いつぶりかわからない位に、人と会ってくる。
コロナが出てからというもの、元々の引きこもり好きも手伝って、本当に人に会わなくなった。
一度だけ高校の頃からの友達に会ったきりで(多分それも雪が降る前だから去年の秋とか)、あとはとんと誰にも会っていない。
それが久しぶりに、それも会えたら嬉しい気持ちになる人に会えるのだから、とてもルンルンしている。
そもそも天気が良い日に会おう!と2人で決めていて、土曜日のみが絶好の天気。
木曜日に連絡を取り合って、具体的な時間や場所を決めた時、すごい嬉しいことがあった。
「勝手ながらブシ俣さんと行くならここかなーってこの2件を考えていました笑
そして、私も11時頃からもう一緒にランチしたいな!と思ってたので時間も大賛成です^_^」
私と行きたい店を考えてくれていて、それも2軒も!!!、そして時間もできる限りたっぷり欲しかったからそれで私が11時と言ったら本当に同じように返してくれて、何この嬉しい展開♡となった。
2軒のうち1軒が「雨」が店名に入っていて、私はその名前に惹かれてそっちにしたいと言ったら、Sさんもそっちの方が良かったと返事をくれた。
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すごく不思議な縁だなと思う。
Sさんと同じ職場にいた最後の頃から、私は自分のオカルト体質を周りにカミングアウトすることを始めた。
たしかにカミングアウトは始めたし、今では付き合いの長い友達で知らない人は誰もいないし、必要があれば必要に応じて言ったりもするけれど、意外と目の前で実演しながらカミングアウトした人というのはSさんともう1人高校の時からの友達くらいしかいない気がする。
(余談だけど、今の職場でも色々すったもんだが重なって←いつも以上に、3月誕生日過ぎたあたりだった気がするけれど、一緒に仕事をする人たちにカミングアウトをした。その時のことを途中まで書いて下書きになっているけれど、いつか書き上げたのならアップする予定。)
高校の時からの友達も変わらずに付き合ってもらっているけれども、Sさんの方は職場という互いを繋げていたものがなくなった今も繋がれている、さらにはオカルト体質のカミングアウトにプラスしてもっと勇気のいった事柄のカミングアウトもあったにも関わらず、今も続いているすごい希少な人。
さらには出不精+家でダラダラすることが大好き人間な私からして、人に会いたい!ってなること自体がすごくマレで、Sさんはそういう気持ちにさせるものを持っている。
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Sさんだけが唯一、当時のイケメン上司と私の両方を知る人物になる。
オカルト体質の話の時にイケメン上司のこともカミングアウトした。
Sさんはどちらの話も真剣に聞いてくれて、そして聞いた後も聞く前と何ら変わらないままいてくれてるし、なんならこうして互いに同じ職場ではなくなった後も全然変わらずに今がある。
イケメン上司の交友関係はわからないけれど、唯一当時の職場で気心許せる人がSさんだったんじゃないかなと思う。
Sさんと話す時は本当に楽しそうだったし、他の人たちの前では見せないような表情になっていたのも数えるくらいでしかなくても見た。
それは私もわかる気がする。
Sさんは人に絶対に危害を加えない人だし、態度がコロコロ変わるなんていうのもないし、安心感があって一緒にいるとホッとする。
イケメン上司もそれを感じていたんじゃないのかな…なんて思う。
これだけは言えるけれど、たとえあの職場にイケメン上司はいなくてSさんと私とだけしかいなかったとしても、Sさんとはこうして時々会うことを続けたんじゃないのかなと思う。
本当に人柄が好きで、いつだったかSさんの仕事を手伝った時に、「わかんなかったから何回でも聞いてください!」と最初に言われたのとその後も何回か言ってもらえた。
Sさんは本当に言った通り、私が実際に何回もその後確認することが続いても、一度も嫌な顔もしなければ「仕事覚えらんないですよね〜」とか言いながら共感しながらいつの時も丁寧に同じことを繰り返し教えてくれる人だった。
何回も質問することはこれまでもどの職場でも私はやってきたけれども、「何回でも聞いてください」と笑顔で言ってくれた人はSさんが初めてだった。
ある時、他に2人いた女性陣2人から、突然塩対応みたいな、何か私がやらかしたのかもしれないけれども、とにかく当たられたりツンとされたりとよくわからないことになった時も、Sさんは変わらずにいてくれただけじゃなく、私の愚痴にも嫌な顔一つせずいつも付き合ってくれた。
当時の仕事のことはほぼほぼ忘れたけれども、Sさんと共に過ごした時間やホッとした瞬間は今でもはっきりと覚えている。
そういう時間を共にできたからこそ、今もこうして繋がれるように感じている。
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今日は立派な晴れになった!
「雨」のつくお店は、ネットで見てみたらとっても素敵なところだった。
快晴の中、「雨」という言葉の入った店に行くのはなんとも粋だなと思う。
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