2018年2月14日水曜日

妄想バレンタイン

2018/02/14(水)バレンタイン

こんなにも一日中バレンタインについて考えてた日も過去に一度もない。

仕事の間中、飽きもせずずっとバレンタインについて色々思いを巡らせていた。

午前中は、もし今年のバレンタインにチョコを渡してたら…という妄想に明け暮れた。

仮に「渡そう」って決めたとしたら、私は何を選んでどうやって渡してたんだろう…というところはまだ可愛らしい妄想で、途中から「相手が嫌がるんじゃないか」「受け取れませんって目の前で言われそう…」とかそんな方向に意識が向き出したら、全く楽しくない妄想に代わってしまった。

職場で義理チョコもらったりしてるんだろうか…とか、誰かから本命チョコもらってるんだろうか…とか、私は結局渡さない選択をしたんじゃないか…とか。

本当にしょうもないことばかりをぐるぐる考えてるうちに午前中は終わった。

午後からは切り替えて、「今後誰かのためにバレンタインディナーを作るとしたら、どんなメニューがいいか」というのをひたすら考えるだけじゃなく、実際に思いついたらメモ用紙にひたすら書き込んだ。

今数えたらなんと9種類もの献立を考えて、さらには追加で具体的な副菜まで考えた。

さらに、それぞれのメニューに合う飲み物も考えて、それまでメモした(←仕事中)。

仕事中、こんなにもサボる人を私はこれまで非難の目で見ていたけれど、もはや私も他人のことは言えない。

それとは別に、憧れだった、例えば受付とか店番の仕事で、お客さんいない時にボーッとしたり個人的な書き物をしたりする、あの感じを自分もしていると思うと、それはそれで満足だった。

・ビーフシチュー
・カルパッチョ
・粉チーズ&オリーブオイルを添えた美味しいパン
・ガトーショコラ系のデザート
・赤ワイン

「バレンタインメニュー」と思って最初に思いついたのがビーフシチューだった。

大きな塊肉と大きなじゃがいも、デミグラスソースも手作りとかできるのかな…とか考えて、冬の寒い日に家でずっとコトコトと煮るビーフシチューという図に1人で酔いしれた。

器は、白いスープ皿に、下には別の皿を敷く…そんなことまでイメージした。

ビーフシチューが重いから、あとはカルパッチョ。

そしてこの間洋食屋さんで食べた粉チーズ&オリーブオイルの組み合わせにパンをつけるのがめちゃくちゃ美味しくて、それを真似したいと思った。

続いては。
・おでん
・生春巻
・チーズ盛り合わせ
・ワイン、日本酒

おでんもコトコト煮る。

そしておでんはすごく手間暇がかかる。

ここまで考えた時、私の中でバレンタインは、相手を思って特別に手間暇かけてごはんを作りたいんだとわかった。

普段なら、おでんならおでんで終わりだし、一人暮らししてた頃は生春巻が大好きで一食まるっと生春巻だけという日が月1くらいのペースであった。

だけど、そうじゃなくて、ゆっくり箸をつつきながらおでんを食べたり、箸休めに生春巻やチーズをつまむ。

そして他愛もないことを話す。

妄想の中ではものすごく楽しいバレンタインに仕上がってた。

次の献立。
・キッシュ
・アクアパッツァ
・大きめの皿にちょこちょこ盛った前菜
・白ワイン、スパークリングワイン

この辺りからますます調子が出て、続けてこんなメニューを。

・ポタージュ(人参とか)
・パテ
・グラタン
・ムール貝の酒蒸し
・白ワイン

どのメニューもものすごく手間暇かかる系だけど、年に一度や二度と思えばまぁ楽しくやれるかな…と思った。

・たこ焼きパーティー
・ビール

これは手間暇がかかってないけれど、一緒に焼いて食べるのも楽しいなと思った。

そんなバレンタインもありだなと。

・ラザニア
・おいしいソーセージ
・じゃがいものグリル
・コールスロー
・スパークリングワイン、ビール

名古屋に住んでた頃、徒歩圏内にドイツで修行した方のドイツ風手作りウインナーの店があった。

そこは毎週土曜日の1時から手作りベーコンを販売していて、それ食べたさに通い、ついでにドイツ風ウインナーも一緒に買っていた。

そのウインナーがいつもどれを食べても美味しくて、私はまさにそのウインナーの虜になっていた。

そういうウインナーを頭の中では思い描いている。

・バッファローウイング シーザードレッシング添え
・ポテサラ
・レンコンとごぼうのチップス
・ビール、黒ビール

こういう超コテコテのジャンクフードばかりを集めたメニューもいいなと思った。

バッファローウイングは、私がアメリカに住んでた頃ハマってよく食べてたもの。

ちなみにバッファローウイングはレシピを知らないから、それは調べないといけないなと大真面目に思った(←妄想の域を超えて、もし作るなら…というかなり真剣なモードに変わり出した 苦笑)。

・チキンのパン粉香草焼き
・エビマヨサラダ
・ロールキャベツ風スープ
・ビール、白ワイン

チキンのパン粉香草焼きというのは、栄養士のいとこと一度だけ一緒に作ってそれがたまらなく美味しくて感動した品だった。

作り方忘れたから、これは本当に作るならいとこに連絡しなきゃと思った。

・バーニャカウダ
・チーズフォンデュ(おいしいパンも)
・人参とツナのサラダ
・おいしいサラミとハムの盛り合わせ
・白ワイン、赤ワイン

人参とツナのサラダは、私が自分で作るサラダの中で一番美味しいと思ってる。

レシピは簡単で、千切りした人参(1本分)にツナ缶(油漬けの方)、普通の酢に塩。

それらを混ぜて少し休ませると、とても美味しくなる。

何故か砂糖が入ってないのに、自然な甘みが出る。

メニューを書いていて「大きめの皿にちょこちょこ盛った前菜」としたところ、今度はそのちょこちょこ盛る前菜の種類を考え出した。

・ミニトマトのマリネ
・ピクルス(うずらの卵・ミニコーンなど)
・くんせいチーズ
・ローストビーフ
・ライスコロッケ

想像は自由だから好き放題想像したけれど、本当に作るとなったらすごい手間だな…と思った。

そして、全体的に洋風なメニューが多いから、洋風な副菜を考えることに今度は頭を使い出した(一応仕事しながら)。

・かぼちゃとクリームチーズのサラダ
・ひよこ豆のディップ
・タルタルのサラダ
・生ハムの生野菜包み
・玉ねぎのマリネ
・ソーセージとさつまいもの黒こしょう炒め

ここまで書いといてなんだけど、私はビーフシチューの素を使わずにビーフシチューを作ったこともなければ、キッシュもアクアパッツァも作ったことない。

だけどいずれもレシピを見たら作れると思ってる。

食いしん坊は、食べるための労力は惜しまない。

そのための下調べも、わりかししっかりとする。

そんなこんなのバレンタインメニューを考えてたら仕事の終わりの時間になった。

そう、午後の4時間半はほぼメニューの組み立てに全力を注いだ。

せっかくわざわざメモしたから(そして持ち帰ってきたから)、これはレシピノートに挟んでおいて、いつかの未来に本当に役立てたいと心から願ってる。

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