2018年10月29日月曜日

ananのその後と衣替え

今さらだけど、思い出したから追記。

先週ツタヤに行った時、ananを探した。

基本的に雑誌コーナーに行かないから、ananを探し出すのにも一苦労だった。

今やどのぐらいの雑誌が刊行されているのかわからないけれど、おびただしい数の雑誌が隙間もないぐらいにビッシリと並べられている。

10年ぐらい前はもう少しわかりやすかった気がする。

今は最低でもその当時の3倍ぐらいは種類が増えたように思う。
(日本は人口減ではないのかな?)

女性向け雑誌コーナーの棚の4ヶ所ないし5ヶ所をゆっくりと見て回って、ようやくananを見つけた。

私が見たいのは1つだけ。

私に『記憶に残る』の名言を授けてくれたコーナーが今回はどうなっているのか、それを見たかった。

また1枚1枚、丁寧にページをめくりながら探した。

見つけた。

今回はまた新たな相談になっていた。

相談内容もそれに対しての回答も忘れた。

だけど、3回も当たって砕けてみたら記憶に残る、なんていうような言葉はなかった。

あの日、コメダに行かないと触れられない言葉だったんだと気付いた。



「秋風羽織」というのは、9月までやっていたNHKの朝の連ドラに出てきた、豊川悦司が演じた売れっ子漫画家だった。

主人公が生まれてから40歳になるまでを描いたもので、40歳の時に東日本大震災が起こる、その少し先のところでドラマは終わった。

私はこの朝ドラが大好きで、毎日欠かさずに見た。

DVDになったら買いたい、そう思うぐらいに好きなドラマだった。

トヨエツの役は、かなり強烈キャラだったけれど、大切なことは譲らずに自分の信念を貫く、そういう人物だった。

最終週だったと思うけれど、トヨエツこと秋風羽織が、主人公とその幼なじみの男宛てに手紙を速達で送った。

秋風羽織の下で、主人公と他2人の子が漫画の門下生として高校卒業後からアシスタントをした。

3人それぞれバラバラの道を行くけれど、その後もずっと仲良しで、そして震災でその中の1人が亡くなった。

亡くなったとわかった後に、秋風先生から届いた手紙だった。

以下、手紙より。

【スズメ(主人公)、律君(幼なじみ)、元気だろうか。
短い手紙を書きます。

人生は希望と絶望の繰り返しです。
私なんかそんなひどい人生でも、大した人生でもないのに、そう思います。

でも人には想像力があります。
夢見る力があります。
生きる力があります。
明日を、これからを、どんなにひどい今日からだって、夢見ることはできます。

希望を持つのはその人の自由です。
もうダメだと思うか、いや先はきっと明るいと思うかは、その人次第です。

律君とスズメには、その強さがあると信じています。

秋風羽織】

NHK朝の連続テレビドラマ小説『半分、青い。』
第155話より
脚本:北川悦吏子


こうした名言を残すドラマだった。

ananでは、その秋風羽織が悩み相談に答えるみたいなコーナーらしく、どうも本の宣伝ではなく、悩み相談ページらしい。

私はずっとドラマを見ていたから、そのドラマの物の見方が今の自分にピッタリな言葉をくれることを知っていた。

だからコメダでそのエッセイ本の広告のページを見つけた時にも、ドラマを思い出してそれでちょっと目を通したら、号泣もののメッセージが載っていた、というのが真相だった。

もしかしたら、朝ドラを見ていなければ、そのページはスルーしたかもしれない。

普段ananも見ない、立ち読みすることもない、そんな中で、あの1年前を再現すべく行ったコメダで出逢えた言葉だった。

あのタイミングに発売されていなければ、一生見ることもない言葉だった。

神様か天使が本当にいるのなら、そうやってプレゼントをそっと置いといてくれたんだろう、そう思うぐらいの言葉との出逢いだった。



話はガラッと変わって、衣替え。

今日の夕方、突然スイッチが入り、逃してはまずい!という危機感の下、無事に衣替え完了。

なんと大きな段ボールが1つなくなって、もう1つの段ボールに全て収まった!

少しずつ断捨離していくうちに、かなり数が減っていたらしい。

さりげに気になったのが、あまりの服の少なさに「去年の冬は何を着て仕事に行っていたんだろう…??」ということ。

夏のがんばりはどこ吹く風で、冬は1枚だけ新しく購入したらしいけれど←オシャレ着ゆえ職場には着て行ってないはず、これどうやって毎日仕事行ってたの?レベルだった。

思わず数を数えた。

ちょうど5枚。

同じ形の色違いのカーディガン3枚と厚手のカットソー的なもの1枚、あとは体型隠しのワンピースみたいなの1枚、計5枚を着回してた模様。

真冬になるとプラス3枚のセーターが加わって、それらをローテーション。

オシャレ<防寒、そういう服の選び方だった。

防寒対策によほど力を入れてたらしく、やたらとヒートテックが出てきた。

事務所のあまりの寒さに、ニトリのユニクロで言う極暖みたいなもののひざ掛けと枕カバーを買いに行ったほど。

枕カバーは、クッション代わりで使った。

布製の椅子なのに、毎日極寒過ぎて、椅子に座った瞬間お尻から体全体が冷えるというすごい体験をしたから、お尻を温めるための座布団的なものを探しに行った。

おかげで今、それを畳の上に敷いて家で使っている。

膝掛けも大活躍。

タグ見たら、「Nウォーム」という名前。
(職場の人に暖かい!と宣伝したら、早速ニトリに同じシリーズの布団カバー買いに行って気に入っていた人がいたから、本当に効果ありかと!)

夏と冬でこうも違う時間を過ごしてたのか…と半分呆れて半分感心した。

とても同じ人とは思えない。

今年の夏の衣替えは楽しかった。

去年これ着てテンション上げてたなぁとか、この日着たなぁとか。

服に思い出が残ってた。
(冬は思い出nothing状態…。あるのは、極寒過ぎて対策した防寒グッズばかり)

去年の夏服は、また来夏も活躍する予定。

来年の夏はどんな気持ちでその服たちを眺めるんだろう?

ちなみに冬服を見て、これ誰かとデートすることになったら、初回はいいとして、2回目3回目何着ていくわけ?、デートなら服買わないとないですけど!というおめでたい心配をした。

新しいデートの心配できるぐらいに、私進んでるんだなぁなんて思った(^-^)v

本音を言うと、未来のデートの服の心配はそれはそれでいいけれど、本当に欲しいのは反応の方。

ananの言葉の感想とか、
手紙とか、
お守りの名刺とか、
通い詰めただろう怪しくないお店のオススメポイントとか、
何でもいい、
何でもいいから反応が欲しい。

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