2018年1月15日月曜日

暗号を紐解く


今日の話は、私の脳内分析で導き出したもの。

暗号と言っても、今自分の目の前にある手書きのメモを見て、気になった言葉だけを拾い上げて意味を調べたら、それが自分のこの半年ほどの人生の流れにぴったりと当てはまって驚いた。

ちなみに手書きのメモは、あるアルバムの曲のタイトルをだだっと走り書きしたもので、それを私は多分4ヶ月近くは持っていたと思うけれど、それを改めてきちんと見たのは今日が初めてだった。

しかもこのメモ書き、途中で私がオレンジの蛍光ペンのキャップを閉め忘れて、一緒に筆入れに入れておいたらその紙もオレンジ色に染まって汚くなった。

当初捨てようと思った。

汚いしこのメモ書きが何になるというんだろう?と思って、一度は確実に捨てようとした。

だけどあの時私は思いとどまって、まぁまた捨てたくなったらその時に捨てればいいかと、普段の私なら絶対にそんなこと思わないのにその時はそう思って捨てずに取っておいた。

こんな風に私はいつか自分がその言葉たちを読み解くつもりでいたんだろうか?と思う位に用意周到なメモ書きとなった。

 

気になった単語

・Im ready 

・Be as One

・Glory Road

・Determination

・Days

・リアライズ(realize)

・リマインド(remind)

・Believer

 

>Im ready

言葉の通り「準備できたよ!」。

当時は準備できたなんていうことは思ってもいなかったし、そもそも準備しているつもりもなかった。

これは「心の準備」に近い。

唯一思い当たることとして、私はこの時までに何年もかけて自分の中でずっとくすぶり続けていた自己否定の塊をだいぶ融解させた。

自分を責めてばかりいた30数年の人生にとうとう限界点が到達して自分がもろとも崩れそうになったのが多分3~4年前。

それで自分にやさしくすること、自分を大切に扱うこと、そういうことを始めて数年が経過した。

自分の生き方を疑問に思うことも多々あれど、まぁ今は今でこれでいいかなと肩の力を抜いてとりあえず来たものをやるというスタイルに変えていた。

そして、丁度仕事も変わる、そんなタイミングだった。

 

>Be as One

「ひとつになる」

「ひとつになる」と言っても色んな意味に捉えられると思う。

私の場合の流れは、「ひとつになる」というのは、同じ空間にいるということ。

それまで全く別々の空間にいた者同士が同じ空間に初めて人生で居合わせるということ。

 

>Glory Road

「栄光の道」

栄光だと難しいから、漢字を分解して「光が栄える」として捉えるともう少しわかりやすい。

曇っていた空に太陽がひょっこり顔を出すと「光が差した」と普通に言う。


「光が栄える」でもまだ難しいから「光が差した」とするとまさにその通り!と思う。

本当に曇っていた人生に太陽の光的なものが人生に差しこんできた、そんな感じだった。

最初からたくさん光が注がれていたわけじゃなくて、あの曇っている空に一瞬太陽が出てきて、「あれ?今太陽が顔を出した?」と疑問に思うような感じで最初は始まる。

そのうちにだんだん曇り空の雲が消えて太陽の光の面積が増えていく、そこで太陽の存在をもっとはっきりと感じ取る、そんな風だった。



【pasado 安曇野】



>Determination

「決心・決定」

心が決まった。

 

>Days

「日々」

日々が濃密になっていった。

1日1日が半端ない濃度で構成されていて、生きていることにただただ感動する日々だった。

目にするもの心で感じるもの、そういうものにひたすら惹かれて惹かれてしかたなかった。

 

>リアライズ(realize)

「はっきり理解する、悟る」

光に満ち溢れた日々を送っていく中で、はっきりと理解する機会が訪れた。

理解したくて理解したというより、もうそうありすぎてそうだと認めざるを得なかった、もう降参ですという心境に近かった。

どんなに否定しても、どんなに疑っても、それでも全力で否定してもしきれないほどのものが自分の中に出てきてしまったんだから、もうどうしようもなかった。

 

>リマインド(remind)

「思い出させる、思い起こさせる、気づかせる」

人生の流れが大きく変わり出した。

自分について知ることや、多分自分の未来に対して必要な情報や人が集まり始めた(今も現在進行形)。

それはもうどうにも止められなくて、自分の中の色んなことを思い出していく作業に近い。

ちょっとだけファンタジーな喩え話をすると。

自分がこの世に生まれてくる前に、今回の人生ではどんな風に生きてどんな人生の道をたどってどんな人と出逢って…というようなことを決めてきたとする。

だけれど、生まれたらそれらすべてを全部忘れて、0から人間1年生を始める。

生まれてくる前に決めてきたこと、そんなのは思い出さなくても生きていける。

だけれど一度スイッチが入ってしまったのなら、そういうことを思い出すための材料たちがやってくる。

自分のことも自分の人生のことも自分が人生で出逢う予定の人たちのことも。

 

>Believer

「信じる人」

上のリマインドのファンタジーな喩え話。

私は本当にそういうことがあると思っている。

去年の夏、人生で初めてネイルをした。

友達の結婚式とかそういうことでもなければネイルをすることなんかもう一生なさそうだったから、これが最初で最後かもと思ってネイルサロンに行ってきれいに仕上げてもらった。

もしその直後に屋外の大清掃が予定されていたとしたら、私は間違いなく軍手をしていた。下手したら二重に軍手+軍手とか、軍手+ゴム手袋とかしたのかもしれない。

屋外の大清掃は本当にそのもっと前に実際にあったことで、その時はネイルなんてしていなかったし、その大清掃とやらが一体何をするものなのかわからなかったから、私の準備はとてもいい加減だった。

私は日焼け対策のみ万全にして、軍手とかそういう類いは一切用意しなかった。

しかもその時に限って、誰も私に軍手の用意を言ってこなかった。

ついこの間の年末の大掃除の前は、ゴム手袋の持参を言い渡されたにも関わらず。

なのに、屋外の大清掃は熱中症と日焼け対策的なことは言われたけれど、それ以外のことは言われず、だから私は日焼け対策だけはこの上ないほど念入りに用意を重ねた。

しかも私も抜けていて、屋外なのに軍手の用意とか全く思い付かずにいた。

清掃中もなくてもものすごくは困っていなかったから、気にもなっていなかった。

そうしたら軍手の物語が誕生した。

 

最初は軍手だけが物語としてわかりやすい形であった。

だけれどその他のこともよくよく考えたらありえないことだらけで、実際に周りの人から「そんなこと普段なら絶対にありえないことなのに、その人すっごく運が悪かったですね」と言われる位に、普段起こらないことがいくつも静かに起こっていた。

その絶対に起こり得ないことたちは、起こったことでほんの少し私の世界と他の人の世界が交わるようになっていた。

反対にとれば、起こらなければ何も交わることもなかった瞬間瞬間だった。

そうこうしているうちに、私自身の人生の中にこれまで登場してこなかった人たちや知識なんかがどんどんもたらされるようになった。

最初は色んなことを気のせいと思って片付けるようにしていた。

そうやって片付ける方がある意味楽ちんで、そして色んなことから目をそらしていた方がこれまでと変わらずにいられたから。

でもあまりにも色んなことが起こり出すと、もうそれを信じないことの方がありえないことへと変わってしまった。

そして私は「信じる」方を選んだ。

 

 

こんなことを思い出していた。

秋になってから書いたメモ書きだったと思う。

しかも私は曲のタイトルを拾い上げてただ書いただけだった。

まさかそれが数ヶ月後、こんな風に暗号を紐解くようにして自分の人生の流れと照らし合わせることをするなんて思ってもみなかった。

今最初から書いたことを読み返した時に、

『>Determination』

のところは一言で簡潔に書いてあるのが目に入った。

書き忘れや書き落としじゃない。

本当にそれ以上でもそれ以下でもないから、ただ一言「心が決まった」と書いた。

 

もう一度メモをよく見たら、Believerの後に実はもう1つタイトルがあった。

最後のタイトルは『Link』。

意味は「つなぐ・結びつき・絆」。

最初無視していたけれど、よくよく見たら締めは「信じる人」じゃなくて「つなぐ・結びつき・絆」になっている。

もし本当の本当にこの走り書きのメモが私の人生の暗号で、そして最後行き着くところが『Link』だったなら、これ以上ないぐらいに嬉しい。

 

世の中には数え切れないほどの音楽が存在している。

この音楽は私がそもそも最初に見つけた音楽じゃない。

ひょんなことから見つけて、それで後で調べようと思って私はささっとメモを取った。

しかもそのタイトル1つ1つがこんな風に自分の人生とリンクしているとは、想像もしていなかった。

たった1枚のメモが、たった1つの音楽タイトルが、それは信じられない形でものすごいメッセージを伝えてくる。 

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