2020年6月11日木曜日

⒇【おいせさん手帳】傘との一期一会


遅刻寸前のくせして、出社直前に駐車場で
傘の写真撮影会決行
٩( ๑•̀ᴗ-๑ )و 
↑社会人として色々間違えてる人




おいせさん手帳第20回目
担当:私


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6月11日

一期一会の出会い。
傘の日

雨降りの日が多い、梅雨ならではの雨の愉しみ方があります。まずは、お気に入りの傘を用意します。その中でそっと雨だれの音に耳を澄ませてください。そこにはあなたにだけ届けられた一期一会の雨の音楽があります。ポタポタ、ぴちゃん、ばしゃばしゃ、色んな音があなたを愉しませてくれます。

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今回は最終的に採用された方のタイトル「雨との一期一会」の方が好きだなと、仕事の昼休みでのんびりしている今思う。

私は元々傘を差すことは好きじゃない。

面倒に感じてしまう。

名古屋にいた頃、それならお気に入りの傘を買ったのなら雨の日の傘持ちも楽しくなりそう!と思って、さんざん傘探しをした。

今思い出したけれど、1本とても気に入った紺の傘があった。

色味が本当にきれいな紺で、柄のところが木製で、シンプルさと上質さを兼ね備えたとっても素敵な傘だった。

それを買う買わないを最後まで迷ったのは、そのきれいな紺と値段だった。

諭吉でもまだ足りない金額の傘で、それが100%の納得があったのなら全然払う気満々だった。

たった1つだけ気になったのは、そのきれいな紺だった。

傘を差す時というのは、私の場合、本当の雨の日になる。

ポツポツくらいじゃ差さないことも多い。

ということは、確実な本降りの雨で、それはイコール天気も悪く空の色も暗い。

空の色が灰色で重たいところに、傘まで紺ならどんなにどんよりするんだろう…と思った。

しかも諭吉1枚では足りない超高級傘を一度買ったのなら、私のことだからその後気に入らなかったとしても、値段に心が揺れて納得しないまま使い続ける可能性が高かった。

そこがどうしても引っかかって、デパートの明るくてにぎやかな雰囲気で差す紺色の傘が、どうしても雨の日も楽しそう…というイメージを最後まで私には思い浮かべられなかった。

何度も何度もその売場に行くたびに見た傘だったけれども、とうとう買わずに名古屋を去った。

新潟に戻って、働き出してわりかし早い時期に傘を探したかと思う。

名古屋と違って、新潟で傘無し生活はありえなかったから、とにかく傘を色んな店に行って見て回った。

私は一度「買う!」と決めると、それも傘とか日記帳とか長年使うことになるものの時は、「これだ!」というものに当たるまで10数軒、20数軒、全く気にならずに何軒でも何週間、下手すると1年とかかけて見て回れる。

その時もたしか何軒も回ったかと記憶している。

ただ、新潟の冬は待ったなしだから、そう長くは時間を取れなかった。

いつの時か忘れたけれど、あるお気に入りの雑貨屋さんでその傘を見つけた。

本気で一目惚れだった。

実際にその場で差して、これなら絶対に雨の日に楽しい気持ちにしてもらえそう!と瞬時に想像できた。

しかも、年齢が上がってもずっとそれを気持ち良く、柄やデザインに気後れせず差せそうとも思えた。

値段は忘れたけれど、2000円か3000円くらいで、それも迷う理由なんか1つもないくらいに気に入った。

その傘を買って、それからいくつもの季節を過ごしている。

相変わらず傘を使う日は気持ちが上がるし、柄を見て心が躍る。

こういう傘の日もいいなぁといつも思う。

ただ相変わらず傘を差すのは面倒で、この傘になってからも、本当に雨がしっかりと降っている時にしか使っていない。

濡れる<面倒くさい、の構図は未だに崩れていない。



後記:なんと!上の文章は、今日の昼休みに15分くらいで一気に書き上げたもの。これ、なんちゃって特技認定してもいいかも✧( *ˊᵕˋ)ノ

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