2015年5月15日金曜日

洗脳の現場を目撃する

2年ぶり3年ぶりぐらいに足を運んだセミナーの話。

『真実を見る目』で、行く前に感じていたことを書いたその続き。)

これまでの人生でも、知らずにねずみ講のセミナーに連れて行かれたり、

いんちきなセミナーとは知らずに行ったりしたことはあったけど、昨日のは史上最悪なものだった。

ざっくり言うと、コーチング系(Aさん)×マーケティング系(Bさん)の組合せのセミナーだった。

Aさんの実践は筋が通っているし、個人的に真似したいと思うところがたくさんある。

昨日もAさんの話は、すごく良かった。

自分の実践や知恵に役立つ話ばかりで、それは聞けてとても良かった。

対するBさんは、これまで一度も出会ったことのない異様な雰囲気をまとっている人だった。

前半はAさんが話し、後半はBさんが話した。

Bさんが話している間中、わたしはずっと頭痛と気持ち悪さが続いた。

こんな体の反応はそうそう起こらない。

全身で拒絶反応が起こるなんて、相当変なもの持ってる人だと思う。

わたしは何か見えたり透視や霊視なんか全くできないけど、そんな力のない人でも感じる位の、

ほんと、見たことないこんな人!という感じだった。

最終的にBさんの話は、最初から最後まで高額サービスの説明ばかりだったけど、

まずこれまで何かしらの契約を結んだことのある人なら絶対におかしいとすぐに気付く。

何かしらの契約というのは、家や車なんていう大型のものではなく、携帯電話を契約する程度の

ものでいい。

そして、コーチングを学ぶようなパッケージも含まれていたけど、それらを学んだことが一度でも

ある人ならそのパッケージが手抜きと言うかずさんと言うか、それにも気付けるかと思う。

百歩譲って、携帯電話の契約はしたことあると想定しよう。

自分も以前の仕事で、お客さんと契約を交わす業務も時々していた。

申し込もうとしているお客さんには必ず利用規約や各種契約時の諸々のことを全部口頭で説明

していた。

当然、書類を見せて、その一文一文を私が読みながら一緒に目を通して、お客さんの方で不明な

点や引っ掛かる点がないかをこれでもかという位に確認していた。

当たり前だと思う。

会社側のリスクを避けるためでもあったけれど、結局はお客さん目線で考えたら当然の行いだと

誰でも思うことだろう。

それらをすっ飛ばして、メリットだけを延々と語り続け、というかもうわたしには洗脳にしか

見えなかったけれど、それで最後に今日申し込む人はこの後申し込んでください、

という言葉で締めくくられて終わった。

こんなんで申し込む人がいるんだろうか?と思って、申込ブースの会場後ろ側を見たら、

ざっと見ただけでも10名以上いらっしゃる!

しかも、価格はこれは何なの?というぐらいに高い。

昨日申し込んだ人は多少の割引が効くようになっていたけど、それは個人の年収でも

おかしくないものだ。

それに申し込む人たち・・・。

ちなみに、家に着いて渡された申込書についていた規約を読んだら、「返金不可」とあった。

ひょえーーーーーーというとんでもサービスだった。

いくら自分にお金があったとしても、絶対に申し込まないタイプのサービスだ。

というか、それ以前におかしいと感じるところがたくさんあるのに、それに気付かないんだろうか?

しかも、あそこに並んでいた人たちは規約すら読まずに申し込んでいた(そんな時間なかった)。

そもそもそんなところに足を運んだわたしもわたしだけど、さらに上のサービスを申し込む人って

一体どうしたらそんなものに申し込もうという気になるんだろう。

もちろんメリットがゼロではない。

でも確実に、投資額に応じたスキルや手法が身に付かないのは、一目瞭然だった。

それだったら、同じ金額払って別の何かを買った方ががよほど良いとわたしは思ったけど、

もう洗脳された人たちにはそんな発想すら浮かばない位、列を成して自分の申し込む順番を

ひたすら待っていた。

他人の人生だからわたしがとやかく言う必要も資格もなくても、いやはや初めて見たよ、

本物の洗脳!という、すごい体験をした1日となったのは間違いない。

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