毎日何の訓練か知らないけれども、とにかく事件は起きる。
明日また事件を自ら起こそうという予定。
起こしたいのとは違う。
だけど、すでに条件が揃ってしまったから、何も起こらないという風にはならない。
とりあえず、明日がその系統の事件第1回目の予定で、まだ様子がわからないからどう転じるかは未知数。
何をするのかと言うと。
英訳をした。
それはいつものことだから何ら変わらない。
変わるのはこの後。
そもそも超マニアックな内容だから、いつも日本語読んだところでわからなくて訳せないから、担当者たちに説明してもらう。
問題はそこから先。
説明を受けると、おおよそ最初の原稿の日本語とは全く違う言葉で説明される。
例えば。
「退避する」という言葉があった。
想像するに、危険を避ける行為なのかと思った。
過去の英訳を見たら、どうやら「部品を退避する」というのは「部品を隠す」ことらしい。
まぁ退避から連想して隠すもわからなくもない。
危険から身を守るために隠れる、うん、なんとなく通じなくはない。
それで隠れるについても過去の資料を見ると2つ英単語が使われていたから、これは聞かなきゃその差はわからないということで担当者に聞いた。
なんと。
「退避する」は危険から身を守るでも隠れるでもなく。
「元の位置に戻す」
だっという( ̄∀ ̄;)。
Σ(꒪◊꒪ )))) ?
説明を聞けば聞くほど、それは危険から身を守るのでも退避するのでもはたまた隠れるのでもなく、元の位置に部品を戻すことだった。
で、英訳は忠実に「部品を元に戻す」にした。
まさか隠すだの退避するだのとは書けない。
しかもそれは今後最大10か国語以上に翻訳される可能性があるとなれば、尚のこと「元に戻す」にしておかないとやばい。
他言語に訳された時、確実に意味が変わる。
意味が変わるだけじゃなく、誤訳されて正式な内容が伝わらない危険もある。
だからきちんと説明された内容の方で私は英訳して出すしかない。
困るのはその後。
英訳も技術的内容が合っているのかどうか定かではないけれども、そもそもの日本語の原稿が不完全な状態になっている。
で、年明け2週目早々に、そうしたことも踏まえてどう対応したら良いかを部長と女上司と話した時があった。
部長からで、そういうことを末端の一技術者と一英訳者同士だけで話をして決めるのはよろしくないから(そりゃそうだ)、そうした事態が生じた場合、技術者側の上司も巻き込んで話をして、日本語の原稿も必要に応じて変更するなり部内で確認して訂正するなり、必要な対応をすることにしようとなった。
今回は(も)退避するだけじゃなくて他にもいくつもあって、これは間違いなく審議会コースの内容となる。
とまぁここまでは百歩譲って仕方ない。
だけど今回原稿を書いてきたのが、会社の役職名が一般の会社の何に当たるのかわからないけれど、言うなれば課長か課長補佐あたりの人。
その人相手にその上司も呼んで原稿の内容の審議会的なことをするなんて、世も末だと思った。
課長と部長かそれ以上の役職者と一派遣が話し合うなんて、色々おかしすぎる\((◎_◎))/
しかもこの道何十年の技術者なわけで、日本語の訂正を求めるというのは相手のプライドを傷つけかねない。
いくら正しいことをするにしても、やり方を間違えると(すでに色々間違えてる気がする)、超最悪な結果を招きかねない。
だからやり方は若干汚いけれども、部長に資料を見せて「その方の上司の方にも同席いただいて日本語の見直しをお願いしたらいいですか」と聞いて、部長が何かしら指示を出した後に「実は相手は課長なんですが、その場合どなたにその検証を頼んだらいいんですか?」と、相手が誰なのかは最後に言って、それで指示を仰ごうと思う。
本当に嫌な役割だけど、私は協調性がないでも会社に余計な仕事を増やすから困るでも、越権行為甚だしく会社の統率を乱すでも、もうどんな理由で首切られても構わないから、必要な対応はいくらでもしようと思う。
社内の関係はわからないけれども、大概の人に対して指示ができる立場に今の部長はいるようだから、そこは何とかなるのかもしれないけれど、まぁ間違えても積極的に首をつっこみたい話とは違う。
これが社内だけの資料ならこんなこと部長に確認するとかしないけれども、これが要はお客さんの元に渡る資料だから、不誠実なことはできない。
打診して無いことにされたとしても、それでも構わない。
とにかく確認して、それこそこんな責任のかかったものを私の一判断で黙るのは絶対に違うから、言うだけ言ってあとは上の判断に倣おうと思っている。
日々事件簿はネタが途切れない( ̄∀ ̄;)。
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