2015年2月10日火曜日

手袋リレーin山手線

先月東京に行った日の午後のこと。

帰省ラッシュ前のまだ車内に余裕のある時間に、新宿・池袋方面へ向かう山手線に乗っていた。

どこの駅だったのか忘れたけど、隣りに座っていた若い女の子が降りた。

彼女が一歩二歩と進む度に、ひとつ、またひとつと黒い手袋が床に落ちた。

当の本人は気付かず、すたすたと出口へ向かって歩いて行く。

手袋を拾ったのは良かったけど、彼女はすでに視界に入らない距離にいた。

わたしとは反対に座っていたおじさんも、「手袋落ちたよ」となかなか大きな声を掛けていたけど、

彼女は気付かずに行ってしまった。

下りる駅ではないけれど、下りるしかないかなぁ・・・と一瞬考えたら、

ちょうどその駅で下りる別の若い女の子が一部始終を見ていて、

「わたし、届けてきます!」と言って、手袋をもらってくれた。

その女の子は、小走りで手袋の持ち主めがけて駆けて行った。

どうなったか見届けないうちに、電車は次の駅へ向かって走り出した。

手袋は多分、無事持ち主の女の子の手に渡っただろう。

何が感動したかって、これが日本一の乗車率を誇る山手線という場所で起こったこと。

無視しても良さそうなのに、あの手袋リレーを買ってくれた女の子のさりげない気遣い。

おじさんもなかなか大きな声で手袋の主に声を掛けていたこと。

拾ったわたしは・・・

わたしが拾うのには理由がある。

良い人に思われたいとかではなく、あれは自分自身への貯金と言うか、罪滅ぼしと言うか。

わたしも、よく何かを落とす、それも気付かぬうちに。

月に1回はそういう場面がある気がしてならない。

9割がた気付かない。

でも、けっこうな高確率で、周りの人に拾ってもらったり声を掛けてもらって救われてる。

なんだったら、かなり後方から相手の方が走って届けてくださったこともある。

ちなみに、その数日後もまんまと名古屋で人からのプレゼントのタオルを落として、

声を掛けてもらって事なきを得た。

こんな風に何度も何度も助かった経験をしているから、

そしてこれからも見知らぬ誰かのお世話になりそうだから、

自分が反対の立場に立った時くらいは、積極的に拾う役を買いたいと思ってる。

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