吉祥寺のユザワヤ及び手芸店巡りはとても楽しく充実した時間になった。
「リア充」とはこういう行動を指すのかしら?と思う。
個人的には行動よりも心の高揚感や満たされ感の方が色々あってとても気持ちが良い風に上向いてくれた。
備忘録として今回の旅路記録。
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上のは、吉祥寺旅の翌々日、だから月曜日に書き出したけれど、そこからまた1週間経過したら記憶が1週間分の希釈率で薄められて( ̄∀ ̄;)、その薄められた記憶の中に残っているエピソードなど。
余談だけど、「希釈率で薄める」と言われても今絶対に英訳できないけれど、いつかの私は「希釈率で薄める」をきちんと英訳していて、しかもその前後にはもっとダラダラと長い説明書きが付いていて、そんなのを訳せた私って天才なんじゃないかと思った( ̄∀ ̄;)。
今回の吉祥寺旅で何よりも衝撃だったのは、昼飲みで入ったビルの4階くらいにあったお店で私ともう1組の女性3人組しかいない店舗で、その女性軍団の話がすごかったこと。
そのうちの1人が最近整形手術を受けたという話で持ちきりだった。
ちなみに年齢は私よりも少し上な気がする、50歳前後かと。
肝心の整形を受けた人はちょうど私から見て背を向けていたから顔が見えなくて、でも他の2人は見れて、こんな言い方をしては大変失礼だというのは百も承知だけど、その2人というのが東京で言うならセイユーとかOKマートとかイトーヨーカドーみたいなところに普通にいそうなお客さんで、雰囲気的に紀伊國屋とか明治屋とかデパ地下では買物しそうにない、旦那は不満、旦那はATMと割り切って子どもたちの進路で何とかマウント取りたいみたいな、そういうにおいを醸し出してるような雰囲気だった。(ちなみに進路?部活?のマウント取り的なみたいな話は実際にあった)
さらに毒を吐くと(本当に人間性が疑われても文句など言えないレベル)。
仮にその2人が整形を受けたとしても(興味がすごくあるのはわかった)、どこがどう変わったのかは家族で毎日顔を合わせる人でさえも気付くのが難しいのではないか、今現在の顔に何をプラスしたいというのだろう…?と疑問符だらけだった。
シミ取りとかヒアルロン酸?注入?みたいなのじゃなくて、何かガチの整形手術で、アンチエイジングとかでもなく、ちょっと私には知識がなさすぎて全然わからない世界の話が延々と繰り広げられていた。
毒吐きはこのくらいにして、その時にかかった費用がどうやら30万超えで、多分その辺りの言い方をだいぶ濁していたから実際は3桁いかなくてもそこそこの金額を払ったのではないかと思ったけれども、そしてそのお金を工面するのに他の必要品はどうしているのかという質問に対して、衣服は全てメルカリでまかなっていると言っていて、メルカリで服を買ったことがないから私はわからないけれど、まぁ安く買っているのだろうし、自分も売っている風でその売上金で何とかしてる風で、とにかく何よりもお金を費やしたいところがその人の場合は整形手術代、自分の外見的な何かを良くするためのものなんだな…なんて思いながら盗み聞きしつつお酒を飲んだ。
で、ここから私はまた違う想像を始めたわけだけど、私が今もし30万円自由に使えるお金があったとして何に使いたいかということと、そして手芸屋巡りをしてそこに諭吉3枚くらい使った自分を見て、自分のお金の使い道が何だかとても健全で自分に無理のない自分の気持ちに素直に従った使い方だなと思った。
ちなみに30万円あったとしても、正直何に使うのか今書きながらもわからず、そしてこの1週間の間に車のボンネットから煙が立つことに始まり、職場の目の前まで修理工場の人に来てもらってレッカーで引き取りに来てもらって経年劣化した部品の入替えとかの修理になって、そちらまだ請求書来てないけれど5万円ほどの出費になる予定で車もいよいよ買い替えをしないといけないくらいなところなんだろうけれど(普通に走って何ともなかったけれども、着いてすぐエンジンを切ってから煙に気付いて←すぐに止んだ、これさすがに何もしないのはまずい気がしたのとこのまま運転しても大丈夫なのかわからず修理工場に電話したら、17キロ近くこの後走るのは何かあってからでは遅いから取りに行きますと言われて、それで代車も積んで来てもらって職場前の大きな駐車場完備の某商業施設で待ち合わせて、車は3日ほど入院した。今はまた普通に走ってる)、そういう車の買い替えの頭金の一部とかではなく、もっとこう自分のために使うとするなら…と想像しても何に使いたいかピンと来ていない。
手芸品とかはもうそこそこ手に入れたからそこにまた30万円も使いたいというのはないし(まだまだ欲しいものはあるけれど)、小さなもので欲しいものはいくつかあるけれどそれも何だか違うし、旅行は興味がなさすぎて30万円もあればけっこう良い旅ができると思うけれどそれも使いたい方向にないし。
ブランド品もアクセサリーも興味がないし、こうやって書き出すと本当に自分というのがあまり物を欲しないタイプなのかもしれないなと思った。
20代の頃、多分27歳くらいだと思う、友達の友達が霊視ができる人でその人と3人で会った時、霊視ができる人はイシダくんと言って見るからに風変わりで東京でサラリーマンしていますと言われても「なんかちょっと無理してませんか?」と思うような、何の仕事をしているかまでは聞かなかったけれども、霊視を本業にした方が本人に合ってると大真面目に思ったことまで覚えているそのイシダくんに言われたことを今でも覚えている。
ちなみにイシダくんはお母さんがバリバリのガチの霊媒師さんで、イシダくんもそのお母さんの血が遺伝していて、でも自分は母ほどにはやれないしやりたくないからサラリーマンしてますみたいな説明をしてくれたように思う。
脇道に話が逸れたけれど、そのイシダくんに言われたことの1つに「武士俣さんは物欲が無い人。どのくらい無いかと言うと、100人人がいたとして物欲が強い順に並んだら、武士俣さんは100番目の人です」というようなことだった。
その時もわかるようなわからないような感じだったけれど、40代も半ばになろうとしている今、そのことがけっこうわかる気がしている。
目に見えるものは本当に物欲薄めだろうし、目に見えないものでも私の場合本当に後生大事にしたいのは、例えば最近ならば11月に姪っ子たちといた時に小学校2年生の姪っ子がグリコをするためにグリコ、チョコレート、パイナップルの代わりに「ちょうしんきをいしゃがもっている」とかそんな風に言葉をアレンジして、でもそんなの覚えていられないから紙に書こうとなって、姪っ子が私が前にあげたユニコーンのかわいいメモ帳に書いてくれて、その紙を実際に持って1歳になる前の姪っ子を抱っこ紐で抱っこしながら近くのイベント会場に行くまでの道をその紙を見ながら2年生の姪っ子とグリコして行って、2人でケタケタ笑いながら、意味が全くわかっていないちびすけもケタケタと一緒に笑いながら歩いて、その時の紙を私はそりゃもう大事に大事に取ってある。
そういう思い出的なものはすごく大切にするけれど、パワーストーンとか(これは有形だけど)何かのセッションとか、そういうのも今はとんと興味がなくて、だから無形でも単価なんて例えばたとえに出したユニコーンのメモ帳なんかは100均で買ったから仮に50枚あれば単価は2円みたいなその程度で、30万円などと言われても何が欲しいかな…なんて思う。
反対にそのグリコの紙は30万円積んでも買えるものじゃないから、やっぱり私にとって大事なのは一期一会のその時その瞬間にしか存在していない何かなんだろうなと思う。
そしてその何かを集約して一言で表すとするなら「思い出」かなと思う。
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とかいう話をした後で詐欺みたいな話だけれど、吉祥寺に行って私が最初に見たものはオラクルカードで、これがもう「都会に住んでいなくて良かった!」と心から思った瞬間でもあった。
10時過ぎに吉祥寺に着いて、まずは一番の目的のユザワヤに向かった。
駅と直結している駅ビルの最上階のテナントで、それがたしか8階とかで、だからそこまでの道を私はエスカレーターで移動した。
途中の階でいきなりオラクルカードを見つけて、それがもう膨大な数のオラクルカードで、私はユザワヤに行く前にまずはそのオラクルカードコーナーに立ち寄った。
見たことのないカードもたくさんあったし、見てみたいと過去に思ったカードもあったしで、とにかくやたらと充実した空間だった。
2回目に見に行った時に、そこは書店の一画でただ書店自体はとてもこじんまりとしていて、勝手に想像するとそこは多分今「オラクルカードフェア」でもしているんじゃないのかなと思う。
カードを引いたりとか見たりとかはしたけれど何も買わずにそこを立ち去れたことはとても良かった。
本当に目指しているユザワヤに行く前からそんな風で、吉祥寺にいる間ずっとそうだったけれど、あまりにも気になるお店や物が多すぎて真っ直ぐに目的地だけを目指すのはとても難しかったし、そしてとにかく私の気を引くような場所があまりにもたくさんあって常に物欲との戦いだった( ̄∀ ̄;)。
さっきの物欲が無い人の言葉を全部削除か取り消し線で消したいくらいに、とにかく大変だった。
オラクルカードは色々興味深かったけれど、ペンジュラムはここでは買わないと言うし、たしかに欲しいほどのカードはなかったし、そして何よりもまだ吉祥寺旅が始まったばかりで今ここで荷物を増やすのは嫌で、そうした色々が重なってくれたおかげで手を出さずに済んだ。
ユザワヤは2時間ほどかけてゆっくり見て、今日買う物のリストもその場で携帯のメモに作って、とりあえず次の目的地に行くことにした。(どちらにしても駅に戻らないとだから、ユザワヤのレジに並ぶ買物は最後にしようと行く前から決めていた。)
下りる時のエスカレーターで、見るからに惹かれるところがあって、そこにはわざわざその階で降りて見に行ったら、世界に1冊、自分だけのノートを作るという出店で、自分で紙や表紙を選んでノートを作るというコーナーで店員さんの説明を受けて、私はまんまとノートを作って帰ってきた( ̄∀ ̄;)。
これも旅の思い出!とテンション上げて、何に使うのかも決めてなければ普段リングのノートはリングが手に当たって使い勝手が悪いから絶対に避けるけれど今回はリング一択で、私は紙を選んで後から取りにきますと行ってオリジナルノートを作った。
リバティの布の見本帳にしてもいいかな…と思っていたりもする。
まだ買って帰ってきたままの状態でその辺に転がっている。
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この後、私はヨドバシカメラに行った。
腕時計のベルト交換をするために。
今回は行かなかったけれど、同じヨドバシカメラのビルの上の階に私がお世話になっている占いのおばちゃんがいる。
毎日じゃなくて週2回だったと思うけれど、今もご存命なら週に2回いると思う。
今回行く前に吉祥寺だからおばちゃんに会おうかなと超一瞬考えたけれど、それだと時間が縛られるのと今どうしても占って欲しいとかアドバイスを聞きたいということもないから、一瞬頭によぎったけれど秒で「行かない」と決めた。
腕時計は妹夫婦の結婚祝いのお返しで妹たちが選んでくれたもので、もう10年以上使っていると思う。
ベルトも電池も数回ずつ交換していて、これはもう一生使い続ける時計だろうなと思っている。
腕時計も言われてみれば興味がなく、妹たちからもらえて本当に良かったなと思う。
最近読んだネットの記事で、買い物というのは買う前に当然選ぶ時間や物によっては調べる時間が生じる行為で、それが自分にとってストレスだと気付いてから物を多く持たないようになったとあって、あ!それすごいわかる!と思った。
自分の興味のあることは調べられるけれど、そうでないと本当に調べるとか苦痛だし(例えばここ何日か前に買った羽毛布団とか。ちなみに私はいくつか調べて訳がわからなくなった後、「こういう時こそペンジュラム頼り」と思って、先にペンジュラムから値段をいくらか教えてもらって←1万5千円台と出た、次に値段の範囲を絞ってそこで出てきたものの中で調べた内容で「ここが買いポイント」として言われていたいくつかのものを兼ね揃えたものを選んだ)、そして私の場合はその後の整理整頓や物の居場所を決めるというのが本当に苦手だから、買い物する時はその後の行為もくっついてくるから、それらを思うとあまり煩わしいことはしたくないと思っている自分がいる。
そんな風だから、無限大にある腕時計などは自分で選ぶとなると本当に大変だから、当時妹たちがプレゼントしてくれたのはとっても助かったし、そして何よりもデザインが年を重ねても末長く使えるものにしてもらえたことが本当にありがたく、時計が動く間はずっとお婆さんになっても使い続けると思っている。
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ユザワヤでもう1つ思ったことがあった。
もし私が秋の始まりに蒲田本店の方に行かなければ、ユザワヤのゴールド会員にはならなかっただろうなということ。
これはもう一度蒲田本店を訪ねてみないと何とも言い難いけれど、少なくとも蒲田本店の方は店員さんたちが手芸なり接客なりが好きでできるだけお客さんのニーズに応えたい!みたいな精神が溢れている感じがした。
私はレジでの丁寧な説明のおかげでゴールド会員になるって決めたけれど、しかも私は店を出た後に次いつユザワヤに行けるかわからないからという理由でもう一度店に戻ってさらなる手芸道具の買物をした際、その紹介してくれたレジ員さんの隣りのレジだったけれど、そのレジ員さんが私の姿を見ると、自分のレジのちょうどお客さんとお客さんが切り替わる数秒の合間に私の方を見てわざわざ「ありがとうございます」と笑顔で言ってくれて、本当にとても嬉しかった。
本店も激混みだったしレジの前は長蛇の列だったけれど、そんな中でさらりと声をかけてくれたその方は店員さんの鑑だなと思った。
吉祥寺店は本当に店員さんたちがとても事務的で、そしてとにかく把握していないことがよくわかった。
吉祥寺店の方は4人の店員さんに物の在り処を聞いたけれど、2人は雑な返答な上に若干のぶっきらぼう具合で久しぶりに不快になるレベルの接客だったし、1人は丁寧だったけれど多分その人は超激レア部門担当で自分のサラリーマン人生をそこに費やしてます的な感じの人でその人は多分吉祥寺店では超まれで、もう1人は若手のいつかは本社のビル勤務にでもなりそうな男性で、丁寧だけど気持ちがここにあらずみたいな、商品に興味なさげな感じがこちらにも伝わってきて、しかも在庫がなくて(エスカレーター下りてすぐの一番目立つところにあるもの)無くてもスルーなんだなという感想を私は抱いた。
忙しいのもわかるけれど、全くもってお客さんのニーズや企業の売上に大きく関わりそうなコーナーに興味がない感じで、何でこの人はここにいるんだろう?と思った。
私の毒具合もすごいけれど、それは蒲田本店で見かけた接客があるから、より一層そこが際立ってしまっていた。
蒲田本店のリバティコーナーで妻に頼まれてリバティを買いに来た私くらいの中年層の男性がいて、その頼まれた物の写真越しの色の感じと実物とがどこまで同一なのかわからなくて、その人は実写版波平みたいな雰囲気で定年間近と思しきおじさん店員に声をかけて同じものかどうかを聞いていた。
おじさん店員もリバティに興味はないだろうことはなんとなくの感じであったけれども(繊維関係や手芸関係にはおじさんサラリーマンがたくさんいるということをここ1年ほどで学んだ)、リバティには詳しくなくてもお客さんの質問には一生懸命答えていたし、同じ柄の色違いなんかも見つつ「やっぱりこれですかね」とか言いながら親身に対応されていて、あぁ良いお店だなと思って見ていた。
吉祥寺店の若造には全くないもので、もしその蒲田本店のおじさんを知らなければ私は何とも思わなかったかもしれないけれど、それを見ていたからすごい違和感を覚えた。
さらに気になったのは、吉祥寺店の糸売り場のところ。
20代の頃から糸を色んな店で見てきたからこそ余計と酷いと感じたのかもしれないけれど、本当に糸が汚くて売り物として置かれているとは思えないすごい雑で酷い置き方をされているコーナーがあった。
外のフィルムが最初からなかったのかどうかはわからないけれど、それならそうと埃が付かないように気をつける手立てなんていくらでもあるだろうに、よりにもよって一番下の方に適当に追いやられていて、しかもその糸メーカーのものこそ私が今回試しに買ってみたかったものだったからもう残念でしかなく、もちろん買わずに帰ってきたけれど、そういう細部に店員さんたちの目が行かないことにただただ驚きでしかなかった。
品揃えは良いしビル自体も綺麗で蒲田本店の昭和みたいな感じからすると吉祥寺店は綺麗なんだけど、とにかく人が無機質な人が多いのと、全然品物や取扱品に情みたいなものが感じられないのと、色々粗雑な感じなのとが入り混じって、残念な気持ちがどうしても残ってしまった。
(追記)次の機会に行くユザワヤの大型店舗がどこにあるかを調べようと思って、何日か前とあるサイトを見たら吉祥寺店が出てきた。ある方が丁寧に説明してくれて知ったことだけど、吉祥寺店というのはしょっちゅうレイアウトを変えていて色々新しい物を取り入れたり季節ごととかで打ち出す物を変えたりしてるらしく、それを知ってからの店員さんの接客を思うとまぁさもありなん…とは思った。でも上に書いたことは私の率直な感想だからこのままアップしようと思う。
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そのユザワヤの後に向かったのは、今回下調べしておいた個人店的な手芸店。
行きたい店たちを地図に書き込んでいたから、パッと見て1つだけ他とは位置が違っていて、ヨドバシカメラの後に向かうとちょうど良い塩梅になるところで、そこをまずは目指した。
で、目指す場所のビル(1階が小さなテナントが幾つも入っていて、2階より上が一般のアパートかマンションみたいな建物)に着いたは着いたけれど、お目当ての店が見当たらない、2回3回とぐるぐるビルの周りを歩いたけれどない。
その場で店の情報を調べるべく携帯で名前を入れて調べると、「営業中」とはなっていて、住所も多分私が今見ているこの建物だよねというのはわかった。
でも見つけられない。
その情報の一部に、わかりにくい場所だから迷われたら直接お電話くださいみたいなことが書かれていて、これは買う物が無い時を想定すると一か八かの賭けだったけれど、毛糸関係だから何かしらは買えるだろうと踏んで電話をかけてみた。
すぐに留守電に切り替わる音がして「あ、やってないかも」と思ったらすぐに男性が電話に出て、その時点でも「なんか間違えたかも」と思ったけれど、とりあえず今店が入っていると思しき建物の前にいるけれど店が見当たらない旨を伝えたら「何が見えますか?」と聞いてくれて、花屋だとか床屋だとか説明したら、そのまま建物の周りをぐるっと回ってきてください、今僕も店の前に出ますと言われてとりあえず言われるがままに進むと、隣りの建物と隣接していて私的な区域かと思って立ち寄らなかった奥の方に店はあって、無事辿り着くことができた。
しかも私の8畳の部屋よりも狭そうな小さなお店だったけれど、入った瞬間から「あ!この店好き♡」となったくらいに良かった。
その店員さんも私より年上だろうことはわかったし、店長と呼ぶ人がいるということはその方は従業員ということになるけれど、力の抜けた感じがとても良くて、ユザワヤで散々な接客の後だったから身に染み入るほどその店員さんが人間的で感動した。
店員さんは自由にゆっくり見てください、と言ってカーテンの奥に引っ込んで、途中また顔を出して商品の説明をちょうど良い分量でしてくれて、本当に良かった。
編み物もできないわけじゃないけれど、毛糸を買っても次いつ編み物をするかわからないのと、刺繍をやれそうな細さではあったけれどこちらも刺繍するのいつかな…と思って、だから当初はたくさん買うつもりはなかった。
1つの糸といくつかの個性的なボタンで終わりにするつもりでいた。
けれども、店員さんが途中出てきて説明してくれたおかげで、私はとある種類の毛糸にとても興味を持った。
その毛糸は店員さんの説明通り、パッと見は1色なんだけどよく見るといくつかの細い同系色の糸を混ぜ合わせて1本の毛糸にしているもので、それはもう日本国内で1社しか作っているところがなかったけれども、手間もお金もかかる上に採算が合わないということでその毛糸の製造をやめてしまって、だから今うちで扱っている在庫分で終わりですということだった。
それ聞いたら「もう巡り会えない毛糸なんだ」と思って、手があれよあれよと選んで最終的に4つの違う色を買ってきた( ̄∀ ̄;)。
店員さんに今日新潟から日帰りで来たと言ったら、見附(みつけ)や五泉(ごせん)は仕事で何回か行ったことあるという話や見附にある某ニット会社がやっている実店舗の話なんかもして、色々盛り上がった。
レジで精算する時なんかは、私が買おうとしたボタンの値段がわからなくて、店員さんが最初は「店長がそのうちくるから確認します」と言っていたけれど来ないから「大体このくらい」と言ってどんどん値下げしてくれて、すごく安くしてくれた。
さらにオマケも付けてくれて、自分じゃ絶対に手に取らないタイプの変わり糸をもらってきた。
さらには、今のレジ袋削減の世の中でとても可愛い紙袋に買ったものを入れてくれて、紙袋の模様が可愛い♡と言ったら、それは1枚1枚店長がスタンプを押していると教えてくれて、このお店は本当に色々と心や気持ちを込めて物を販売しているんだなとわかった。
あきらめずに電話をかけてまで訪ねて本当に良かったと思った。
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毛糸の店を出た後、そろそろ昼飲みに移行しないと中休みの店は閉まって飲めないかもと思って、昼飲みをした。(で、昼飲みの時のことが冒頭に書いたこと)
その後は次なる手芸店たちを目指して毛糸店とは反対になる方向に歩き出して地図にある店たちを探した。
その中の1つ、CHECK & STRIPEというマダムたちが通いそうな手芸教室併設のリバティ取扱の手芸店に行った。
人生で初めてじゃないかと思う、◯◯円以上お買上げのお客様にノベルティをプレゼント、みたいなのに当たったの。
電化製品とか何かの申込系とかそういうのはあっても、手芸関係でこういうノベルティは初めてだった。
しかも、ノベルティは私が少し前からチェックしまくりのリバティ柄のスケジュール帳だった。
今回は3000円以上でカレンダー、そして6600円以上でリバティのスケジュール帳だった。
3000円はクリアしてカレンダーはゲットしていたけれど、店員さんが電卓で金額を見せてくれながら「あと600円ほどの買物でスケジュール帳もお渡しできるのですがどうなさいますか?」と聞いてくれて、私はレジを一旦止めて600円くらいになるものを探した。
ぐるぐると店内を周りながら、確実に使いそうなものでそして600円を超えるものを探した。
ようやく1枚のリネンの無地の生地を見つけて、それをレジに持って行って、無事に小さなスケジュール帳をゲットした。
手芸関係でおまけのノベルティをもらったのは初めてで、なんだかとてもウキウキした。
これにはまだ後日談があって、その時に買った2つのものを私は珍しく早々と使った。
1つはウール地の生地。
2018年を目前に控えた2017年の冬、私はニトリで膝掛けを買った。
ニトリのNウォームだったか、とにかくNがつくシリーズもので本当に暖かい。
その膝掛けをずっと職場、当時はイケメン上司がいなくなった冬の職場だったけれど、それ以降仕事で使っていて、今のところでも毎年使っていた。
去年あたりから内側の起毛の部分がゴワゴワして汚く見えることが気になったけれども、それでも保温性や機能は変わらないからずっと使っていた。
本当に気に入っていて、私は新調するよりも裏側に何か布を付け足して使い続けたいと思った。
幸いにして表の柄面の素材はふわふわのままでこれが何年も使われたものだとわからないから、とにかく使い続けるために裏側の補修が必要だった。
ユザワヤで目を付けていたものもあったけれど、こちらの手芸店で出ていたウール地に一目惚れして、縫うのに扱いやすいかいまいちわからなかったけれどもまぁなんとかなりそうと思って、それをセール特価で買ってきた。(←これだけなぜかセール価格で出ていて、そして手が出せる範囲の金額だったのも大きい)
職場に持って行く必要があったから、わりと早くに裁断して縫い始めた。
初めてウールを縫ったけれど、普通に縫いやすかったのと、そもそもが膝掛けの分厚い布に刺すから縫い目が全く見えなくてとても綺麗な仕上がりになった。
しかも実際に使ってみて、元々ニトリ製品の保温効果抜群なところにウール地も加わってさらに温かくて、感動しまくりな温かさを日々体感している。
これはとっても良い買物だった。
もう1つは店内に飾ってあるクリスマスオーナメントの手作りキットだった。
自分で作って店内に持ち込めば、店内に飾ってもらってさらには返却時に500円の商品券と引き換えとあった。
ただし商品券は1月末までの期間限定で、それまでに東京に行ってさらにまた物欲スイッチの嵐の吉祥寺に行くというのはあまり現実的じゃないなと思った。
思ったけれど、気にもなっていて、まぁあとは自分の気分に任せようと思った。
そうしたら、週末に何冊かの手芸本を見て、私でも出来そうな形のクリスマスデザインを見つけて、布をチョキチョキして縫い合わせて、刺繍して…と途中までやった。
途中休止して、なんなら中に詰める綿がないから(家にあるはずだけど見当たらなかった)ストップして、このまま終わりそう…と思ったらまた急にスイッチが入って、綿は100均で買ってきて残りの作業を進めた。
できあがったものを見てから送る送らないは考えようと思った。
書き忘れたけれど、郵送で応募もできるのかをわざわざ店に電話して聞いたんだった。
作り方もわからなくて頭の中で「多分こうする」のこうするをやりながら何とか形になって、ひっくり返して綿を詰めてみたら、悶絶級にかわいくて1人鼻息荒く大興奮した。
「送りたい」と思った。
1月の天気が読めない時期に東京に行くのかかなり迷ったけれど、そうだと思ってできあがった手作りノエルにお店に飾られたいかどうかをペンジュラムを使って聞いた。
ノエルは行きたいらしい。
何回か聞いたけれどやっぱり行きたいだったから、私は青空が広がる木曜日の昼休みに郵便局に行ってレターパックライトで出してきた。
今年から毎年1つずつクリスマスの飾りを作るその第1号は、今回の手作りノエルで、本人の希望で今年は吉祥寺で活躍することになった。
いつの年に作ったかわかるように裏側には「23」の刺繍を施した。
来年からは家の中に飾られる。
良い思い出を1つスタートさせて、これから先毎年1つずつ新しいストーリーを作っていけるのはとても楽しみ♪
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ということで、他にも色々あったけれど、とりあえず今は来月の東京行きの計画をひっそりと立てている。
年に1回ある手作りマーケットみたいな大きなイベントがあるとわかって、土日で行ってもいいなぁと考えてもいる。
今回日帰りで行ってみて、日帰りだとバタバタで時間もあるようでないとわかったから、時間と体力とお金が許す時は2日間で行ける方が時間はたっぷりあっていいなと思う。
あとあと、今回回りきれなかったり欲しいけれど買う買わないを迷って買わずにきたものでやっぱり欲しいとなっているものを見に行けるのもいい。←物欲がないとかいう話はますます詐欺疑い( ̄∀ ̄;)。
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