オラクルカード』のガイドブックより)

・「ひとつのことにとらわれないあり方を選ぶことによって、より良い結果がもたらされる」

・「緊張感、そして『何でも自分でしなければならない』という気持ちを捨てれば、ものごとはよりうまくいく」

・人とのかかわり合いの中で、権力闘争的な状況はできるだけ避ける。自らが宿す力を認めれば、あえて勝ち取るものではないことが理解できる。


【備考】
『魂レベルの痛みや傷』とは…

自分の人生において繰り返し起きるパターンなど。

例えば私であれば、これまでは「お世話になった人に対してはきちんと仁義を果たさないといけない」みたいな、忠誠心的な気持ちが強かった。
お世話になったらその分きちんとお返しをする、自分にできることはする、というやり方を続けていた。
ところが今回、そうもいかず、Oさんからのお願いはますます専門的になるわ、私自身はもう本当にどこから言われたくない言葉がやってくるかわからず気持ちが本当に弱り切ってしまったりと、このままにはしておけない状況になってしまった。
そこで、新しい選択「自分が言える範囲でOさんに自分の気持ちを伝えること」と「お世話になった人から頼まれたことを断ること」を取り込んだ。
するまでもだしその話の最中も死ぬほど怖かったけれども、それをしたことで自分自身がすごく軽くなれたのと、そして何よりも「別の方法や考え方がある」ということを実体験を通じて感じられるようになった。
しかも、「そうしよう!」と決めた後から、周りの人たちからヒントや励まし、アドバイスをもらえたりして、本当にたくさん助けてもらえた。
ちなみにこれ、Oさんだけではなく、過去にもものすごい似たようなパターンで繰り返し私の場合は起こっていて、これまでは逃げるかさりげなくその関係から徐々に離れるというやり方を取っていた。
だから今回が本当に初めてこれまでとは違う方法で、苦手なことに取り組んでみた。そうしたら自分にとってプラスな結果を手に入れた。
この辺りが参考になれば幸いです。

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