真夜中の4時前、すごい夢を見て、夢の中で絶句していた私はその絶句して本当に言葉も出ない状態で目が覚めた。
夢の中の自分の感覚がリアルに本当に現実に起こったみたいな感覚になって、それを起きても持ち続けるなんてこんなこと人生で早々ない。
しかも「絶句する」って、言葉として私は時々使うけれども、あくまでも呆れてとか何かしらマイナス的な理由で言葉がないという意味では使っていても、体の感覚を伴って「絶句する」ことなんて過去に一度もない。
しかも「絶句ものだよねー」とか何とか言っちゃって実際は文句なんかをたらたら言っていて「絶句」はしていない。
だけど今回は正真正銘の「絶句」だった。
*
夢の中で私は知らない町にいた。
季節は冬でまさに今くらいな時期で、新潟の冬みたいな曇り空で少しは雪の残る道の上を女友達2人と私とで歩いていた。
もう1人の家に集まろうとなったのか、そこで集まって4人で居酒屋に移動して新年会をしようとなったのか、とにかくもう1人別の友達の住んでいる家に行ってそこから4人で何かをすることになっていた。
最初の2人も歩いている時は誰かわからなかったのと、家にいる女の人が誰なのかも絶句するその時まで気付かなかった。
ちなみに歩いている2人の1人は前にいた職場で一緒だった女性で、家にいる女の人は私の小中学の時の同級生の女の子で今地元で大繁盛のイタリアンレストランをやっている子だったのかその子に似ている人だったのかその辺りは絶句していて記憶が断絶されている。
歩いている時に、向かっている家の子は彼氏的な存在の人と一緒に住んでいて時々ごはんを外に食べに行きがてら飲むみたいな話をした。
そんな相手がいて羨ましいなどと思いながら、ベラベラとどうでもいい話をしてその家に向かった。
家に着いて、その子の部屋に私たち3人は入った。
一緒に住んでいる彼とはどうやら別の部屋で寝ているのか、床は木材っぽくて真ん中に1人用の小さなベッドと部屋のベッドと窓の間まで1メートルくらいあってその間になぜか下駄箱のような棚があってDr.Martinみたいなブーツがたくさん並んでいてそして部屋のどこかには部屋をアレンジして自分で作ったみたいな剥き出しのクローゼット的な、服が20着くらいかかってそうなところがあった。
玄関から入ったと思うけれど、半地下みたいな位置で、階段を数段降りたところに彼女の部屋があったのは覚えている。
そんなこんなで、彼女の部屋に入っても長居するつもりはなくて私たち3人はベッドの周りを囲むように立って彼女が支度を終えるのを待っていた。
だから本当に飲みに行こうとしていたんだと思う。
韓国料理的な店で焼き肉をするみたいな流れだったのかもしれない。
食べたことないけれど、チーズタッカルビと呼ばれる鶏肉にチーズをかけた料理みたいなものを夢の中の私は想像していたし、それを家に住む彼女と一緒に暮らす彼で食べに行っておいしかったからそこに行こうというような話になっていた。
私たちが彼女の支度が終わるのを待つ間、彼は部屋から出てこないようになっていた。
だけど、休みの日にズカズカと押しかけて何にも挨拶もしなくていいんだろうか?と夢の中の私は考えていて、そんなことを口にするかしないかのタイミングで彼が入ってきた。
上は色は薄いグレーの無地のパーカーで下は黒いスポーツ系のジャージみたいな格好で、そして黒縁眼鏡をかけていて無精ひげみたいに少しひげが生えていた、いかにも休日ルックな感じだった。
そして顔を見て私は絶句した。
話の途中から私は「もしかして…」と思うことがあった。
そのもしかして…の思考の部分は、最初はどうか勘違いでありますように…と願っていたりもして何を考えたのか曖昧だったけれど、その絶句シーンから起き上がるところの間で何を考えたのかはっきりと思い出した。
顔を見て絶句したのは、その一緒に住む彼氏というのがイケメン上司だったから。
彼女の方は当初彼は出てこないと思うからみたいな説明をしていて、にしてもこのままで良いんだろうか?みたいなことも数行前に書いた私の思考としてあって、だけど良いと言うからそうか、しかも休みの日に彼女の友達に挨拶とか面倒くさいか…とか色々思った。
私がそこにやってくるというのはイケメン上司からしても想定外だったのかどうかはわからない。
私はもはやどこを見て良いのかもわからなくて床というか下を見て絶句、本気の絶句状態で、本当に色々どうしようかと思ってしまった。
夢の中のイケメン上司は軽口を叩くようなキャラで、一緒に歩いた女友達の1人が前の職場というかイケメン上司と趣味を通じて仲良しのSさんだった。
Sさんともう1人は家に住む彼女の相手がイケメン上司だと知っていた風で、面識もあるみたいになっていた。
私だけがそのメンバーとはお初みたいな関係で、だからまさか一緒に住む彼氏がイケメン上司だったというのは青天の霹靂だった。
Sさんに話しかけているイケメン上司の声を聞きながら、私には何と話しかけてくるつもりなんだろう…?話しかけたりするのだろうか…?というのが最初に思ったことで、その後猛烈に恥ずかしいというか冷や汗が出てきたのは「ブログ色々書きまくって読んでいるのに、どういう気持ちで今いるんだろう?」と思ったことだった。
少なくとも夢の中は今現在に時間軸はなっていて、5年近く色々書きまくったブログが存在していてそれをイケメン上司が読んでいることになっていた。
本気で絶句して言葉もなく、衝撃がすごすぎてもはや何がどうなっているのかわけがわからずに私はひたすら色んな思考を巡らせていて、そのタイミングでその絶句した体感覚のまま目が覚めた。
彼氏がイケメン上司かも…と途中イケメン上司が登場してくるまで思うシーンがあって、それというのがその家の彼女もSさんとイケメン上司と同じ趣味の持ち主で趣味のイベントに一緒に出かけてその帰りに飲んだとかそんな話で、そう趣味を通じているところが「もしかしてイケメン上司だったりして…」の思考に繋がっていった。
長い付き合いの2人みたいになっていて、私はそれを知らずにイケメン上司をごはんに誘ったりとか延々とブログに書いたりだとかしてたんだと思ったら、顔から火が出そうだったのともうそんな2人の仲を裂いてまで私が入る隙もなければ私は何を勘違いしてイケメン上司が魂繋がりの人だと思ったんだろう、色々間違い過ぎてるとかそんなこともあれこれ思った。
とにかく、本当に絶句して、言葉を失って、目の前の現実をどう受け止めていいのかもわからなければ、その場の数分の振る舞い方さえわからずに呆然として下ばかりを私は見ていた。
生活を共にしてお互いに色々さらけ出す相手がいるのに、私はどうしてそんな相手がいる人に向かってもしかして自分にもチャンスがあるんじゃ…?と思えたのか、知らなかったにしても本当に痛々しいというか痛い人になっていた。
その彼女も特別に美人だとかスタイルが良いとかそんなことは全然なくて(←失礼)、普通な感じと家の顔というかよそゆきの顔をしなくてもそこにいられる、さらには見慣れた彼氏の感じが逆にもう絶対に敵わないと思った。
その場にいることさえ居た堪(たま)れなくて、目が覚めて夢だとわかった後もその絶句したところからの強烈な感覚は消えないまま起きて、そうしてこのようにブログを書いた。
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新年明けてから、イケメンズ3人と仕事をすることが続いている。
色々見慣れてきてわかったけれど、100人以上いるフロアの中で、仮に男性90人として年代も老若色々で、ちなみに私から見て「おじさん」部類に入る人たちはおじさんで特段カッコいいとかそんなことは思わない。
けれど、30歳前後からアラフォーくらいまでの人たちはイケメンが多くて、オタクっぽい人たちももちろんけっこうな人数でいるけれども、全体の1割近くはやっぱりイケメンズで構成されていると思う。
その数少ないイケメンたちと私は仕事で組むことが多いわけで、ある意味おいしいポジション?なのかもしれない。
で、1つ全員の共通項として、とにかくエリート、本当に賢い人たちの集団だということ。
若いイケメンたちとやりとりしていて、というかやりとりすればするほど、イケメン上司と私というのはあまりにも不釣り合いだと思う。
イケメン上司がいたのは田舎にある小さな事務所だったし、事務所の女性陣は田舎に住む人たちなわけで、田舎特有の慣れ親しさみたいな、言葉では上手く言えないけれどもエリートエリートみたいな風が吹くよりも先に別の空気が部屋を覆っているみたいな感じだった。
でもイケメン上司が本来所属している企業は大きな企業で、そしてこの1年くらいで色んなニュース記事を読んで理解したけれど、私の年代は「超氷河期」と呼ばれた時代でとにかく就職の内定をもらうことさえ難しい時代で、そんな中できちんとした大きな会社で内定を取れるというのは世代全体からしたらごく一部で、そういう本当にごく一部の層の中にイケメン上司はいる。
で、今の職場が事業内容は全く違うけれど理系な分野なのは共通項で、その理系男子たちとやりとりしていつも感じるのは、頭キレッキレだし基本的に理路整然としているし、仕事ができる人ほど本当に気さくなのに実はすごい実力を兼ね備えていて、そんな人たちとやりとりする度にイケメン上司もこんな風なのかもと思う。
仕事で関わることはいくらでもあっても、プライベートで仲良くなるなんてないなぁと自己卑下とかではなく本当にそのように思うわけで、当時は何も知らずにいたから色々と動けたけれど、普通に考えて住む世界も見ている世界も全く違う相手だったんだな…とよく思う。
そんなところに今朝の絶句した夢で、そりゃ普通に趣味で合う人とかの方がどう考えてもいいよねと思うし、色々訳ありすぎる私のような個性(と言うと綺麗すぎる)ではそもそも土俵が違いますよという話。
いつかブログももう見ることがなくなるのも時間の問題だし、そもそも繋がること自体が無理すぎる、宝くじを当てるよりもあり得ない確率だったんじゃないかと冷静な判断をするとそのように思う。
いつかの未来は、私の存在そのものが忘却の彼方に葬られそうな勢いだなと思っている。
今日も朝からてんこ盛りの仕事が待ち受けているからとりあえず寝よう。
読み返さずにこのままアップしよう。
読み返さないけれど、あの絶句の感じは今も自分の中に残っている。
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