今日(12/2)から仕事スタート。
週4で2時間の残業、1日10時間が週4回…(ΦдΦlll)。
月ー金フルタイム+弁当週5。
しかもひたすら入力・入力・入力。
占星術クラスメイトのノムに
「1日10時間の瞑想をしろと言われてもできないけれど、そこに行って1日10時間瞑想すると思ったらいいんじゃない!?しかも(仕事に)集中するから、そこからまた新しい回路が生まれて、ぶっしーの他の人のメッセージをキャッチする、その能力の一助に絶対なると思うよ!」
と言ってもらって、ようやく仕事に対して明るい側面を少し見れるようになってきた。
駐車場に守衛さんがいる会社で、朝の出勤時、他の人たちと同じように入って行ってしばらくすると止められた。
そりゃそうだ。
不審者と変わらない( ̄∀ ̄;)。
事情を説明して、そのまま駐車場に待機させてもらった。
爽やか人懐っこい派遣会社の所長も到着して、手招きされたから車に乗った。
私はもう職場に送り届けてもらっておしまいかと思っていたから、なんで車に乗るんだろう?と思った。
まだ待ち合わせの時間まで少しあるからかな?なんて思った。
車に乗り込むと所長は言った。
「武士俣さん、提案があるのですが…」
うん?提案?
これから仕事に行くのに何の提案!?
もしかして「残業はやっぱり大変かと思うので、無理して受けなくてもいいです」とか。
←心の声( ̄∀ ̄;)。
所長は言った。
「あのですね〜、急なんですが」
(心の声:「急」って何!?)
「武士俣さん、英訳の仕事のお話をいただいたんですが、どうですか?」
「えっ!?どういうことですか?」
「うちも先週の金曜の夕方に話をいただいたばかりなんですが、まぁ今回武士俣さんはそもそもシステムの方のExcelの入力のお仕事としてこれから入ることになっていたんですが、企業さんの方で英訳事務の方が急遽辞められることになって、それで武士俣さんの経歴シートを人事の方が見られて、武士俣さんが英語ができると知ってもし良ければどうですか?と話をいただいたんです。武士俣さんどうでしょう?」
「そちらに変更も可能ってことですか?」
「企業さん側は是非武士俣さんが興味あればそうして欲しいそうです」
「いいんですか?」
「では、そちらを希望するということでいいですか?」
「ぜひ」
そのように言われて、またもや立派な社内に入ると、先日の人事の女性の方と社員食堂の説明の時だけ笑顔を見せてくれたおじさんとが出迎えてくれた。
おじさんもにこやかだった。
育休の代替と聞いていたけれど、実際に今別の人が入っていて、その人が家庭の事情で辞めることになって、それで来年のゴールデンウィークまでの間人が必要とわかった。
しかもそのポジションは、社内でどうやら1人だけで、その人が辞められるとその超重要なポジションが空いて、でもそれはある意味技術職で誰でもいいわけじゃないから、企業側も先週の金曜に慌てて派遣会社数社に問い合わせたようだった。
その時にこれもたまたまの話で。
そもそも私が今回派遣会社に連絡したのは、別の会社の英訳事務に応募したくて連絡した。
そこに申し込むにあたり、英語の実務経験のない私は、友達の大学院レベルの医療の論文の英訳を手伝ったり、東大受験の子の英作文を添削したことを自己アピールのために書き加えてください、とお願いした。
それぐらいしか実務に匹敵するようなものがなかった。
だけどそこの会社は、部署編成があって、最終的に私の申し込んでいた仕事はキャンセルになった。
その直後にこのExcel入力の仕事の話が来たから、その時の経歴書をそっくりそのまま渡されて、それでその書類が企業側に残ったままだった。
最も企業側は私の経歴には全く興味がなくて、4人も臨んだ企業見学という名の面接のような時、私は自分の経歴は何も聞かれず、ひたすら残業できるかだの、土曜勤務は大丈夫かだの、単調な作業だけど大丈夫かだの、そんなことしか聞かれなかった。
まぁ短期の即戦力が欲しくてきた話だったから、そんなものだと思っていた。
ところが先週の終わりになって、いきなり欠員が確定して、しかもその企業の一工場兼営業所には何百人といる中で、そのポジションだけは1人しかいない。
聞いたら製品にまつわる取説的なものを英語に訳すもので、時々突発的に発生すると、既存のものはいいけれど、そうではない新しいものになると、ある程度の英語の知識がないとやれないらしい。
だから企業も慌てて求人を出して、でもそんな都合良く5ヶ月だけの英訳できる人を探すのは至難の業のようで、それがたまたま今回私のあれこれすったもんだによって、私の経歴書にはたまたま英語の記載があって、それで目に留まったとのこと。
それでどうやら同時進行で私にオファーを出しつつも、派遣会社数社にも問い合わせを出していたようだった。
私もそんな展開想像してなくて、本当に驚いた。
入口入ってすぐに小さな面談スペース、と言っても1つあたり6〜8畳は広さのあるものが2つないし3つある会社で、そこにまずは通された。
そして改めて簡単な仕事内容の説明をまずは企業側から受けて、私がするしないを聞かれた。
派遣会社の所長が「是非ともそちらのお話で進めさせていただければ…」と私の代わりに返答した。
人事のお二方は「うちとしても、是非にも引き受けていただけると本当に助かるので、わたくし共を助けると思ってそこをお願いできたらこの上なくありがたいです」と言われた。
ということで、とりあえず所長は退出して、広い社員食堂に移動して人事の女性とおじさんから業務説明を別途受けて、それで何とか英語の部分は知識ないけれどもやれそうだったから、よろしくお願いしますと私の方から言った。
おじさんが退席した時に、人事の笑顔が素敵な女性と2人きりになって、私の経歴書のシートのいきさつを説明した。
元々別会社の英訳の仕事を申し込んだ関係で、英語に関して追記で情報を書いたものだということ。
本来、職歴として経験のない私は、英語に関しては1ミリも書けないこと、だけどその時はその仕事に申し込みたくて、それで派遣会社の担当者の方と相談して、そのことをついでに明記したこと。
だけど、元々申し込んだ企業の仕事はキャンセルになって、それでこちらのExcel入力の仕事を紹介されたこと。
それを言うと、女性は
「これは運命ですね(*^o^*)!!」
と私に返してきた。
私も本当にそのように思った。
何がどうしたら知らぬうちに社内で1人だけのポジションが空いて、しかもよくよく聞けば、育休代替えだからゴールデンウィーク明けには私の雇用は終わる。
私も長期でやる気など全くないから(とはさすがに言わなかった)、最初からその設定なのは願ったり叶ったりだった。
担当部署の女性もやってきて、その方も本当に朗らかで気さくな感じで良かった。
突然降って湧いた話ではあったけれども、印象は最初に来た時とは雲泥の差で、最初に企業見学で「笑っちゃいけない」並みにお通夜のような面談の時はどうなるかと思ったけれども、今度のところは良さそうだった。
そうして、私は出社初日の日に急遽配置替えとなって、英訳事務の仕事の方になった。
まずは社内オリエンテーションということで、人事の女性からあれこれ説明を受けた。
途中からは社内の案内をしてもらった。
これが軽〜く20分はかかるような感じで、本当に広い社内を人事の女性と一緒に歩いた。
ロッカールームも案内してもらえたけれども、駐車場から一番遠く(多分早歩きで2〜3分はかかる)、そこからさらに自分の席までこれまた数分要する。
ロッカーは使わないと決めた。
1階は主に工場で、見たこともない機械、見ても何の機械なのかわからないものが作られていた。
そもそも何t単位のものをクレーンで引き上げる機械が天井から吊るされていて、そんなの吊るすということは、それ相応の大きなものを作るわけで、私は何冊か製品カタログも見たけれども、「で?これは何?」と相変わらず思っている。
未だにそこで作られる機械がどういうところでどんな風に使われるものなのか知らない。
人事の方が説明してくれたことでとても良かったことは、1つは「みなどこも似たり寄ったりですが、この棟のこの部分だけは他と違っていて、この小さな小屋(と言ってもコンビニほどの大きさはある)があるのはこの棟だけですから、これを自分の行く場所がわからなくなったら目印にするといいと思います」ということ。
もう1つは「これは社風なんですが、基本的にすれ違っても挨拶しないのが普通になっています。される方ももちろんいますが、されない方が多いので、そこも気になさらず。シャイな方も多いです」と。
基本、社内の1〜2割しか女性はおらず、そして男性陣も圧倒的に技術職で占めているから、愛想良くニコニコ系の人はほとんどいない、というか今のところ見たことがない。
途中からは3日目終了後に書いているけれど(毎日小さな事件簿あり)、何せ挨拶しないのが普通の職場だから、たまに挨拶してくれる人とすれ違うとそれだけで気持ちが明るくなる。
笑わない職場だと思っていたから、挨拶すること1つがいきなりポイントゲット、小さな幸せゲットという、素晴らしい環境設定になっている。
一通りオリエンテーションが終わった後、いざ私の行く部署に行くこととなった。
前回見学に行った体育館並みに広いオフィスだった。
前回は建物の奥の反省部屋みたいな暗そうな隅っこのスペースを案内されて終わったけれども、今回はそこではなく、入ってすぐのところだった。
そして、男性ばかりかと思ったら、その部署だけAll女性のみ(役職の人はまた別で、ここは典型的な年功序列系のおじさんと若そうな男の子1人)で、とてもアットホームな感じだった。
とかいうことよりも、数人いた女性の1人が声をかけてきた。
「〇〇(名字)だよ!覚えてる!?」
見たことある顔だとは思っていたけれども、なんと中学の時の同級生だった。
本気でビックリした。
未だかつて私は数々の職場で自分の知人友人にバッタリ出くわしたことはない。
大きな会社で数百人いるかとは思うけれども、彼女も彼女でこれまで誰にも知人友人に会ったことないと言っていた。
2人で大盛り上がりして、それは凄い嬉しい時間だった。
その子の中に中学の私がどんな風に記憶に残っているかは知らない。
だけど、毎日死にそうになりながらいじめを受けるために行っていたのと変わらなかった学校生活、そしてその時の私を知る人に会うのは普段なら絶対に嫌だけど、彼女なら全然大丈夫で、心を打ち解けて話せるのは良かった。
しかも、女性のみの部署ゆえに、そこは笑いもあり無駄話もありで、「笑っちゃいけない」現場ではなかったことにホッと胸を撫で下ろした。
しかも、みんな良さそうな人たちばかりで、これまで行ったことのある派遣先での女特有の意地悪い感じとかはなかった。
本気でホッとした。
しかも、そこの場所は資料やらなんやらを置くために1人あたり2畳ほどのスペースに2つの机が与えられていて、ものすごく広々としている。
私が勤務した過去の職場で、一番広いスペースが与えられている。
このゆったりスペース、そしてその分隣りの人たちとも適度に離れていて見えないのもすごく良かった。
初日、2日目、3日目と勤務を終えて、とりあえず、瞑想の時間よりも、本気の「迷走」になっている。
初日は、帰る前に、女性の上司に「迷子にならないように気をつけてね」と言われた。
私は自信満々で「今日きちんと案内してもらえたので大丈夫です」と答えた。
なのに、早速階段降りたら、見知らぬ場所に出て、とりあえず帰りそうな人たちの後について行ったけれども、途中みんなバラバラになって(いくつも出入口があるから、それぞれ駐車場に一番近い出口から出る)、あれ?どこにドアがあるの?状態になって右往左往した。
次の日はもっとすったもんだ事態になった。
朝の8時から仕事なんてその会社ぐらいかと思ったら、世の中はその時間から動いているようで、道がまず混んでた。
ギリギリ到着したのに、今度は指定の駐車場が満車で別の駐車場23番に止めるように言われた。
運転しながら探す至難の技でそこでも時間ロス。
さらには最初からバックして入らないと止められない、運転技術のない私には超難しい場所で、雨の中窓全開にして何とか入れた(窓ガラスが曇って見えなかった)。
ちなみにその日、仕事が終わって車に戻ったら、閉めたとばかり思っていた後ろの後部座席の窓が雨の中全開になっていてビックリしたΣ(꒪◊꒪; )))) 。
そんなこんなで、すたこらと社内に入ると、周りは至るところでラジオ体操をしていた。
その横を早足、小走りで通り過ぎて、そして迷路のような建物の中で、人事の女性が「これが目印」と教えてくれた建物が目に入った。
ここだここ!と思ってドアを開けて、非常階段を高さのある建物の3階まで一気に上って、上ったらまた迷子で、ここはどこ?状態だったけれども、一か八かで賭けて、とりあえず一番近い入り口に入ったら、そこが私の行く部署の部屋だった。
真っ暗い中でラジオ体操をしてるらしい光景は超シュールだったけれども、おかけで私の出遅れも目立たなくて済んだ。
私は最後の深呼吸のひとつ前の動きからラジオ体操に参加した。
ゼーハーゼーハー言いながら体操して、その後朝礼で、部署の人たちに紹介されて、「いやー、間に合って本気で良かった!」となった。
これで遅れたら洒落にならなかった。
相変わらず、色々やらかしそうになるギリギリのところにいるけれども、そこではない、初日に起こったありがたいことについて書きたかったんだった。
初日の夕方、派遣会社の所長から連絡がきた。
初日どうでしたか?の確認電話はどの派遣会社も共通してあるけれども、今回はそれだけじゃなかった。
私の急遽の部署移動によって、そして一応専門知識が必要な仕事でもあるから、所長はきちんと金額交渉を会社としてくれて、私は一気に時給が250円も上がった!
☆*:.。.٩((*⁰▿⁰*))۶.。.:*☆
しかも、残業はないわ、人も良さそうだわ、色々勉強になりそうだわで、本当に恵まれている。
多分だけど、もしこの求人が急ではなく1ヶ月以上前から出ていたものならば、私は多分採用されなかったと思う。
会社はもっときちんとした経歴の人や職歴の人を欲しかったと思う。
今月末で辞められる人は、たしかに工業英語には全く馴染みがなかったと本人も言っていたけれども、最近までアメリカで事務の仕事をしていて、英語のセンスが抜群に良すぎる。
自分でわかるけれども、足元にも及ばないぐらいにめちゃくちゃできるし、仕事も超できる。
私大丈夫か!?って感じで、会社側ももしもっと早くに知っていたのなら、きちんと人選したかったと思うけれども、あまりに急すぎて、雇用期間やマニアックな仕事すぎて、そういう人を、安定志向の片田舎で短期で引き受けてくれる人しかも専門知識のある人となると、もう選んでもいられなかったと思う。
派遣の企業見学の場で4人も誰かが来るなんて未だかつて見たことがないし(←これはExcel入力の仕事の時の話)、そもそもこの会社は何か1つ通すにしても、数人の検印が要る。
当日出たとこ勝負で物事を決定するような社風では絶対にない。
実際に初日も、本来私が行く予定だった部署は10時になっても派遣の人が来ないと言って大騒ぎになっていたようだった。
人事も伝達が間に合わないぐらいに急な話で、契約も伝達もすべて後手後手に回ってしまうぐらいの、その会社からしたらありえない展開だったと思う。
私もそんなことが派遣の現場で、しかも当日に決まるみたいな大変更を体験したのは初めてだった。
よくよく考えたら、派遣会社に企業から連絡がくる前日に、私は諸々の書類の手続きで派遣会社のオフィスに行ってきた。
その時でさえ、そこにいた誰もが私はA社のExcel入力業務に行くものだと思っていた。
それが何かの流れで(私的には「神々の審議会」絡みだと思っているv( ̄∀ ̄)v)、こんな展開になった。
新しい仕事の話はまたいくらでもネタがあるから、それは今度書くとして。
2日目も3日目も遅れそうになって(早く出ても時間がギリギリだから、もっと早く出ないといけないとわかった)、これはもしもの時にどこに電話しないといけないのか確認しないとダメだと思った。
それを隣りの席の女上司の人に聞いたら、番号を教えてくれた後に、社内の各部署の社員一覧表のようなものの存在を教えてくれた。
コピーしたらいいよと言われてコピーした。
それを出力してようやく知った。
何せでかい会社だから、派遣の契約書に出ている名前も誰が誰なのかわからない。
通常社内の担当者は大御所が名を連ねるけれど、今回は人事の女性なんだなぁぐらいしかわからなかった。
その一覧表を開いた時に初めて会社の社長の名前を知ったけれども、そこにあった。
社長の名前はまるっと忘れたけれど、漢字の3文字目がある人と同じだった。
「大丈夫」、そう思った。
部署替えも同級生との再会も時給アップもすべて思わぬ展開でそれぞれありがたいことばかりだったけれども、私はそれよりももう本当にサインさえ送られてこないことの方が静かに長く堪えていた。
ある種の依存症のようだけど、大丈夫のサインが欲しかった。
だけど、初日も2日目も何もないから、あーもう終わりなんだな、いよいよ自分1人でがんばりなさいってことなんだなと思っていた。
だけど、女上司の人が、本来なら番号さえ、しかも内線番号までも教えてくれたからそれで良かったのに、わざわざ一覧表の存在を教えてくれた。
それを見なければ知ることのない社長の名前だった。
ましてや名字ではない、名前側の方だから余計と見ない。
目に触れることすらなかったものを急遽見れることとなった。
Excel入力の仕事であったら、もしかしたら知らずに終わったかもしれない。
そちらは他の派遣の人たちもいると言っていたから、周りに聞いて終わったと思う。
今回はいるにはいるけれど、複数の派遣会社からのスタッフが入っていて、私のところは私しかいないから、それで上の人にきちんと聞いた。
しかも聞いた直後のことだった。
トイレに行こうと席を立って外に出ようとしたら、会社のオリエンテーションをしてくれた人事の女性にバッタリ出くわした。
その女性は別の部屋にいるから、普段はどの部屋にいるのか知らない。
書類を置きにきたようで、バッタリと会った。
声をかけられた。
「武士俣さん、すみません、一言大事なことを言い忘れてました」から始まって、彼女の口から突発的な遅刻や欠席の連絡先について知らされた。
本来はそのように知らされるものだった。
だけど人事の女性も忘れていて、それで口頭で彼女の名刺にある代表番号にかけて内線で所属の部の部長に繋いでもらうように説明を受けた。
もし初日にその説明を受けていたら、その数分前に隣りの席の女上司に確認することはなかったし、それで社長の下の名前を知ることも絶対の絶対になかった。
だから、私が社内の部署連絡一覧表みたいなのを見たのは、偶然と呼ぶにもかなり起こることのない確率で起こっていたことがわかった。
しかも印刷したものの、それを残りの雇用期間で使うことも見ることも一度もないかと思う。
そんなものをたまたま見たことで社長の名前を知り、それがある人との名前と同じだと知った。
その上手くできてる感じに救われながら、色々不安なことはたくさんあるけれども、多分大丈夫だろうと思えた。
人は良い人たちだし待遇も良くなったけれども、実務はかなり責任重大だと知った。
改めて書くにしても、突発的に私が英訳するのは、何百万円とする機械の設計のある部分だったりするわけで、間違いは許されない。
チェックしてくれるのは女上司の人だけれど、私の英語そのものの中身を英文法や表現法という観点から厳密にチェックしてくれる人はいない。
その事実を知った時に顔面蒼白したけれども、しかも宇宙語並みに日本語が全くわからない超ウルトラスーパー難解な日本語だけれど、1月からは私しかできる人がいないからやらざるを得ない。
めちゃくちゃ怖いんですけどー!、無謀すぎですけどー!、と思うけれども仕方ない。
やるしかない。
という仕事において、時給アップや周りの人たちの良さよりも、私にはその名前の漢字1つが何よりもの心のお守りになった。
週4で2時間の残業、1日10時間が週4回…(ΦдΦlll)。
月ー金フルタイム+弁当週5。
しかもひたすら入力・入力・入力。
占星術クラスメイトのノムに
「1日10時間の瞑想をしろと言われてもできないけれど、そこに行って1日10時間瞑想すると思ったらいいんじゃない!?しかも(仕事に)集中するから、そこからまた新しい回路が生まれて、ぶっしーの他の人のメッセージをキャッチする、その能力の一助に絶対なると思うよ!」
と言ってもらって、ようやく仕事に対して明るい側面を少し見れるようになってきた。
駐車場に守衛さんがいる会社で、朝の出勤時、他の人たちと同じように入って行ってしばらくすると止められた。
そりゃそうだ。
不審者と変わらない( ̄∀ ̄;)。
事情を説明して、そのまま駐車場に待機させてもらった。
爽やか人懐っこい派遣会社の所長も到着して、手招きされたから車に乗った。
私はもう職場に送り届けてもらっておしまいかと思っていたから、なんで車に乗るんだろう?と思った。
まだ待ち合わせの時間まで少しあるからかな?なんて思った。
車に乗り込むと所長は言った。
「武士俣さん、提案があるのですが…」
うん?提案?
これから仕事に行くのに何の提案!?
もしかして「残業はやっぱり大変かと思うので、無理して受けなくてもいいです」とか。
←心の声( ̄∀ ̄;)。
所長は言った。
「あのですね〜、急なんですが」
(心の声:「急」って何!?)
「武士俣さん、英訳の仕事のお話をいただいたんですが、どうですか?」
「えっ!?どういうことですか?」
「うちも先週の金曜の夕方に話をいただいたばかりなんですが、まぁ今回武士俣さんはそもそもシステムの方のExcelの入力のお仕事としてこれから入ることになっていたんですが、企業さんの方で英訳事務の方が急遽辞められることになって、それで武士俣さんの経歴シートを人事の方が見られて、武士俣さんが英語ができると知ってもし良ければどうですか?と話をいただいたんです。武士俣さんどうでしょう?」
「そちらに変更も可能ってことですか?」
「企業さん側は是非武士俣さんが興味あればそうして欲しいそうです」
「いいんですか?」
「では、そちらを希望するということでいいですか?」
「ぜひ」
そのように言われて、またもや立派な社内に入ると、先日の人事の女性の方と社員食堂の説明の時だけ笑顔を見せてくれたおじさんとが出迎えてくれた。
おじさんもにこやかだった。
育休の代替と聞いていたけれど、実際に今別の人が入っていて、その人が家庭の事情で辞めることになって、それで来年のゴールデンウィークまでの間人が必要とわかった。
しかもそのポジションは、社内でどうやら1人だけで、その人が辞められるとその超重要なポジションが空いて、でもそれはある意味技術職で誰でもいいわけじゃないから、企業側も先週の金曜に慌てて派遣会社数社に問い合わせたようだった。
その時にこれもたまたまの話で。
そもそも私が今回派遣会社に連絡したのは、別の会社の英訳事務に応募したくて連絡した。
そこに申し込むにあたり、英語の実務経験のない私は、友達の大学院レベルの医療の論文の英訳を手伝ったり、東大受験の子の英作文を添削したことを自己アピールのために書き加えてください、とお願いした。
それぐらいしか実務に匹敵するようなものがなかった。
だけどそこの会社は、部署編成があって、最終的に私の申し込んでいた仕事はキャンセルになった。
その直後にこのExcel入力の仕事の話が来たから、その時の経歴書をそっくりそのまま渡されて、それでその書類が企業側に残ったままだった。
最も企業側は私の経歴には全く興味がなくて、4人も臨んだ企業見学という名の面接のような時、私は自分の経歴は何も聞かれず、ひたすら残業できるかだの、土曜勤務は大丈夫かだの、単調な作業だけど大丈夫かだの、そんなことしか聞かれなかった。
まぁ短期の即戦力が欲しくてきた話だったから、そんなものだと思っていた。
ところが先週の終わりになって、いきなり欠員が確定して、しかもその企業の一工場兼営業所には何百人といる中で、そのポジションだけは1人しかいない。
聞いたら製品にまつわる取説的なものを英語に訳すもので、時々突発的に発生すると、既存のものはいいけれど、そうではない新しいものになると、ある程度の英語の知識がないとやれないらしい。
だから企業も慌てて求人を出して、でもそんな都合良く5ヶ月だけの英訳できる人を探すのは至難の業のようで、それがたまたま今回私のあれこれすったもんだによって、私の経歴書にはたまたま英語の記載があって、それで目に留まったとのこと。
それでどうやら同時進行で私にオファーを出しつつも、派遣会社数社にも問い合わせを出していたようだった。
私もそんな展開想像してなくて、本当に驚いた。
入口入ってすぐに小さな面談スペース、と言っても1つあたり6〜8畳は広さのあるものが2つないし3つある会社で、そこにまずは通された。
そして改めて簡単な仕事内容の説明をまずは企業側から受けて、私がするしないを聞かれた。
派遣会社の所長が「是非ともそちらのお話で進めさせていただければ…」と私の代わりに返答した。
人事のお二方は「うちとしても、是非にも引き受けていただけると本当に助かるので、わたくし共を助けると思ってそこをお願いできたらこの上なくありがたいです」と言われた。
ということで、とりあえず所長は退出して、広い社員食堂に移動して人事の女性とおじさんから業務説明を別途受けて、それで何とか英語の部分は知識ないけれどもやれそうだったから、よろしくお願いしますと私の方から言った。
おじさんが退席した時に、人事の笑顔が素敵な女性と2人きりになって、私の経歴書のシートのいきさつを説明した。
元々別会社の英訳の仕事を申し込んだ関係で、英語に関して追記で情報を書いたものだということ。
本来、職歴として経験のない私は、英語に関しては1ミリも書けないこと、だけどその時はその仕事に申し込みたくて、それで派遣会社の担当者の方と相談して、そのことをついでに明記したこと。
だけど、元々申し込んだ企業の仕事はキャンセルになって、それでこちらのExcel入力の仕事を紹介されたこと。
それを言うと、女性は
「これは運命ですね(*^o^*)!!」
と私に返してきた。
私も本当にそのように思った。
何がどうしたら知らぬうちに社内で1人だけのポジションが空いて、しかもよくよく聞けば、育休代替えだからゴールデンウィーク明けには私の雇用は終わる。
私も長期でやる気など全くないから(とはさすがに言わなかった)、最初からその設定なのは願ったり叶ったりだった。
担当部署の女性もやってきて、その方も本当に朗らかで気さくな感じで良かった。
突然降って湧いた話ではあったけれども、印象は最初に来た時とは雲泥の差で、最初に企業見学で「笑っちゃいけない」並みにお通夜のような面談の時はどうなるかと思ったけれども、今度のところは良さそうだった。
そうして、私は出社初日の日に急遽配置替えとなって、英訳事務の仕事の方になった。
まずは社内オリエンテーションということで、人事の女性からあれこれ説明を受けた。
途中からは社内の案内をしてもらった。
これが軽〜く20分はかかるような感じで、本当に広い社内を人事の女性と一緒に歩いた。
ロッカールームも案内してもらえたけれども、駐車場から一番遠く(多分早歩きで2〜3分はかかる)、そこからさらに自分の席までこれまた数分要する。
ロッカーは使わないと決めた。
1階は主に工場で、見たこともない機械、見ても何の機械なのかわからないものが作られていた。
そもそも何t単位のものをクレーンで引き上げる機械が天井から吊るされていて、そんなの吊るすということは、それ相応の大きなものを作るわけで、私は何冊か製品カタログも見たけれども、「で?これは何?」と相変わらず思っている。
未だにそこで作られる機械がどういうところでどんな風に使われるものなのか知らない。
人事の方が説明してくれたことでとても良かったことは、1つは「みなどこも似たり寄ったりですが、この棟のこの部分だけは他と違っていて、この小さな小屋(と言ってもコンビニほどの大きさはある)があるのはこの棟だけですから、これを自分の行く場所がわからなくなったら目印にするといいと思います」ということ。
もう1つは「これは社風なんですが、基本的にすれ違っても挨拶しないのが普通になっています。される方ももちろんいますが、されない方が多いので、そこも気になさらず。シャイな方も多いです」と。
基本、社内の1〜2割しか女性はおらず、そして男性陣も圧倒的に技術職で占めているから、愛想良くニコニコ系の人はほとんどいない、というか今のところ見たことがない。
途中からは3日目終了後に書いているけれど(毎日小さな事件簿あり)、何せ挨拶しないのが普通の職場だから、たまに挨拶してくれる人とすれ違うとそれだけで気持ちが明るくなる。
笑わない職場だと思っていたから、挨拶すること1つがいきなりポイントゲット、小さな幸せゲットという、素晴らしい環境設定になっている。
一通りオリエンテーションが終わった後、いざ私の行く部署に行くこととなった。
前回見学に行った体育館並みに広いオフィスだった。
前回は建物の奥の反省部屋みたいな暗そうな隅っこのスペースを案内されて終わったけれども、今回はそこではなく、入ってすぐのところだった。
そして、男性ばかりかと思ったら、その部署だけAll女性のみ(役職の人はまた別で、ここは典型的な年功序列系のおじさんと若そうな男の子1人)で、とてもアットホームな感じだった。
とかいうことよりも、数人いた女性の1人が声をかけてきた。
「〇〇(名字)だよ!覚えてる!?」
見たことある顔だとは思っていたけれども、なんと中学の時の同級生だった。
本気でビックリした。
未だかつて私は数々の職場で自分の知人友人にバッタリ出くわしたことはない。
大きな会社で数百人いるかとは思うけれども、彼女も彼女でこれまで誰にも知人友人に会ったことないと言っていた。
2人で大盛り上がりして、それは凄い嬉しい時間だった。
その子の中に中学の私がどんな風に記憶に残っているかは知らない。
だけど、毎日死にそうになりながらいじめを受けるために行っていたのと変わらなかった学校生活、そしてその時の私を知る人に会うのは普段なら絶対に嫌だけど、彼女なら全然大丈夫で、心を打ち解けて話せるのは良かった。
しかも、女性のみの部署ゆえに、そこは笑いもあり無駄話もありで、「笑っちゃいけない」現場ではなかったことにホッと胸を撫で下ろした。
しかも、みんな良さそうな人たちばかりで、これまで行ったことのある派遣先での女特有の意地悪い感じとかはなかった。
本気でホッとした。
しかも、そこの場所は資料やらなんやらを置くために1人あたり2畳ほどのスペースに2つの机が与えられていて、ものすごく広々としている。
私が勤務した過去の職場で、一番広いスペースが与えられている。
このゆったりスペース、そしてその分隣りの人たちとも適度に離れていて見えないのもすごく良かった。
初日、2日目、3日目と勤務を終えて、とりあえず、瞑想の時間よりも、本気の「迷走」になっている。
初日は、帰る前に、女性の上司に「迷子にならないように気をつけてね」と言われた。
私は自信満々で「今日きちんと案内してもらえたので大丈夫です」と答えた。
なのに、早速階段降りたら、見知らぬ場所に出て、とりあえず帰りそうな人たちの後について行ったけれども、途中みんなバラバラになって(いくつも出入口があるから、それぞれ駐車場に一番近い出口から出る)、あれ?どこにドアがあるの?状態になって右往左往した。
次の日はもっとすったもんだ事態になった。
朝の8時から仕事なんてその会社ぐらいかと思ったら、世の中はその時間から動いているようで、道がまず混んでた。
ギリギリ到着したのに、今度は指定の駐車場が満車で別の駐車場23番に止めるように言われた。
運転しながら探す至難の技でそこでも時間ロス。
さらには最初からバックして入らないと止められない、運転技術のない私には超難しい場所で、雨の中窓全開にして何とか入れた(窓ガラスが曇って見えなかった)。
ちなみにその日、仕事が終わって車に戻ったら、閉めたとばかり思っていた後ろの後部座席の窓が雨の中全開になっていてビックリしたΣ(꒪◊꒪; )))) 。
そんなこんなで、すたこらと社内に入ると、周りは至るところでラジオ体操をしていた。
その横を早足、小走りで通り過ぎて、そして迷路のような建物の中で、人事の女性が「これが目印」と教えてくれた建物が目に入った。
ここだここ!と思ってドアを開けて、非常階段を高さのある建物の3階まで一気に上って、上ったらまた迷子で、ここはどこ?状態だったけれども、一か八かで賭けて、とりあえず一番近い入り口に入ったら、そこが私の行く部署の部屋だった。
真っ暗い中でラジオ体操をしてるらしい光景は超シュールだったけれども、おかけで私の出遅れも目立たなくて済んだ。
私は最後の深呼吸のひとつ前の動きからラジオ体操に参加した。
ゼーハーゼーハー言いながら体操して、その後朝礼で、部署の人たちに紹介されて、「いやー、間に合って本気で良かった!」となった。
これで遅れたら洒落にならなかった。
相変わらず、色々やらかしそうになるギリギリのところにいるけれども、そこではない、初日に起こったありがたいことについて書きたかったんだった。
初日の夕方、派遣会社の所長から連絡がきた。
初日どうでしたか?の確認電話はどの派遣会社も共通してあるけれども、今回はそれだけじゃなかった。
私の急遽の部署移動によって、そして一応専門知識が必要な仕事でもあるから、所長はきちんと金額交渉を会社としてくれて、私は一気に時給が250円も上がった!
☆*:.。.٩((*⁰▿⁰*))۶.。.:*☆
しかも、残業はないわ、人も良さそうだわ、色々勉強になりそうだわで、本当に恵まれている。
多分だけど、もしこの求人が急ではなく1ヶ月以上前から出ていたものならば、私は多分採用されなかったと思う。
会社はもっときちんとした経歴の人や職歴の人を欲しかったと思う。
今月末で辞められる人は、たしかに工業英語には全く馴染みがなかったと本人も言っていたけれども、最近までアメリカで事務の仕事をしていて、英語のセンスが抜群に良すぎる。
自分でわかるけれども、足元にも及ばないぐらいにめちゃくちゃできるし、仕事も超できる。
私大丈夫か!?って感じで、会社側ももしもっと早くに知っていたのなら、きちんと人選したかったと思うけれども、あまりに急すぎて、雇用期間やマニアックな仕事すぎて、そういう人を、安定志向の片田舎で短期で引き受けてくれる人しかも専門知識のある人となると、もう選んでもいられなかったと思う。
派遣の企業見学の場で4人も誰かが来るなんて未だかつて見たことがないし(←これはExcel入力の仕事の時の話)、そもそもこの会社は何か1つ通すにしても、数人の検印が要る。
当日出たとこ勝負で物事を決定するような社風では絶対にない。
実際に初日も、本来私が行く予定だった部署は10時になっても派遣の人が来ないと言って大騒ぎになっていたようだった。
人事も伝達が間に合わないぐらいに急な話で、契約も伝達もすべて後手後手に回ってしまうぐらいの、その会社からしたらありえない展開だったと思う。
私もそんなことが派遣の現場で、しかも当日に決まるみたいな大変更を体験したのは初めてだった。
よくよく考えたら、派遣会社に企業から連絡がくる前日に、私は諸々の書類の手続きで派遣会社のオフィスに行ってきた。
その時でさえ、そこにいた誰もが私はA社のExcel入力業務に行くものだと思っていた。
それが何かの流れで(私的には「神々の審議会」絡みだと思っているv( ̄∀ ̄)v)、こんな展開になった。
新しい仕事の話はまたいくらでもネタがあるから、それは今度書くとして。
2日目も3日目も遅れそうになって(早く出ても時間がギリギリだから、もっと早く出ないといけないとわかった)、これはもしもの時にどこに電話しないといけないのか確認しないとダメだと思った。
それを隣りの席の女上司の人に聞いたら、番号を教えてくれた後に、社内の各部署の社員一覧表のようなものの存在を教えてくれた。
コピーしたらいいよと言われてコピーした。
それを出力してようやく知った。
何せでかい会社だから、派遣の契約書に出ている名前も誰が誰なのかわからない。
通常社内の担当者は大御所が名を連ねるけれど、今回は人事の女性なんだなぁぐらいしかわからなかった。
その一覧表を開いた時に初めて会社の社長の名前を知ったけれども、そこにあった。
社長の名前はまるっと忘れたけれど、漢字の3文字目がある人と同じだった。
「大丈夫」、そう思った。
部署替えも同級生との再会も時給アップもすべて思わぬ展開でそれぞれありがたいことばかりだったけれども、私はそれよりももう本当にサインさえ送られてこないことの方が静かに長く堪えていた。
ある種の依存症のようだけど、大丈夫のサインが欲しかった。
だけど、初日も2日目も何もないから、あーもう終わりなんだな、いよいよ自分1人でがんばりなさいってことなんだなと思っていた。
だけど、女上司の人が、本来なら番号さえ、しかも内線番号までも教えてくれたからそれで良かったのに、わざわざ一覧表の存在を教えてくれた。
それを見なければ知ることのない社長の名前だった。
ましてや名字ではない、名前側の方だから余計と見ない。
目に触れることすらなかったものを急遽見れることとなった。
Excel入力の仕事であったら、もしかしたら知らずに終わったかもしれない。
そちらは他の派遣の人たちもいると言っていたから、周りに聞いて終わったと思う。
今回はいるにはいるけれど、複数の派遣会社からのスタッフが入っていて、私のところは私しかいないから、それで上の人にきちんと聞いた。
しかも聞いた直後のことだった。
トイレに行こうと席を立って外に出ようとしたら、会社のオリエンテーションをしてくれた人事の女性にバッタリ出くわした。
その女性は別の部屋にいるから、普段はどの部屋にいるのか知らない。
書類を置きにきたようで、バッタリと会った。
声をかけられた。
「武士俣さん、すみません、一言大事なことを言い忘れてました」から始まって、彼女の口から突発的な遅刻や欠席の連絡先について知らされた。
本来はそのように知らされるものだった。
だけど人事の女性も忘れていて、それで口頭で彼女の名刺にある代表番号にかけて内線で所属の部の部長に繋いでもらうように説明を受けた。
もし初日にその説明を受けていたら、その数分前に隣りの席の女上司に確認することはなかったし、それで社長の下の名前を知ることも絶対の絶対になかった。
だから、私が社内の部署連絡一覧表みたいなのを見たのは、偶然と呼ぶにもかなり起こることのない確率で起こっていたことがわかった。
しかも印刷したものの、それを残りの雇用期間で使うことも見ることも一度もないかと思う。
そんなものをたまたま見たことで社長の名前を知り、それがある人との名前と同じだと知った。
その上手くできてる感じに救われながら、色々不安なことはたくさんあるけれども、多分大丈夫だろうと思えた。
人は良い人たちだし待遇も良くなったけれども、実務はかなり責任重大だと知った。
改めて書くにしても、突発的に私が英訳するのは、何百万円とする機械の設計のある部分だったりするわけで、間違いは許されない。
チェックしてくれるのは女上司の人だけれど、私の英語そのものの中身を英文法や表現法という観点から厳密にチェックしてくれる人はいない。
その事実を知った時に顔面蒼白したけれども、しかも宇宙語並みに日本語が全くわからない超ウルトラスーパー難解な日本語だけれど、1月からは私しかできる人がいないからやらざるを得ない。
めちゃくちゃ怖いんですけどー!、無謀すぎですけどー!、と思うけれども仕方ない。
やるしかない。
という仕事において、時給アップや周りの人たちの良さよりも、私にはその名前の漢字1つが何よりもの心のお守りになった。
0 件のコメント:
コメントを投稿