通常の値段の半額で売り出されている。
ラッキーと言えばラッキーだったけど、まず賞味期限もないプリンターのインクが半額なんて、
どういうことなんだんろう?と疑問がちらっと頭をかすめた。
下の方に陳列されていたから、腰をかがめてひとつ手に取る。
そこには半額よりも驚いたことが箱に書かれていた。
「えっ!?」となる。
裏面を見ると、「本製品は2014年秋ごろをもちまして販売終了させていただきますのでご注意ください。」とある。
さらに「えっ!?」となる。
何をわたしは注意したらいいんだろう??
代替のインクの案内がないとなると、イコール、インクが手に入らなくなったら、
もうプリンターを買い替えろということだろうか・・・。
レジに商品を持って行って、会計時に店員さんに聞く。
店員さんもさらなる上の人を呼んで、店員さんより若いけどエライ人が来た。
やっぱりインクが販売中止になることから、今後はプリンターを買い替えるしかないとのこと。
「プリンターは全く問題ないんですけど、インクがないからいつかは買い替えないといけないんですよね?」
と聞くと、そういうことになります、との答え。
さらに突っ込んで、こういう風にインクのみ生産終了して、そのついでにプリンターも使えない、
なんてことは通常あるのかどうかを聞いたら、
「滅多にありません。というより、今回初めてに等しいです。」
とのことだった。
いつ買ったプリンターか忘れたけど、多分10年選手。
普通に動いてくれるし、自分の何かを印刷する分には何一つ問題ない。
壊れてもいないのに、メーカー側がインクの生産中止という事態でいつかは使えなくなる。
説明してくれた店員さんにお礼を言って、インクを買って帰ってきたけど、
どうしても腑に落ちなかった。
壊れたのならわかる。
13種類のプリンターが該当機種になってるけど、他の人たちもみんなまだ使えるのに、
インクが手に入らなくなったらプリンターを買い替えなければならないのだろうか。
今プリンターもびっくりする位に安くはなっているけれど、使えるのに使えないというのが
全くしっくりといかない。
事情はわからないけど、環境への配慮を謳う前に、この使えるのに使えない状況を何とかする
方が先決ではないのだろうかと思ってしまう。
壊れて買い替えるのはわかるけど、壊れてないのに買い替えることはわたしは好きじゃない。
日本って、今って、何でもありの時代なんだ・・・と批判いっぱいの気持ちになった。
最先端とかどうでもいいから、まずあるものを大事にしようよ、と思ってしまう。
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