数字苦行

ずっと長いことノンアルビールがあったのは知っていた。

こんなのいつ誰が飲むんだろう？と思っていた。

まさか自分が飲むことになるとは…。

これから数字苦行が始まる。

何百という数字のオンパレードをひたすらチェックΣ(꒪◊꒪ ))))

飲まなきゃやってられない！と思ったけれども、飲むわけにもいかないから、それでやむなくノンアルビール。

昨日から喉の調子が悪くて咳が少し出る。

薬飲みたいなぁ、でもノンアルビールとの組み合わせって大丈夫なのか？なんて考えた。

突然１０年以上前の記憶が蘇ってきた。

その日結局何人集まったのか忘れたけれど、麻雀大会を開催することになった。

私は全然ルールが覚えられなくて、とりあえず飲み要員として参加した。

大会も終わりさぁ帰ろうか！となった時に、キングオブ雨男がその時も裏切らず、なんとその開催した友達の家を出た途端、大雨が降った。

ドミニカにいた時の話で、あそこは雨が降ると、地域によっては公共交通という名のバイクが止まる。

友達の家からバスが走る幹線道路まで遠すぎて歩いて行けないから、バイクが必要になる。

でもバイクが雨で出ないから、おのずとバス停に行けない。

だから私たちは家に戻って、もう１泊して麻雀大会兼飲み会を再決行した。

その時に雨男がちょっと風邪っぽいかもと言って風邪薬を飲んだ。

アルコールの入った体に薬を入れてめちゃくちゃ具合が悪くなった。

雨男のその時のことを思い出して、私もノンアルと言えども薬との併用はどうなんだろう…と思った。

会計監査を控え具合悪くなってる場合じゃないから、私は薬をあきらめてノンアルビールを選んだ。

薬飲めよって話だけれど、とてもじゃないけれども、テンション上げないと膨大な数字のチェックはできそうにもなかった。

だからノンアルビールが選ばれた。

さっきのドミニカの話に戻る。

私は翌日は、活動先のスラム街の貧困層対象の保育園のボスに電話をかけて、事の顛末を伝えて、今日これから家に２時間ほどかけて帰るから今日は行かないねと伝えた。

雨で休みになる活動先だった私は、前日雨で家に帰れなくなったという理由で普通に休める人だった。

私だけじゃなく、給料をもらうドミニカ人たちも雨が降るとみんな休みだった。

それは暗黙の了解でそうなってた。

それを他の日本人たちに言ったら、そんなのぶっしーのところだけだと言われた(￣∀￣;)。

その時のことをもう１つ思い出した。

その麻雀大会の開催地となった友達は、堆肥（たいひ）を自ら作っていた。

色々組み合わせて実験していると言って、私に説明しながら見せてくれた。

こんもりと盛り上がった土を指して、「ぶっしー、ここに手を入れてごらん」と言った。

土の中に手を突っ込むと、驚くぐらいに熱かった。

６０度前後と言っていたと思うけれども、土や植物、微生物の組み合わせで、こんな風に温度が上がるんだと言っていた。

本当に不思議で、自然のものの組み合わせなのに、その組み合わせで熱が生じて土がものすごく温かくなる。

友達はその組み合わせの研究を個人的にしていると言う。

せっかく広大な土地があるから、家の庭の一部を貸してもらって、自分の実験に使っていると話してた。

その時のやりとりや風景を思い出した時、まさか自分が１０年以上あとに、そうした堆肥の名人に出会って、その資料を作ることになるなんてゆめゆめ思わなかった。

その時のことがなければ、私は今現在、数字苦行とは別に取り組んでいる、米の仕事で知り合ったヨシダさんの話の意味なんかもっとわからなかったと思う。

友達の作った自然１００％の堆肥と、あの時に触らせてもらった熱を持った土の存在を知っているからこそ、そのたった一度の体験のおかげで今ヨシダさんの話がリアルに想像できる部分がある。

記憶も曖昧だけど、堆肥は私しか興味を持たず（周りは麻雀大会に忙しかった）、マンツーマンで説明を受けた記憶がある。

これも後の話だけど、その時の友達は日本に帰ってから、ある有名な農業界の人に師事した農業に特化した会社にしばらくは勤めた。

映画にもなったような人で、私でさえも知っている。

それがつい最近、ここ２週間前くらいの時に、ヨシダさんから同じ名前が出た。

ヨシダさんは、俺のやっているのはあの人のものと近いと思うと言った。

時空間を超えてシンクロが起こっていた。

こうして考えると不思議で仕方ない。




とかいうことを書いてる場合ではなく、睡眠時間４時間ほどで目が覚めて起きた。

これからまた数字苦行が始まる。

さすがにiPhoneの小さな画面で見るわけにいかないから、昨日の夜、コンビニに資料をコピーしに行った。

昨日なんて家から一歩も出る予定なんかなくて、朝からずっと寝巻きのままだった。

そんなののために着替えるなんて面倒で、私は必殺コートで隠す技を採用して、膝上まであるコート１枚を着て出かけた。

何でもコートで隠せる冬の季節最高！！！と思いながら、コンビニに行った。

コピーしようとしたら、WordやExcelはそのままコピーできないと知った。

友達に速攻電話して、データをPDFに起こして欲しいと頼んだ。

起こしてもらうと即コピーした。

セブンイレブンのコピーは格段と進化していて、以前はコピー機の前でしか情報をiPhoneと送受信できなかったと思うけれども、そしてそれが毎回私のiPhoneは違うWi-Fiを拾ってエラー起こして「あー！もう！」ってなっていたけれど、この度の新システムはWi-Fi問題には引っかからず、データを送ると２４時間ほどデータをアプリの中で保管できて、それで実際のコピー機では、保管番号なるものを入力してコピーするやり方に変わっていた。

最初１枚６０円の値段に飛び上がりそうだったけれど、カラー設定の場所を見つけて、白黒にしたら従来の金額の２０円に戻った。

１１枚コピーして、家に帰った。

ノムから電話できる？と連絡が来て（元々会計監査をなめてた私は、電話の約束をしていた）、ノムには１時間程度ならと言ったくせして、気付けば３時間喋り倒した。

ノムと５ヶ月ほどに渡ったお互いの癒しを行う電話セラピーは数時間前に終わりを迎えた。

明日からは１日１０時間お金をもらいながら瞑想をしに行く。

ノムに仕事の話をしたら、「１日１０時間瞑想しろって言われても絶対にできないけれど、今度の仕事が１人で黙々とする作業なら、それを通じて力の使い方を学んで、瞑想と思って、ぶっしーの中に元々ある力の開き方と閉じ方を習得すると思ったらいいんじゃない？お金をもらって毎日１０時間瞑想しに行くって思ったらいいよ！」と言ってもらった。

私はその話にすぐに飛びついた。

その話もまたブログに書きたいな…なんて思いながらノムのしてくれる話に耳を傾けた。

そしてやりたくない数字苦行を延ばして、電話の後、深夜から午前３時過ぎまで数字をひたすら見た。

そしてアナログな私は、電卓をひたすら打ちまくった。

初めてネットがなくて、本当に困ったと思った。

ネットでデータを取れればExcel直すだけで数字が出るのに…。

昔の経理の人たちもみんなこんな風に数字の確認をしていたんだろうか…と思ったら、私は昭和の経理事務のOLみたい！とかのんきに想像した。

これ書きたくて少し書いたら、体を起こして数字苦行に戻ろうと決めた。

目もちょうど覚めて、これから昼過ぎまでひたすら数字苦行。

もはや私は何を目指してるのかもわからない作業に浸って、社会人生活再開を迎える前日、数字苦行に身を費やす…(￣∀￣;)。