2018年5月11日金曜日

SNSの威力

ゴールデンウィーク明けに起こった新潟市の小2の女の子の事件について、警察が情報を集めていてその協力を仰ぐラインが妹から来た。

それを拡散して欲しいということで、私も数人の人に回した。

万が一それを不快に思っても、直接会ってこの間はこんなお願いを突然してごめんねと言える相手に絞ってお願いをした。

すぐにSNSで拡散してくれた人もいたし、すでに知ってて拡散済みという人もいた。

SNSの力を見たようだった。

ちなみに1人の人いわく、猛烈に今LINEで拡散してるらしい。

私はSNS自体ほとんどノータッチだけど、今回みたいな使われ方はいいなと思うし、これこそSNSの本領発揮だと思う。

ふと東日本大震災の時のことを思い出した。

当時、気仙沼出身の友達が、地元に戻って医療ボランティアをした。

震災直後にどうやって現地入りできたのかは忘れたけれど、あの被災地にさえ入れなかった時に友達は東京から地元へ戻った。

友達が医療チームを立ち上げて、現地では友達含め4人の人が実務に当たってた。

共通の友達がそのための募金活動を担当していて、私はそれでようやく詳細を知った。

友達は完全にボランティアだけど、薬代やその他医薬品的なものを個人で負担するには限界があるから、そのためのお金を募っていた。

そして万が一余った時は全額自治体に寄付するという体になっていた。

募金活動については、あの時は何のためらいもなく、色んなところに情報を拡散した。

名古屋にいたことも功を奏した。

名古屋はその時、被災地からは遠すぎて蚊帳の外みたいな感じが漂っていた。

だから周りの人たちにこの募金活動をお願いしたら、本当に快く応じてくれただけじゃなく、そのための募金箱まで設置してくれるところまであった。

みんな口を揃えて言っていたのが、赤十字とかじゃなくてもっとすぐに役立つようなところに寄付したいけれど、そうなると対象先がわからないということだった。

だから、私の完全なる個人の友達でそれがどこの誰かもわからないのに、みんなごちゃごちゃ言わずに協力者や募金者が集まって驚いた。

みんなどこまで見たかわからないけれど、大元の案内文に私もプラスで案内文の紹介みたいな文を作った。

それを自分のブログなんかで拡散してくれる人たちもいて非常にありがたかった。

私はmixiの方でも拡散した。

その時に、友達の友達のさらに先の人だと思うけれど、メッセージをいただいたことがあった。

僅かばかりですが協力させていただきました、とわざわざ連絡をくれた方がいた。

mixiは基本的にみんなハンドルネームだから、本名はわからない。

私はさすがにその時は内容が内容なだけに、きちんと名前は名乗った。

だけどそれを見てくれた人たちの名前は知らない。

だから、その方のことも何にも知らないし、どこに住んでるのかさえもわからない。

だけどそれをわざわざ伝えてくれた。

返事に、落ち着いたら使途について報告したいと書いたら、そこまでしなくて大丈夫です、少しでもお役に立てれば結構です、みたいな返事をいただいた。

その心意気の潔さと言ったらなかった。

本当にすべてが善意で成り立っているというのがよくわかった。


夏ぐらいだったのか、その友達の東京の家に泊めてもらった時があった。

当時の裏話を色々教えてくれて、改めてその医療チームの活動がどれだけすごいものかわかった。

そして何よりも驚いたのがその募金の総額と総人数だった。

なんと300人500万円集まったらしい。

最高額は10万円だったかな?忘れたけれど、高額の募金がいくつか集まっての500万じゃなくて、本当にたくさんの人数の人たちからの善意でのその額に達したということで驚いてた。

とにかく友達が強調して言ってたのは、ここまでの人数の人がどこの誰かもわからない友達や他のチームメンバーの医療活動のために協力してくれたというのが本当に凄かったし感動を超えて驚きの連続だったと言われた。

最終的に余った義援金は、自治体と一部は商工会で実施する子どもたちの未来に向けての活動費に当てられることになった。

当時も自分の足や口で稼げるのは数としては限られていた。

だから、自分の持ってるSNSという手段で動いて、さらにはその先の人たちまでもが自らのSNSで拡散してくれていた。

私が拡散した人数は多分30人にも満たなかったと思う。

ましてやそこから募金をしてくれた人の人数はわからない。

ものすごいエグいことを言うと、たしか私は入金者名簿を見せてもらった気がする(記憶が曖昧)。

私の知ってる名前はほとんどなかった、という記憶があるということは多分名簿を見てる。

ということは、その先の人たちが実際には幾重にも広がっていた可能性が高い。

友達いわく、色んな人たちの話を総合すると、ぶっしーが一番拡散してたと思うと言ってたから、だからその300人に達するのには一体どれだけの人たちがさらに輪を広げてたのかは未知数。

たしかに友達の活動はNHKのニュースでも取り上げられたけれど、それで募金者が急激に増えたとかはなかったらしい(当たり前だけど、NHKは単に活動をニュースにしただけで、募金を呼びかけたりはしない)。

だから完全なる草の根運動で、その草の根運動でそこまでの人数に広がった。

改めてSNSの威力を思い出した。

今回の事件の情報募集と義援金募集は主旨が違うけれど、事件の方もこのSNSの拡散で何とかなるといいなと思う。

【重要】
もし今回の事件についての情報拡散にご協力いただける方がいましたら、すぐ下のコメント欄にその情報を貼り付けますので、どうかご協力よろしくお願い致します。

武士俣史子

1 件のコメント:


  1. 【新潟市小針の小2女児殺害事件について】
    警察より
    5月7日月曜日15:00過ぎに 勤めてる会社等でドライブレコーダーを着けてる車が小針の踏切のあたりを通っていたら教えて欲しいそうです❗

    会社関係のドライブレコーダーは 数日で消してしまうらしいので 警察の人も今必死に回って探してるそうです。
    少しの情報でも教えて欲しいそうです。

    ・車両については、会社のみならず一般の私有車両のレコーダーも。

    ・範囲は小針踏切に限らず、青山水道遊園など広域範囲。
    ・時刻も15時頃に限定せず、15時前後の幅を対象に。

    連絡先
     新潟県警察本部
     刑事部捜査第一課
     警務部広報公聴課
      025-285-0110
     新潟西警察署 捜査本部
      025-260-0110

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