今日10月17日は、父と母の結婚記念日であり、母方の祖父の命日であり、いとこの一人の
誕生日であり、そしてのんびりした土曜日の1日だった。
それぞれの人が目にする光景は全く違うものだと思う。
わたしはと言うと、昨夜寝た後、食道から腸の至る所に激痛が走り七転八倒し、その疲れで今日
1日のんびり過ごしていた。
意味不明な激痛は1年に1回ないし2回あるかないかで、昨日がたまたまその日だった。
特別食べ過ぎたわけでも飲み過ぎたわけでもなく、おそらく新生活の疲れが溜まったのかなと
思っている。
おかげでなんとか夕方には調子を戻し、とりあえず買物に出掛けた。
本当は夕焼けを見にお気に入りスポットまで行きたかったけれど、いかんせん体の調子に自信が
なく、とりあえずは買物にだけ出掛けることにした。
行く途中、小さな花壇をいつも花いっぱいにしているお宅のおじいさんが花にじょうろで水やりを
していた。
その次に目に入ったのは、そろそろ日が暮れるのに速達なのか普通郵便なのか、郵便配達を
している郵便局の人。
わたしなんか2枚も長袖を着ているのにノースリーブの服を着て赤子を散歩させていたお母さん。
お店に着いた時、「この調子ならもう少し足を伸ばせる」と思い、お気に入りスポットまで行った。
昭和の懐メロをイヤホンから大量に音漏れさせながらランニングをしている初老の男性。
息子に何度も「気を付けて運転して帰れよ」と言い、息子を見送っている父親。
小さな公園できゃっきゃっ言いながら走り回る小さな子どもたち。
そして今日もきれいな夕日を眺めるわたし。
同じ1日の中でも色んな人々の営みがある。
ちなみに結婚記念日を迎えた父と母は、今夜は別々にごはんを食べている模様。
母は友達と焼肉に出掛け、父は家で一人酒を飲んでいる。
わたしはわたしで、体に優しいものを食べようと、今豚汁を仕込みながらこれを書いている。
こういう何気ない1日が、最近心に沁みてしかたない。
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