2016年3月15日火曜日

春の冷たい風と散歩

昨日は1日中雨で、その雨に合わせるかのように気持ちもダウン。

1日中家の中にこもっていた。

昨日に関しては何をしていたのかさえも思い出せない。

友達の心こもったメールへの返信はしたけれど、他は何をしていたのだろう・・・と思う。

今朝は雲ひとつない快晴と思われる日の入り方だった。

今のアパートにこれだけ長く住むと、朝日の入り具合でその日の天気がだいたいわかる。

本当にきれいな日の入りだったけれど、体も心も重たい。

絶対に気持ちの良い朝日が部屋に入り込んでいるのはわかったけれど、起きたくなかった。

二度寝三度寝をして、突如スイッチが入ってごはんを作り始めた。

先日、初卵と呼ばれる鳥の生涯で初めて産んだ卵だけを集めた卵1パックを人からいただいた。

それで卵かけごはんをするべく、なめこと大根の味噌汁も仕込んだ。

今日の味噌汁は特上のだしを使って作った。

おいしい卵かけごはんと味噌汁だった。

夕方近くになり、今のうちにやることはやろうと思い、区役所へ保険証を受け取りに行った。

その足であと1ヶ月もしないうちに満開となる桜並木の下を通って少し遠くのスーパー目指した。

まだ全く桜の気配はなかった。

枝のはしばしにつぼみとなるだろう部分はにょきっと出ていたけれど、まだまだかかる風だった。

もう何回歩いたかわからないこの桜並木の下を、頭の中は悩み事でぐるんぐるんとしながらも、

とりあえず前へ前へと歩を進めた。

今日は快晴だったけれど、風がものすごく冷たくて、風よ一緒にこの悩み事も持って行っておくれ

というような気分だった。

当たり前だけど、散歩したからと言って何も解決はしてなくても、歩いた分少し楽にはなれた。

帰り道は図書館経由で帰った。

借りるとしたら2冊まで、と図書館の中に入るまで思っていたくせして6冊しっかり借りた。

図書館の中でそのうちの1冊のまえがきだけ、適当な椅子に腰をおろして読んできた。

6冊借りても期限までに読み切れる気がしないと思って、戻すことも考えた1冊だった。

だけど、まえがきだけ読んだら気が変わった。

日本のコーヒー好きな大人なら誰でも知っているだろう某有名会社のトップまで上った人物で、

その後、失職、被災、手術の3つを一気に体験した後に書かれたものだった。

何か惹きつけるものがあった。

ヒントがあってもなくてもいいから、とりあえず読んでみたいという衝動に駆られた。

たかが数ページでも、「この本を読みたい!」という気持ちになれたのは良かった。

気付けば本さえも受け付けられない位に、自分の思考の沼にどっぷりとはまっていた。

少しだけ水面に顔を出して、忘れていた呼吸やちょっとした地上の楽しみを享受するところまで

とりあえず戻れたらしい。

そのままさらにドラッグストアと別のスーパーにも立ち寄って戻ってきた。

うちの近くの公園から名古屋駅を一望できるスポットがある。

いつの間にか、そのスポットから確認できる駅前のビルの数がこれまでの倍くらいになっていた。

少しずつ何かが変わっているんだなぁと、ビル群を見て思った。

自分も立ち止まっている風だけど実は動いているんだろうか。

すぐ隣りでは子どものサッカー教室が行われていた。

主催している会社は、多分前に勤めた会社だ。

雇用条件を知っているし、猛烈に大変な働き方を課されることも知っている。

それでも今日のコーチの人は、子どもを思いっきり褒めていた。

できたことをそれはそれは大袈裟に褒めていた。

きちんと自分の役割を果たしているその大人の姿に感動みたいなのを覚えた。

給与福利厚生が劣悪でも、それでもそんなことは関係なく子どもと接する姿、というかわたしに

届いたのは声だけだったけれど、そこには冷たい風を束の間忘れさせる位のパワーがあった。

今日はこれから、卵をくれた人一押しの『しくじり先生』をyoutubeで見る。

オリエンタルラジオの回の分が特にいいと言っていた。

オリエンタルラジオのあっちゃんがその中で言うらしい。

「人生、一度もしくじらない人なんていないでしょ?」と。

迷いつつ止まりつつな今どんな風に見るのだろうと思う。

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