2021年2月27日土曜日

夢の中で会いましょう




1週間前の土曜日(2/21)の明け方に見た夢だった。


すぐに書かないと忘れる!、と心配したけれど、それは杞憂に終わった。


もちろん、細かい描写は忘れたけれど、それでも夢の中で起きたことは覚えている。


普段の記憶力は全くあてにならないけれど、この夢の記憶力たるやすごい。


何で覚えているのかもわかる。


生身の自分が全神経を研ぎ澄ませて体で覚えたこととリンクするから。


細胞の記憶ってすごいなぁと改めて思った。







私は初めて見る建物の中にいた。


そこは寮とか宿泊研修所みたいなところで、数メートルの幅はありそうな廊下の両脇には個人の部屋と時々は温泉みたいな、それは見てすぐに「共有の大浴場」とわかるいでたちで、そうしたものが時々ひょっこり現れてはまた個人の部屋が続いていた。


かなり奥行きがあって、何十もの部屋といくつかの公共浴場を横目に見ながら、私の部屋はまだまだ奥なんだと思いながら歩き進めていた。


その途中のところなのか、勝手にシーンが切り替わったのかは覚えてないけれど、何年か前の職場の上司とその上司と仲良くしていたSさんがいて、なぜか3人で立ち話をしていた。


上司はそこに私がまるでいないみたいに、Sさんとばかり話していて、私は同じ空間にいるのに1人ぽつねんとしていた。


部外者然な私でたしかにその状況は全く歓迎できなかったけれども、それよりも「会えたこと」そのものが嬉しかった。


夢の中の私は、それが夢だと思わず、現実に起こっていることだと認識していた。


またしばらくすると、シーンが変わった。







上司は2泊から3泊用くらいの大きさのスーツケースをガラガラ引いて私の少し前を歩いていた。


普段から左手で引くのかどうかはわからないけれど、その時は左手で引いてた。


私は少し離れてはいたけれど、普通に細部が見えるくらいの近さではあった。


上司の左手の薬指には指輪があった。


結婚指輪だった。


あー、結婚したんだ、と思ったんだろうけれど、それよりも私の反応は「この手、上司の手じゃない」だった。


またしばらくするとシーンが変わっていて、同じ建物の中のどこか別のところにいた。


そこにはSさんはいなくて、周りに他の人たちもいるものの上司と私の2人でおしゃべりをしていた。


夢の中の2人は、普通におしゃべりできる仲になっていて、何の違和感もなく喋っていた。


「いつの間にこんな風に話せる仲になれたんだろう?」と若干私の頭は混乱しながらも、おしゃべりを続けた。


夢の中の私は、夢の中で動く自分しかいなかった。


その夢を観察者のように観察しているもう1人の自分はその時いなかった。


おしゃべりの時に私は結婚指輪のことに触れた。


本当にそれを聞けるくらいの仲で、ずいぶんとこれまでの現実とは違うなぁなんて思いながらも、そのまま上司の答えを待った。


「わざと付けてるんだよね」


上司は即答でそう答えた。


はぁー!?っと思ったけれども、そしてこれが普通に仲の良い男友達ならつっこんだけれども、私はつっこめなくて、そのまま引き下がった。


上司は結婚してないのに指輪だけ付けるという不思議なことをしていたけれど、変に女の人に近寄られても困るからそうしてるのかななんて思って終わった。







夢から目覚めた後、私の中に何よりも残ったのは、上司の手を見て上司の手じゃないと思ったことだった。


結婚指輪がはめられていたその手は少しゴツゴツとしていて武骨という言葉が合っているような手だった。


指も少しばかり短い感じがしたし、大きさはそこそこ大きいものの上司の手の大きさとは違っていた。


体や顔、背格好なんかは上司なんだけれども、手は違っていた。


そして頭が冴え渡って活動する時間帯に差しかかった時、より一層このことに対して私は驚いた。


上司の手を間近で見たのはたった一度、それも1メートルくらい離れていて、時間にして1分くらいだった。


そのたった1回のことを私は自分の細胞内に記憶するように記憶したんだと思った。


今思い出そうとしても輪郭しか思い出せないし、それよりもその時、普段1000%仕事の絡みのない上司と私とが近くになることができて、その超ラッキーな状況に喜びいさんでいた自分の心や近くになれたことの嬉しさや恥ずかしさやドキドキというようなことの方がより強く残って、だから手の細部の記憶は今はほんのりと残っている程度になった。


初めて上司の手を間近に見れて、しかも相手は資料を見ていたから私側は好きに見放題で、普段ならそんなことできないけれど、ガン見していても問題なかった。


だから私はその手を穴が開くほどに見て、この瞬間がもっともっと続いて欲しいと願ってしまったほどだった。


数ページの資料の確認なんてあっという間に終わって、上司がファイルを私に返してきて私のお楽しみ時間も終わってしまった。


そんな一瞬の出来事だったのに、その時に見た上司の手は今でもどこか深いところの記憶にきれいに残っているんだと思う。


手がそこにある、上司の手が目の前にある、というのはすごく不思議な感覚だった。


手の形は、本当に超好きなドストライクな形だったし、そしてそれよりも生きて今目の前に上司の手がある、ということの方が夢みたいで、その時の私は妙に「生きてるんだな」っていうような感覚が一番近かったと思う。


生きてるんだから当たり前のことかもしれなかったけれど、本当に命ある存在がきちんと目の前に何の疑いもなく存在してくれてることの尊さみたいなのを感じていたのかもしれない。


そんな風に、時間はずいぶんと経ったけれども、私の中ではすごく思い出深いワンシーンだったりする。


だからこそ、夢で見た結婚指輪のはまった左手を見た時に「上司の手じゃない」と思った。


それも「あれ?こんな手だっけ?」という感じではなく、「これ、絶対に上司の手じゃない!」って確信していた。


手にばかり気を取られていて、歩き方とか見ておけば良かったな〜なんて思った。


歩き方とかまとっている空気とかは、本当に全身全霊で集中して見ていたから、その素晴らしい記憶力がうまいこと作動して夢の中でも見れたように思う。


上司が歩いている時に放ってる空気が本当に素敵で、私はそれにもいつも見とれていた。


本当に透明のキラキラした空気が上司にはあって、それは私の頭の中の幻想とかではなくて、本当にそういう空気をまとっている人だった。


後にも先にもそんな人に会ったことないから、今でも上司のその空気感ははっきりと克明に覚えている。


あれこそが魂が為せる技なんじゃないかと今では思っているけれども、その上司は本当に特別で、そんな風に誰かのオーラ的なものや個人特有の空気感なんてその上司以外に見えた人なんか誰もいない。


だから私にはものすごくはっきりと見えていたけれども、他の人からも同じようにそれが見えるのかどうかは知らない。


イケメンオーラは普通に放っていたけれども(本人無自覚でも)、そういうこととは少し違っていた。


時間が経つ中で記憶は、悲しいかな、徐々に薄れていく。


徐々に薄れてしまうものもあれど、反対に時間がどんなに経っても鮮明に残るものもある。


上司の空気感はまさに後者で、あの目の中に飛び込んできた感触は今でもはっきりと覚えている。


夢は自分じゃ選べないから次いつ夢の中で会えるのかわからないけれど、次回は空気とかあのキラキラした感じとかに目を向ける余裕が欲しい。


現実はどうにもならなくても、夢の中ならなんだってありだし、なんだって許される。







この夢を見た日から6日が経過した。

(このブログは数回に分けて書いている。実際には1週間経過した。)


ずっとブログにしようと考えていたこともあってなのかもしれないけれど、私はこの夢について忘れることはなくずっと覚えていた。


この6日の間、モヤモヤすることがあって、それも4連休取って本来ならルンルンの時間なのに、その4日間さえもモヤモヤする始末なくらい、とても酷いモヤモヤ具合だった。


ちなみにモヤモヤは仕事の人間関係で、無責任な人たちがいるのはそれは個人の性格だから仕方ないことでも、その無責任な姿勢のことでその火の粉が私にもろに降りかかって、自分がどんなに正しくてやることはやっていても、それを全て「無」にしたりはたまた「(私を)責める」という凄ワザに出たりと、なんかイジメとは全く違うけれども地獄絵図みたいな様相を呈している。


まだしばらくはその地獄絵劇場に付き合うというか落とし前を付けなければいけないけれども(本当に嫌すぎるけれども、社内じゃなくて対外的なものだから放置していいものとは違う)、まぁとにかく悶々としてモヤモヤイライラ呆れあきらめと、確実に心が疲弊する事態になっている。(+体調不良も発生して、「無視してはダメ」サインも出続けている。)


その地獄絵図的な内容はこの話に全くふさわしくない、できれば抜かしたい内容ではあるけれど、私は意図的に入れている。


連休最終日、その夢を見て4日目あたりだったと思う。


地獄絵図的なものに対して、友人ノムが私に「私ができること」として、自分のオカルト体質のことを関係者にカミングアウトすることを提案してくれた。


冗談抜きで私が否が応でもそこに向き合うのは、向き合わないと自分の体の具合が本当に悪くなるからだし、会社のためでも何でもない。


地獄絵図のことと自分のオカルト体質のことを絡めて説明する、それをすることやその意味をノムはこれ以上ないくらいに丁寧に説明してくれた。


そんなこと、私の人生の中でも最初で最後の体験になると思う。


カミングアウトしないことよりも現状継続の方が明らかに超マイナスだから、私は折りを見て関係者全員にメールでカミングアウトしようと考えている。


そんなこんなの中ではたと気付いた。


精神的に負荷のかかり具合が半端ない、そういう時にその人が夢に出てきた。


夢の中の私は喜んでいて、なんなら夢から目が覚めて現実にその人は存在していない当たり前の日常に自分はいてガーン(T_T)となっていたけれども、それでもその人がそういうタイミングで夢に現れるんだと知ってジワジワと嬉しさがこみ上げてきた。


そんなの私の願望が見せた夢かもしれなくても、なんとも言えない絶妙なタイミングでそのようになっている。


そして、ここからは私が勝手に思ったことだけれども。


どうして結婚指輪だったのか。


結婚指輪の解釈を自分の頭の中で考えていた時に、1つ「約束」って出てきた。


そして今の私の現状で言えば、今あることは魂の契約で魂がこの世でこの体でこの人生でと決めてきたことの中に、自分自身との約束があるように思う。


これは完全に私個人の意見、それも何の根拠もない意見だけど、その人が夢に現れたということは「大丈夫」のサインなんだと思う。


山で行方不明になったおじいちゃんの居場所をペンジュラムで特定するなんていうすごいレベルとは違うけれども、別の意味で今の地獄絵図は身体にも心にも相当負荷がかかっている。


別の重たさを多分に含んでいて、正直本当に面倒でやりにくい。


だけど、逃げられる状況にはない。


向き合ってなんとかしない限りはどうにもならない現実になっている。


そうした時にまさかの夢へのご登壇で、なんだかんだと心の中に残っている。


私の中のお守りみたいにして残っている。


その人が私の夢に出てくるのは、その人の意志は1ミリも含まれていなくても、それでも夢に出てくるだけで価値があって尊い。


現実のその人と私とがどうこうなることはなくても、夢の中では会えて話せて、そしてささやかな幸せを感じて、力をもらえている。


力は現実の私に届けられる。


そんなことがあるのか?って話だけれど、本当にその人というのは私の中で生きて存在してくれてるだけでいい人、存在まるごとが私に多大な元気や力をくれる人になっている。


現実にもっとたくさん話せたら良かったけれども、何にも話せなくてもこれだけの影響力を数年単位で及ぼして私に力をくれてるわけだから、それこそがその人が私の人生に現れてくれた一番の理由なのかもしれない。


その人と出逢えたことを私は人生のご褒美だと思ったけれども、本当にその言葉の通りだなって今の方がより一層そう思う。


こんな風に私の中に存在まるごとあってそのことだけで癒されるなんて、そんな人他に誰もいない。


もう残りの人生でその人と同じ空間に一緒に立つことはなくても、私の中では生き続ける人なんだと思う。


ずっと存在して、今回みたいな人生の辛い時期や乗り越える課題なんかがある時に、夢の中でも他の形でもその人がひょっと出てきて力を貸してくれる、そんな風なのかもしれない。


会えないことを受け入れることはとても時間のかかる作業ではあるけれど、私は私なりに違う形で自分が受け入れられるものを工夫して今の状態になれたのかななんて思ったりもする。


人生の中で生きて会えた時間はとっても少なかったけれど、こんな風に心のお守り的な存在に生きているうちに逢えたことはとっても良かったし、人生で今のところ一番の出来事だったと感じている。


それくらいのインパクトを残した人だった。


三次元の日本という国の中では何ひとつ上手くない現実だけが私の人生には残ったけれど、そんなのは本当に自分以外の個人の選択だから仕方ないと思っている。


私は自分がこれから何歳になっても、すごいおばあちゃんになっても、夢の中にその人が現れる時はいつの時も私が会えていたその時のその人が出てくるんだと思う。


そんな風に記憶に残るのも粋なことな気がするし、それは少しだけ未来の楽しみみたいな要素もある。







すごく関係ないことだけれど、この間ちょっと思ったのと、今も思ったから、ここで書いてしまおう。


誕生日からの1年用の星読みをしたい、したいよりもなんかした方がいい、義務とかじゃなくて欲しいとか希望してるとか必要だとか、なんかそういう感じがある。


しても良ければ私は是非ともしたい。


「星読みください」とかコメントくれないかな?なんて思う。


この記事じゃなくていいから、適当な過去の記事にコメントがついたらいいのにって。


少なくとも、コメントがつくと私の方にはわかるようなシステムになっている。


ついたら星読みして、ブログにアップするのになぁって。


気が向いたらどうぞ〜(•̀-)( *ˊᵕˋ)

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