昨日の夜は、どうしても何か動画的なものを見たくてマツコ・デラックス(以下マツコ)の番組を
youtubeで見た。
実家に帰るとテレビにかじりついていることが多いけど、その時もマツコの番組を見れるとラッキー
と思う位に好きだ。
辛口と言われるけど、マツコの言葉には優しさみたいなのを感じる。
昨日見たのはインスタントラーメンや冷凍食品の専門家を招いたその業界の話を聞くみたいなの
だったけど、ところどころのマツコのフォローがとてつもなくうまい。
「これ、悪口じゃないですから!」と言っていた言葉があるけど、それが悪口じゃなくてマツコの
最大の賞賛の言葉というのは、ずっと見てると伝わってくる。
本当に本当にその商品が個人ユーザーとして好きだというのが伝わってきて、それ故の言葉だと
見ていてうなずける。
マツコの意図と言葉はいつも一致している風に感じる。
だからどんな言葉もまっすぐに伝わってくる。
そこに変な妬みとか意地悪とかがない。
別の人が言ったら、嫌味とかになり兼ねないようなものも、マツコはさらりと口から吐き出す。
そして、何にびっくりしたって、あの半端ない知性。
前からすごく聡明な人だというのは感じていたけど、昨日見た動画の中のマツコの知識量は
池上彰さんみたいだった。
毎朝、日本経済新聞をすみからすみまで愛読しているのですか?という位の知識を要所要所で
出していた。
それもすごくさらりと出すから、全然鼻にもかけていなければ自分ですごいとも思ってないだろう。
もうあっぱれあっぱれのトークにひたすら惹きこまれて夜更かししてまで最後まで見た。
ちょっと話は変わるけど、以前マツコと中村うさぎが互いに往復書簡でやりとりするエッセイを
読んだことがある。
そこに文字となって表れたマツコの心情に何度も涙が出た。
テレビの画面には出てこないマツコの姿がそこにはあるけど、そのマツコも本人が100%書いた
とわかる位にブレがない。
自分のコンプレックスやネガティブな気持ちや母親への懺悔みたいなのや、とにかくそのままの
嘘偽りのない言葉が並ぶ。
本の中でもテレビの中でも、マツコ・デラックスはマツコ・デラックスのままだ。
大人になるにつれ、そういうのがすごくいいなぁと思うようになった。
どこにいてもそのままの自分というのに憧れてやまない。
(後記)マツコを「彼女」と呼んだらいいのか「彼」と呼んだらいいのか、何て言葉に置き換えて
いいかわからなくて、とにかく「マツコ」を連発した。
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