スーパーハイテンションになった2歳の姪っ子のメイ。
今日の夜、本当に今から30分前、メイは初めて私に夜寝る時トントンさせてくれた。
毎夜寝る時は妹であるお母さんじゃないとダメで、妹以外にトントンどころか触れさせることもさせてくれない。
だけど今日は意味不明のスーパーハイテンションスイッチが入ってくれたおかげで、なぜか私にトントンさせることを許してくれた。
時々目を開けて私のことを確認しながらまた眠る準備を整えるために自分の世界に舞い戻っていった。
メイの体温や鼻息を聞きながらトントンと背中やおなかをそっとたたいていたら、涙が出てきた。
自分の一生のうちで、こんな風に小さな子のその日の終わりに一緒にいて、その子の体温や触った時の感じを自分の体で受け取るなんていう経験はそうそうない。
20代の頃そういう仕事をしていたけれど、それとメイとは少し違う。
仕事の時は何とか時間内に数人の子どもたち、多い時は10人の小さな子どもたちを寝かせ付けなきゃいけないという、温もりとか感じてる余裕なんか全くなかった。
メイはその点何時までに寝せなきゃなんていう縛りがないから、気ままに目の前の瞬間をメイを慈しめば良かった。
慈しむは、可愛がるとか大切にするという意味だと今調べてわかったけど、本当にそんな感じ。
そして、メイを見てると思う。
今しかないって。
メイがこんな風に誰か大人の力を借りて寝るのは、あといいところ数年だと思う。
しかも今はこんな風に隣りに寝るのが当たり前の流れでも、またいつ自分の状況やメイたち家族の状況が変わるかなんてわからない。
あと数年あっても、その中で会えるのは年に1、2週間程度だろうし、ましてやその時に今日の夜みたいにトントンしてもいいなんてことはあと何回人生に訪れてくれるのかわからない。
だから今日のことがどれだけ特別で、その特別な瞬間に立ち合う確率や、その時に感じたメイの小さな体から伝わるものが、涙を誘って仕方なかった。
それってすごい至福の瞬間でしあわせで、それだけで生きてる今日が百点満点になる。
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