2022/12/02(金)
午後から早退した日の話。
昼休み、いつも通り自分の席でわっぱの弁当箱を広げて食べた。
朝作った大根菜のチャーハンと、料理がプロ級に上手な友人ミッチーから教えてもらって2日前から仕込んだ塩おでんの大根と鳥モモ肉と昆布とたまごを持って行った。
机の引出しに常備しているインスタントの味噌汁も飲んで、さらにはその後チョコも食べて、この食欲どうしようかと思いつつのんびりとしていた。
昼休みに同子(どうこ)ちゃんが来ることはないけれど、わざわざ来て何かと思ったら、「ねぇ見て!外すごいよ!!!」と言われて、部屋中電気を消して暗くなっている室内の数メートル先の窓を見たら、もさもさと雪が降っていた。
(ΦдΦlll)(꒪ꇴ꒪〣) (ΦдΦlll)(꒪ꇴ꒪〣) (ΦдΦlll)(꒪ꇴ꒪〣)
えっ、どうした!?と思った。
予報では湯沢とか妙高というスキー場が充実している地域はたしかに雪だるまの天気予報だったけれど、長岡はずっと雨になっていた。
それに朝の新聞でも雨予報だったのに、確実に雪が数センチ積もりそうな降り方の大きなぼた雪だった。
雨雲レーダーや1時間ごとの天気予報でも雪は降らないことになっているのに、窓の外は確実に雪。
夕方までずっと何かしらが降る雨雲レーダー、イコール雪の可能性もあると察知した。
スノータイヤは週末に替えるつもりでまだ替えていない。
仮に雨に変わったらラッキーだけれど、このまま中途半端に降って道にも積もったら普通タイヤでの運転なんてしたことないからわからない。
ネットによると1〜5センチくらいは普通タイヤで行けなくもないとあったけれど、そんなことしたことないしあまりにも怖すぎる。
しかも降り方が一番ダメなタイプで、絶対に除雪車が出るほどの降り方はしない。
融雪パイプで水を道路に出して雪を解かすタイプの道はまだ良いけれど、それ以外は基本除雪車対応で、でもこんな少量じゃ絶対に除雪は出ない。
どの道から行ったとしても必ず登りも下りも坂道(峠)がある。
降り続いたら帰れないし、バスでは帰れてもまた週末に車を取りに来てさらにはタイヤ交換もするなんて、考えただけでゾッとした。
カレンダーを見て日数を数えた。
今月の稼働日は21日。
給料はきちんと入る(先月のコロナ欠勤をカバーできるほど)。
しかも安全に帰れるかわからないことを気にして残りの半日を過ごしても嫌だから、午後は帰ろうと決めた。
部長にありのまま、スノータイヤにまだ替えてなくてこのまま降り続けられると家に帰れなくなるから帰らせてくださいと言って、早退してきた。
祈るような気持ちでもさもさと降る雪のさなかを運転して、なんとか無事に家まで帰ってこれた。
テレビ点けたら、ちょうど日本対スペインのワールドカップの録画を流していて、それを見ておやつを食べたり宅急便を待ったりした。
そうこうしているうちに、雪が雨に変わっていた。
突然思い立って、さっさとやってしまおう!と考えて、今金沢にいる両親から頼まれた荷物と姪っ子1号に買ったすみっこぐらしのパジャマを今日これから送ろうと思って準備を始めた。
姪っ子に簡単に手紙を書いて、もろもろセットして郵便局に荷物を出しに行った。
せっかく出たからと思って、スーパーで今宵飲むためのビールを買おうと思った。
スーパーの駐車場に車を止めて、ふと「しまむらも行こうかな」と思った。
(しまむら=庶民の味方な全国展開の衣料品店)
もちろん買うつもりはないけれど、ペンジュラムはYESと言っている。
せっかくの平日の午後休みだからと思って、しまむらにフラフラと入って行った。
10月に東京に行く前に寝巻を新調しようと思ってそれで最終的にしまむらで1枚買った時に、めちゃくちゃ気に入った花柄の膝丈前後のブラウス、チュニックだったか名前は忘れたけれど、そんなのを見つけて、なんと私は色違いで2枚、さらにそのうちの1枚はもう1枚、合計3回に分けて3枚買った。
『リンネル』というファッション+生活の雑誌があって、それとしまむらとでコラボした商品だと知った。
ちなみに、しまむらは各デザイン各サイズの入荷数が決まっているのか、基本的に同じデザインの同じサイズのものが何枚もあることはなくて、見ていると大概1デザインにつき各サイズ1〜2枚という感じで、それでものすごい速さで中身が入れ替わるからあまり人とかぶることもない。
3枚買ったのは全く違う日の違う店舗で、気に入ったブラウスはもうシーズンオフでセールになっていて、だからどの店舗にもあるのとは違っていて、あった時に買った関係で色違いやサイズ違いを手にした次第。←ちなみに3枚とも最低2回は袖を通した、この1ヶ月半くらいで。着心地が良いのと綿なのにシワにならずアイロン掛けしなくても済むのと単純にデザインが気に入っているのとでハイペースで着た(笑)。
すごい余談だけど、何年か前にテレビで見て初めて知ったのは、しまむらという会社は自らが各メーカーに協賛をお願いしているのではなくて、基本的に各メーカーの営業の人たちがしまむらに出向いて「うちの商品を置いてください」と言って取り扱っていることがわかった。
しまむらに行くとわかるけれど、例えばわかりやすいところでadidasとかMIZUNOとかいうメーカーの商品が信じられないような最低値みたいな感じで出ていて、そしてさらにはものがしっかりとしている。
うちは父も母もそれぞれ別々の繊維関係の仕事に就いていた関係も手伝って、布や服の見方を子どもの頃からけっこう鍛えられているところがある。
扱いやすい生地だとか縫い目とか諸々さっと見てわかるものは普段から見る癖がついてる。
ちなみに父と母いわく、ユニクロは最強らしくて、繊維業界ではどこも敵わない戦略とクオリティーでやっていると言っていた。
たしかにユニクロの商品たちはものすごく適当に洗濯機に入れて回しても、基本廃(すた)らない。
しまむらで買うものたちもそうで、本当に布が強くて長持ちする。
だからどうしても服関係は値段が高ければ高いほどそれに見合うクオリティーを求めがちで、だけど大体高いものに限って布が弱かったりやたらとケアが必要だったりして、私のように家事適当人間には維持管理の労働力に見合わなくて、よほど気に入るとかでもなければ超オシャレな服は基本手を出さない。
話が逸れたけれど、さして期待もせずにフラフラとしまむらに入ったら、リンネルとコラボしているアイテムの冬バージョンがあって、それが可愛くてイチコロになってしまった。
ちなみに寝る時の恰好でそのまま外に出ているから←誰にも会わないのをいいことに強気すぎる堕落ぶり、服なんて買う予定もなかった。
でもその服はとてつもなく可愛い。
さらに言うと、こんな基準で服を選ぶ人が他にもいるのかわからないけれど、私の中でわりと大切な基準の1つに5キロ前後体重が増減しても着れるものというのがある。
体重の変動がいつの時もあるし、平気で5キロ10キロ単位で1年2年の中で動いたりするから、その時その時の体型に合わせて買うと大変なことになる。
だからそういうことも見越して基本は選ぶ。
その点でも申し分なかった。
中にどのくらい着れるかを知りたくもあって、近くにあった中に着るタートルネックのシャツも持って試着室へと行った。
着る前にペンジュラムに聞くと「買う」と言う。
タートルネックは買わないけれど、秋冬春と着れる方の服はYESだった。(←基本的に、春夏秋か秋冬春の3シーズン着れることも私の中でとても大事なポイント)
試着してさらに可愛さがわかって、これは買おうと心が決まった。
早退した分は欠勤でお金が入らないのに、その時間でお金を使うとは滑稽なのとなんだか可笑しいのとで、まぁ気に入ったのは間違いないからこれで良し!と即開き直った。
隣りのスーパーには思うような飲み物がなく、そうだ!ともう1つのスーパーに行くことにした。
それぞれ置いている種類が少しずつ違うから楽しい。
そしてそちらにしか置いてないとろけるチーズの買い置きを忘れたことも思い出して行った。
まだ5時前なのに値引シール祭りをやっていて、今宵のあてにピッタリなスモークサーモンや来週のお弁当に使える鮭の西京漬とかを半額でゲットしたv( ̄∀ ̄)v。
その後お酒専門店に行って、ビール2本と甘めのりんごチューハイ買って家路についた。
これから飲めるー!と思ったらテンションダダ上がりで、洗い物もスイスイと済ませて、お風呂を準備して、そしてこれを書いていたら1時間近く経ってしまった(苦笑)。
どうでもいいことだけれど、リンネルのことで思い出したことがあったから小話をひとつ。
私がリンネルという雑誌を本当に手にして読んだのは、なんとドミニカ共和国でだった。
リンネル大好きな女の子と仲良くなって、その子は日本にいる彼氏が毎月リンネルを買って送ってくれるという超素敵ストーリーを持っていて、その子から借りて読んだのが最初だった。
今は連絡を取り合ってはいないけれど、30手前の当時、新しく人と知り合えて仲良くなれることが本当に嬉しかった。
なんなら泊まりにも行かせてもらって、2回か3回くらいお世話になった記憶がある。
彼女の一人暮らしの家の素敵なインテリアやそこでパジャマパーティーのごとく色んな話をしたこと、どこかの屋台的なファーストフード的な食べ物をそこで食べた記憶もある。
雪を理由に早退して(ちなみに社会人になってから初!)、服やらお酒やらつまみに代わる材料なんかを買って、リンネルの思い出を思い出してホクホクしたり、なんだかこういうのいいなぁと思った。
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