2015年11月26日木曜日

冬の空

今日は満月。

昨日から一気に冷え込み、今日はまた一段と冷え込んでいる。

さっきベランダに出て満月を探した。

東の方向に満月は浮かんでいた。

すっきりと晴れ渡っている空には、星もちらほらと見えた。

ザ・都会までいかなくても一面コンクリートのご近所で無数の星を見つけることは難しい。

でも、冬の空で空気が澄み渡っている晴れの日だと、いつもより少しだけ多く星が見える。

今日は満月の近くにうっすらと存在している星を見た。

北極星だろうか?

月のすぐ隣りにいつも陣取っている星があったと思うけど、何星かは忘れた。

新潟の空を思い出す。

実家の近くは、今のところに比べたらうんと街灯が少ない。

その分星もよく見える。

しかも新潟の冬の寒さは半端ないから、その寒さゆえの空気の透き通り感も名古屋とは比べ物に

ならない。

新潟の冬は、ほとんど晴れの日がない。

毎日くもりか雨か雪のいずれかだ。

だからわずかばかりの晴れの日の冬の夜空はとっても貴重だ。

そんな中で見る月は格別で、そして月のすぐ近くの星も新潟で見ると大きく見える。


月を見たのには理由がある。

ちょっと勇気の要る申込をネットで丁度するところだった。

最後の「申込」ボタンを押せば、申込は完了するというところだった。

それがどんな結果となるのかは、神のみぞ知るの世界だ。

だから少しばかりの勇気が必要だった。

その勇気をもらうために、ベランダに出て月を眺めた。

寒いから1分も外に立っていられなかったけれど、それでもその月と薄らぼんやりと見える星を

見てたら、もう結果はどちらでもいいと思えた。

結果がどちらに転んでも、また満月を見てはいいなぁと思ったり、過去の良いシーンを思い出す

きっかけになるだろうということがわかったから。

もちろん良い方に転じて欲しい。

でもそれは五分五分の賭けで、うまくいかない可能性だって十二分にある。

だからこそ月を見て心を落ち着けて、そして部屋に戻って「申込」ボタンを押した。

結果を聞くのは早くて明日、遅ければ週末。

もうどちらになっても、申し込んじゃったものは仕方ないと思っている。

またこれを書き終えたらもう一度外に満月を見に行こう。

満月見たって結果が変わるわけじゃないけれど、せめて気持ちだけでも満たすもので満たして

いけたらいいなぁと思っている。

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