>>>2018年夏
池袋の駅前からサンシャイン方面に向かって、ヒーラーのOさんと並んで歩いていた。
Oさんは私に言った。
「いつか武士俣さんと一緒に仕事がしたいですね」
これはめちゃくちゃ嬉しかった。
Oさんは基本的にスピ仲間がいないとのこと。
スピリチュアル業界は偽物が9割と言われる中、本物の人たちに出逢える確率がそもそも低いところに、それが何かの縁で一緒になることも稀だったりする。
Oさんも勉強会や新しく専門知識を入れる時は講座に参加するけれども、特に個人的な付き合いはしない風だった。
そんなOさんが私と一緒に仕事したいと言ってくれたのはすごく嬉しかった。
私でいいんですか?みたいな。
Oさんの能力に比べ、私の能力はかなり怪しげだし、自分ではしっかり勉強したつもりでも偽物かもしれないですが、いいんでしょうか?と聞き返したいぐらいだった。
でも、そんなのいつになるかな…と思った。
まだまだ私はやろうとは決めてなかったし、むしろその頃はますます逃げ腰だったし、早くて1年後とかじゃないかと思った。
実際は数年後を想像した。
>>>2018年秋
ホロスコープの講座の際、その回の時は先生が1人1人の受講生のホロスコープを例にとって、その読み方の例を教えてくれた。
なぜか私の時だけ、スピリチュアルなもの、目に見えない世界のものを継承すると言われて、何だかなぁ…と思った。
後日、その時の読み解きの質問をしたら、先生からそちらよりもこちらの方が意味的に重要です!と言われたことが、「他人のところにも入っていきやすいし、反対に史子さん自身も自分のテリトリーの中に他人から入ってこられやすい」ことだった。
わかるようでわからない感じの話ではあったけれど、とりわけ困ってはいなかったからそのままスルーした。
>>>2018年11月
知人経由で、山で行方不明になった方を探すお手伝いをして欲しいと言われる。
私がペンジュラムを使えると知ってお願いされた。
実際にペンジュラムを使っての情報キャッチを試みたものの、残念ながら見つからないまま今に至る。
>>>2019年1月某日
明日ヒーラーのOさんと電話で打ち合わせをする。
山で行方不明になったままのおじいちゃんが先日、Oさんと私の電話の時にご登場されたことがそもそもの発端だった。
そういうことにあまり抵抗もなく多少は知識もある私と、色んな魂と繋がって情報をおろせるOさんという絶妙なコンビのところにおじいちゃんはやってきた。
2人で色々ビックリしたけれども、とにかく一度ご家族に私が連絡を取ってみる、ということになって、その電話の後に連絡を取った。
翌週に会う予定が立ったけれど、おじいちゃんからの伝言やその他色んなことをご家族に伝えるにしても、やっぱりきちんと配慮しないとまずいよね、会う前に打ち合わせをしよう!ということで、明日になった。
私は昨日Oさんに1つお願いをした。
前回話した時の会話を全て録音したけれども、なぜかおじいちゃんが登場するところだけOさんの声がやたらとクリアになるのと、聞き取りやすくなることが聞き比べてわかった。
だから、Oさんにも全部は聞かなくていいからところどころ聞いて確認して欲しいとお願いした。
録音データは全部で3本あったから、3通メールを送った。
そうしたら今日の夜になって、Oさんから連絡が来て「おじいちゃんの話出てきました?」と聞かれた。
うん?Oさんは何を言ってるんだろう?と最初思った。
私は3本目の何分頃は〇〇、何分頃は☆☆、という風に返信した。
そうしたらなんと、2本しか届いていなくて3本目が来ていないと言われた。
えっ?((((;゚Д゚)))))))と思いながら、自分の携帯のメールの履歴を見た。
たしかに3本送って送信済みフォルダに入ってる。
そこで再送することになったけれども、Oさんからは「どうしても僕に聞いて欲しいみたいですね 笑」と来た。
たしかに、こんなことにでもならなければ、本当にOさんが聞いたという確認はできないわけで(私側は。おじいちゃん側は知らない。おじいちゃんは何でもお見通しなんじゃないかと思う)、今回こんな風になったことで余計と再確認することになった。
今度は到着して、Oさんも私が言ったことと同じ感想だけど、もっと深い洞察力のある感想を教えてくれた。
一応Oさんには、メールの送信済み画面のスクリーンショットを撮って送った。
過去にも似たようなことがあったらしく、それこそが今回の出来事が本当にリアルなんだと感じる。
その後もいくつか言葉をやりとりしながら、明日よろしくお願いしますとなった。
私は、もしかして明日おじいちゃんもご参加されますか?と聞いたら、「もちろんだそうですよ」と返ってきた。
ということで、明日の関係者サミットというか打ち合わせは、Oさんと私とそしておじいちゃんという三者会談になることになった。
・:*+.\(( °ω° ))/.:+・:*+.٩(( °ω° ))و .+.:*✌︎('ω')✌︎
Oさんも前回口にしていたけれど、まさかこんな形で武士俣さんとコラボするとは思わなかったと言われた。
私だってこんな形、予想だにしなかった。
予想なんてできるわけない。
さらにもう1人スペシャルゲスト付きとか。
\( ̄▽ ̄)/\( ̄▽ ̄)/\( ̄▽ ̄)/
本当にカオス過ぎる。
本当に要らぬ情報だと思うけれど、Oさんいわく、死者の魂は体がない分、自分の分身をいくつも作ってあちこちに飛ばせるらしい。
だから私のところにもいながら、Oさんのところにも行けるという、肉体を持った人間では考えられない芸当ができるらしい。
私は「ドラゴンボールみたいですね!」と感想を述べた←感想もアホっぽい。
あれから数日経つものの、私は未だに自分の部屋にいても何も感じられずにいる。
むしろ、私にはそうした任務があるなら、これから数日は確実に健康無事でいないといけないわけで、おじいちゃんが守ってくれるだろうぐらいに思い始めた(笑)。
それはそうと、いつかOさんが言った「一緒に仕事をする」ことは明日正式に第1回として華々しくデビューするし( ̄▽ ̄)、なんならスペシャルゲスト付きで、いつかホロスコープで言われた他人が自分のテリトリーに入ってくるというのもまさかのお亡くなりになられた方の魂も含まれてるとはゆめゆめ思わなかった。
人生は小説よりも奇なり、とはまさにこういうことを指すんだと思う。
唯一今回この一連の流れになんとかついていけてるのは、ここに関わる関係者がみんな優しいから。
おじいちゃんはもちろんのこと、Oさんも誠実そのものだし、ご家族もわかってくれるんじゃないかと思う。
ご家族にはみんな一度は会っていて、というか会っといて良かった!と今さらながらに思う。
まさか未来にこんなファンキーな会合が開かれるなんて全く予想していなかったから、もちろんそんなつもりでお会いしたわけじゃないし、本来の目的のために会ったのに…。
ご家族みんなの顔と雰囲気も知っているから、私も誠実に私にできることをしようと素直に思える。
私はおじいちゃんのことは写真でしか顔を知らないけれども、おじいちゃんもご家族もみんな優しい空気を携えている。
だから、スーパーカオスな打ち合わせには変わりないけれど、本当にドラゴンボールとハリーポッターとを掛け合わせたようなよくわからないことが満載すぎるけれど、それでも怖くないし大丈夫って思う。
とまぁそんな風で、明日を迎える。
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