2021年2月23日火曜日

ネットショッピングに思うこと

とある絶版の占星術本

本の売主より届いた手書きの一筆箋

メルカリで一番感動した買物
まるでプレゼントみたいだった


メリカリを利用してからそろそろ半年になるかと思う。

私はもっぱら買う専門で売る方は何もしていない。


基本的に、占星術の絶版本や市場に出回っていない珍しい本を探しては買っている。


今自分の買物回数を見てきて、

・本13回

・オラクルカード3回(プレゼント含む)

・一点モノ小物入れ1回(妹たちとおそろい)

とわかった。


どの方も本当に気持ちの良いやりとりをさせてもらえただけじゃなく、中には何でその本を手放すことにしたのかを教えてもらえた人もいた。


引越しで断捨離をせざるを得なくてとか、洋書(占星術)で使いこなせそうにないから必要な人の元へとか、とにかく本を大切にしていた人たちから譲ってもらうのが9割占めている。


さっき、いつものように占星術の本を見てきた。


値段は1冊10万円を下回るくらいの、超高額設定にしていた。


元値は2750円。


値段をつけるのは個人の自由だし、それを私がしのごの言うのもおかしいとは思う。


なんだけど、その人にとっては、その本は「お金を運んでくれる価値」はあっても、中身に関しては価値がないんだろうと思った。


ちなみに、その本は私もずっと探している本の中の1冊で、それこそずっとチェックしているから相場がわかる。


10000円切ったら確実にポチろうの1冊になっている。


で、何が言いたいのかというと、例えばその本がその人の希望に沿った10万円みたいな値段で取引されたとして、そしてそのお金を手にして、その人は果たして本当にしあわせなんだろうか?ということ。


私は古書の世界は本当に知らないし、知っているのはヤフオクやAmazon出店の古書店の人、あとはネットで見かけて買えた個人の古書店の人たちばかりだけれど、私の元にやってきた本たちはどの本も「元の持ち主に大切にされてた」とわかるものばかりだった。


お手紙がついてきたり、丁重な薄い紙で本のカバーの大きさに合わせて紙カバーを付けられてきたり、よくよく見ると表紙が切れていてそれを全くわからない状態になるハイレベルでの修復が為されていたり。


とにかく「譲ってもらえて良かったー!」と感動盛りだくさんだったりする。


やりとり自体は、本とお金で、資本主義の原型そのものだけど、心をそこに込めてもらったことで受け取る側には温かい空気が流れてくる。


郵便物としてやってくるそれらの本には、それに触れただけで元気や心ある気持ちをもらえて、お値段以上ニトリじゃないけれどもそんな気持ちにさせてもらえる。


そのびっくらポンな値段で出品するのが悪いと言っているのじゃない。


なんだけど、人の心につけ込むようなことをして、果たしてその人はしあわせなんだろうか?というのは大きく疑問が残る。


人の価値観は人それぞれと知っていても、心がさもしいなぁと私は思ってしまう。

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