年長の姪っ子がジジババ(父母)とやってきた。
今年の年始め頃から、妹夫婦が金沢でパン屋をオープンさせたことから、義弟のお母さんとうちの両親とが大体2ヶ月ずつくらいの間隔で交代で金沢に滞在して、孫守りから身の回りのことまで色々お世話している。(義弟のお父さんはまだ現役で働いているから、少しだけ顔を出せてもガッツリ滞在はできない。)
で、今現在はうちの両親が行っていて、この度お彼岸だから新潟に帰省するという、なんだかよくわからない理由で帰ってきていて(たしかにお彼岸の時は団子作って仏壇にあげたり市内の唯一の親戚宅に菓子折りを持って行ったりはしているらしいけれど、それがそこまで重要なのか私の目からはわからない)、そこに姪っ子もくっついて一緒に来ている。
元々乳児の頃から1週間から2週間の長期滞在をしていたし、今年のお盆には人生初の妹夫婦抜きの本人だけがジジババと一緒に新潟に来て3日過ごせたことで大丈夫と本人もわかり、それで今回も本当は来る予定になかったけれど最後は大どんでん返しで来ることになった。
ちなみに、お盆の時も直前まで行かないと本人は言っていたけれども、最後は「ほいくえんやすむ」と自ら妹たちに申告してそれで本人だけ一足先に新潟に帰省することになった。
合計6日ほどいたかと思うけれども、6日分とは思えない大量の荷物(おもちゃが7割)と共にやってきた。
で、今回は妹が10数回聞いても「行かない」と本人は返事していて、来ない予定だった。
だから私も有休申請はしなかったし、3連休の後は普通に仕事に行く気だった。
ところが妹から電話きて、今日はベーグルがたくさん余ったからベーグルをうちの方にたくさんあげてもいいかを聞かれて、私は二つ返事でありがとうと言って、その後今回姪っ子が残ることにした理由を説明された。
「本人いわく、1つは習い始めたばかりのバレーが月曜日にあること、2つ目は動画が見れないこと、3つ目は今回火曜日か水曜日に保育園でお月見ということで丸いお菓子が出るから保育園に行きたいこと、だから行かないんだって( ̄∀ ̄;)。うちら的には行って欲しいんだけど、本人ががんとして譲らないんだよね」
ちなみに動画なんか見れなくても(うちはWi-Fiないから、基本的に動画は見せない。見たら最後、私が自分の携帯に課金してネット回線量を増やすしかなくなる)本人は前回も全く気にせず、なんなら16時間昼寝無しでごはんとお風呂の時以外はずっと遊び通しでもAllアナログおもちゃでへっちゃら(大人はグッタリ)だったりする。
それは真ん中の妹がつい先日金沢に行った時もそうで、その時はWi-Fiあろうと関係なくオール遊びで多忙だったらしい。
だから、さすが5歳児、謎の思考回路と謎の天秤にあれこれかけて、行かない選択をした模様だった。
妹が「史子が直接本人に行く?と聞けばもしかしたら気が変わるかもしれない」と言われて、ベーグルの話はそこそこに姪っ子と電話越しに会話した。
「さや来ないの?」
「うん、行かない」
「ふみこ、さやと遊ぼうと思っておもちゃ用意しておいたんだけどね」
「いく!!!」
「えっ( ̄∀ ̄;)?」
「さやいくね♪」
と交渉などほぼほぼなく、速攻で決まり、そしてその後速攻で大量の荷物が用意された模様だった。
妹と私とで、今回は5回お泊まりするから、その間ずっとお母さんもお父さんもいないから、やっぱり行かないって気が変わってもいいんだからね!、と念には念を押した。
ちなみにお盆の時は3日前からルンルンで準備していたのに、いざ行くとなったら号泣して、大人4人で今行かなくていいと説得にあたっても本人が「いく!」と泣いてるくせにそのように言い続けて、それでやってきた経緯があったから(ちなみに人生初の本人一人旅)、今回もどうなっても大丈夫なように最後まで行かない選択肢ありきなのは本人に言った。
けれども、その後マッハで準備して今は私の横でゴロゴロ転がりながら寝ている。
ちなみに母いわく「今回は出てくる時泣かなかったけれど、本人は『あくびしたらなみだがでちゃった!』と言ってた」とのこと。
多少涙がポロリしていたらしい。
そんなこんなで姪っ子がやってきて、これから23日までいる予定。
仕事は火曜日行って水曜日は休みを取ることにした。
幸いにして仕事も落ち着いている。(本当に金曜日にちょうど1つ大きな山が片付いた。)
今回もフルパワーなのは姪っ子1人で、夜寝る時なんかは電気を消してからもなぞなぞをして、私も眠すぎて問題すら考えられなくて、それでそうこうしているうちに姪っ子も私も寝落ちした。
「時計は時計でも、順番を変えると時計じゃなくなるものってなんだ?」
こういうのがいけるようになった。
ちなみに答えは「毛糸(けいと)」。
夜寝る直前にこんなに頭を動かしてどうする?みたいななぞなぞをする。
さらにその前には私が子どもの頃買ってもらったあいうえおの絵本で、またもやウォーリーを探せ的なスタイルの問題を出し合った。
「このほんのなかにへんなかめがいます。どこにいるでしょうか?」
姪っ子はゲラゲラと笑っていて、私は超絶眠い中、重たい絵本を持ち上げてそれでくまなく探した。
3往復はしたと思う。
どうやっても見つけられない、そんな時に姪っ子が言った。
「へんなさるだよ!」
「Σ(꒪◊꒪; )))) ?さる?えっ、かめじゃないの?」
「うん、ちがうよ。さるだよ」
と、まさかの答えはさるで、眠たいし本は重たいしの中で最後まで予期せぬことだらけだった( ̄∀ ̄;)。
ちなみに買ったおもちゃは百均、季節外れの超特価100円の水鉄砲で何もありがたいものなどない。
それでも1つ1つ喜んでくれるわけだから、相変わらずその辺りは子どもらしい愛嬌の良さを発揮していた。
まだまだ相変わらずごっこ遊びも他の2歳以前からハマっていた遊びも引き続き苦行のような遊びがこれからの数日で繰り広げられるだろうけれども、今回ばかりは「もう来年は微妙だな…」と感じているから、こちらもありったけの労力を注いで楽しもうと思う。
秋や冬に金沢に行って妹たちと過ごす計画が上がっているけれども、金沢だとバタバタするしそこまでゆっくりと遊んでもいられない。
正月は帰ってこないから、次新潟に姪っ子が来るのは来年の夏休みなんじゃないかなと思う。
来年は1年生で、今以上に頭も口もよく回って、でも今みたいにはもう近いうちに遊ばなくなるだろうと思う。
だから、今回が本当に朝から夜遅くまでわけのわからないごっこ遊びをする最後の時かもしれない。
それはなんだかとっても寂しいことで、もう生涯の中で今の5歳の姪っ子には今しか会えないんだなとひしひしとしんみりと感じている。
ちなみに全力でごっこ遊びしている時はそんな余裕なんかなくて、「いつ飽きてくれるだろう…」とそんなことばかり考えそうな自分も想像できる( ̄∀ ̄;)。
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