先日家族5人で数日間共に過ごした。
いつぶりか憶えていない位、久しぶりに家族5人、父・母・わたし・妹2人の計5人が揃った。
改めて5人を見ていると、実にありえない集団なんだと思い知らされる。
これまで考えたこともなかったけど、もしこの5人が同い年で同じクラスになったとしよう。
100%と言い切れるぐらい、この5人が集団になることは想像できない。
同じ軒の下で同じ釜の飯を食べた5人ではあるけれど、それぞれ性格がまったく違う。
多少似ているところはある。
DNAの成せる技だと思う。
でも、先ほどのクラスの中にもし5人同時に存在していたのなら・・・
なんて考えると、お互いに別々のグループに属し、
まぁ挨拶を交わす程度の仲にしかならなかったと思う。
そんな5人が家族として1つの集団を構成するのだから、
これこそ世の中の摩訶不思議な体験のひとつに数えてもいいだろう。
『現在この地球には64億人もの人がいるのです。
さらに数万年の人類史の中で
同じ時代の、ある特定の場所で
その日、そのとき、あなたの隣にいるって
すごい確率ですよね。
一説によると
宇宙から隕石が落ちてきて自分の家のトイレのなかに
スポッと入るくらいの確率だそうです。』
上の言葉は、昔むかしというほど昔ではない数年前、大阪在住の友達の家に泊まった時、
友達のアパート前にある小さなスーパーで買った夏用の短パンの値札になぜか付いていたもの。
短パンは千円出しておつりがくる位の安物だったのに、その言葉はどんな計らいなのか、
えらいインパクトの強い言葉だった。
計算不可能な確率で一緒に家族として生きているのかと思ったら、すごいことだ。
上の言葉が本当だとすれば、今回の家族5人だってすごい確率の縁の元で家族になってる筈だ。
どこでどんな風になって今の家族が誕生したのかなんて分析を始めたら、
一生かかっても終わらないだろう。
それ位、色んな偶然という偶然が重なり合ってくれないと、父も母も出逢うことはなかっただろうし、
さらに上のご先祖様たちが夫婦になることもなかっただろう。
そんな確率で家族になった5人が一堂に会している。
これまで親子であることとか姉妹であることとか、たしかにふしぎに感じたことはあったけれど、
今回ほど、何がどうなってこんなにも違う人同士が家族になったりするのか、
ふしぎな感覚とそして奇跡のような現実にただただ驚くばかりだった。
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