ここ1年位木製のフォークを探してはいたけど、なかなかぴったりくる形のものがなかった。
刺す部分が写真のように、細くてまっすぐなタイプの木製フォークは今回初めて出会った。
10本以上売場には置かれていたけど、ここまで細くてまっすぐなものは他になく、
とりあえず1本だけ購入することにした(他のは、もう少し丸みを帯びていた)。
それをレジに持って行く。
当然サービスエリアのレジなので、売場の8割はおみやげや飲み物なんかの食料品。
民芸品売場にあったこのフォークなんか、売場の1%程度の面積でしかなかった。
レジの女性の方が会計と品物を袋に入れる作業をしながら、
「お客様、こちらのフォークですが、普通に洗われるのは大丈夫ですが食洗機でのご使用は
傷む可能性がありますので、お気をつけください」
と笑顔で目を見ながら伝えてくれた。
もしかしたらそのサービスエリアでは、木製品を購入する人にはそのように伝えるよう、
事前に指導されているのかもしれない。
真相は不明だけど、わたしはこれまで木製品の食器やスプーンを購入してもこんな風に
説明されたのは初めてだったし、ちょっとした一声でしかなくてもその気遣いがとても嬉しかった。
しかも、その店員さんというのが、マニュアルで話すと言うよりも、本当にユーザー目線に合わせて
話をしてくれる感じがさらに良かった。
商品も気に入っているけど、その店員さんが対応してくれたことの方がもっと気に入っている。
これと似たような体験を1ヶ月程前の美容院でも体験している。
縮毛矯正という髪の毛をまっすぐにするパーマのようなものをあてた。
施術を始める前に、担当の美容師さんが今回のパーマの特徴をあますことなく説明してくれた。
わたしがどの程度のストレートを求めるかで、これから施すタイプのものがマッチするかどうか、
きちんとわたしに確認しながら話を進めていた。
美容師さんの方から、強いタイプのものではないので、すごいまっすぐであるとか、
長持ちすることを求めてもその期待には応えられないタイプであるという説明も真摯にしてくれた。
その上で、かけますか?と再確認してくれた。
裏を読めば、クレーム防止なのかもしれないけど、わたしはメリットと同じようにデメリットも
きちんと説明してくれたことが逆に安心で、最悪予後の経過が良くなくても縛ればいいと、
あっさりとそのデメリットの可能性を受け止めることができた。
実際に今、多分このことを言っているのだろうなぁという髪の毛の状態にはなったけど、
別段困っていもいないし、そしてあの時予め色んな可能性を伝えてもらったおかげで
気にもならない。
もし、あの時美容師さんがデメリットを説明してくれなかったら、今の状態は逆に気になったと思う。
対応1つで、こんなにも気分良く過ごさせてもらえることにただただ感謝の念が湧くばかりだ。
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