2024年3月4日月曜日

家具購入計画

クロスステッチ用に使っている糸切りバサミ
先端が上向きにカーブしているのが大事!

いつかの東京手芸屋巡りで買った道具
目を数える時の目印

木製のトレイにリバティの布を敷いてみた
あら可愛い(♡´艸`)と1人ご満悦


家具を買う計画進行中。

よーく考えたら、私は家具を買うことをほとんどしてこなかった人生だと気付いた。


一時的に住むところでも年単位で長期に住むところでも家具付きの場所か、あるいは自分で1から揃えるところでも「いつかは出る」というのが常にあったから、とにかくいつでも出れるように大型のものを持つことを絶対的に避けた。


名古屋に住んだ時が唯一1から揃えるタイプだったけれど、記憶にある限り買ったのは今も愛用中の木のテーブルと、そして引っ越す時に手放した木製のハンガーラック、あとはキッチンでまな板を置くスペースもなかったから材料を切るためのキャスター付きワゴンだけだった。


家電も冷蔵庫、洗濯機、そして電子レンジのみだった。


生きていくのに必要最低限のものだけを揃えて、あとはいつでも引っ越せるようにという感じだった。


そのまま結婚もせずに今に至り、今もその癖が抜けずに本当に家具を買わずにきている。


今後も家具を買う予定はなく、私はこの感じで死ぬまで生きていくスタイルに落ち着きそうな気がしている。


誰かと生活を共にすることが未来にあったとして、その時こそ本当に家具を買うかもわからない。


だけどやっぱり私個人は少なくて良いというところがあるから、そして何か大きなものを選ぶというのはそれだけでエネルギーをたくさん使うものだから、それをしたいという気力がそもそも自分の中にほとんどないんだなとわかった。


その代わりに細々としたもの、布やら糸やら趣味の本なんかはやたらと集める癖があるから、そこに私の場合はやりすぎなくらいにエネルギーを自然と注いでしまう癖がある。







そんな私の中でとても久しぶりに買いたい家具が突如浮上して、最近の昼休み中はそれの検索をかなりしている(楽しい♪)。


ちなみに「家具」と呼んだけれどサイズはとても小さくて、言うなればA4サイズの紙が入るくらいの大きさで高さは30センチくらいの木製の引き出し。


何に使うかというと、刺繍糸の収納ケース。


刺繍関係のブログを読み漁っているうちに、2つほど気付いたことがあった。


・色は指定のものを使うのがどうやら常識の模様

・糸の整理が大変


刺繍の本を見ると、たしかに色のNo.が指定されたりしている。


私はそんなの無視して自分の気に入った色を手持ちの糸から選んでいるけれど、たしかに東京駅から徒歩圏内にある刺繍糸専門店なんかでもずらりと色別に糸が陳列されていた。


本当に1つの色でも、例えば赤でもオレンジがかった赤からえんじ色的な濃い赤まで少しずつグラデーションしている糸たちが何十種類とあった。


それらが本の中では「メーカー〇〇、No.***」みたいな感じで指定されたりしている。


ちなみに、とある世界的に有名な刺繍糸メーカーだと500種類以上あるようで、そんなの集めたら大変だから集める予定はないけれど、そのうちの何十色かは今後新たに手に入れるだろうと思う。


今のところ糸の収納はそんなに困ってもいないけれど、何人かの刺繍ブロガーの人たちが「糸の収納方法」なるものを紹介したり自分の困った体験を読んで、「げっ(;;)、これ私のことじゃん」と思ったのが「糸の整理ができないこと」だった。


すでに刺繍にとどまらず裁縫道具全般の整理整頓ができずにカオス化が止まらないのに、刺繍糸もすでに怪しい領域に入りつつある。


4月のあたまに友人ノムの個展を東京まで見に行くのにくっつけて例の東京駅近くの刺繍糸屋に再訪して新たに糸を買おうとしているのに、ということは刺繍糸のカオス化ももう時間の問題なわけで、これは何かしら手を打たないとまずいと思った。


そして色んな方たちのブログを見たり画像を見たりして、自分が個人的に好きな収納方法は書類なんかを入れておくタイプの木の引き出しに糸を並べて入れる方法だとわかった。


そしてさらにここに来て、「!」とひらめいたことがある。


3年前くらいになるのかな、おいせさん手帳の時の原稿料がまだいくらか残っていて、それは自分のために長く使える何かに使いたいとずっと思っていて、最初の予定はコーヒーの豆挽き道具だったけれどそれはコーヒー専用のやかんを買ってなんだか満たされたのと挽いてまで飲みたいかというとその気持ちがあまりないと気付いてやめた。


次は、前回の東京行きの時に、刺繍専用のイタリア製高級糸切りバサミと消しゴムのかすを掃き出すためのドイツ製の小さなブラシを見つけてそれぞれを買った。


どちらも一生ものだと見てピンときたから我が家に迎えて、特に糸切りバサミは事前のリサーチも功を奏して、本当に使い勝手が良くてとても気に入っている。


先端が少し上向きにカーブしていて、糸は切れるけれど間違えて布を切らない、その感じが本当に私は気に入っている。


布を間違えて切ることはほとんどないけれども、基本的に不器用だから相当気をつけないといけなくて、そんな折にどういう糸切りバサミがオススメかみたいな記事を立て続けに見つけて読んで、それでユザワヤで見て回って選んだのがそのイタリア製のはさみだった。


余談だけれど、1年前の春に日暮里で手芸用品店巡りをした時に300円であちらこちらで出ていた糸切りバサミがあって、私もその切れ口に惚れ込んで買ってきて、そちらもとても気に入っている。


300円で買ったとは思えない軽さと切りやすさで、すごく良い買い物をしたなと思っている。


話が逸れたけれど、残りの原稿料の使い道の次の候補は拡大鏡だった。


刺繍の細かい縫い目とかを見るのに今後絶対に必要だろうと思って、そして刺繍家の先輩方々も皆様ご愛用なようで自分の裁縫道具の紹介みたいな形で何人かの方がご紹介もしていた。


いざAmazonやら楽天やらで拡大鏡を見てみたら、種類はたくさんあるし、そもそもそんなにも興味があるところではないからいまいちリサーチも進まない。


挙げ句の果てに、どなたかが要は電化製品だから壊れてこれは二代目みたいなことを言っていたくだりを読んで、「一生ものとして使うにはちょいと難しいかも」というのは思った。


拡大鏡自体は高いものでもないから別に買い替えでいいけれど、これが自分の思いやら思い出やらが色々詰まったおいせさん手帳の原稿料を使って買うとなると話が違う。


原稿料を使ってまで買いたいかというと、むしろそれは避けたい。


拡大鏡を買うこともそこに原稿料を充てるのもピンときてなくて宙ぶらりんになっていた。


そんな矢先の刺繍糸収納用の家具で、私はもう「それ、超いい٩(ˊˋ*)و」と1人でテンション上げ上げで、壊れないし死ぬまで使えるし仮に飽きたとしてもそれはそれでまた長く別の何かに使えそうだというところまで考えた。


とそんな風にして多分10数年ぶりに自分用に家具を買う計画を今している。

2024年2月29日木曜日

大人の夜の遊び、大人の朝の遊び

大人の夜の遊びグッズ
グッズもだけど「道具」だと
もっと言葉が強いなと…。
グッズならまだ良いのかなと

クロスステッチ用の図案をノートに写して色塗り

最近やりかけたクロスステッチ
外出時も持ち歩ける針ケースにする予定

20代の頃に一度だけやったクロスステッチ

反対側の面

この木製のトレイに刺繍道具とマグカップを
のせてそのすぐそばで刺繍するのが好き

45歳になろうとしている今、
このワンタッチでできる糸通しの便利さを実感

今から20年前20代の頃に買った手芸本
(西暦を後から書き足したと思うけれど10年間違えてる…( ̄∀ ̄;))
この本のアンケートを書いて送って、
それでこの便利な糸通しが当選した!

最近したクロスステッチ

これが私の第一号の刺繍サンプラーと
刺繍糸の見本帳になる予定



多分下書きもしてなければアップもしていないはずの話。

『大人の夜の遊び』というタイトルを、とあるテーマに沿って書こうとした時に思いついて、自分じゃ「そのタイトル、超イケてる!!!」と思った。


私は自分が書こうとしたテーマを知っているから今でもタイトルそのものはいいなぁと思っているけれど、ふと冷静になってタイトルがなんだかいやらしいというかアダルティな感じのニュアンスに聞こえると気付いて、このままの言葉を使うと危険だなと思った( ̄∀ ̄;)


下ネタ的な話ではなく、本当にある夜の晩に1人で部屋の中でちまちまとやって楽しかった話をしたかっただけなのに。


「大人の遊び」も「大人の夜の遊び」もどちらもなぜかアダルト的な空気が漂うのは、世間の常識だからなのか私の感覚がズレてるのかわからないけれど、とにかくそういう要素は微塵もない私なりの大人の夜の遊び。


ちなみに最近は夜はダメでも朝、「大人の朝の遊び」に励んでいる。







最近のもっぱらのハマりものは刺繍。


その中でもクロスステッチと呼ばれるマス目に「×」印に刺繍糸を刺してそれで絵や模様を描くタイプの刺繍にハマっている。


で、ど素人且つ初心者の私は、ネットで見つけたクロスステッチの完成図を職場のコピー機でカラーコピーさせてもらって(もちろんひっそりと)、それをクロスステッチで刺すためにまずは方眼模様のノートに図案を写す作業をした。


それを夜な夜なやってとても楽しくて、それで「大人の夜の遊びだな、これ!」と思って、そのことをブログに書こうと思った。


それが私が実際に体験した大人の夜の遊び。


趣味部屋おじさんとか趣味部屋おばさんなどというスラング的な言葉がネットニュースなんかで出ていたけれど、マス目数えたり塗り絵したりして精神が健やかに保たれるのなら、誰が何と言おうと最高且つ至福の時間の使い方&部屋の使い方&お金の使い方だなと思う。


だってこれって、「時間・空間・お金」の三拍子が揃わないと実現しないもの。


それも単なる時間や空間、お金じゃなくて、誰からも邪魔されない自分だけの時間と空間とお金が必要になる。


これが子育て中の身なら時間も空間もお金もそんなに自由自在とはいかないし、ニートになるとお金が欠けてしまうし、反対に忙しいと時間を作るのが至難の業になるし。


だから、たとえそれが30分くらいでも、1000円くらいの準備費用でも、そしてプラスして冷暖房付き+その他の必要な物品付きの自分だけの小さな空間があるというだけで、とにかく素晴らしく自分を満たしてくれるものを持てるからとっても幸せなことだと感じている。


いつだったかとある稼いでいる芸人の独身中年男性の家の中が紹介されて、趣味のものが戦闘モノのグッズで「怖い」と思う感じの引き方を私はしてしまったけれども、それでもそれらを集めて飾って満足しているその気持ちにはいたく共感した。


好きなものに囲まれることの嬉しさは、その状態にならない限り絶対に知り得ない境地だなと思う。


とまぁそんなこんなで私もエンジョイ趣味部屋おばさんとなっている。


「朝の大人の遊び」は、なんと今度は朝起きてから刺繍をするというルーティンを始めた。


これは発想の転換で、刺繍側がメインじゃない。


私の年々ある種悪化している睡眠習慣の悪い面を救出するためのアイデアとして、実際にやってみたらすごく良くてそれで取り入れることになった。


2月に入るあたりから、とにかく仕事の締切と実際にやってくる新たな仕事たちとで本当に気が狂いそうなくらいの圧迫感で、そうなると見事にまた睡眠が悪い方にパターン化して、最初に2〜3時間程度の深めの睡眠の後は1時間おきに起きるみたいなことを数回繰り返して朝を迎える。


更年期で睡眠の質が悪くなるというのもネットなんかで読んだことがあるけれど、私の場合は若かりし頃よりストレスや精神状態の不安定さがもろに睡眠に出るタイプだったから、それがさらに一層今は強く出ていると思って見ている。


で、そんなこんなのパターンで朝の4時半前後に目覚めた時がいつも微妙なラインで、その時にまたすぐ寝落ちしてくれるとそのまま朝の6時過ぎまで寝るけれど、妙に「これ眠くないかも」の時は寝る努力に反して眠れずにさらに「このままだと変な時間に一番眠くなる」の強迫観念めいた思考がむくむくと出てきて、さらに負のループに陥る。


それを解決するのに役立ったのが刺繍で、ある時「そうだ、起きて刺繍をしよう!」と思い立った。


体を起こす気力が無ければダラダラしていたらいいし、起きれるのなら起きて刺繍をする。


刺繍はその時完成させる必要は全くないし、キリのいいところで止められるし、しかも頭を使わなくて済む。


こんな素晴らしい救済措置がこの後の人生の中でもずっとあるのなら、朝方寝付けなかったら刺繍をして楽しく過ごしたらいいんだなという風に切り替わってとても気持ちが楽になれただけじゃなく、本当に楽しいから朝から気分まで良くなる、たとえそれが平日の仕事に行く前から残業確定の日でもそうだからとても良い過ごし方だと感じている。


20代の頃、うつと診断されて眠りが乱れに乱れて眠れなくてそれがまた怖くて仕方なかったあの頃、「寝なきゃいけない」とか「寝ておかないと仕事中差し障る」とか怖いことをたくさん想像して自分で自分の首を絞めまくっていた。


ある時に「眠れなきゃ寝なきゃいいんだ、それで死なないから」と憑き物が取れたようにストンと自分の中で楽になれた時があって、それ以降からはだいぶ柔軟に対応できるようになった。


イケメン上司が転勤していなくなった2017年の秋以降もすごい眠れなくなって、その時は霊性の開花じゃないけれどそちら側の要素が強かったのもあるんだろうなぁと思っていて、そして今の仕事を始めた2019年の12月からは仕事のプレッシャーが自分が感じている以上に半端ないんだろうけれどそれが見事に睡眠に出てしまって、年を追う毎にさらに悪い方というか決して良い感じと自分が思うところとは真逆の感じになって。


でもどうしても寝ないとダメではなくて、それよりもこのおかしな睡眠パターンと上手く付き合う方が私の場合は対処しやすいというか、もうかれこれ15年以上睡眠について色々体験してきたから、悪く捉えるよりも有効活用する方が良いと今回の刺繍導入にあたって感じられるようになって、それで朝活的な朝の刺繍が始まった。


朝の刺繍は今のところ、過去最高に良い睡眠に関する不安や心配を和らげるアイテムで、これがいよいよ日中も眠くてダメだと言うなら真面目に医者に診てもらわないといけないと思うけれど、そうではない限り自分にとってとても良い救済措置を見つけられたなと思っている。


この間私よりは10歳近く若いだろう女性の有名人の方が睡眠障害だと告白していたことがネット記事に上がっていたけれど、内実は知らないけれど、私は早い時期から自分の睡眠について悩んだり色々試したりしてきて良かったなと思った。


45歳くらいの今から新しくこの睡眠に関する悩みを持ったら相当きつかったと思うけれど、長いことたくさん悩んで不安になって色んな情報に踊らされたり翻弄されたりしながらも「自分のことは自分にしかわからない」と開き直って、自分にできること、自分に合っていることを少しずつ選び続けての今だから、今はとても楽になれている。


刺繍がまさかの救世主になってくれるとは思いもよらなかったけれど、実際にそうなってくれてとても助かっている。







刺繍やら手芸やらでやりたいことは次から次へと出てくる。


ちょっと自分のために備忘録など。


《現在進行中のもの》

ミシン&糸模様のクロスステッチ

進化系

☆☆ミシン&糸模様の持ち歩き用針ケース



刺繍している女の子のクロスステッチ

進化系

☆☆刺繍女子の針ケース



2つのクロスステッチは、針ケースに仕立てる予定。


1月に新幹線で東京に行った時、行きは車内で刺繍に励んでいた。


その時に「針と糸とを持ち歩く小さな裁縫ケースが欲しい」としみじみと思い、それらを構成するデザインを本やネットでたくさん見つけて今チクチクと刺している。



ギンガムチェック刺繍

刺繍の連続模様


こちらはギンガムチェックの生地に刺繍を幾何学模様のように刺してそれで模様を付けていくもの。


頭の中では、仕事の机の引き出しの隠し布として使いたいと思っているけれど、遅々として針が進まず現在ストップしている



《新しくやってみたいもの》

刺繍糸の見本帳


刺繍サンプラー


ビスコーニュ


ハンドタオルのアレンジ


☆Fのイニシャル刺繍



上から順に説明すると、刺繍糸の見本帳はたくさんの種類の色の刺繍糸たちをパッと見て何番のものかわかるようにするためのもの。


単純に色鉛筆とか絵の具の色見本帳を想像すると近しいかなと思う。


刺繍サンプラーは色んなステッチのやり方や模様をサンプルとして刺して、出来上がると1枚の布に色んな模様があらわれる。


ビスコーニュというのは、フランス語で「いびつな」という意味で、クロスステッチした布を縫い合わせてそれをピンクッション(針山)に仕立てたもの。


ハンドタオルのアレンジは、無地のタオルに刺繍やら布やらを足してオリジナルな自分だけのタオルを作りたい。


Fのイニシャル刺繍は、ネットでイニシャルの1文字をあしらった刺繍の完成品を見て一目惚れして自分もいつか作りたいと。


とかいうことだけはあれこれ夢や希望が盛りだくさんにある。