30000文字。
Wordフォント10.5で合計30枚。
それが88888のストーリーだった。
数日以内にアップする予定。
長いかな…と思ったけれど、意外にスラスラと読んであっという間に終わる。
すでに5回は読み返したと思うし、読み返す度に思い出すことがあったから、その都度書き足した。
届けたい、伝わって欲しい。
欲しい欲しいだらけだけど、それが書く原動力だった。
書いている間、疲れることは全くなかった。
むしろ、心の中にあるものをどんどん吐き出せて、楽にさえなっていった。
手紙の時は、あて先も固定されていて、それが誰に向かうものなのかもはっきりしていたからとても緊張した。
しかも書いて終わりじゃない。
その後渡す行為もあったから、余計と緊張した。
しかも渡ってからもそれが結局どうなったのか、どう扱われたのかを考えたら、冷や汗系の変な緊張感まで生まれた。
今考えてもすごい勇気だったと思う。
今の私にはできない。
今回は手紙ではないし、私の中の想定読者は1人でも、手紙と違って確実に行き渡る保証なんかないわけで、その分気楽に構えられたのかもしれない。
内容的に1箇所だけ身構えたところがある。
たまたま知り得た情報と言えども、そして知ってから今日に至るまで一度も悪用もしてないし知ったことはそっと私の中だけにとどめたままにしてあるけれど、これ本人が知ったらどんな気持ちなのかな…と想像すると、あまり良い感じはしない。
相手を傷付ける要素はないけれど、内容的に際どいなとは思う。
人によっては嫌とか嫌悪感を覚える人もいるんじゃないかと。
ただ、全部通しで見ると、どれか1つでも欠けてはいけない。
実際にその中に出てくる話の1つに、ある大型のショッピングセンターに行く場面が出てくる。
2箇所立て続けに出てくる。
1箇所目では、駐車場に着くには着いたけれど、用事のある店舗とは真逆の位置の場所に着いていた。
何百メートルも歩く元気がなかったから、私は一度道路に出て、建物の周りをぐるっと回って、その目的店舗に一番近い駐車場に入り直した。
2箇所目では、屋外の駐車場に止めるか立体駐車場の1階に止めるかみたいな話が出てくる。
どちらも重要度の低い、はっきり言ってどうでもいいことだと思う。
だけど、それぐらい小さな選択肢のレベルのことを確実に1つ1つ積み上げないと、その話の全容は完成しない。
だから、私がその情報を知り得ることも、一般常識のレベルではどうなの?と思うけれど、この話全体の中では欠けてはいけない一要素だから、そういう意味ではとても重要になってくる。
そんなこんなを書いてたらまぁ長くなるわ色々出てくるわで凄かった。
そこには書かなかったけれど、その中にKさんという前の職場で一緒だった人が出てくる。
そのKさんとも会う話が出てきて、その会った時にKさんが教えてくれた40年ぶりの再会の話。
Kさんには1月の終わりにオルゴナイトを紹介して、一緒に買いに行った。
Kさんは普段落としたりすると嫌だからオルゴナイトを持ち歩かないらしい。
でもその日は持ち歩いたんだよね、そしたらすごいことが起こった!と興奮気味に教えてくれた。
話はこうだった。
Kさんの小学校時代からの友達で、今は50〜60キロ前後離れた土地に嫁に行っていて、年に数回一緒にランチをするAさんという友達がいる。
Aさんから去年だったかにKさんは大好きないちじくのジャムをプレゼントされたらしい。
これ作ったのうちらと同い年の女性で、単身フランスに10年も修行に出て、それで最近近くに店を出したんだよ、とは教えてもらっていたらしい。
そのジャムを作る人をBさんとする。
Aさんは途中で転校して、その転校先の小学校でBさんと同級生だったとのこと。
KさんとAさんがランチをしたその日、Aさんからの提案で、Aさんの姪っ子が紅茶の教室をしていて、今日はそこのイベントの日だから一緒にきて欲しいとのことだった。
Kさんは2つ返事で行って、その姪っ子の自宅兼教室に行ったとのこと。
色々紅茶をいただきながら美味しいスイーツもいただきながらしていた時、そのスイーツは例のいちじくのジャムを作った人が作ったものだと教えられ、さらにはその人が今日その場に来ていると言う。
Aさんを介してBさんを紹介された時、最初は気付かなかったとKさんは言ってた。
だけどよくよく話を聞いたら、Bさんというのは、Kさんの学区に小学校1年生の時まで住んでいて、Kさんの家の前の通学路を通らないと帰れない隣りの町内に住んでいたとのこと。
当時は集団下校で、そして2人で話をしたら、なんと2人で仲良くその集団下校で帰っていたことが判明。
当時のお互いの特徴を言い合ったら「そうだった、そうだった!」と大盛り上がりをしたらしい。
実に40年ぶりの再会だった。
そして、Aさんの姪っ子とBさんは時々お茶とスイーツでコラボしてイベントを共同開催して繋がっていたこと。
さらには、オルゴナイトを売ってる店の商品もその場で販売されてて、それでKさんはオルゴナイトと言い、Aさんと長い付き合いの中で初めて登場した姪っ子の存在と言い、その姪っ子とBさんの仕事繋がりと言い、KさんとBさんとの40年ぶりの再会と言い、とにかく驚くことばかりだったと私に教えてくれた。
それがたまたまオルゴナイトを持ち歩いた日で、そしてそのオルゴナイトと最後は繋がるオチまで見て、もうこれは絶対にぶっしーに教えよう‼︎とずっと思ってたんだよ、とKさんは興奮気味に言った。
あまりにも色々ありすぎてLINEで伝え切れる内容ではなかったから、だから今日直接会って伝えることができてすごく嬉しいともKさんは言った。
Kさんの話も驚いたけれど、私はその時に一瞬さっと自分の頭をかすめたことは「これ、近いうちに私も似たような体験をするのかも」ということだった。
その時は再会とかなら素敵♡などと思ったけれど、そちらではなく、Kさんの話同様、色々ありえないことがいくつも重なって1つのドラマを私も見ることになった。
だからKさんの話は、ある意味予告みたいなものだった。
Kさんみたく40年ぶりの再会みたいな話では全くないけれど、私が88888のストーリーを通じて見たものも、すごい偶然の重なりで、はっきり言ってありえないことばかりだった。
それをひたすら言葉に起こしていた。
それが私のリアルだった。
作り話でも物語でもない、それが私の現実に起こったことだから。
書いていて思った。
そんなことってあるんだなぁと。
そして図々しいけれど、もし本人の目に触れるなら、そのありえないことに免じて際どいことも許してくれないかなと。
もしくは許せなくてもいいから、それを私に直接抗議してくれないかと思う。
冗談抜きで私もその40年ぶりの再会のパワーにあやかりたいと思う。
まぁそんなこんなの色んな日常の小さな積み重ねが壮大なストーリーに発展して、そして私には色んなメッセージを届けてくれた、という話。
それが30000文字の正体。
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