2018年2月17日土曜日

ペンジュラムとの軌跡&奇跡

ペンジュラムが何を教えてくれているのか、今日はそれをいくつか紹介したい。
(related story: ペンジュラム~石と対話する~)

 

*ミホちゃんとの出逢い*

2016年5月。

名古屋を出る前に、名古屋最後の仕事で一緒だったYさんと会う約束をした。

Yさんと日にちを合わせる時、「ミホちゃんも誘っていい?」と聞かれた。

ミホちゃんとは一度だけ顔を合わせたことがある。

Yさん主催の合コンでミホちゃんとはその時に会った。

関係ないけれど、私以外の女性も男性もみんななぜフリーなのか疑問に思うほどの美人・可愛い子揃い、男性は公務員か大手企業でのお仕事且つ容姿もイケメンよりという合コンだった。

大真面目に私一人だけ場違いみたいな感じだった。

自分でも浮いているなと思った。

そういう場に慣れていない私への男性陣のフォローや配慮は素晴らしかった(笑)。

そんな場で一度しか会っていないミホちゃん。

今度同じ職場で働き始めるということで、Yさんがミホちゃんも誘いたいんだけどどうかな?と言ってきた。

Yさんとは会いたかったけれど、ミホちゃんとは初対面に近く、なぜ名古屋を去る前に相手に気を遣ってまで時間を過ごさなきゃいけないんだろうと思った。

本当にそう思った。

ミホちゃんの感じは好きだし、楽しく過ごせそうというのもわかったけれど、私の中でどうしても会いたいかというとそれは限りなくNOに近かった。

それに対してペンジュラムにYES・NOを聞いた。

ミホちゃんとも一緒に会いますか?と。

ペンジュラムは最初から何も迷うことなくYESを示した。

うそでしょ!?と思った。

でも何度聞いてもペンジュラムはYESだった。

何だかよくわからないけれど、ミホちゃんもぜひ一緒に!と大人的な言葉を使ってYさんに返事をした。

Yさんとミホちゃんと3人で会った日。

私はその日のことを一生忘れない。

ミホちゃん自体は明るくて話題も富んでいて話していてとても楽しい。

会も終盤の頃だったと思う。

ミホちゃんに聞かれた。

「ねぇフミちゃん、ブログ書いてない?それも心理系のブログ」

「えっ!?何で知ってるの??うん、書いてるよ!」

「やっぱり!

私ね、自分が辛い時苦しい時に検索してフミちゃんのブログに行き着いて、それ以来時々読んでるんだよ!

もしかして本人じゃないのかな?と思ったら、やっぱりフミちゃんだったんだね!」

この時の驚きようと言ったらなかった。

今も残したままだけど、そのブログはいいねが10個もつけばいい方だったし、一体誰が読んでるんだろう?という感じだったから(これもそうだけど)、まさかリアルに自分のブログの読者に会うなんて思ってもみなかった。

しかもミホちゃんは読者登録してるわけでもなく、自分が読みたい時に読むようなスタイルのようだった。

何をどう検索すると私のブログに行き着くのか知らないけれど(無名すぎて普通の検索ではひっかからないはず)、しかもミホちゃんが見つけてくれた時というのは私の名前以外の言葉で検索したから、そもそも私のブログに行き着いたということが奇跡に近い。

私の名前で検索するなら普通にヒットするけれど、それ以外で検索するとなるとヒットする確率はミクロの世界になってしまう。

たしかこれがペンジュラムが教えてくれたことで一番初めにビックリしたことだったと思う。

毎回思うけれど、ペンジュラムは一体どこからそんな情報を持ってくるのか、とにかく私が知らないことを知っていて、そして私に毎回奇跡のような物語を見せてくれる。

それを機に、ペンジュラムがYESを出した時は、たとえ自分の方が納得してなくてもとりあえずそのYESで動く習慣がついた。

なぜなら、ペンジュラムのYESは私が想像もできないことを運んでくるというのがわかったから。



 

*しおり探し*

名古屋で1、2を争うくらいにお世話になったまんちゃんへ、名古屋を立ち去る前にしおりをプレゼントしようと名古屋市内でずいぶんと探した。

ぴんとくるものがなく、ペンジュラムに「名古屋にある」と聞いたらNOと出た。

私は過去に応募したエッセイが賞に入って、近く京都で授賞式に参加することになっていた。

もしかして京都にあるのかな?と思ってペンジュラムに「京都にある」と聞くとYESが出て、それなら京都で探そうと思い名古屋でのしおり探しをストップした。

日帰り旅行の京都は、朝早く着いたものの授賞式までの数時間、ほとんどノンストップで動きまくった。

授賞式用の衣装と靴を入れたリュックを背に、地下鉄やバスを使いながら色んな寺を巡った。

ある神社で月1で開催される手作り市をしているのを見かけた。

100個以上のお店が出ていて、ようやく1つしおりを売っている店にあたった。

でもどうしてもデザインがしっくりこない。

だけどさんざん探した挙げ句、もしこれ以上他のしおりが出てこなかったらそれの方が困ると思い、保険をかけるつもりでそのしおりを購入した。

時間を見ると授賞式会場に向かわないと間に合わないような時間になっていた。

バス乗り場に駆け付けた。

なんとなく嫌な予感はしていたけれど、バス乗り場に着いて予感的中。

バスは大幅に遅れているわ、バス待ちの人で長蛇の列だわで、これはバスで移動するのは難しいと悟った。

ペンジュラムもバスはNOで、歩きはYESと出た。

地下鉄の駅まで3~4kmとわかり、私は歩くことにした。

こんなことになると思わず日傘を持ってこなかったことをひどく後悔しながらも、授賞式に間に合わない方が困るから、かの有名な鴨川沿いをひたすら歩いた。

途中、器屋兼カフェのお店が通り沿いにあった。

小さなお店で、器の量もさほど多くない。

5分程度なら大丈夫だろうと踏んで、私は実際に外に出されてたものだけではなく中の器も見に店内に入った。

私は器が好きで、器を買うためだけに1日かけて陶芸の町や東京でいうところの合羽橋的な町に行ったりする。

それぐらいに好き。

だからこういう店先で器を見ると、ついつい足を止めて見てしまう。

器を1つ、また1つと見て回った。

そこは展示するようにして器を売ってるお店でとても見やすい状態になっていた。

そうしたら器と器の間に、なんとしおりが売っていた。

言うけれども、そこは完全に器屋で雑貨屋とかじゃない。

なのにしおりが売られていた。

しかもそのしおりは、木で作られていて、作家さんの作品のようですべてが1点ものだった。

3~4個あったと思うけれど、木だから1つ1つ模様が違った。

本当に世界に1つしかないしおりだった。

しかもプレゼントするまんちゃんは、自然のものや世界に1つしかないものが大好きで、そういう価値観のわかる人だった。

もうこれ以上ないぐらいにぴったりなしおりを見つけた。

予想的中でまんちゃんは木のしおりに大喜びしてくれたし、ペンジュラムがそこに連れて行ってくれたこともそういう話が大好きなまんちゃんはものすごく食らいついて聞いてくれたと記憶している。
(related story:ペンジュラムとの出逢い)

 

*手紙*

大切な人に宛てた手紙を書きあげたまでは良かったけれど、その渡すタイミングと方法がわからなかった。

2人きりになることはまずないし、もうすでに誘いを断られた身としては個人的に呼び出して渡すとかは絶対にできなかった。

しかも普段からその人に何かを渡すなんていう状況は一切ない。

その人の近くに行くことさえかなりおかしなシチュエーションすぎて、普通にはその渡し方の方法が思い付かなかった。

渡すタイミングも含めて考えたらもっと思い付かず、途方に暮れた。

自分の脳をフル回転させてもその状況もそのタイミングもうまいこと思い描けない。

渡す直前、お墓に手紙を持参して「どうか無事に渡せますように」というご先祖様頼み的なことはした。

ペンジュラムが何を伝えてくれようと、やっぱり普通に考えて「渡す」ことがどう頭をひねっても状況として思い付かなかった。

だからペンジュラムだけじゃなく、もうご先祖様からも助けてもらおうと、こういう時だけの神頼み的なことを私はした。

やれることはやったけれど、だからと言ってうまく渡せる保証なんかどこにもない。

何かにすがりたくて、墓参りの前も後もペンジュラムに聞きまくった。

移動中の車の中でも私は聞きまくっていた。

何度聞いてもペンジュラムの答えはずっと一貫していた。

手紙を書いた時からペンジュラムは「月曜日の朝」と示していた。

月曜日の朝というだけでもう難易度が高かった。

1週間のスケジュールを思い返しても、月曜日の朝とはどう考えても普通に渡せるような状況ではなかった。

でもペンジュラムは月曜の朝を譲らなかった。

そこで私はペンジュラムに「○○さんがいたらどうする?」と聞くと、○○さんだけならOKと出た。

月曜に限らずいつでも○○さんは必ずいる。

他にも思い付く人たちの名前を挙げたけれど、ペンジュラムはなぜか「いない」と言う。

そんなわけないと思った。

これまでいなかったなんていう試しがない。

ペンジュラムはずっと同じことを私に伝え続けてくれていたけれど、私は半信半疑どころか「そんなことありえない」という風にしか思えなかった。

そして実際にその場に到着すると、今日は何の日ですか?と言わんばかりにフルキャスティングで人がいた。

もう絶望的だった。

気を取り直して、まぁ別に今日でなくても他の日でもいいかと思った。

私は直前まで手紙を読み返していたから、封筒に封をしていなかった。

他にも何人か人がいたから、とりあえず封をしようかとセロハンテープを適当な長さに切って封をしていた。

そんな折、ふと見渡すと本当に手紙の相手と私以外誰もいなくなっていた。

ウソみたいだった。

そんなことこれまで一度も起こったことがないのに、なぜか本当に2人だけしかその場にいなかった。

私は慌てて手紙を手にして、その相手に渡しに行った。

うんともすんとも言われなかったけれど、とにかく渡すだけ渡した。

ペンジュラムが「いない」と言ったのは本当だった。

本当に誰ひとりその場にいなかったから。

時間にして1分もあったかないかだった。

しかも渡し終わるかどうかというタイミングで、1人の男性が近くを通った。

ものすごい冷やっとしたけれど、ぼーっとしてそうなその人で良かったと思った。

ぼーっとしてるというか、その人なら何かを見ても鋭く勘を働かせてその場の状況を詮索するようなタイプの人じゃない。

そしてその後はずっと数名の人が近くにいて、片時も2人になるなんてことはなかった。

私はその日1日をつぶさに観察していたけれど、最初から最後までそのたった1分にも満たないその時間しかその人と2人きりになることはなかった。

どうしてペンジュラムは1日だったか2日だったかも前にそんな状況を知っていたんだろうと思う。

しかもピンポイントで「月曜の朝」「着いたらすぐ」という風に私には伝えてくれていた。

私は最後まで信じられなかったけれど、それでもペンジュラムが言った通りの現実が現れた。

 

ドラえもんの道具じゃないけれど、そういう絶対に起こることのないことが、もしくは起こるわけないと信じていることが、ペンジュラムを通じてことごとく覆されてきた。

さすがに今の私はペンジュラムが何か突拍子もないことを示しても驚かなくなった。

奇想天外すぎるけれど、そういう奇想天外なことが起こることもあるということを知った。

まんちゃんにはしおりのストーリーを伝えられたし本人も大喜びで話に食らいついてくれたけれど、手紙の相手にはとうとう最後までそんなこと伝えられなかった。

相手の視点から見たら何もかもが変すぎただろうし、ましてや渡すタイミングをそんな風に推し量っていたなんて知らないだろうなぁと思う。

しれっと渡したけれど、本当はしれっと渡せるなんてその時を迎えるまで1ミリも思えなかった。

そんな奇跡みたいなことがたくさん起こっていたんだよ!!って相手も知ったとするなら相手はどんな反応をしたんだろう。

さらに気持ち悪がられたかもしれないけれど、そういうことをたくさん共有したい人、お互いが奇跡の上に成り立っていることを言い合えたらどんなに良かったかななんて思う。

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