2015年6月28日日曜日

流行を取り入れた迷走ファッション

今日たまたま目にした40代50代女性向けのファッションアドバイス。

流行を取り入れて体系もカバーできて、というのが売りのようだった。

けれど一般の方がモデルとなったデモ写真を何枚見ても、「迷走」という言葉しか思い浮かばない

位に変だった。

服が変なわけでもない。

モデルの方が変なわけでもない。

ただ、「流行」をそのまま取り入れているだけの本人に似合っていないものを着せられても、

実際は色んなものが浮いた感じに仕上がってしまう。

これが10代20代の若い子たちならまだまだわかる。

でもある程度の年齢を重ねた女性であれば、流行を取り入れることよりもその人の雰囲気とか

肌の色合いとかそれに似合うものを取り入れている方がうんとおしゃれに見えると個人的に思う。

いつだったか60台後半~70代の素敵マダムに電車のホームで会ったことがある。

一目見て個性的なファッションだというのがわかるけれど、それがもうそれ以上もそれ以下もない

位にそのマダムにぴったりな装いだった。

さらに気になったのは、マダムが手にしていたわたしのお気に入りの雑貨屋の透明袋に入った

リバティー系の花柄の洋服だった。

その布のデザインに目を奪われてわたしはがん見していたのだけれど、そうしたらマダムも私の

強烈な視線に気付いて、それでどちらからともなく話を始めたのだった。

マダムはその場で袋から服を取り出し、自分の胸に当てて「これどうかしら?若すぎやしない?」

などと聞いてきた。

それはワンピースだったのだけれど、そのマダムが着たら絶対に似合う!というものだった。

マダムいわく、店頭でもお店の人に何度も尋ねて、絶対に似合うと言われても自分の中でまだ

迷いがあり、最後ようやく決心して買ってきたとのことだった。

たしかに本体は、20代30代位の世代に向けて作られたものだとは思う。

ただ、そのマダムが着たら、年齢なんかを超えてすごく上品かつスタイリッシュな感じになる。

その後マダムが降りる駅まで数分間おしゃれについてそのマダムと話をする流れになった。

マダムの鞄や靴、メガネ、メガネケースととにかく身につけるもの1つ1つ自分が好きなものを

選んでいることはよくわかった。

そして長年そうしているのだろう、自分に似合うものを自分の目で選んで養ってきたというのが

ひしひしと伝わってきた。

最初の話に戻るけど、「今年の流行」を取り入れるよりも、自分の雰囲気と体系とそれらを考慮

した上で何が似合うかを追い求めていく方がうんとおしゃれに仕上がるように思う。

そして、そのファッションアドバイスを見て、「日本って変に大変な国だなぁ」と改めて感じた。

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