2018年5月1日火曜日

妹のホロスコープ

妹たちのホロスコープを作りたいと申し出たはいいけれど、想像以上にすごい量の作業で、言って後悔した。

単純に自分との差が知りたくて、それでお願いした。

しかも妹たちならこちらも遠慮せずズカズカと土足で踏み込んで本人たちのものを見れるし(一応それは伝えてそれでもOKか確認した)、さらには同じ場所の同じ家で育ったのも比較するのにこれ以上ない良いサンプルだと思った。

思ったけど、現実はそんなに簡単じゃなかった(苦笑)。

調査・解析のまだ半分にいかない時点ですでにWord8枚を超えてる。

そしてやってみてわかった。

自分との違いを知るには妹のホロスコープはこの上なく役立っているけれど、はっきり言って興味が湧かない。

そして、それは何も調べなくともわかりきってた、同じ家の同じ両親の元で育っても性格も好きなものも全く違うことを。

だから違いはある意味想定内で新鮮味がない。

関係ないけれど、容姿も全く違うから、小中学時代は、妹たちはあんなに可愛いのにあの人だけどうしたのかとよく言われてた。

性格も根暗で内気な私に反して、妹たちは明るく人の輪の中心にいるような感じだった。
(今、根暗で内気で何も言えない子どもだったと言っても誰も信じてくれない…)

だから、妹のホロスコープが私と全く違っていても何も不思議ではなかった(まだ1人しかやってない)。

そのやり始めた方の妹から電話が来て、ホロスコープの具合がどんなか教えて欲しいと言われた。

まだ初歩の初歩の段階で、始めたばかりだと言ってるのに、こういう時家族は無茶ぶりを言ってくる。

「いや、全然途中でいいからさ、今の段階で史子が見てわかったこと言って!」

ハチャメチャだ。

妹にはそこまで言わなかったけれど、はっきり言って私は他人に興味がないのかと思うくらいに妹のは読んでても面白くなかった。

しかも書いてあることの意味がわからない。

そのさっぱり意味がわからないことを私に説明しろと言う。

とりあえず印象に残っていることを言った。

「五感を使って感じたことと知性を繋げていくんだって」

今こうして言葉に書いてもわからない。

他にも似たようなことを説明したところ妹は
「史子にはわからなくても、私にはすっごいわかる!史子の言ってること、それ私だから何にも疑問に思うことなくわかるよ!」
と言われた。

本の一部も読み上げると「本当にそうだね!」とものすごく納得してた。

妹のをして一番よくわかったことは、「本人はわかる」ということだった。

私が感覚や直感で物事を把握するとしたら、妹は知性や思考で把握する。

当然、そんな回路は私にはないから、書かれていることの1つ1つがわからない。

だからそのわからない説明のオンパレードで私の頭の中はハテナマークだらけだった。

理解しようと思ったら日が暮れるからひたすら文を打ち込むことに集中した。

そのさっぱりわからない内容が妹には「わかる!わかるー!」なんだから、やっぱりホロスコープには本人のことが表れるんだなと確信した。

そしてもう1つ特徴的だったのが、妹のところには私のホロスコープに山ほど出てきたキーワードが1つも出てこなかった。

私はやたら傷だの癒しだのと出てきてたけれど、妹のところは今のところ皆無。

テーマが違うからそうなる。

だから反対に妹のテーマと思われる言葉たちも私のところにはゼロではなくても限りなくゼロに近い。

さらには見えない世界のものとかそんな怪しげなフレーズは妹のところにはほぼほぼゼロだった。

出てきても「相手の雰囲気を読み取る」とか「言葉で言えない部分を想像する」程度。

間違っても「鉱物とコミュニケーションを取ります」みたいなオカルト調な話は、今のところ1つも出てきていない。

そして人との関わり合いにも特徴があった。

妹はたくさんの人と関わることがテーマにある。

だけどそれと言うのは、辛い人間関係を経験するようなものじゃなく、色んな人たちと触れ合ってそこから自分が真似したい要素をどんどん吸収して自分に活かす、そしてその先の自分が繋がっていく人たちにも活かすみたいな意味合いが強い。

確かに妹の人間関係を見たら頷ける。

反対に私の人間関係の特徴は、とにかく自分と似たような価値観や志を持った人たちと自分たちが理想とするものを形にしていく、という意味で関わる。

確かにそう考えると、私の交友関係は老若男女問わずすごく限定的なのがわかる。

大人だから適度に失礼にならない程度には会話や付き合いはできるけれど、本音で付き合う友達はそれとは随分違う。

私の数少ない友達はみんなそれぞれ別の仕事や人間関係の中で生きているけれど、軸とする部分はとても似通っている。

妹の交友関係も少しは知ってるから、なるほど納得した。

確かに人間関係も違う。

改めてホロスコープのすごさを知った。

ホロスコープそのものは、360度の円の中によくわからない記号があちらこちらに散らばってるだけの丸っと暗号調のもの。

私はその位置や他との重なり合いから意味を読み解くなんて高尚な能力は全くないから、それを読み解ける超人たちの発信してる情報をひたすら繋ぎ合わせて自分の暗号解読をしている。

妹たちには、暗号解読は本人がすればいいから、その解読のための資料を私が今ひたすらかき集めて綴ってる、と説明してる。

今のところ6冊の本から情報を引っ張ってきてるけれど、私はふと疑問に思った。

電子書籍で読む場合、みんなどんな風にして情報を見比べるんだろう?って。

私は多い時だと、1つの情報に対して4冊の本のそれぞれの該当部分を読み込んで、重要ポイントを持ってきてる。

4冊バラバラだから見比べられるけれど、タブレットで読む場合だとどうやってその見比べを行うんだろう…。

もちろん画面の中で見比べられるとは思うけれど、物体の本みたいに4冊並べて見比べるとかはできないんだろうなぁって思う。

私は記憶がもたないから、全てを開きっぱなしにして、それで双方を見比べないとわからない。

電子書籍派の人たちはそういうこともできるんだなぁと思うと本当にすごい。

これもまた別の能力だな〜なんて思いながら今日は作業してた。

妹2人分で打ち切りだけれど、私はこれは自分の好きな人(友達じゃなくてパートナーという意味の)のものだったら喜んでそして超真剣にやるのになぁと思った。

こんな素敵なツールで相手のことをよく知れて、相手も自分のことよく知れるなら喜んで資料を作る。

いつだったか男友達に「結婚したとして、もし旦那が働けなくなったらぶっしーどうする?」と聞かれたことがあった。

私は大真面目に「自分が働くのはもちろんだけど、とりあえず相手の強みを限りなく出して、そして本人からもやりたいこと出してもらって、その中でできること探すよ」と言ったら「それ、本気で言ってるの?」と言われた。

そんな精神論じゃなくて…と言われたけれど、私は今もその辺りはあまり変わっていない。

自分がやりたくもないことをやって死にそうになってたから、それを他の誰かにも勧めるなんてことはやっぱりできない。

だってそうやって無理して仕事に就いても、そのツケはまた必ず回ってくる。

そしてそれはひたすら自滅への道へのカウントダウンに近い。

そういう時は逆に消去法でいかないとダメだとさえ思ってる。

辛いことを省いて省いて省いて、本人がしたいこと、興味のあること、得意なことを見出す方が早いと思う。

そして今はホロスコープという超強い味方さえいる。

もっと緻密に情報を引っ張ってこれる。

情報の引き出し方だけはわかったから、引き出すだけ引き出したらあとは本人が自分の心と見合わせながら読み解いたらいい。

妄想がおかしな方向に飛んでしまったけれど、本当に興味を持って見れるのは自分もその人にめちゃくちゃハマってないと無理だということは、妹のを割り出してみてよくわかった。

妹のはわからなくても「わかんない」で終わり。

掘り下げる気は全く湧かなかった。

でもこれが好きな人なら「知りたい!」の一心で理解に努めようとするんだろうなと思う。

何人も!なんて高望みしないから、一生に1人は超真剣にその人のホロスコープを読み解いてみたいなと思う。

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