2014年9月29日月曜日

今年の夏、一番感動したことは?

「今年の夏、一番感動したことは?」

とあるアンケートの一番最後に、上の質問があった。

それまですべての質問は、YES/NOクエスチョンだったのに、

最後だけ記述式で、しかも飛ばすことができないシステムになっていた。


質問を読んで1分後。

何も思い付かなかった。


次に、

「夏=6月・7月・8月」

という当たり前だけど、当たり前のことを確認した。


本気で、6月・7月・8月と自分は何をしていたんだろう??と振り返った。

仕事で忙しいこと以外何も頭をかすめず。

そうだそうだ、人生で初めて梅干しを漬けたんだった、と思い出す。


記述式アンケートに梅干しのことを書くのか・・・とイメージトレーニングすると、

梅干しを漬けたけど、「感動はしていない」ことに気付く。


梅干しはやめて、何か別のことを書きたいと思い始める。

思い始めても、思い付かないから、

家計簿を引っ張り出す。


今年は、年が明ける前後にスケジュール帳を使うのが面倒になって、

結局スケジュール帳はお蔵入り。

ただ、何をしたか何も残らないのは嫌だから、

せめて家計簿の右端3センチくらいの1ヶ月カレンダーに

誰かと会ったことだけは残しておこうと決めた。

だから、わたしは家計簿を出してきた。


6月と7月と8月の3ヶ月分を振り返る。

ちょびっとだけ、人の名前があり、ほっとする。

一応、誰かには会ってたんだとわかる。


6月の中頃。

妹ふたりと、下の妹の旦那(弟)の4人で会った。

多分1年ぶり以上だった、4人で会うのは。

4人で共にした、それぞれが自由気ままというより勝手な感じで、

勝手なのに妙な連帯感があって、

東京にいるのに、まったく別の空間にいるみたいで居心地が良かった。


アンケートには、その時の一番の思い出をそのまま「感動したこと」として記述した。

だけど、本当にわたしが感動した、言葉を失うくらいに「あっ!」となったのは、

3人と別れて、翌朝仕事に向かう通勤途中でのことだった。


何でだろう、あの時とつぜん、わたし含めた4人が頭上に浮かんで、

どういう順番かはわからないけど、この4人でお互いを看取ったり看取られたりするんだな・・・

人生の最期、この4人でそういうことをするんだなぁ・・・

と思ったときに、言葉を失った。


のちのち、人数が増えるかもしれない(増えていただきたい)。

増えても増えなくても、とにかくこの4人は確定している。

わたしが一番年上だけど、人の寿命はどういう順番で終わりを迎えるかはわからない。

ただ、どんな順番でも、4人で、少なくとも最初の一人のことは残りの三人で送り出せる、

そう思ったら、泣きそうになり、ただただひたすら足を前に進めるしかできなかった。


あの瞬間のこと。

通勤風景と自分が歩く感じと、そして回想していたこと。

その3つが合わさった瞬間が、今年の夏、一番感動したことだった。

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