2018年8月22日水曜日

夏の太陽と夏の月

夏の空は青い。

抜けるような青さをしている。

そこに色んな形の入道雲があって、夏だなぁと感じる。

入道雲だけかと思いきやいわし雲も空の違う場所に出現。

夏と秋が空の上で共演している。

車のサイドミラーに夕日が映る。

さっきまで37度の暑さをもたらしてた太陽が、少しずつ沈む。

夏が終わろうとしている。



今いる駐車場(車内)からふと目を上げると
「こころ、届けます。」
という大きな文字が見えた。

バックミラーには母校の高校が見える。

周りには田んぼしかなかったのに、ここ数年で一気に開発が進んでいくつもの大型店舗が出現した。

道も新しくなった。

あの頃の自分からは想像もできない今になっている。

いつか全てが変わって、それでも残るもの・変わらないものがある。

私の今が、自分が望んだ生き方なのかはまだまだわからない。

2015年9月に引いた1枚のカード「すべてうまくいきます」の後日談を書いた文章をつい昨日読んだ。

その直後「すべてうまくいく」どころか真逆の出来事が満載すぎて、何がうまくいくだ⁉︎と本気であのカードの意味を恨めしく思った。

後日談は去年の夏に書いてたと思うけれど、もしくは去年の夏を軸にして振り返っていたけれど、そこまできて初めて「すべてうまくいきます」の意味を知った。

本当にすべてがうまくいっていた。

2年前にはわからなかった答えを去年の夏に見つけた。

たしかに、「すべてうまくいきます」の言葉の通りだった。



太陽が遠くの山の裾野に沈んで、空は茜色になった。

刻一刻と空の色が変化している。

入道雲がピンク色に染まっている。

もう少しで満月になりそうな月が東の空に出ている。

「こころ、届けます。」は変わらずにまだある。

夏の日2018。

1年も経てば忘れるのかと思ってた。

「こころ、届けます。」は現在形だ。

1年経っても現在形なんだと知る。

うまくいってなくても、現在形のものはどこまでも現在形なんだと知る。

白い月に二羽の黒いカラス。

二羽ずつのペアでさっきから通り過ぎていく。

カラスのつがいは生涯ずっと同じパートナーだと聞いたことがあるけれど、本当にそうなのかもしれない。

太陽が沈んで月が昇っての繰り返しの毎日と同じように、こころの中でも同じものが繰り返されてる。

多分9割9分9厘の確率で、明日も同じものがこころにある。

「こころ、届けます。」にライトが灯った。

心の中で祈る、「こころが届きますように」。

何度でも何度でも祈る。

お届け先は決まっている。

今日でもいいし、明日でもいい、届いて欲しい。

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