2024年2月5日月曜日

ノムのカードリーディング

節分の日の青空
これは東京では「くもり」扱いかもだけど、
雪降り県からするとこれは立派な晴れ(。•̀ᴗ-)✧


2024/02/04()  立春

前の日の土曜日の夜、友人ノムと実に2ヶ月ぶり以上に電話をした。


何だかんだと都合が合わなくて、お互いに「前回っていつだろう?」と履歴を見たらなんと11月で何かの間違いかと思ったほど。


LINEでは時々やりとりしていたから違和感なくて、大盛り上がりの中、ノムから「新しいカードがあるからそれでカードを読もうと思って!」と提案してもらっていたものの話があまりにも花咲きすぎて、翌日の日曜日にお互いに都合がつくとわかってカードリーディングをし合った。


私は3つのテーマそれぞれにメッセージが欲しいとリクエストした。


ノムがカードをしてくれると知ってパッと最初に出てきたのはイケメン上司のことだった。


何でもいいから、象徴的で捉えどころのないメッセージでいいから何かにすがりたくて、そのすがれるものになってくれるのなら何でもいいから何かしらが欲しかった。


あと2つは、仕事のこと+近未来の先々の自分のこと、そしてもう1つは最近どハマりしている手芸全般が一体何なのかということを知りたいなと思って、その3つについて何かしらのメッセージが欲しいなと思った。


イケメン上司の時だけお題は伏せたまままずはカードを引いてもらってそこからのメッセージを伝えてもらって、後から何を聞いていたかをノムに説明してからさらなるノムのメッセージを聞いた。


他2つ、特に手芸の方はとても面白いメッセージでこちらも書きたいこと満載だけれど、それ書き出したら一番響いたイケメン上司のテーマの話が書けないどころか「下書き」として半永久的にお蔵入りしそうだから、今回はとても感動したテーマの方を書くことに専念したいと思う。







メモもあれこれ書き残したけれども、読み返してみると自分側に残っている言葉たちは自分の感触としてとても強くあるけれど、いざそれらを言葉にしようと思うと難しいと気付いた。


あまり身構えずに伝えてもらえたことと自分が感じたことと諸々織り交ぜながら書こうと思う。


まず言われてとても嬉しかったこととして、ぶっしーがしたことというのは僕の人生でいうところの「ゲイであることをカミングアウトする」くらいの、それに匹敵することだよ、と言ってもらえたこと。


ノムは24歳か25歳の頃に人生で初めて自分がゲイであることを周りの人にカミングアウトをしていて、それまでは思春期に入る前くらいから自分のセクシュアリティにめちゃくちゃ悩んで自分なんか生きていても意味がない、死んだ方がいいんじゃないかとか、とにかくありとあらゆることに悩んで、特にゲイであることはもう一番自分の中でもどうにもならないけれども、かと言ってそれにより生死を意識してしまうようなそれほどの破壊力あるものに自分の中ではなっていて、相当な葛藤の末にとうとう腹を決めて第三者にカミングアウトするというところに至った。


そんなこんなのノムの個人的な人生の一大転換点と同じくらいのものだと、私に私がした最近の行動について伝えてくれた。


私は自分の人生の中でも一番どう折り合いをつけていいのかよくわからない上に、第三者に説明するとなるとさらにハードルが高すぎてそして言うことで変な否定や一般論なんかを言われてメンタルグサリなんてことにはなりたくないから、とにかくダンマリを貫いているし、ノムには何回か過去にも話したことがあるけれど、そしていつの時もノムはとても温かい感じの返しをしてくれるけれど、そんなノム相手でも非常に話に出すのに気が引ける、ノムの反応が怖いとかじゃなくて、自分でも折り合いがつかないのにそれをわざわざ話題に出して伝えてそれでどうすると言うんだろう?という自分の中の大きな疑問が常にあったから、だからずっとずっとイケメン上司話題は避けてきた。


今回はカードリーディングをするところに端を発していて、それなら一番聞きたいテーマでもあり自分の中の何でもいいからとっかかりみたいな、折り合いが少しでもつくならいいなという思いでテーマにして挙げた。


ちなみに、ノムがテーマを知らずにカードから読み取れるメッセージを感じたままを伝えてくれていた時は「もう完了したことで、やるべきことは十分やったと自覚すること」だとか、「やるべきことをやったから振り返っても意味がない。その時点で大事だったかもしれないけれど、新天地に目を向けていく」というようなことを伝えられていて、それ聞きながら私の方はズーンと重たい感じが自分の中に広がったし、私の頭の中は「もう終わりか完了か、そうだね新しい方に目を向けるごもっとも……」と気持ちの整理も思考の整理もつかないくらいに、とにかく伝えられてる言葉たちをメモしていった。


ノムが一通りテーマも知らずにメッセージを伝えてくれた後、ノムに聞いていたテーマはイケメン上司のことだったと伝えた時、ノムも電話の向こうで私の気持ちを察知したのか、優しい苦笑いというかまさか!なテーマだったから自分の言葉と内容にどうしようじゃないけれど戸惑いみたいな、そういう感じのリアクションがあって、でもそこにもノムの優しさが本当に滲み出ていたからむしろ私には好意的に映って、そしてその後からノムがたくさんの素晴らしいメッセージを私に届けてくれた。


まず最初に伝えてくれたのは、「ぶっしーの想いというのが、本人のリアクションがないからわからないけれども、上司さん(実際は私がイケメン上司の苗字にさんを付けて呼ぶようにノムも同じ呼び方をする)の支えとか祈りになっていると思う。形はなくても、情報として形を持っていて、そしてその情報というのは博愛とか無償の愛とか、それだけで本当に尊いものだと思う。生きていて欲しい、無事でいて欲しいという願いや祈り、それは彼にとっても支えになっているんじゃないかなと」


現実もイケメン上司の心の中も私には全くわからないし、ノムが言ってくれたことの真逆の場合だって可能性として十二分にあるけれども、ノムの最初のその言葉だけでも私はとてもとても癒された。


そんな風にイケメン上司の元にも届いていてくれたのなら最高だし、ここはわからない知らないことを存分に有効活用して、自分の中ではそのように定義付けしてもいいわけだし。


ぶっしーがしたことというのは人生の中で一番怖いこと、バンジージャンプの中でも100本のうち1本だけ途中で切れるバンシージャンプがあってそのバンジージャンプを飛ぶくらいの勇気が要ることで怖いことだと思うよ、そんな風に言ってくれた。


それができたってことを祝福する、サイクルの終わりをお祝いする、それ絶対に自分のためにしてあげるといいよ!、とノムはテーマを知らない時に伝えてくれてたメッセージを今度はもっと私の人生に寄り添う形で伝え直してくれた。


私がしたことというのは、ぶっしーの人生における一大プロジェクトで、多くの人にはわからないだろうし理解もされない、何ならゲイであることをカミングアウトする事の方が理解されるかもしれない、そういう領域のものかもしれないけれど、超個人的な人生の一大プロジェクトで上司さんのリアクションのあるなしはさておき、ぶっしーがしたことというのはそれができたってことだから、そしてそれはそれ以上に怖いことなんかない、勇気の要ることなんかないくらいのことで、それだけエネルギーの要ることをしたんじゃないのかなと思う。


それができたっていうのが本当に素晴らしい。


もし明日死んだとしても、上司さんからリアクションが来なくてももうやれることはやれたから良かったって、もう死んでも大丈夫、って思えると思うよ。


もし何もしなければ「明日死ぬなら、やっておけば良かった」ってなると思う。


何年もモヤモヤして自分の中ですごい葛藤して、自分の人生って何だろう?とか、それだけのものを自分の中の葛藤を自分の手で完了できたという、その全てに価値があることだよ。


上司さんという人に出会えたこと、上司さんという人がいてくれたこと、上司さんが適当な反応をしない人だったこと、「あー、ありがとう」とか適当にやらず黙ったまま物理的に離れて行って、その間にぶっしーの中で色んなものが熟成されていく、ずっとずっと大きな悩みを持ち続けられるそれだけのことをもたらした人で、こんなの人間の視点ではわからないけれど最も魂を磨いてくれた出来事だったと思うよ。


今「研磨」って言葉が出てきたけれど、ヤスリで磨かれてヒリヒリしながらも磨かれることで光っていく、ぶっしーという人が魂が光っていく、そんなイメージ。


(星の動きの関係で、今現在というのは社会的な肩書が私の場合は変わるという天体配置下にあるということを今回も話に出して、そうなんだけど私の場合は何が変わるということもなく仕事も嫌なまま今の状況だし唯一始めたことと言えば手芸を20年ぶりくらいに再開したくらいであとは結婚だとかそういうことも何も変わらないから、その社会的に変わる何かというのが私は全くピンときていないという話が前段階であった)


ぶっしーの場合、目に見える何か、例えば目に見える何かをこの場合「社会」とするなら、ぶっしーは目に見えない何か、ぶっしーの中にだけあるもの、それは非社会的なものででもぶっしーにだけわかるもので完全に何か入れ替わるくらいのもの、そういうものを体験しているんじゃないかな。


この経験がなければ感じられないことを感じている、そしてそれというのが上司さんから派生されたもの、それくらいエネルギーが要ることを上司さんという存在を通じて体験している。


目に見えるものじゃなくて自分の中で感じてるものこそ信じていく、それが波及していく、そしてその自分が感じているものが御守りになるんじゃないかなと思う。


イケメン上司テーマの最後の方にノムが突然言った。


「ねぇ、これこそが『ツインソウル』ってやつじゃない?」


私はこのツイン何とかと続く言葉を第三者の前で使うことにとてつもなく抵抗があるから基本的に誰かの前で言うことはしないけれど、何ならノムみたいにそういうことを知識で知っていそうな相手の前でも使うことがないくらいに使わないけれど、今回のノムから出てきたツインソウルはとても素直に聞いていたし、私もその後に続くノムの言葉にさらに共感した。


「僕いつかツインソウルに出会ったという人のブログを読んだことがあって、それって世の中の人が思うような甘い関係では全くなくて、むしろ全く理解できないような状況や状態で、ぶっしーの場合も普通に考えたら理解されそうにないようなもので、でも相手のことを想いながらも自分の魂を磨いていくみたいな、苦しいことや理解できないことの方が多くてもそれでも純粋に気持ちを抱いて、普通には理解できなくても魂的にはとても尊いことみたいな」


ノムがそのように言ってくれたことはとても嬉しかった。


行き場のない色んな気持ちや折り合いのつかない自分の中の葛藤、そんなものたちが初めて自分の中でも受け止められる何かに変わってくれたそんな服に感じた。







ノムが「完了したことをお祝いする」と伝えてくれたから、私は来週の週末の11日に自分でお祝いすることにしようと決めた。


あと1ヶ月後に誕生日という日に、44歳やりきったよ!的な意味も込めて、今回ようやく腹をくくった自分をねぎらいお祝いを自分のためにしてもいいなと思った。


スパークリングワイン買ってきて、あとちょっと良いおつまみ買ってと早くもパーティーモードになっている。


半分寝ながら書いてて、読み返したら絶対にアップできないとかここを変えようとかしそうだから、このままアップしてしまおうと思う。

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