2018年9月15日土曜日

寝起きのボヤキ

心理関係のコラムのライター募集のサイトを見つけた。

引っかかった言葉。

募集者は色々書きたいけれど忙しくて全部は書けないから、他に書ける人を募集してるとあった。

ゴーストライターの募集?と思った。

色々書きたいけれど書く時間がないのはまだいい。

だけど、その人の考えていることや思っていること、感じていることはその人にしか書けない。

サイトを盛り上げるために他のライターも募集します、というのとは明らかに違っていた。

しかも書き方にものすごくたくさん制約がついていた。

制約については、1つ2つのタイトル部分を見て、あまりの細かさに驚きつつ、こんなの読んでも仕方ないとすぐにそのページは閉じた。

閉じたけれど、何だか釈然としなかった。

その制約を書くぐらいなら、何か1つ記事を書いたらいいのに、と老婆心ながら思わずにはいられなかった。

それを読んだ時に、過去のあるシーンが思い出された。

ほんの2〜3分のやりとりだったけれど、忘れられないエピソードがある。

そのヘンテコなページを見て思い出したことだから、こちらもそれに匹敵するぐらいにヘンテコなこと。

私はある時200人ぐらいの人の前で小さなミーティング系の進行を担当したことがあった。

それは本当に単なる進行だけで、200人の人たちそれぞれが何かしらの係には当たるから、私のように進行を担当した人もいれば、他のもっと目立つことをしなきゃいけない人たちもいた。

ちなみに私が進行を担当した理由は単純で、それが一番準備する必要がなく楽だったから。

会社の朝のミーティングの進行みたいなもので、決まりきったことを順に進めていけばいいだけだったから、しかもマイクあるし、最前列でもなければ私の顔なんて誰も見えないから、余計と都合が良かった。

そんなこんなの進行係の時のこと。

何かその中で連絡事項のある人は事前に私にそのことを伝えることになっていた。

私がするのは、そのミーティングの時に「○○さんからーーーについての連絡がありますす。○○さん、よろしくお願いします」の紹介部分だけだった。

ーーーの部分は、私は知らないから細かな説明は各担当者に丸投げできるし、何も難しいことはなかった。

他の人たちからもしょっちゅう事前に言われていたから、その男の人が来た時も私はいつものことをするつもりでいた。

毎回名前とーーーの部分の用件だけは忘れるからメモを取った。

その時も同じようにメモを取った。

その瞬間のこと。

なんとその男性は私の書くメモをガン見して、一言一句チェックをしていた。

そして、そのメモにすごい指摘を追加してきて私は度肝を抜かれた。

私が最初にメモしたのは
「○○さん
退出時の荷物の出し方」
だった。

それで私には十分な情報だったし、実際の出し方の細かいルールは私は知らないから、その男性がみんなの前で説明すれば済むことだった。

その男性は私にこう言ってきた。

「そうじゃなくて、
【○○さん『から』退出時の荷物の出し方『について大切なお知らせがあります』】
と言って下さい」
と指示を受けた。

私、この人頭おかしいんだろうか?と思いながらも言葉を交わすのも面倒くさくて、言われた通りの言葉をメモした。

本当は「いや、わかりますけれど!」と言いたかったものの、もうどう考えても面倒くさい人なのはその小さなやり取りですぐにわかったから、抵抗しなかった。

この人は何をコントロールしたいんだろう?と思った。

普通に考えて、導入部分の紹介の時に、まさか単語だけを言うわけがない。

その人がいちいち細かな付け足しをした部分は、誰だって言うでしょ?と思った。

しかも、私の進行したのはその日が最初じゃなかった。

連続して1週間ぐらいやらないといけなかったから、少なくとも私が「○○さん、ーーー」とだけ言う人ではないとその人だってわかってるはず。

私の進行がものすごく怪しくてみんなに混乱をきたすものならわかる。

でも会は毎日滞りなく進んだし、私はいちいち余計な脚色をして長くなるのは大嫌いだったから、本当に淡々と進行だけをした。

中には、自分のことをあれこれ語り出す進行の人もいて、私はそういう人が前に立つ度に「さっさと終わらせてくれ」と思っていた。

そういう人が担当だと、5分で終わるような会が15分20分と長丁場になる。

その後私も他の人たちもやること満載なわけで、そんなところに余分な時間を使われるのが嫌だった。

しかもその手の人たちは自己陶酔型で自分では良いことしてる気でいたと思うけれど、多分私みたいに「早く終わらせてくれ」と思っていた人は多かったんじゃないかと思う。

淡々としていても、言うべきことは言うし、万が一私が何かしら抜けても、他の担当者たちがフォローしてくれる体制は整っていた。

その冒頭のよくわからない「ライターに求めるもの」を書いていた人と似ているなと思った。

人が信用できないのか、それとも自分をよく見せたいのか、その深層心理は知らないけれど、どちらも個人的に関わり合いにはなりたくないなと思った人たちだった。



【小さな実験のその後】
私は『小さな実験』をアップした直後寝落ちをして、結局何もわからずに終わってしまった。

だから、今日15日は自分がやってみようと思う。

22時に胸に手を合わせて、焦点を定めて、送ることをイメージする。

物理的な距離を超えて本当に何かが伝わるかもしれない。

頭のイカれたことを言ってる風ではあるけれど、基本的に私はそういうことが起こってもおかしくないと思っている。

ただ、私はやり方を知らないから、完全に我流になる。

やり方は知らなくても、思いは純粋なものだから、届くのであれば届くと思う。

しかも不特定多数に送るんじゃなくて、特定の人に向けてそれをする。

何でそんなことするんだろう…と考えた時に出てきた答え。

その人に、私が見ている世界・私が知っている世界を、ちょっとでもいいから知って欲しい。

私のことを知って欲しい。

そして、本当に以心伝心があるとするなら、それが起こることを一緒に見てみたい。

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