2019年10月26日土曜日

癒しの言葉【バイロン・ケイティ】


ベンチの隙間から顔をのぞかせていた
一輪のコスモスの花
今回の「癒しの言葉」みたいに
そっと心にビタミンをくれるような花だった。

ベンチのあったイングリッシュガーデン



Life is simple.
Everything happens for you, not to you.
Everything happens at exactly the right moment, neither too soon nor too late.
You don’t have to like it, it’s just easier if you do.
- Byron Katie 

(日本語訳)
人生はシンプル。
すべてのことは、あなたに起こっているのではなく、あなたのために起こっている。
すべてのことは、早すぎず遅すぎず、これ以上ない正確な瞬間に起こっている。
あなたはそのことを好きになる必要はないけれど、好きになった方が生きやすくなるわよ。
ーバイロン・ケイティ(アメリカのスピリチュアル系自分質問メソッドの実践者・著者)

(和訳:私)




ネットで見つけた文章。

本当に読むだけで癒されて、私の和訳がどの程度原文の良さを伝えられているかはさておき、本当に良い文章だったから紹介。

朝から気分がちょっぴりザワザワする日。

そのうち怠く(だるく)なって、異常な眠気に襲われて、起きてることさえしんどくなって、ウトウトしながら毛布と羽毛布団かぶって眠りに落ちた。

こんなことものすごく簡単に想像できていたから、今の家が2年前に建て直される時、和室・洋室の部屋の二択があったけれど、迷わず「畳を敷いて欲しい!」と言った。

妹たちもこれには賛成で、最初から誰もフローリングで寝ることは考えなかった。

今日はすぐに起き上がるつもりで畳に横になったけれど、全く起き上がれなくて、それで気付けば3時間はウトウトと寝ては起き、寝ては起きを繰り返した。

「起き」というのは「起き上がる」んじゃなくて、「目が覚める」ということ。

目は一瞬開けるけれど、またすぐにパタっと眠りの世界へと戻って行った。

なんだか憂うつな感じで、夕方5時過ぎに目が覚めて起き上がっても、イマイチ元気が出なかった。

気分はまだ低空飛行している。

何せ低空飛行マイスターのようなところが私はあるから、低空飛行は低空飛行でも超ド級・上級・中級・初級・入門くらいの差があることにある時から気付いた。

今日は初級〜中級ぐらいの低空飛行。

超ド級の時は完全なる戦意喪失だから、唯一の避難場所「布団」を自分のためにさっと敷いて寝る。

入門は低空飛行ザワザワするなぁ程度で、基本は動ける。

だから、初級〜中級になると、自分を元気づけるための何かはできるかも…ぐらいの余力がある。

今日はそのタイプだったから、そうだ、今やっている占星術のサビアンシンボルの英語を1つ訳して、そこから元気をもらうことにした。

360回全部であるうちの今40個以上はすでに手をつけていて、だから差し引いて約320個の選択肢がある。

そもそも本気モードではないからちょっと気楽に訳せるのがいいと思って、魂チャートと私が呼んでいる方のもので、心の拠りどころを表すサビアンシンボルを訳すことに決めた。

私の魂は何をもって安心感を感じたりするのか、それが今この私の低空飛行のヒントになってくれたらいいなぁ…、そう思って訳し始めた。

珍しく難しい単語がほぼない。

ほぼないけれど、「卒業する」という意味の英単語がその文章全体の動詞になっていて、それがこれ以上ない迷宮入りへようこそ!の混乱をもたらした。

単語は全部揃ったけれど、明らかにおかしい。

「階段に並んで卒業した」って何?みたいな。

しかもこの階段がこれまたお城とかにあるような広い階段で手すりも踊り場もあるみたいな、映画『タイタニック』に出てきた、主人公の2人が木製の階段を降りてダンスパーティーに参加するシーンがあるけれど、その手の重厚な階段を指す。

シンデレラ城とかみたいな中にありそうな、舞踏会の時にメインのプリンスとプリンセスとが手を取り合って階下の参加者たちの前に現れるみたいな。

その手の階段と「卒業する」の単語がどうにも結びつかなくて、卒業証書授与式みたいなのとも違って、「これはどんな状況を表しているんだろう?」と思った。

マニアックな話だけど、私が持っている日本語のサビアンシンボルの本も、日本人の方々が発信されているサビアンシンボルの解説サイトも全くこういう時は役に立たない。

想像して情報を発信されるのは全然いいけれど、私が今欲しいのは、原文を正しく理解することだから、そういう想像とかは要らない。

これは英語の原文を英語ネイティブの占星術家が解説してくれてる文章を探す方が早いから、それで英語での検索を始めた。
(↑低空飛行とは思えないパワー( ̄∀ ̄;))

そうして見つけたのが、冒頭のバイロン・ケイティさんという御年76歳の女性の言葉だった。

読んだ瞬間、ふわーっと包まれるような、「これでいいんだよ」って言ってもらえたみたいな安心感が言葉の向こうにあった。

低空飛行マイスターのようになっても、やっぱり低空飛行はいつの時もキツいし、できるだけ気分は明るい方が自分とも付き合いやすいし、それだけ健やかでいられる。

前に比べて、低空飛行の時間や低空飛行の自分とはものすごく付き合い方が上手になったけれど、それでも決して「カモーン!低空飛行!」とは絶対にならない。

サクッと調べたら、バイロンさんは30代か40代の頃、重度のうつになっている。

3人の子どもを抱えて夫婦関係崩壊に近い状況だったらしい。

アルコール依存症も薬物依存症、過食症もやっている。

そういう体験をした人が言っている。

「すべてのこと」というのは文字通りすべてで、良いことも悪いことも指す。

都合の悪いことや災難みたいなのも指す。

今日みたいな低空飛行の瞬間やそうなっている自分のことも含まれる。

それらすべてが、自分に降りかかっているのではなく、自分のために起こっていると言っている。

それは今ここまで来たから、2〜3年前よりも数段意味がわかる。

色々降りかかってきたとしか思えない受難の数々は、後にそれ無くしては本命のものに辿り着かないとわかった。

例えば今日だって、こんな風に低空飛行にならなければ、上の文章に辿り着くことは無かった。

すべては偶然ではなく必然だと思えるようになってきたから、そして今日みたいな低空飛行だって必然などと積極的に思いたいわけではないけれど、でも必要は必要だったんだと思う。

ちなみに、私の場合は体調不良や心の低空飛行のおかげで、難を避けられたことが過去に色々あるから、渦中は「何で今日具合悪い(涙)?」なんて思っても、後々にそれで助けられたと知ったりするから、そういうことも大切なんだとわかるようになってきた。

【すべてのことは、早すぎず遅すぎず、これ以上ない正確な瞬間に起こっている。】

これも本当にそうだなぁって。

寸分違わず、本当に絶妙なタイミングですべては起こっている。

全部が全部そう思えなくても、いつかどうしてそうだったのかわかる時がくる。

特に超絶納得いかないことは、いつまでも自分の中で激しくくすぶっているから、どうしても「だからか…」とわかるまで超苦悶する。

苦しい。

先が見えなくて不安になりまくる。

本当に今この瞬間が大丈夫なんて1ミリも思えない。

それでもすべては必要なことがこの上ないタイミングで起きている。

40年ぐらい時間を重ねると、そういうことが少しばかりわかるようになった。

日本語だとそれっぽちなんだけど、英語だと言葉がより強く感じられる。

exactly the right moment
exactlyってだけで、ドンピシャそれだけですって言ってる。

それって1ミリとか1秒とかのズレもない完璧さを私は言葉から感じる。

日本語と違って、英語の言い切りは本当にスーパー言い切り100%だから、そして100%でない時はそうではない言い方を基本的にするから、だからこれが超ピッタシそれですよ!って物語ってる。

ただでさえ言い切っているものに対して、さらにexactlyって付けてるから、本当に100%YESのものにもう100%YESをくっつけているぐらいの強さがある。

the right momentの「right」も、たくさんある中の唯一正しいもの、っていう感じになる。

だから、the right momentはある一瞬の時を指して「その時」になる。

そして、それをさらにゴリ押しするように、
neither too soon nor too late
とこの後続く。

neitherとnorの否定が入ると、100個選択肢があるなら100個すべてNO、1000個選択肢があるなら1000個すべてNOを指す。

1つとしてYESを許さないから、超言葉が強くなる。

だから、「すべてのことは、早すぎず遅すぎず、これ以上ない正確な瞬間に起こっている」というのは、本当にそれ以外の選択肢はなくて、その瞬間に起きたことはその瞬間にしか起きることが絶対にできなかったとわかる。

【あなたはそのことを好きになる必要はないけれど、好きになった方が生きやすくなるわよ。】

語り口調のように訳したこれ。

もう、読んだ瞬間、一番のポイントを突かれた気分だった。

低空飛行はじめ、災難系、受難系、苦悶式、超絶納得いかない案件などなど、1ミリも喜びの要素がないものも、当然人生には起こってくる。

のし付けて返したいぐらいのものは、もう数かぞえられないぐらいにたくさんあった。

だけど、そうしたものたちを好きになるのは難しすぎるし不可能に近いものさえ感じるけれど、代わりに邪険にしないぐらいにはしたいなぁとここ1〜2年で思うようになった。

邪険にすればするほど、自分の人生そのものがますます大変になると知って、とりあえず邪険にしないで受け入れることをすると、摩擦が少なくなって大変さも下方修正される。

だからその言葉が身に染みてわかる。

easierになる、って言ってるその言葉の意味がよーくわかる。

好きにならなくてもいいけれど、好きになった方が、好きになれないならせめて邪険に扱わない方が、物事は簡単だよ、やさしくなってくれるよって、ホントその通り!




最後に、そうだ!今だ!と思った3歳の姪っ子の言葉を紹介。

夏のお盆帰省の時に、私に突然さやが言ってきた。

さやと私とで何かしらごっこ遊びをしていた時だったと思う。



「かみさまってしってる?
かみさまってみんなをまもるためのかみさまなんだよ」



小さなかみさまは私にそう言った。

私はごっこ遊びも忘れて、一瞬泣いてしまいそうだった。



夏のショットなど。

左:名言を言った3歳児
右:しゃぼん玉本気でやってる40歳(和訳担当者)


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