10月の半ば頃だったと思う。
色んなことが重なって、突如「1泊2日で少し遠出をしよう」と思った。
1つには旅行サイトじゃらんのポイントが2000円分ほどあって10月中で有効期限が切れること。
そもそも何でポイント持っていたのかさえも最初思い出せなかったけれど、ずっとブログを書けないままになっている友人でゲイのノムとお泊まり会を新潟でして、その時のポイントとあとはプレゼントポイントだった。
そしてその辺りでちょうど日帰りで長野に行こうと思い立って家を出たはいいけれど、うちから80キロ近く走った新潟県の南魚沼、旧塩沢町と呼ばれる湯沢の手前のところまで着いた時、同じくらいの距離を長野まで行くとなると運転しないとで、さらには行きの距離と同じ距離を帰りは運転しないとで私はそれをする気力と体力がないと感じて魚沼を適当にフラフラして帰ってきた日曜日があった。
ある程度の距離がある時は、もう泊まりじゃないと体がしんどいとわかって、ましてや行きも帰りも自分が運転するなら尚更で、それとポイントの有効期限を知らせるメールが同時期くらいに届いて、急遽どこかに出かけようと決めて計画を始めた。
魚沼の時も途中までブログを書いてあって終わってないからそのままにしてあるけれど、その時に26歳の時に人生で初めてと言ってもいい、友達の結婚式とかに絡めてとか誰か友達に会いに行くとかではなく、本当に見ず知らずの地へ1人で旅することを決めた時のことを思い出した。
その時は、大元の用事は別にあって休みを取っていたけれど、そして不規則勤務の身で3連休を取るとかいうのはなかなかな難易度で、そんな折にいきなり時間とそして少しばかりの余剰のお金があって、何だか使わないのはもったいないと思ってそれでいきなり調べて決めて行った、2泊3日の福島の磐梯方面へのひとり旅だった。
書いてて思い出した。
福島には1泊だけして、帰りに母方祖母のばばちゃんの家に泊まりに行ったんだった。
海外に住んでいたから私は旅好きの人に思われがちだけど、私は基本的にインドアで家でのんびり気ままに過ごすのが好きで、旅行も興味がないに等しいくらいになくて、よほどのことがなければ旅行に行こうとも思わなければ旅行として出かけることもしない。
だから今回の旅は日本国内だと2回目のひとり旅なんじゃないかなと思う。
それも20年ぶりくらいの。
ちなみに海外ひとり旅はメキシコだけで、アメリカにいた時もドミニカにいた時もどこかに行く時は必ず誰かに会いに行くかもしくは最初から友達と動くかの2択で、基本的には1人で旅に出ることはなかった。
だから純度高い自分ひとり旅、それも手芸屋巡りとかそういうテーマ無しの単純な旅行って今回が人生で通算3回目かなと思われる。
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行き先は当初福島の磐梯にしようと思っていた。
前回すごく良かったから、今回も20年ぶりに再訪もいいなと思った。
だけどハイシーズンなのか宿がお高めなのにイマイチな条件だったりして、そして近場の地域でも似たり寄ったりで、それで行き先を変えることにした。
福島の地図を見た時に意外と山形もそんなに距離が変わらないと知って、人生で一度も訪れたことのない山形に行くことに決めた。
山形は新潟県と隣り合ってはいるけれど、うちから行くと県境まで170キロあって、さらに山形県内の観光地各所となれば200キロは確実で遠すぎて行こうなんてこれまで考えたこともなかった。
色々調べる中で山形県は随所に観光スポットがあって観光に不向きな新潟県とは全然違っていた。(県外から友達が来ると毎回めちゃくちゃ困る)
米沢牛も捨てがたかったけれど(観光じゃなくて食べ物!?)、鶴岡と酒田が道も単純そうだし何となく良さそうだったから、そして宿は色々見て夜窓を開けたら何もないくらいにシーンとしてるのがいいなぁと今回は思ったからそのような基準で探した。
ちなみに米沢牛はあきらめたけれど、山形牛のステーキを使ってステーキ丼を出す店を鶴岡で見つけたからそれは初日のランチにしようと計画中。
街中で1人飲みも考えたけれど、今回色々と旅の計画がありすぎて、街に繰り出すよりも宿でごはん食べて(飲んで)温泉入っての感じがいいなと思った。
ちなみに「行く!」と決めた当初から決めていたのは50歳、60歳…という風に節目の年齢を迎えた時の自分宛てに手紙というか絵葉書を書くことだった。
26歳の私がそれをしていて、それがすごく良かったのと、それをまたしたいなという気持ちから。
その年齢じゃなくても何かの折にそれを見つけて読んだ時、読んでて泣けてしまった。
何が書いてあったわけじゃなくてもそれいいなと心底思った。
だから今回もそれは念頭にあった。
部屋飲みももちろんしたい。
そしてもう1つ。
カードリーディングをしたい。
最近私はオランダとトルコと日本かと思ったら中国からそれぞれルノルマンカード、タロットカード、オラクルカードの4つを取り寄せた。
この話も始めると長くなりそうだから今は書かないけれど、そのカードたちなのか他のカードたちなのかはさておき、カードを持参してちょっとした自分ヒーリング的なカードの読み解きをしたいなと思っている。
今回車だからより一層何でも持っていけるところがさらに良い。
だから宿もごはんと温泉以外にも手紙書き、カードリーディング、できたら旅日記、そして1人飲みと色々忙しい。
ちなみに休前日は高くなるから、それなら一層のこと有休で行こうと思って17からの日月で行く。
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今回の旅は過去一気合いが入っている気がする。
旅行じゃなくても友達の結婚式とか妹や友達のところとか、あと最近だと手芸屋巡りとか、諸々の宿泊を伴う遠出の時、私はとにかく超直前にならないと支度スイッチが入らず、毎度前の夜遅くに開始ならまだ合格で、出発当日の出発1時間前とかもざらにある。
前日に準備完了なんてなったら御の字どころかあっぱれ!状態。
私が早々と支度するのは今の仕事の毎日の帰る時間前くらいで(←100人以上いるフロアの中で多分誰よりも早く帰っているし何人かにあまりの速さに笑われたこともある)、それ以外というか生活全般的に全部ギリギリ。
子どもの頃からすべからくギリギリ族で生きてきているからそんなのは大人になった今も変わらない。
余裕を持って準備することが日本の中で美徳とされがちだけど、私なんかはその真逆を毎日色んな場面でやっている、筋金入りのギリギリ族(←何の自慢にもならない)。
という私が、なんと、なんと、なんと、1週間前から準備を始めた。
持って行きたいものが細々とあって(例えば高級日本酒のパックとか)、そして今回すごくテンションが上がったことの1つに私はここ数年かけてお泊まりグッズを色々集めていて、それらを使える機会がやってきて、それも嬉しいことの1つだった。
まずは1泊2日用のちょっとしたおしゃれ旅行バッグ。
リバティの布で服や下着なんかを入れる袋もたくさん作ったからそれもある。
日本酒のパックもお高めパックで、これは普段の50枚入りパックみたいなのじゃなくて余裕のある時に念入りにパックするみたいな感じで使いたくて、数年越しにようやく日の出を見た。
先日無印良品のセールの時に旅行用の小さな化粧水ボトルを買ってきて、そういう小さなものたちもある。
夜飲み用のおやつも買ったし、なんならインスタント味噌汁も、海外製のサラミも買い、冷蔵品以外はすでに玄関にセットしてさっき置いてきた。
体調や体力の心配も少しでも減らすために疲労回復の栄養ドリンク剤も買ってきた。
今回の絵葉書も姪っ子の誕生日プレゼント探しの時に雑貨屋に見に行って、そこで素敵なデザインのものをいくつか見つけてきたから買って帰ってきた。
26歳の自分が旅日記として使っていた日記帳があると思い出して、それはクローゼットの箱3つ目で見つけてそれも持って行くことにした。
優雅な朝のひととき用に果肉入りの紅茶とコーヒーパックも持参する。
服はこれから用意するけれど、今回目玉の1枚は最近一目惚れして買ったウールの橙色(だいだい)のカーディガン。
姪っ子2号の2歳の誕生日プレゼントを探しに行ったのに、なぜかその雑貨屋さんで自分のカーディガンを見つけてしまって、試着してみたらこれまたとっても素敵でさらには60歳の自分も着られる(太っても痩せても着られる…)とわかって、仮に10年着たらワンシーズン700円と計算までして、絶対に元を取れるくらいに着れると判断して買って帰ってきた。
手持ちのお金が足りなく、お店の方にお金を下ろしてきますと言って預けて、徒歩圏内にATMがあったから数分歩いてお金を下ろしてまで買った代物。
そして月曜日は気温が上がっても10度でしかないみたいだからさらにピッタリ。
そうそう、1年前にちょっとしたおしゃれな場所に行くような時にも使える短いダウン的なものを買ったから、それもあるからさらにいいなぁと思った。
歩く時はスニーカーだけど、月曜日の昼間は当日予約ができたら行ってみたい優雅なフランス料理のレストラン的なところに行きたくて、それ用に靴を車に積んだ。
この靴は残暑が残る秋の始まりに横浜で見つけた靴で、絶対に自分の足にシンデレラフィットしてくれる靴を見つけるのは至難の業だと知っているから、なんと私はその時二泊三日の日程のまだ1日目も始まったばかりという時に3足買ってきて、その後移動の度に3足分の靴も持ち運ぶというすごいことをしたものだった。
身につけるものも旅行用に必要なちょこっとしたアイテムたちも色々年数かけて揃えてきて、だからそれらを一堂に会して今回使えるというのも準備が楽しくなるポイント。
今現在、出発まで12時間くらいだけど、この後服たちは用意する予定。
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今回、日にちは私は前の週でも今週でも正直どちらでも良かった。
ちなみに前の週なら天気はバッチリだった。
けれど、ペンジュラムは今週推しというよりも今週しかYESを出さなかった。
最初理由はわからなかったけれども、なんとなくの予想でペンジュラムは天気も体調もイマイチというより天気については1ヶ月予想の中で1番雨量が多い日に今のところなっているし、体調も生理が始まりつつあるというところになっている。
(꒪ꇴ꒪〣)Σ(꒪◊꒪; )))) Σ Σ(꒪◊꒪; )))) Σ Σ Σ(꒪◊꒪; ))))
もう色々とツッコミどころ満載すぎてそして行く前からドヨーンとなったけれど、金曜日の夜風呂に入りながら何でこういうタイミングなのかな…と何度も何度も自分というかペンジュラムに聞きまくっていた質問の答えがするりと出てきた。
それまでは雨の日でも楽しむことが大事なのかなとか色々ポジティブシンキングを試みたりもしたけれど、やっぱり晴れた方がいいし運転も長丁場だから天気が良い方が助かるのに…といくらポジティブな考えを取り入れても二言目には納得できないというか自分の中で「これでいい」と思えないものが出てきてばかりで、それを数日繰り返した先の突然降ってきた答え。
「自分をもてなすこと」
それが今回の旅のテーマなんだと思った。
今回は天気もだし体もどこまで大丈夫か正直予想がつかないし、最悪ダメならダメでゆっくり運転したり途中は無理せずに早々と宿に行ったりとか休んだりとかそういうことも想定しないといけない。
自分のペースやその時の色んな状況や状態を見て最善のことを自分に提供する、すなわち自分をもてなすことが大切なのかなと思った。
魚沼に行った時に、これから先は無理をいくらでもするのではなくその時その時で楽しめるやり方を模索していくことが大事だなと思ったのと、体力気力共にあるうちに色々やりたいことやった方がいいなというのを思った。
年を取ったとかいうよりも(その通りではあるけれど)、それぞれの年齢期に合わせた楽しみ方や物事の進め方があるんだなと悟りみたいなことを思った。
そんなこんなで今回のひとり旅はどんな風に展開してどんな風に終着するのかそれは今からとっても楽しみ♪
天気のことが頭にあったわけじゃないけれど、元々織物を見てみたいというのと地域のスーパーに行きたいとか、屋内でも楽しめるものを最初から予定に入れていたから、雨が降ったら降ったでどうとでもなると思っている。
雨が降ることがほぼ確定となった金曜日の昼休みに室内でも楽しめそうな施設がないか探したら、けっこう良い感じの資料館的なところも見つけた。
ちなみに26歳の時の旅の途中、宮沢賢治?野口英世?のどちらかが使った机を置いているカフェがあって、そこは一般客にも開放されていてそこで少し書き物をしてきた記憶がある。
それもあったから、雨ならカフェに立ち寄ってゆっくり書き物もありだなと思っている。
自分で言うのもどうかと思うけれど、けっこう良い年のとり方、重ね方を自分はしてきたんじゃないのかなと思っていて、そしてありとあらゆる状況でも楽しめる心の持ち方を自分なりに育んでこれたのかなと自画自賛している。
いい加減準備したり今夜の飲みの準備したりしないと間に合わない感じになってきた。
ちなみに前日夜に準備する今回の1番の理由は、当日朝は6時に家を出たいから!
遅くとも5時半に起きて6時に出るには前日に準備するしかない。