日曜日の午後、スタバに行った時のこと。
iphoneの不具合を直すためにwi-fiの環境が必要で、そのために行ったスタバだった。
思いの外、設定に時間がかかって3時間半も滞在したのに、結局は最後まで直せずに終わった。
最後席が隣りになった中年の男女の組合せの会話がひどかった。
何せスタバの席の配置だ、隣りの会話は丸聞こえとなる。
女性の方には中学生の娘がいるとわかり、年は二人とも40代に見えた。
そもそもこの二人の組合せも何なのか、最後の最後まで謎だった。
夫婦ではないのはわかった。
でもかと言って、アバンチュールな関係でもなさそう。
じゃあ友達かと言えばこれもまた違う。
きょうだいということもないだろう。
仕事繋がりでもなさそうだった。
とにかくどんな繋がりのどんな二人なのか、全然最後までわからずじまいだった。
この二人の会話がひどいと言っても、男性の方は相づち以外言葉を一切発していなかった。
だから女側の方しか実際は話をしていない。
そしてその女の話が最初から最後までひどかった。
とにかく、ずっと誰か第三者の結婚か恋愛話しかしていない。
結婚か恋愛話が悪いわけじゃない。
悪いと感じたのは、自分以外の誰かの話をずっとしていたから。
それもものすごく親密な友達の話をしているのではなく、遠からず近からずみたいな人間関係の
中の誰かのうわさ話や聞きかじった話ばかりだったから。
悩みを相談されたことをまた相談しているという風でもなく、「○○はこの人との関係どうしよう、
って話しててさぁ、わたしはさぁ××て思うんだよね。でもそういうのって本人たちの気持ちが大事
じゃない!?・・・・・・」という具合に、本当にしょうもないことを話していた。
百歩譲って本人の悩み相談ならまだわかる。
なのに、全く関係のない人の人生を勝手に覗いて、それについてああでもないこうでもないと解説
しているという風なのが延々と繰り返されていた。
そして一通り話し終えると、「じゃあそろそろ行きましょうか?」と言って二人は去って行った。
それこそ全くの他人の人生について評価を下すなんて、わたしの方こそ余計なお世話だけれど、
こんな大人にだけは絶対になりたくないと思った。
日曜日、時間もお金も使って人と会っている。
その人と家族のようにずっと一緒にいられるのであれば、そこで聞いた話もありだけど、二人が
夫婦でないことは話の内容でわかった。
女は男性に「娘に、パパとママは何で一緒に寝ないの?って聞かれたけど、もう結婚して何年も
経てばそうなってくるわよ」と言っていて、あぁ夫婦ではないんだと確信した。
せっかくせっかくお互いの時間をすり合わせて会えているのに、こんなにも身も蓋もない話を延々
としてしまうなんて、ただただ呆れるばかりだし、そしてそれしか話題がもしないのだとしたら、
何とも悲しい大人だと思う。
他にもっと語り合うことがあるだろうに。
語り合えないような関係性なら、わざわざ時間作ってまで会わなくていいだろうに。
ものすごい消化不良を起こした話の連続だった。
あそこで相づちしか打っていなかった男性に聞いてみたかった。「話、面白いですか?」って。
年を重ねれば重ねるほど思う。
話の引き出しひとつ取っても、その人の生き様が表れるって。
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