2015年10月25日日曜日

タイミング良くやってくるメッセージたち

昨日2週間ほど取り置きしてもらった靴を受け取りに行った時のこと。

ついでに、大きなショッピングモールの中を4分の3ほど見て回った。

100、200軒はあるだろうショップが1つの大きな建物の中に入っていても、その中で興味惹かれ

自分が中に入るお店というのはものすごく限られている。

ほとんど素通り状態で、入ったお店はその中の両手で数えられる位だったと思う。

その中の1つに書店があった。

ただ私は、そのモールの書店に対し、ものすごくセンスが悪いと思っている。

置く本のセンスもそう、全体の配列もそう、何がどうしたらこんなにもセンス悪く本を扱えるのか

不思議でならないほどの書店だ。

売場規模はそこそこでかいのに、どういうわけかある種統一性が欠けているから、どれもこれも

非常に中途半端な内容で済まされている。

その辺の町の小さな書店と大差ない品揃えという感じだ。

だからそこの書店はふらりと入ることもほとんどない。

「どうせ良い本はないだろう」と決めつけている自分がいる。

ということでその書店は、わたしの中ではワースト3に入るセンスの悪い書店になっている。

だから今回もお店の入口付近の本をさらりと見ただけで終わった。

その入口付近に村上春樹氏の最新エッセイが山積みにされていた。

彼がどんな内容を書くのか興味がありパラリと開いたけれど、文字の量の多さに読む気が失せ、

パッと開かれたページの一番右側の行だけ読んだ。

そこに書かれていたのは、なんと今のわたしに一番必要なメッセージだった。

何が書かれていたのかというと、

「自分の頭の中にあるものは、自分でしか整理できないし、自分でしか言葉に置き換えることは

できない」

おおよそこんな風な内容だった。

本当にその通りで、今わたしの頭の中にあるもの、心の奥底から湧いて出てくるもの、いずれも

これはわたしにしか整理できないことで、そしてそれらを言葉に置き換えるのもこれまたわたし

しかやれる人はこの世の中にいない。

この言葉のおかげで「自分の役割」「今自分がやれること」がより明確になった。

不安になろうが、とことん落ち込もうが、自分の中にあるものを取り出しそしてそれを表現できる

のは自分だけ、それをはっきりと言ってもらえて覚悟みたいなものが生まれた。

いつも思う。

タイミング良くすべてやってくるようになっているなぁと。

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