2020年12月26日土曜日

㊾【おいせさん手帳】ホッと一息つく習慣(最終回)




おいせさん手帳第49回目最終回

担当:私


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12月26日


自分の平穏のためにできること。

新しい風の時代へ


新しい時代の幕開けは、どうしても不確定要素が多く不安になりやすいです。そうした時に、自分の内側に平穏を見つけることができると、それが自分自身の安心感へと繋がっていきます。ホッと一息つく習慣や心が落ち着くものを、普段から取り入れて自分の安心感を増やすことが、今やこれからの自分の支えとなってくれるでしょう。


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おいせさん手帳も今日で最終回。


最終回にふさわしい、自分がこの1年だけではなく人生全体を通して大切と思っていること、そのために心がけていることをギュッと凝縮した内容になっている。


心の健やかさを作るのに色んな方法がある。


それは基本的な衣食住が満たされることもだし、当然衣食住を整えるのにはお金も必要だし、お金を手にするには何かしらの手段も必要になる。


でも結局のところ一番大事なのは、自分の心に対して自分自身が開いていること、自分の心に自分を向けること、そして不具合があればその不具合を無視したり無かったことにせず心が吐き出す小さなサインにきちんと耳を傾けること、その辺りだと私は思っている。


そしてそれらがいわゆる「自分を大切にする」ことなんじゃないかなと個人的に思う。


これはある時の仕事中に思ったことだった。


実際の理由が何かはわからないけれど、個人的に完全な嫌がらせにしか見えない無視と仕事のことなのに連絡を避けて通達されないということがあった。


その時は冗談抜きで仕事に差し支えるから、私は色んな策を講じて最後は全て事無きを得たけれど、決して気持ちの良いものではなかったし、仕事から離れていても心の中ではその気持ち悪い状況をずっと思い続けて、そのそれも自分で止められなくてしばらくは悶々として過ごした。


その時に思った。


住む家も、体を休める布団も、1人になれる空間も、食べ物も、お金も、仕事も、友達も、家族も、健康も、とにかく元気に過ごすためのものは全て持っている。


仕事だってその人以外は基本的にみんな良くしてくれるし、味方になってくれる人もたくさんいる。


恵まれすぎなくらいに恵まれている。


だけど、たった1人気分を害するほどの嫌がらせをしてくる人がいて、それだけで私の心は乱れに乱れた。


その時に、例えばお金が全てを解決してくれるわけでもなければ、何かを持っているからそれが不具合を掻き消してくれるわけでもないことを本当の意味で理解した。


そして、そうした心のザワザワや不穏さというのは、何とかそれに対して自分自身が対応しなければどうにもならないことだというのも同時に理解した。


対応するというのは何も現実的なことばかりじゃなく、自分の心に薬を塗るみたいなそうした癒し的なこと、風邪っぽいなと思えば早く寝たり体を温めたりするように、心も痛かったら何かしらそうしたことをしてあげないと痛いまま傷ついたままになる。


そういうことを自分のためにしてあげることが本当に大事だというのが身に沁みてわかった。


ついでの後日談というか今現在の話をすると、そのおかしな位に無視されて本当に嫌だったけれど、そして当初は私も目には目を歯には歯をみたいな嫌がらせで返そうかとも思ったけれど、最終的に私が選んだのは「これまで通りにする」だった。


これまで通りにしたし、例えばいつかはポットのお湯が空になって私が水を足した時、その直後にそれを知らない彼がコーヒーを淹れようとしていたけれど、その時とっさに「今水入れてきたばっかりだからもう10分くらい待ってて!」と声をかけたり、他にも小さなやりとりを私はごくごく普通にした。


それが良かったのかどうかはわからないけれど、当時の今すぐにでも爆発しかねない緊張状態は和らいで、そして彼も彼で仕事は私に頼まないけれども連絡は私も含めてすることはするようになった。


仕事は振られなくても気にならないし(最初は気にしたけれど、とりあえず困りはしないからそれに慣れた)、目に見えないところでお互いバチバチするみたいな空気もないに等しいくらいになったと私は感じるし、色々快方に向かって今となる。


小さなことを、自分が無理せずにできることを、コツコツと貯金するかのごとくやり続けることが大事なんだと思った。


別に無視するでも良かったとは思うけれども、それを私があえてしなかったのは、しばらくは今の職場にいるのに無視した場合後々面倒くさくなるのはわかっていたし、相手の幼稚さも知ってそんなことしても自分がさらに悶々とすることが予想できたから、だから無視することは選ばなかった。


その時も自分が選んだのは、「どんな選択なら一番自分に負荷がかからないか」だった。





先日ノムが紹介してくれた「風の時代」。


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1222日 

触れられるから目に見えぬへ。

グレートコンジャンクション

 

20年周期で、木星と土星が空の上でピタリと重なる日があります。

それを「グレートコンジャンクション」と呼び、産業の転換期とされています。

昨日、その大きな節目の日がやってきました。1802年から2014年までは、基本的に土の星座で重なってきた2天体でしたが、今回から2159年までは、風の星座で起こります。いよいよ風の時代の始まりです。


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時代は新しいものに切り替わっているし、そこに加えてコロナという世界的にまだ何も解明されていないスーパーウイルスもあって世界中で混乱が続いている。


色んなものが不透明だし安心安全が何かなんてわからない。


つい最近、大手家具メーカーのニトリが241万個の基準値以上のアスベストを含む製品の回収を発表した。


私は使っていないけれど、その製品の利便性の高さは知っている。


バスマットとかは、吸水性や速乾性に優れていて私も欲しいなぁなんて思ったものだった。


そんな風に惹かれて買った人も多いだろうから色んな種類を組み合わせて241万個の大ヒットになってるんだろうと思う。


仮にそのことで不安になったとする。


不安になるのは自然だと思う。


だけれど、時は戻せないし使っていた事実は消せない。


すぐに使用中止をしたからと言って、これまでの使用期間のことはリセットされますとも当然ならない。


じゃあどうするかと言えば、とりあえず手っ取り早くできるのは、自分がどうであれば心穏やかになれるのかを考えて実行するしかない。


これはドミニカにいた頃の話だけれど、農業専門の友達いわく、ドミニカではアメリカでは健康被害が出るとされる危ない成分が入った使用禁止の農薬をアメリカから普通に譲り受けていて、そしてその危ない農薬を普通に使っているから色んな野菜が安全ではないと教えてもらった。


ちなみにその友達はガハガハ笑いながら、「でももう食ってんだから、仕方ねーよね!どれが大丈夫で大丈夫じゃないなんてわかんねえし、仮に大丈夫じゃなくてもそれはその時だよね」と言った。


全くその通りだと私も思ったし、当然安全性なんか目で見たってわからなければ食べていても何にも私にはわからなかった。


そんないわく付きの野菜を2年間食べ続けてから10年以上が経過したけれども、今のところ何の健康被害も出ていない。


何事も見えないところで自分の身に危険が及んでいたとしても、それにどう対処するかは自分次第なところがかなり大きい。


そして見えない心のことは、特に気をつけて自分で見てあげる習慣をつけないと置き去りにされやすい。


不倫をこの度繰り返した宮崎謙介の奥さん金子恵美さんの言葉でとても印象的だったものがある。


彼女がどうして離婚を選ばずに今も夫婦でい続けるのか。


とあるニュース記事で見た中に「(旦那の浮気が)自分にとって絶対に許せないポイントではなかった。私にとっての許せないポイントは他のところにある」みたいなことが書かれていた。


浮気だって良いことでは全くないけれども、彼女にしたら絶対に人として許せないことはそこよりももっと別なところで、そこがギリギリ保たれているから今の状態なんだと妙に納得した。


そんな風に見えない部分の価値観や考え方がますますクローズアップされる時代になっていく。


周りに公表する必要はなくても、少なくとも24時間365日毎日常に一緒にいる自分にはそのことを示していく、自分なりの答えを持てるように自分との対話をたくさんすることが今後ますます大事なことになっていくんじゃないかなと思う。


そして突然すぎる締め方だけれど、自分が続けたい分野はこういう心のケアとか自分ケアなんだと改めて思う。


そういうことにやっぱりものすごく興味があるし、いくら話したり書いたりしても話が尽きない。


小難しい内容ではなく、いつでもどこでも誰でも簡単にできる方法をこれからも私は模索するだろうし、実践実験を重ね続けると思う。


風の時代の答えのないところは不安要素も生みやすいけれども、逆手に取ると自分で決めていい、自分の価値観を第一にすることができる、そういう自分にやさしい時代でもあると思う。


Let’s make ホッと一息つく習慣





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