2019年8月4日日曜日

毒吐き日記

地元の花火が日本三大花火と知ったのは今年。

2日目の花火大会の日、交通調査のアルバイトをした。

決められたルートを走って、特定の通過ポイントの時間を書くだけでOKで、それ以外の時間は基本待機で何をしていてもいい。

花火も見れるし、1人で自由気ままだから、3年前にも一度したけれど今年も申し込んだ。

二度目の今年は、食べ物やおやつ、飲み物も充実させて、音楽CDも用意、暇な時間にする読書や日記の類いなんかも車に置いて、とにかく準備万端だった。

3年前の時は花火打ち上げのための通行止がかかる地点を含めたルートで、仕事中も花火見ながらのものですごい良かった。

なんなら、渋滞も渋滞最前線の場所で、人生で初めての大渋滞で、それはそれで面白い体験だった。

ところが今年与えられたのは、花火スポットから少し離れたルートで、基本地元民しか使わない道路だし、高速入口からは真逆のルートで、花火も見れるか微妙だなぁなんて思った。

集合場所に行って初めてその日の個人スケジュールが手渡されたけれど、それ見て狂喜乱舞しそうだった。

なんと、【21:20まで待機】とある!

それはちょうど花火終了ぐらいの時刻。

しかも私の出発地点は、花火打ち上げスポットに近くて、ものすごくよく花火が見えるはずと思った。
(ルートは、花火から背中を向けて走るルートで、それで当初は花火を見れないと思っていた。)

もう色々楽しみすぎて、打ち上げ開始に合わせて近くまで移動しようと思った。

周りの人たちの話で、私の出発地点は絶対に駐車場が確保できないと言われたから(←普段は数百台も止まることのない駐車場なのに)、言われてみたらそうだと思って、私は3年前に利用した待機場所へと行くことにした。

そこなら8割近く花火が見れるし(打ち上げ地点の差で、建物が邪魔して見えないものもある)、駐車場が確実に確保できるから、そこで見ようと思った。

何せ最初と最後しか係の人とも接触がないから、私はすっぴんで、Tシャツにズボン、汚くなっていいスニーカーという格好で行った。

色気のカケラもなく(きちんとしたら色気が出るのか?というのはまた別問題 汗)、間違えてもその格好でデートは行けませんというものだった。

今年は完璧!と思ったら、この後珍道中に見舞われた。




ざっと見て車を使っての調査の人は50人ぐらいいて、女の人は私入れて両手で数えられるぐらいしかいなくて、あとはみんな男性だった。

ルートが同じ人もいて、さらに出発地点が同じ人となると数人いた。

その人たちと待機場所の駐車場やその近辺の道路の混み具合について話を少しして、あとは三々五々各自好きなように動くことになった。

開始まで集合場所にいるという人もいたけれど、私は花火が見たくて、例の狙った駐車場まで花火開始近くになったら動くことにした。

私と全く同じルートの人がいて、その人にどうするかを聞かれた。

私は自分が待機しようと思う場所を説明したけれど、その辺りよくわからないと言われた。

その人は地元を離れて長いこと経っている人と知って、私は地図を書いた。

たしかに、その辺りは田舎のくせしてやたらと開発が進んで、私が高校生の頃は周り田んぼだらけだったそこは、今や大型店や新興住宅地が並ぶ地区に変わった。

道路もずいぶんと変わって(田んぼが道路に変わった)、地元離れたらわからなくて当然だった。

私も10年ぶりに戻った3年前は、その辺りでよく迷子になった。

だから地図を書かないとわからないのは致し方ないことだった。

あとはそれを見て行ってくれりゃいいと思った。

そのつもりで私は自分の車の中で、ブログの続きを書いたり、来ていたLINEの返信をしたり、充実した時間を過ごしていた。

しばらくするとその男の人が来て、俺も私に合わせて同じ時間に行くから一緒に向かわないかと言われた。

まぁ地図よりも私が先に走って付いていく方が確実だから、それでいいかと思った。

花火開始15分前くらいに移動を始めて、目的地へと着いた。

道は全く混んでなくて、超スムーズだった。

3年前のスポットは、なんと今年は土曜日だからだと思うけれど、駐車場は満車状態だった。

なんとか空きを見つけて、最初にその人に譲って、1台挟んでもう1つのスペースに私は止めた。

あとは花火鑑賞に入る予定が、その人が近くに来て色々仕事の話をしてきた。

その人が教えてくれた単発の高時給のバイトがとても良くて、私はそれだけは食いついてかなり聞いた。

その人も丁寧に教えてくれてありがたいばかりだった。

花火の写真を撮りたくて私は一度車に戻ったら、相手はそれを離れたいサインと取ってくれたようで、その人も車に戻った。

それはそれで好都合で、私は車から敷物を出してきて、車の前に敷いて、今度はそこから花火鑑賞をした。

やっとゆっくり見れると思ったのも束の間で、またその人はやってきた。

その人は今度はずっと立って立ち話しようとするから、私が「良かったら座ります?」と勧めた。

幸いに畳1畳ほどの敷き物で、十分ゆったりと座れる大きさだったから、2人で座っても何てことなかった。

いちいち細かく書いているのは、こうした親切心的にやったことが、あとからとんでもない悲劇に変わるから書いてる 苦笑。

1つ大きな見所の花火が終わったら、出発地点に移動した。

その人にはあらかじめ、次の場所は駐車場見つかり次第私は止めますと伝えた。

激混みなのは必須だったから、駐車場が見つかるかどうかも怪しかった。

そして私の方が先に仕事開始ゆえ、とにかく確実に待機する必要があった。

予想以上に駐車場は激混みで、そこ止めちゃダメでしょ的なところにまで縦列駐車や路肩駐車で溢れかえっていた。

私はその駐車場の穴場的な場所をたまたまいつか入口を間違えて知って、そこはいける気がすると思って行ったらビンゴで、そこに止められた。

その人も近くに空きがあって止められて、それでまた敷き物を出して花火鑑賞を再開した。

その時のこと。

「良かったら、さっき話してた仕事の情報を渡せるから、LINE交換しない?」
と言われた。

えっ?何でLINE?と思った。

そんなんしなくていいと思ったけれど、あまりにも私が食いついて話を聞いたのもあったから、どう断っていいかもわからなかった。

普段の他人の潜在意識や魂から情報がくる時のようなことは全く起こらず(涙)、頭真っ白になった。

こういう時の私は完全に何の力もなく、そもそもそういうことに全く慣れてないから断り方も知らず、心の中は「ゲー( ̄ཀ ̄;;)、どうしよう」だった。

後からは言い訳は思いついた。

例えば、彼氏がいてとか(←とっさに思いつくには無理過ぎな理由だけど)、LINEしてないとか。

そういうことが全く思いつかず、ストレートに「嫌です」とも言えず、仕方なくLINEの交換をすることにした。

けれど、チャラララッラー!!!

なんと、私のQRコードを読もうとしたら、な〜ぜ〜か、相手の携帯は受信できなくて、ずっと検索中みたいなのがクルクルするばっかりで、交換不成立!!!

神が味方したとしか思えなかった\(ΦдΦ)/

やれやれƪ(˘⌣˘)ʃと思って、私は出発前にトイレに行くと言って、その人を残して近くのパチンコ屋さんのトイレを借りに行った。(←他選択肢なし)

戻ってきて、もう時間なんで行こうと思います!とルンルンで言ったら、「あのさぁフルフルでいけないかな?」と言われた。

((((;゚Д゚)))))))←私の心の中

ガーン( ̄◇ ̄;)、そんな発展的なこと考えてなかった。

フルフルは、これまで失敗したことがなかったから、余計と心の中が凍りついた。

私は小さな望みに賭けて、適当なwi-fiを拾えないかなと思った。

変なwi-fiを拾うと私のiPhoneは上手いことネット回線が切れるから、それを超期待した。

ところがそんな奇跡は起こらず、もうフルフルするしかなくなってしまった。

その頃には私はあきらめて、最悪ブロックしたらいいんだと開き直った。←ブロックのやり方知らないけれど。

そしてフルフルをした。

したはしたけれど、花火大会で人口密度が高いからなのか、全然反応しなくて!!!

ひたすら反応しないように祈るような気持ちでフルフルした結果、全くお互いに情報を取れなくて、「ダメみたいですね」と私から言って、それで事なきを得た。

本当に出発時間が迫っていたから、これでやっと解放されるー!!!と思って、やっと一息ついた。

車中で思った。

自分の無防備さももちろんいけないにしても、あの人はそんなにも女に飢えてるのかと思った。

年齢もよくわからなくて、最初勝手に50歳前後かと思っていたけれど、なんなら55歳とかでもありそうで、でも反対に同い年とか年下の可能性もある。

仕事に対する考え方は、世代的に同じか少し上の世代的な感じなのはわかった。

いずれにしても、この人はなんなんだ?と思った。

本当に、色気ゼロ、会話力はあっても女の人特有の媚びを売るようなことを私は絶対にしないから、そういう色恋的なものは無さすぎるよね?と思った。

なのに何で私のところに来るかな…と思った。

色々気持ち悪いなぁと思った。

途中からは、私も男の人を超超超勇気出して誘ってみた過去のある時に、同じように気持ち悪がられてたのかもしれないなぁと思った。

もう取り返せない過去はどうにもできないにしても、そんなことになってないといいなぁなんて思った。

車通りの少ない夜道を走行してたら、暗い気持ちにさらに拍車がかかるようだった。

過去のものでもう終わって長いこと時間が経っても、いくらでも何かをきっかけにまた暗い気持ちを味わうのかと思ったら、こうした記憶力のすごさを改めて思い知った。

あとは平穏に終わる予定だった。

過去の自分の行為が相手にどのように映っていたのか、若干頭が痛くなる回想だったけれど、気を取り直して最後の休憩時間は1時間取れそうと思って、ブログ(オルゴナイトが割れた話)を書き終えようと思った。

トイレに行きそびれていたから、ようやく空いたスーパーのトイレを借りた。

その時に、過去に誘ったことのある人の車のナンバープレートと同じ県外ナンバーのプレートの車が止まっていて、さっきの回想は一気に切り替わって、こんなところで見るなんてラッキー!ぐらいな気持ちでいた。

県外プレート満載な1日の中で1台ぐらい見ても良さそうなのに1台も見なくて、そろそろ1日が終わるというその時に初めて見た。

そうしたらいきなりこれまでの悪夢が帳消しになったぐらいに私はテンションが上がった。

本当はそこにいたかったけれど、出発地点に戻るには24時近くなのにまだまだ大渋滞を起こしている高速に向かうための国道をどうしても通らないといけなくて、仕方ないからその渋滞に巻き込まれながら出発地点を目指した。

GPSを車に着けての仕事で、それで私の都合で遅れたらまずいわけで、全然動かない国道へと入って行った。

数百メートルの距離を30分弱かけてようやく着いた。

待機地点も、少しでもその国道に繋がる道を通ると大変だとわかって、そこを避けられるパチンコ屋の裏側の駐車場に車を入れて待機した。

これでやっとあと最後の走行だけで、残りはゆっくり1時間待機しながらブログ書こうと思っていた。

さぁ休憩、休憩と思ったら、人影が近づいてきた。

パチンコ屋の裏側の駐車場で知り合いなんて1人もいないはずなのに、何で誰かが近付いてくるのか、さっぱりわからなかった。

そうしたら、そのLINE交換男だった( ̄ཀ ̄;;)。

頭の中は大パニックだった。

その人は私が出発した後、20分から30分置いて出発の人で、まず重なることがなかった。

何でその人がいるのか、全く理解できなかった。

でも、エンジン切ってしまって、窓だけ開けられなくて、仕方ないからドアだけ開けた。

すぐに立ち去ってくれるかと思いきや、なんと1時間の休憩時間のうちの50分以上その人はずっと私の車のすぐ横に立って話をしていった。

1人じゃいられない人なのか、本気で面倒くせー!!!と思った。

何せすごい近場に互いの車があることも知って、ちょっと私今から寝ますとも怖くて言えなくて(←若干怖かった)、とりあえず10数台の車が止まっているし、若者的なグループも外にいたし、まだ渋滞解消待ちの運転中の車もいたから、危ないことにはならないだろうと判断して、とりあえずこのまま時が過ぎるのを待つしかないと思って、最後はあきらめた。

自分の会話力を恨みながら、こんな時は一瞬で気まずくなるぐらいの破壊的な力を持った沈黙力が欲しいわと思った。

返答は基本せずに、メインは相槌を打つことに徹した。

出発10分前に、そろそろ準備しますと言って解放された。

もうグッタリしたけれど、絶対にすれ違わずに済むと知ってホッとした。




その後も思ったことだし、朝起きたら余計と思ったことだけど、私は男友達や男性の同僚とか上司に本当に恵まれていたんだなとわかった。

当たり前のことかもしれないけれど、男友達は誰一人危害を加えたりとか私が怖い思いをするとか、そういうことは一切しない。

女として見られていないというのも一理あるけれど、そうでなくても本当に良い気を使ってもらっていて、一緒にお酒飲んだり同じ空間に寝れたりするわけだから、その辺りはものすごくきっちりしている。

仕事で一緒した人たちも、そういう訳の分からない距離感の人は1人もいなかった。

興味がないから絡まないのが理由であっても、そのおかげで安心安全なのは大きい。

しかも、最近密にやりとりした男性がノムとミッチーというゲイカップルだったゆえ、余計と性差を超えた関係になって、2人は男で私は女なんてこと、意識することさえなかった。

超久しぶりに「ザ・男」みたいな人に出くわした。

そして、なかなかの当たりくじがきて、ものすごく嫌だったけれど、おかげで改めてこれまで自分が本当に恵まれた人間関係にあったんだなぁと思った。

しかも、こういう時本当に嫌なのが、男の人って本気で飢えてると誰でもいいんだなということ。

みんながみんなそうじゃないのはわかっていても、こういうのに当たるとガッカリするのと、そういう人に来られてしまう自分にも落ち込む。

特に色気のカケラもない格好をしていたわけで、なんだけど自分ははたから見たら生物学上は女で、こういう時に変に来られると自分が性のはけ口とか道具みたいだなと思ってしまう。

もちろんそんな話ではなく、相手の希望は単なるLINEの交換だったわけだけど、その裏側にはそういう変な目論見を感じずにはいられなかった。

男の人というのは2タイプあって、1つは私に興味を持ってくれるタイプの人。

こちらは友達になったり仲良しの同僚になったり趣味仲間的な感じになったりする。

宝くじ当選ぐらいの確率でパートナーになるのもこのタイプ。

もう1つは、私じゃなくて単に「出会い」とか「体」が欲しくて、基本誰でもいいんじゃないか疑惑の人。

気持ち悪いから速攻距離を置く。

これは私の被害妄想みたいな話だけど、多分その手の男の人たちは手の届かない容姿の綺麗な人とか可愛い人にはいかない。

非モテ子で男慣れしてなさそうな適当なのを選んでる感じがしてならない。

私は男友達とは色んな話をするし、色々仕事とかでも鍛えられて男の人たちと話すのはかなり慣れた。

でも、恋の駆け引き的なものはしない(できない)しそういうこと全般不慣れだから、そういう意味での男の人との接し方は上手くない。

だから、その男の人も普通にしてくれてれば私は何ともなかったけれど、私からして越えて欲しくない一線を越えて、不快極まりない感じで来られたのがとても嫌だった。

改めて、私は誰とでもいいわけじゃないんだなと思った。

当たり前だけど、付き合わなくても仮にデートするなら、時間を共にしてもいいと思わない限りしたくないし、それは本当にそういう時間を持ちたい!と思わない限りは成立しないことなんだとわかった。

過去に「(時間を作ることは)できません」と言われたことがあった。

今回の私みたいな気持ちだったのかもしれないなぁ…なんて思わなくもなく、そこを否定できないのが何とも残念な感じだった。

双方が同じ熱量で同じような方向を向いて一緒にいる、って本当にすごいことだなと思う。

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